CL3クラスは、四輪駆動車両が参加できるB車両のクラスで、ライセンス不要のクラスである。また、タイヤにも制限があり、通称Sタイヤと呼ばれる競技用タイヤの使用が制限され、レギュラータイヤオンリーのクラスとなる。この日は、１１台がエントリー。上位陣では、シリーズ２位につける工藤インプレッサ、４位につける岡本GT-Rがエントリーしている。
まず第一ヒート、なぜかファーストゼッケンに回されてしまった岡本RT-Rが、初めてのウェットの浅間台路面を丁寧に走り、1'36"2でターゲットタイムを樹立し、CL3クラスがスタート。そして、こちらもなぜか序盤ゼッケンとなっている工藤インプレッサがスタートし、1'34"6でトップタイム更新。続く高橋インプレッサは、工藤には届かないが、1'36"0で２番手。その後、トップに立ったのは、ランサーエボ７をうまく操ってきた遠藤だ。1'34"3でトップに躍り出た。さらに良い走りを見せたのは、西田インプレッサ。このところ練習会でも好調だった走りをそのまま持ち込み、1'33"0でトップに立った。
第一ヒートは、西田インプレッサがトップ、続いて、遠藤ランサーエボ７、工藤インプレッサ、高橋インプレッサ、岡本GT-Rという暫定結果となった。
続く第二ヒート、ファーストゼッケンの岡本GT-Rだが、惜しくもタイムを落としてしまう。そして第一ヒート３番手の工藤インプレッサが、貫禄の走りを見せつけ、1'31"4でトップに立つ。第一ヒート４番手の高橋インプレッサは、大きくタイムを上げ、1'33"6を出し、３番手に食い込むと、今年エボ４からエボ６に乗り換えてきたばかりの蕪山が1'34"4で５番手に食い込んでくる。そして、４番手まで順位を落としている遠藤ランサーエボ７は、1'32"6と再び２番手に浮上。第一ヒートトップとなっていた西田インプレッサは、３位まで順位を下げており、気合十分でスタート。しかし、気合が空回りしてしまったが、ミスコース判定が下り、第一ヒートのタイムで３位で競技を終了した。
この結果、１名乗車の軽量インプレッサを操る工藤が今シーズン初優勝。第２戦の佐々木に続くチームプッチムーン２連勝である。２位にはランサーエボ７を駆る遠藤が入り、３位にはミスコースが悔やまれるインプレッサの西田が入った。そして４位にはインプレッサの高橋が、５位にはランサーエボ６の蕪山が、６位にはスカイラインGT-Rの岡本が入った。
| 順位 | ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ | 参加車両名 | 1st-try | 2nd-try | best time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 工藤 佳一 | ガレージＴＴプッチインプレッサ | 1'34.678 | 1'31.473 | 1'31.473 |
| 2位 | 遠藤 康幸 | Ｃスポ新鮮組 ランサー７ | 1'34.388 | 1'32.611 | 1'32.611 |
| 3位 | 西田 喜一 | ＡＬＰＩＮＥインプレッサ１３７ | 1'33.095 | M.C. | 1'33.095 |
| 4位 | 高橋 秀聡 | タカイチカイセイインプレッサ | 1'36.085 | 1'33.610 | 1'33.610 |
| 5位 | 蕪山 義智 | Ｎ連☆ぷっちムーン☆ランサー | 1'38.688 | 1'34.411 | 1'34.411 |
| 6位 | 岡本 勝行 | ちょっとガタ有スカイラインＲ | 1'36.221 | 1'38.067 | 1'36.221 |
| 7位 | 弥富 政孝 | ＮＴＬ・インプレッサ | 1'40.423 | 1'36.691 | 1'36.691 |
| 8位 | 高木 寛史 | ＡＰ潮来インプレッサ | 1'37.654 | 1'59.447(P2) | 1'37.654 |
| 9位 | 田野口 孝行 | インプレッサ | 1'39.467 | 1'41.659 | 1'39.467 |
| 10位 | 相馬 史暁 | ランサー | M.C. | M.C. | M.C. |
| -- | 辻 健 | ＮＴＬダメーズランサー銀エボ７ | 不出走 | 不出走 | 不出走 |
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