N2クラスは、排気量1001cc以上の前輪駆動N車両が参加できるクラスである。この日のエントリーは10台。上位陣では、ポイントリーダーの木内インテグラ、２位の出口シビック、３位の小岩井ミラージュ、５位の助川CR-X、６位のトモヤCR-X、らが参戦している。まず第一ヒート。なぜかファーストゼッケンスタートとなったポイントリーダーの木内インテグラがその実力どおりの走りでいきなり1'02"2を叩き出し、N2クラスがスタート。これに迫るタイムを残してきたのが、ミラージュアスティーを駆る味野和だ。1'03"4の好タイムで２番手につける。そして、室井インテグラが1'04"9で３番手に食い込むと、前回うれしい初優勝を遂げたトモヤCR-Xは1'05"6ともう一つタイムを伸ばしきれない。シリーズ５位につける助川CR-Xもやや抑えすぎが目立ち、1'07"2と大きく出遅れてしまう。シリーズ３位の小岩井ミラージュも、もう一つ攻めきれない感じだ。1'05"4と４番手。そして最終ゼッケンとなったシルバーメダルコレクター出口シビックがスタート。どうも前半セクションで遅れが大きい様子で、1'03"9とライバル木内から大きく遅れてのゴールとなった。
この結果、第一ヒートトップは木内インテグラ、続いて味野和ミラージュ、出口シビック、室井インテグラ、小岩井ミラージュ、トモヤCR-X、という暫定結果となった。
続く第二ヒート。第一ヒートトップの木内インテグラは若干ながらタイムを落としてしまうが、第一ヒートのタイムでトップをキープ。その後、第一ヒート２番手につける味野和ミラージュも僅かにタイムをダウンさせてしまう。第一ヒート４番手につけている室井インテグラは自己のタイムを１秒ほど上げ、1'03"9で出口をかわして３番手に。トモヤCR-Xも大きくタイムを上げ、1'03"9を叩き出し、順位を一つ上げて５番手に。一つ順位を落としている小岩井ミラージュは、仲良く1'03"9でゴールし、トモヤを100分の2秒抜き返して再び５番手に入った。そして４番手まで順位を下げている出口シビックがスタート。しかし、力が入るとリズムを崩してしまうのか、タイムを大きく落としてのゴールとなった。この結果、前回の第５戦こそ表彰台の天辺には乗れなかったものの、今回は定位置に戻り、今期４勝目を挙げたインテグラの木内が優勝。「前回やられたのでリベンジができてうれしい、次回も頑張ります」とコメントした。２位にはミラージュの味野和が入り、うれしい初お立ち台となった。そして３位にはインテグラの室井が入り、今シーズン２度目のお立ち台となった。そして４位にはシルバーメダルコレクター出口シビックが入り、５位には小岩井ミラージュが、６位にはトモヤCR-Xが入った。
このクラスのチャンピオン争いは木内インテグラと出口シビックの二人に絞られている。ポイント上は圧倒的に木内が有利な状態となっており、マジックポイントは８ポイントである。奇跡の逆転劇とシルバーメダルコレクターの返上はなるのか？第７戦に注目である。
| 順位 | ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 木内 イサム | DC2 | 1'02"298 | 1'02"673 | 1'02"298 |
| 2位 | 味野和 正司 | CJ4A | 1'03"446 | 1'04"146 | 1'03"446 |
| 3位 | 室井 喜一郎 | SC2 | 1'04"961 | 1'03"909 | 1'03"909 |
| 4位 | 出口 邦弘 | EK9 | 1'03"920 | 1'14"423(P2) | 1'03"920 |
| 5位 | 小岩井 仁 | CJ4A | 1'05"412 | 1'03"932 | 1'03"932 |
| 6位 | トモヤ | EF8 | 1'05"603 | 1'03"954 | 1'03"954 |
| 7位 | 鈴木 伸明 | DC2 | 1'20"833(P1) | 1'04"351 | 1'04"351 |
| 8位 | 助川 雅宣 | EF8改 | 1'07"251 | 1'05"853 | 1'05"853 |
| 9位 | 池川 竜彦 | DC2 | 1'17"799(P1) | 1'06"040 | 1'06"040 |
| 10位 | 堀 昭宏 | JN15 | 1'07"728 | 1'06"127 | 1'06"127 |
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