2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦レポート

[CL1クラス]

 CL1クラスは、排気量1600cc以下のB車両が参加できるクラスで、ライセンス不要のクラスである。また、タイヤにも制限があり、通称Sタイヤと呼ばれる競技用タイヤの使用が制限され、レギュラータイヤオンリーのクラスとなる。すなわち、ライセンスが無くても、普段持っている車で気軽に参加できるのがこのCLクラスの特徴である。
 このクラスは、公認クラスと違い、様々な車種の参加が予想される通り、エントリー7台中、AE86型レビン/トレノが2台、CJ4A型ミラージュが2台、EP82スターレットが1台、EG6型シビックが2台、NA6CEロードスターが1台という参加状況であった。
 第一ヒートは、ゼッケン2番の倉橋シビックがまず50秒を切る好タイムでターゲットタイムを樹立。続くジェニファーパワトレで鍛えている佐藤レビンは倉橋のタイムに1秒及ばず50'8で2番手に。続くアスティの大村は50'7と佐藤のタイムを上回ってゴールするが惜しくもパイロンタッチの判定となってしまう。この隙にNAスターレットの平川が53'8のタイムで3番手に食い込んだ。この結果、第一ヒートは、倉橋シビック、佐藤レビン、平川スターレットという暫定結果となった。
 そして第二ヒートは、まず、ゼッケン1番の野口ミラージュが52'5のタイムで3番手に食い込む。続く第一ヒート暫定トップの倉橋シビックは惜しくも第一ヒートのタイムからタイムを落とすが、1本目のタイムで暫定トップを守る。なんとか倉橋を逆転したい2番手につける佐藤レビンも焦りからかタイムダウンに終わり、暫定2位のまま。第一ヒートパイロンで沈んでいた大村アスティは今度はパイロンに触ることなく50'9のタイムで3位に食い込んで見せた。順位を一つ落とした平川スターレットは果敢に攻め自己のタイムを2.4秒上げてくるが大村には届かず4位のまま。
 この結果、優勝は「2本目タイムアップができずに心残りだが、初めての競技参加で勝ててうれしい」とうれしそうに表彰台で語る倉橋が。2位にはジェニファーパワトレ組の佐藤が入り、3位にはミラージュアスティを駆る大村が入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦
CL1クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位倉橋倫生 EG60'49"8740'49"9490'49"874
2位佐藤啓介 AE860'50"8060'50"9680'50"806
3位大村裕治 CJ4A0'55"703(P1)0'50"9510'50"951
4位平川栄司 EP820'53"8910'51"4320'51"432
5位野口利明 CJ4A0'57"176(P1)0'52"5200'52"520
6位三浦誠士 AE860'59"335(P1)0'56"3890'56"389
7位青木さとこ NA6CE0'59"2890'57"9780'57"978



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撮影:えんどう
(文中敬称略)
えんどう