N4クラスは、排気量1001cc以上の四輪駆動N車両が参加できるクラスである。この日のエントリーは少々寂しい3台となった。第1戦で優勝の酒井インプレッサや3位の山下インプレッサ、4位の今井エボ5らはお休みで、上位陣では2位の廣岡エボ7と5位の河本インプレッサがエントリーしている。
まず第一ヒート、ファーストゼッケンの石田が先日千葉戦第1戦N4クラスを制した勢いそのままに、まずは1'12"5という好タイムを出し、ターゲットタイムを樹立。続くのは第1戦5位の河本インプレッサだが、わずかに石田に及ばず、1'13"8で2番手。ラストゼッケンとなる第1戦2位の廣岡エボ7は、ターンにてこづりながらも1'13"5のタイムで2番手に食い込んだ。この結果、第一ヒートは暫定で石田インプレッサ、廣岡エボ7、河本インプレッサ、となった。
続く第二ヒート。第一ヒートトップタイムをマークした石田インプレッサはタイムアップを狙い果敢に攻めるが、カートコース部分で脱輪判定を取られてしまう。続く河本インプレッサだが、やはり四駆にはかなり厳しい最終セクションに苦しみ、わずかにタイムアップするものの、3番手のまま変わらず。最終ゼッケンの廣岡エボ7も同じく最終ターンを回しきれず、なんとか合わせタイムアップを果たすが石田には及ばず2番手のまま競技を終了した。
この結果、千葉戦第1戦N4クラス優勝に続き、石田インプレッサが神奈川でも優勝。「2本目はコースアウトしてしまったので、次回はコース上に残れるようにしたい」とコメントした。2位には、第1戦に続く連続2位となった廣岡エボ7が入ったが、わずかな差だっただけに悔やまれるところだろう。
2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第2戦
N4クラス
順位 ドライバー 型式 1st-try 2nd-try best time 1位 石田 理 GC8 1分12秒577 M.C. 1分12秒577 2位 廣岡 隆宗 CT9A 1分13秒579 1分13秒338 1分13秒338 3位 河本 晃一 GC8 1分13秒869 1分13秒755 1分13秒755
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撮影:えんどう
(文中敬称略)
えんどう