N4クラスは、排気量1001cc以上の四輪駆動N車両が参加できるクラスである。このクラスはほぼ昨年までのA4クラスと参加車両に変わりは無く、ランサーとインプレッサが熱い戦いを繰り広げることは間違いないだろう。この日、このクラスのエントリーは6台。GC8型インプレッサが2台に、GDA型インプレッサ、GDB型インプレッサ、CP9A型ランサーエボ５、CT9A型ランサーエボ7がそれぞれ1台ずつというエントリー状況となった。
まず第一ヒート、ファーストゼッケンのジャイアンこと今井エボ５がまずは53'7のターゲットタイムを樹立。すると、広岡ランサーエボ７がターゲットタイムを大きく更新し、49'1でトップに立つと、続く山下インプレッサがまだジムカーナを始めたばかりながら元気に走りぬけ48'4でトップに立つ。そして最終ゼッケンの酒井インプレッサがスタート。Axisカラーが美しい新型のインプレッサをうまく動かし、ゴールこそ姿勢を崩したものの、46'0のぶっちぎりのタイムをたたき出してきた。しかし、ゴールのパイロンにヒットしたようで、パイロンタッチ１が加算されてしまった。
第一ヒートの暫定順位は、たまたまうまくターンができたと謙遜する山下がトップ、続いて広岡エボ７、そしてパイロンタッチながら酒井インプレッサが続いた。
そして第二ヒート、ファーストゼッケンのジャイアン今井エボ５は自己のタイムを大きく詰め、48'7で２番手にジャンプアップ。そして順位を一つ落とした広岡エボ７はトップに躍り出る48'3のタイムをたたき出す。第一ヒート暫定トップの山下は、やはりプレッシャーを感じてしまったか、自己のタイムを落とした上パイロンまで触ってしまい、第一ヒートのタイムでこの時点で２番手。そしてパイロンタッチで幻のベストとなっていた最終ゼッケン酒井がスタート。自己の中間をさらに上回り、ゴールタイムに期待が集まるが、最終の360度を回し切れず、47'1とタイムを落とす結果になったが、それでもトップタイムを樹立し、優勝をさらった。
この結果、酒井が第二ヒートにタイムをまとめて優勝。「サブロクが無ければもっと良かったけど勝ててうれしい、次の富士も参加する」とのコメントを残した。２位にはランサーエボ７の広岡が、３位にはインプレッサの山下が入った。
| 順位 | ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 酒井剛 | GC8 | 0'51"000(P1) | 0'47"181 | 0'47"181 |
| 2位 | 広岡隆宗 | CT9A | 0'49"150 | 0'48"308 | 0'48"308 |
| 3位 | 山下孝治 | GC8 | 0'48"428 | 0'55"131(P1) | 0'48"428 |
| 4位 | 今井隆文 | CP9A | 0'53"789 | 0'48"736 | 0'48"736 |
| 5位 | 河本晃一 | GC8 | 0'55"481(P1) | 0'54"361 | 0'54"361 |
| 6位 | 豊田英紀 | GDA | 1'16"094 | 1'02"653 | 1'02"653 |
戻る