2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦レポート

[CL2クラス]

 CL2クラスは、排気量1601cc以上の2輪駆動車両が参加できるB車両のクラスで、ライセンス不要のクラスである。また、タイヤにも制限があり、通称Sタイヤと呼ばれる競技用タイヤの使用が制限され、レギュラータイヤオンリーのクラスとなる。
 今回のエントリーはCLクラス最大となる15台。上位陣では、シリーズトップの山村シビック、2位の多川RX-7、3位の中村MR-2、5位の石川MR-2らが参戦している。
 まず第一ヒート、ファーストゼッケンからスタートした松山RX-7が、1'35"1の好タイムを叩き出し、クローズド2クラスがスタート。しかし、リア駆動車両に浅間台のウェットは非常に過酷である。まともにゴールに戻って来れないパターンが続く中、ゼッケン13番のNEXTビジュアル系の本田RX-7が1'43"0と松山には離されているが、2番手タイムでゴールすると、続く鈴木S14シルビアがこれを上回る1'42"9で2番手に食い込む。ゼッケン17番戸塚S15シルビアは1'43"4と4番手。続くNAのシルビアを駆る和田が1'38"2と2番手に食い込んできた。そして、ここまでの2戦連続2位と、どうしても勝ちが欲しい多川RX-7が気合十分でスタート。要所をうまく抑え、1'33"4で松山をかわしトップに立った。1800ccのエンジンを積むポイントリーダー山村シビックは、1'35"8と3番手でゴール。最終ゼッケンとなった第2戦優勝の中村MR-2は、1'35"8だが、わずかに山村をかわして3番手でゴールした。
 この結果、第一ヒートは、多川RX-7、松山RX-7、中村MR-2、山村シビック、和田シルビア、鈴木シルビアと続いた。
 続く第二ヒート。最後の最後で多川にかわされたファーストゼッケンの松山RX-7がトップ奪回に向けてスタート。しかしわずかにタイムを落としてしまう。第一ヒート7番手の本田RX-7は初めての雨の浅間台ながらタイムアップを果たし、1'42"9とわずかながら鈴木を抜いて6番手に入る。続く、本田に逆転を許した鈴木S14シルビアがスタートするが、こちらは逆にわずかにタイムを落としてしまう。そして第一ヒート5番手につけている和田シルビアがスタート。なんとかタイムを上げてくるが、順位変わらず5番手のまま。そして第一ヒートトップの多川RX-7がスタート。うまく走り抜けるが、わずかにタイムを落としてしまい、第一ヒートのタイムで暫定トップのまま後続を待つ。力が入ったのは山村シビックのようだ、多川にくらいつきたいところであったが、タイムを落とし、4番手のままゴールとなった。そして最終ゼッケンとなった中村MR-2がスタートするが、こちらも大きくタイムを落としてしまい、3番手のまま競技を終了した。
 この結果、今回からタイヤを変えてきた多川まるがりーたRX-7が車両乗り換え後初優勝を飾り、CL2クラスポイントリーダーにたった。2番手には同じくFD3S型RX-7の松山が入り、3番手には第2戦で優勝を飾った中村MR-2が入った。4番手には、ポイントリーダーを明け渡す結果となった山村シビックが入り、5番手にはNAシルビアの和田が、6番手にはNEXTビジュアル系の本田が入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦
CL2クラス

順位ドライバー参加車両名1st-try2nd-trybest time
1位多川 潤 R’sTECHジェェニファRX71'33.4031'33.4521'33.403
2位松山 宏 車・車・車、3つで轟です。1'35.1941'38.9001'35.194
3位中村 信彦 Djacサビはとれたか?MR21'35.8161'38.4791'35.816
4位山村 哲也 モンスターシビックTYPE−B1'35.8821'37.5701'35.882
5位和田 靖彦 TTプッチNAシルビア1'38.2911'38.1861'38.186
6位本田 雅也 ネクストRX−71'43.0171'42.9651'42.965
7位 鈴木 靖也 うるさくてゴメンねシルビア開成1'42.9771'43.2131'42.977
8位海江田 幸一 どこでもいっしょTTインテグラM.C.1'43.4281'43.428
9位戸塚 亮伸 ニッサン シルビアS151'43.4421'55.5991'43.442
10位三上 研 R.G.P.S RX−71'47.7731'44.7711'44.771
11位石川 豊太郎 すこやかにそだて、MR21'51.2291'45.0751'45.075
12位藤江 誠 形だけのハッタリシルビア1'46.709M.C.1'46.709
13位オセロットインテグラM.C.M.C.M.C.
-- 森本 泰弘 オセロット☆クレセント☆MR2不出走不出走不出走
--野島 範雅 プロフォースRX−7不出走不出走不出走



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撮影:えんどう
(文中敬称略)
えんどう