2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦レポート

[CL1クラス]

 CL1クラスは、排気量1600cc以下のB車両が参加できるクラスで、ライセンス不要のクラスである。また、タイヤにも制限があり、通称Sタイヤと呼ばれる競技用タイヤの使用が制限され、レギュラータイヤオンリーのクラスとなる。
 今回のエントリーは7台。シリーズトップに並ぶ倉橋シビック、佐藤レビン、4位の兼平トレノらが上位陣ではエントリーしている。  第一ヒートは、ウェットの超低グリップ路面の中、大塚シビックtypeRが1'36"2でゴールし、競技がスタート。大塚のタイムを上回ってきたのはゼッケン4の和田ミラージュ。1'33"6の好タイムでトップに立つと、続くjenniferパワトレ常連組の兼平トレノは浅間台の路面に手こずりタイムを伸ばせない。ラス前ゼッケンの倉橋シビックも大塚のタイムに及ばず3番手。そしてラストゼッケンこちらもJenniferパワトレ組の佐藤レビンだが、かろうじて大塚のタイムを上回ってくるものの、和田には届かず2番手でゴールとなった。
 この結果、第一ヒートは、和田ミラージュ、佐藤レビン、大塚シビック、そして倉橋シビックと続いた。
 続く第二ヒート。路面にも慣れてきたせいか、各車両とも若干走りが荒くなりタイムをロスするシーンが多いようだ。第一ヒート3番手の大塚シビック、トップの和田ミラージュともにタイムを上げられない。第一ヒート下位に沈んでいる兼平トレノは、シリーズ順位を考えなんとかタイムを残しておきたいプレッシャーがかかる中トラクションのかかりにくいAE86トレノを丁寧に操り、1'33"7のタイムを出してきた。しかし、和田ミラージュには100分の5秒及ばず2番手。続く倉橋シビックは、この悪路面の中タイムを上げられず5番手のまま。そしてライバル兼平に逆転を許している最終ゼッケン佐藤レビンが気合でスタート。しかし、気合をうまくタイムに結び付けられず痛恨のタイムダウンに終わり、3番手のまま競技を終了した。
 この結果、第2戦は7位に終わっていた和田ミラージュが第一ヒートのタイムでこの難路面を制し、優勝。2位にはライバル佐藤を交わしたAE86トレノの兼平が入り、3位には今回はライバル兼平にやられてしまったAE86レビンの佐藤が、4位には大塚シビックが入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第3戦
CL1クラス

順位ドライバー参加車両名1st-try2nd-trybest time
1位和田 安広 NEXTラインアウトミラージュ1'33.6571'36.1201'33.657
2位兼平 義治 パワトレ常連パンダなトレノ1'41.3031'33.7001'33.700
3位佐藤 啓介 ジェニファーパワトレ銀レビン1'35.8611'39.2101'35.861
4位 大塚 清史 NTL・KMSCシビックR1'36.2661'45.075(P1)1'36.266
5位倉橋 倫生 チーム鈴木まぐシビック1'36.3161'36.3851'36.316
6位三浦 誠士 Djac坊やだからさdpトレノ1'49.5811'38.3371'38.337
7位福留 英洋 ヴィッツ!!1'45.2231'41.2631'41.263



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撮影:えんどう
(文中敬称略)
えんどう