2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第10戦レポート
2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第10戦レポート
[CL1クラス]
CL1クラスは、陸事の車検に通る車ならおおよそ出られるZクラス規定に準じた車両のうち、1600cc以下の2輪駆動と1400cc以下の4輪駆動車両を対象とし、いわゆるSタイヤ禁止のレギュラータイヤのみのクラスである。エントリーは9台となった。
第一ヒート。2番手ゼッケンの深谷ハチロクトレノがまず、1'32"2の好タイムでターゲットタイムをたたき出すと、ロールバー入りのヴィヴィオを駆る蛯原が気合の入った走りで、30"4とこれを上回ってくる。その後、圧倒的なタイムをたたき出してきたのは小野EK9シビックであった。トップタイムを3.5秒上回り26"9でトップに立つ。続く和田ミラージュは34"3と4番手に入り、第一ヒートを、小野、蛯原、深谷、和田、藤井という順位で終えた。
日がかげり、路面温度も冷えてきた時刻に第二ヒートが始まった。第一ヒート3番手の深谷トレノは冷えた路面をうまく動かし、31"4とタイムを上げてくるが、蛯原のタイムには届かず暫定3位のまま。一方の蛯原はトップ奪回に元気な走りを見せるが、タイムダウンに終わってしまう。暫定トップの小野シビックは、やはり冷えた路面にてこづっているのか、タイムを上げられず、第一ヒートのタイムで暫定トップを守り後続を見守ることに。トップ3に食い込みたい和田ミラージュであるが、やはり路面温度が厳しいのかタイムを上げられない。ほとんどのドライバーがタイムを上げられず順位に変動がないままラストゼッケンの森EK9シビックがスタート。事前の練習で浅間台の走り方が少し分かったという腕を駆使して、悪化する路面状況の中タイムを上げ、33"1で4番手に食い込んで見せた。
結果、まさか勝てるとは思わなかったというシビックの小野が優勝。2位には日頃筑波ビギナー戦でランサーやインプレッサと戦っているというヴィヴィオの蛯原が入った。3位には群馬戦のRDクラスに参加しているが、今回は神奈川を盛り上げるために参加してみたという深谷が入り、4番手には公認戦初参加で緊張感を味わえたのが収穫という森シビックが入った。
表彰式写真
2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第10戦
CL1クラス
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
1位 | 小野貴康
| EK9 | 1'26"957 | 1'28"541 | 1'26"957 |
2位 | 蛯原輝彦
| KK4 | 1'30"433 | 1'31"930 | 1'30"433 |
3位 | 深谷洋
| AE86 | 1'32"275 | 1'31"440 | 1'31"440 |
4位 | 森源明
| EK9 | 1'39"936 | 1'33"170 | 1'33"170 |
5位 | 和田安広
| CJ4A | 1'34"303 | 1'36"360 | 1'34"303 |
6位 | 藤井孝法
| EK9 | 1'36"929 | 1'34"969 | 1'34"969 |
7位 | 三浦誠士
| AE86 | 1'38"994 | 1'40"300 | 1'38"994 |
8位 | 中田修
| EF7 | M.C. | 1'45"772 | 1'45"772 |
9位 | 鍛治真琴
| AE86 | M.C. | 1'59"450 | 1'59"450 |