2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第5戦レポート

[LBクラス]

 LBクラスは、女性のみが参加できるレディースクラス。公認クラス扱いでB車両の参加が可能である。
 第1戦から連続エントリー&青汁中となる、神奈川レディース内田を中心としたこのクラス。前回に引き続き、千葉からはるばるやってきた「みあ」こと武田が、今度は450馬力仕様のマサ酒巻FD3Sをレンタルし勝負を挑んできた。さらに、前回の第4戦ではCL2クラスにエントリーしていた杉山シルビアもライセンスを取得しLBクラスにエントリーし、LBクラスとしては今シーズン最多となる3台のエントリーとなった。
 まず第一ヒートだが、ファーストゼッケンからスタートは、杉山S15シルビア。随分と練習を重ねているらしく、ターンもうまくこなし、51"1の好タイムでゴールするが、惜しくも8の字セクションでパイロンタッチの判定が下されてしまった。続く、暴力的なパワーを誇るマサ酒巻号FD3Sをレンタルした武田が「おいおい、いきなり初めて乗って、そんなに踏んで大丈夫なの?」と周囲が心配するほどの快音を響かせスタート。ターンセクションに苦しみながらも、アクセルでなんとか回し込み、55'9と僅かに杉山のタイムをかわしてトップに立った。そしてラストゼッケン内田ロードスターがスタート。この難コースをうまく走り、49'6という好タイムでゴールして見せるが、こちらもパイロンタッチの判定が下ってしまう。それでも武田のタイムを上回り、トップに立った。
 この結果、第一ヒートトップは内田ロードスター。続いて武田RX-7、杉山シルビアという暫定結果となった。
 続く第二ヒート。パイロンタッチをなんとか避けられるよう、ビニテチューンで願いをアピールしている杉山シルビアがスタート。ところが、その願いもむなしく、またまたパイロンタッチに沈んでしまい、残念な結果となった。続く武田RX-7だが、徐々に車にも慣れてきたのか、一段と踏みっぷりも良くなってきたが、攻めれば攻めるほど難易度を増すこのコースにあえなくはまってしまい、タイムダウンに終わった。この時点で優勝を決めている最終ゼッケンの内田ロードスターがスタート。なんとか優勝に相応しいタイムを残すべく、果敢にパイロンを攻めるが、同様にコース内の罠にはまり、パイロンタッチのおまけつき。しかし、第一ヒートのタイムで優勝を決めた。
 今年最大の3台エントリーとなったLBクラスを制したのは、神奈川レディースの顔、内田。「もっと練習して頑張ります」とのコメントを残し、相模湖の斜面攻略が鍵とにらみ、今後練習を積んでくるとの決意をあらわにしていた。あと1台エントリーがあれば、青汁を逃れることができるのだが・・・。目下連続青汁記録更新中である。微増傾向にあるこのクラスのさらなる盛り上がりを期待したい。


2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第5戦
LBクラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位内田 純子 NB8C0'54.677(P1)0'56.606(P1)0'54.677
2位武田 朋子 FD3S0'55.9720'57.6120'55.972
3位杉山 瞳 S150'56.221(P1)0'57.005(P1)0'56.221



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撮影:かんとく
(文中敬称略)
えんどう