N2クラスは、排気量1001cc以上の前輪駆動N車両が参加できるクラスである。この日のエントリーは10台。上位陣では、トップを分ける小岩井ミラージュと出口シビック、３位につける井上インテグラ、４位につける木内インテグラ、５位の助川CR-X、６位の堀パルサーらが揃って参戦している。
まず第一ヒート。序盤から好タイムを叩き出してきたのが、ゼッケン４０番の小野シビックだ。1'29"6と、トップタイムを樹立。続くパルサーの堀もうまく車を動かし、小野には届かないまでも1'30"1と２番手に食い込む。シリーズ上位を走る助川CRX、井上インテグラらはタイムを伸ばしきれない。そして終盤ゼッケン、小岩井ミラージュがシリーズトップの貫禄を見せ、1'29"6でトップに立つと、同じくシリーズトップを分ける出口シビックはなんとミスコース。そして最終ゼッケンに回った木内インテグラだが、初めて走る浅間台のウェット路面に手こずりながらも1'26"2とトップタイムを叩き出してきた。この結果、第一ヒートは木内インテグラがトップ、続いて小岩井ミラージュ、小野シビック、堀パルサー、中田CRXという暫定結果となった。
続く第二ヒート。第一ヒート３番手につける小野シビックは残念ながらタイムダウン。続く第一ヒート４番手につける堀パルサーはロス無く車を動かし、1'28"1で２番手に食い込むと、ここまでミスコースに沈んでいた池川インテグラは、1'28"2と３番手に食い込んでくる。第一ヒート２番手ながらこの時点で４番手まで落とされている小岩井ミラージュは、惜しくもタイムダウン。続く、第一ヒートミスコースと後が無い出口シビックは、自己の慣熟走行タイムには及ばないものの、1'25"1でトップに立った。そして最終ゼッケン、第一ヒート暫定トップの木内インテグラがスタートすると、浅間台のウェットが初めてとは思えない走りで、1'22"9とぶっちぎりのトップタイムを叩き出して、競技が終了した。
この結果、第二戦に引き続きぶっちぎりで連勝を飾ったのはインテグラの木内。どうやら、今年公認戦に参加してから、出るイベント出るイベントで勝ちまくっているらしい。そして続く２位には３戦連続２位となるシビックの出口が入り、予想以上の強敵出現に頭を抱えている様子である。そして３位には、決して有利とはいえないパルサーを見事に操った堀が入り、うれしいお立ち台となった。そして４位にはインテグラの池川が、５位にはミラージュの小岩井が入った。
| 順位 | ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ | 参加車両名 | 1st-try | 2nd-try | best time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 木内 イサム | ＦＥＴオイルまったりインテグラ | 1'26.259 | 1'22.942 | 1'22.942 |
| 2位 | 出口 邦弘 | ＮＥＸＴアジップなるとシビック | M.C. | 1'25.182 | 1'25.182 |
| 3位 | 堀 昭宏 | 新羽村☆ゼプロ☆一発屋パルサー | 1'30.165 | 1'28.173 | 1'28.173 |
| 4位 | 池川 竜彦 | ＹＭＲインテグラ２号 | M.C. | 1'28.291 | 1'28.291 |
| 5位 | 小岩井 仁 | ＩＥＤ城南通信ミラージュＳＰＭ | 1'29.625 | 1'29.649 | 1'29.625 |
| 6位 | 小野 貴康 | オートプラザ潮来☆シビックＲ | 1'29.685 | 1'31.874 | 1'29.685 |
| 7位 | 中田 修 | ネクストなるとＣＲ−Ｘ３号 | 1'36.639 | 1'41.730 | 1'36.639 |
| 8位 | 井上 英晴 | ＮＥＸＴ Ｋ２ ＩＮＴＥＧＲＡ | 1'37.868 | 1'37.226 | 1'37.226 |
| 9位 | 助川 雅宣 | ＤＳ・アジュール・黒川ＣＲ−Ｘ | 1'44.939 | 1'40.194 | 1'40.194 |
| 10位 | 佐藤 公浩 | カリブ | M.C. | 1'51.341 | 1'51.341 |
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