2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦レポート

[N3クラス]

 N3クラスは、排気量1001cc以上の後輪駆動N車両が参加できるクラスである。この日は4台がエントリー。シリーズトップを分ける石原MR2と寺島MR2に加え、シリーズ4位を分ける藤村MR2と古林ロードスターが参戦し、激しい順位争いが行われた。
 まず第一ヒート。ファーストゼッケンからのスタートとなったのは、車両トラブルにより急遽寺島のMR2をレンタルすることになった石原。同じ車種とはいえ、初めて乗るセッティングの車に雨の浅間台はかなり過酷と言えよう。そんな中、1'29"4というタイムでターゲットタイムを樹立。続く藤村MR2は、レンタル車両にてこづる石原を尻目に、1'25"5の好タイムでトップタイムを塗り替えてくる。そして、古林ロードスターだが、1'32"1と大きく出遅れてしまう。最終ゼッケンとなった寺島MR2だが、ダブルの乗換えタイミングがかなりきつそうで、本来の走りを出し切れないようだ。それでも1'26"0で、2番手に食い込んだ。
 この結果、第一ヒートは、藤村MR2、寺島MR2、石原MR2、古林ロードスター、の順となった。
 続く第二ヒート。やや路面状況が悪化したのか、まずファーストゼッケンの石原MR2はタイムダウン。続く藤村MR2も要所を抑えうまく走りきるが、わずかにタイムダウン。そしてタイヤチョイスに悩む古林ロードスターもタイムを落としてしまう。最終ゼッケン寺島は、タイヤを換え勝負に出るが、これが裏目に出た様子で、4台とも全てがタイムダウンに終わってしまい、第一ヒートの順位のまま、競技は終了となった。
 この結果、優勝は第一ヒートトップタイムをマークしたMR2の藤村が初優勝。寺島、石原を抑えての優勝で、シリーズ争いがますます面白くなったと言えよう。続く2位には、MR2の寺島が入り、3位にはレンタルマシンで参加の石原が入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦
N3クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位藤村 伸司 プロフォース・オーリンズMR21'25.5591'26.0211'25.559
2位寺島 和哉 NTL☆CP湘南ダンパーMR21'26.0441'27.9811'26.044
3位石原 裕一 NEXTなるとAgip MR21'29.4481'31.1191'29.448
4位古林 拓也 SBCダメ吉NTLロードスター1'32.1961'32.9161'32.196



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撮影:えんどう
(文中敬称略)
えんどう