2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第4戦レポート

[N1クラス]

 N1クラスは、排気量1000cc以下のN車両が参加できるクラスである。
 この日のエントリーは5台。まだ今年スタートしたばかりのカテゴリーであるため、地区戦でも5台揃わないことが多いN1クラスだが、徐々に県戦レベルでは注目を集めているということであろうか。毎戦、エントリーが少なめであるため、シリーズポイントはばらけている感があるが、その中でポイントリーダーを走るのが、PDでもお馴染み中里マーチだ。この中里マーチに対し、マーチ1台、ヴィッツ3台がどう挑むのだろうか。
 まず第一ヒート。ファーストゼッケンの斉藤マーチが、1'11"3のタイムでゴールするが、パイロンペナルティを受けてしまう。続くのは第3戦でCL1クラスにエントリーし、今回からN1クラスへ移行してきた福留ヴィッツだ。1'19"7と2番手でゴール。続く久保ヴィッツは1'15"2のトップタイムを出しながらやはりパイロンに沈んでしまう。タイヤも含めほとんどノーマルの肥塚ヴィッツは、1'23"7でゴール。最終ゼッケンの中里マーチは、てこずるライバルを尻目にそつなくまとめ、1'12"5のトップタイムでゴールした。
 この結果、第一ヒート暫定トップは中里マーチ。続いて斉藤マーチ、福留ヴィッツの順となった。
 続く第二ヒート。第一ヒートは幻のベストタイムとなっていた斉藤マーチが、今度はパイロンに触ることも無く、1'11"6でトップタイムを更新。福留ヴィッツはタイムアップを果たすものの、マーチ勢には及ばず3番手のまま。久保ヴィッツは福留を上回るタイムを出してくるものの、今度はパイロンを2本も触ってしまい、タイムを残せない。そして最終ゼッケンの中里マーチがスタート。この時点で斉藤に抜かれ2番手となっている。最終のターンもうまく決め、1'12"1と自己のタイムを上げてゴールするが、0.5秒斉藤に及ばず2番手のまま競技は終了した。
 この結果、優勝は第二ヒートきっちりタイムを残してきた斉藤マーチ。「こんな立派な小切手をもらえてうれしい」とジャックポットを当てたときにもらえるような大きな小切手を手にご満悦であった。そして2位にはポイントリーダーの中里マーチが入り、ライバルが多いと楽しいとコメントしていた。そして3位にはN1クラスに参戦を決め、CL1クラスから移行してきたばかりの福留ヴィッツが入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第4戦
N1クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位斉藤 英仁 K111'16.345(P1)1'11.6561'11.656
2位中里 雅孝 K111'12.5931'12.1791'12.179
3位福留 英洋 SCP101'19.7551'18.6611'18.661
4位久保 正敏 SCP101'20.250(P1)1'26.867(P2)1'20.250
5位肥塚 紀明 SCP101'23.7391'24.91871'23.739



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撮影:かんとく
(文中敬称略)
えんどう