2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦レポート

[B3クラス]

 B3クラスは、1601cc以上の四輪駆動車両が参加できるB車両のクラスである。昨年までのA4クラスと同様の車種が参加できるため、ランサーやインプレッサ、スカイラインGT-Rなどが主力となると予想されている。
 この日、このクラスのエントリーは12台。CP9A型ランサーエボ5/6が6台、GC8型インプレッサが2台、CE9A型ランサーエボ3、CN9A型ランサーエボ4、BNR32型GTR、GDB型インプレッサが、それぞれ1台づつという参加状況となった。
 まず第一ヒート、ゼッケン100番の金野インプレッサが49秒台に入れてくるが惜しくもパイロンタッチ。そして、磯野ランサーエボ6がタイムを残して49'9でターゲットタイムを樹立すると、昨年のA4チャンプ三間のマシンをチョイスしたハカイダー三浦は車が前に進まないと言いながらも48'3でトップタイムを更新。続くエボ6の市川は2001年度の神奈川A4チャンプであるが、さすがにうまい走りで45'9と、ぶっちぎりのトップタイムを叩き出してきた。続くエボ6の秋葉も、実は1996年度の東京、千葉チャンプだが、うまくまとめ46'1で2番手に食い込んだ。そして昨年、最後まで三間とチャンプ争いをした石綿エボ4がスタート。コース攻略に迷いが残ると言いながらも、エボ4ながら46'6で3番手でゴールした。
 この結果第一ヒートは暫定で市川がトップ、2位には秋葉、3位には石綿、以降、三浦、磯野、佐藤、と続いた。
 そして第二ヒート、第一ヒートはミスコースに終わっていた小澤ランサーエボ6が47'5のタイムで4番手に食い込む。そして6番手に落とされた磯野は100分の3秒ほどタイムアップを果たすが順位は変わらぬまま。三間のマシンの特性に運転を合わせ切れないと言いながらも三浦エボ6は、随所を修正してタイムをまとめあげ46'2でゴール。石綿をかわし3番手に食い込んだ。そして暫定トップの市川エボ6だが、ここは秋葉との差を広げておきたいところ。果敢に攻め、自己のタイムを0.2秒ほど上げてくるがテールスライドが大きくなったところで規制パイロンにタッチ。1本目のタイムで暫定トップのまま秋葉、石綿の出走を待つ。続く秋葉だが、ここはさすがと言えよう。各セクションをきっちりと抑えて市川のタイムを上回り、45'6でゴール。トップに立った。そして4番手に落とされた最終ゼッケンの石綿がスタート。冷えた路面にてこづりながらも、自己のタイムを0.1秒ほど上げてきた。しかし三浦には届かず4番手のまま競技終了となった。
 この結果、第二ヒート逆転で秋葉が優勝。昨年の開幕戦A4クラス優勝に引き続き開幕戦2連勝を飾り、「難しいコースだったけど面白かった」と語った。2位には惜しくも逆転を許した市川が入り、青汁を飲まされながらも「これ体にいいんだよねぇ」と、微笑ましいコメントを発していた。3番手には久しぶりに神奈川戦4駆クラス復帰の三浦が入った。今年はチャンプ三間のマシンを譲り受け神奈川戦フル参戦だろうか?もともと技術のあるドライバーだけに注目したい。そして関東一のエボ4使い守って石綿が4番手に入り、まずは良い位置からスタートが切れたといったところであろうか。続いて5位にはALEXカラーの小澤が、6位にはTTカラーの磯野が入った。

2003JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第1戦
B3クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位秋葉清志 CP9A0'46"1190'45"6340'45"634
2位市川尚彦 CP9A0'45"9750'50"776(P1)0'45"975
3位三浦満 CP9A0'48"2140'46"2020'46"202
4位石綿幸治 CN9A0'46"6190'46"5100'46"510
5位小澤幸司 CP9AM.C.0'47"5280'47"528
6位磯野瑛司 CP9A0'49"9560'49"9230'49"923
7位岡田和浩 BNR321'02"552(P1)0'50"4250'50"425
8位坪井康裕 CE9A1'00"971(P1)0'50"5010'50"501
9位千田憲一郎 GDB0'55"603(P1)0'50"6470'50"647
10位佐藤和義 GC80'50"703M.C.0'50"703
11位夛田幸生 CP9A0'52"5700'52"3600'52"360
12位金野英樹 GC80'54"671(P1)0'53"3180'53"318



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撮影:にしちゃん
(文中敬称略)
えんどう