2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦レポート

[さいごに]

 9月とは思えない猛暑の中、神奈川ジムカーナシリーズ第8戦が終了した。
 実は本日のコース、言い方は悪いが、「浅間台らしくない」コース設定であった。まるで相模湖のようだ、という声も多かった。しかし、裏を返せば、非常にテクニカルなコース設定であったと言える。各クラスの優勝タイムは1秒と差が無く、クラスによるタイム差の出にくい、また、大きくてパワーのある車が決して優位とは言えないコース設定であった。おかげで、A2クラスはワンツーがCJ4Aミラージュ、A3クラスはワンツーともにSW20 MR2、A4クラスは優勝がCE9Aランサーエボ2に3位には15インチNスペックのCP9Aランサーエボ6が入っている。最近、神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動にてアンケート収集を行っているが、パワー勝負に近い傾向のある最近のジムカーナに反対する声は非常に多い。むしろ入門レベル的イベントである県シリーズでは、車に頼らず腕で勝負できる、本日の様なコースレイアウトこそ求められているのではないであろうか?だからと言って決して低速セクションばかりであった訳でも無い。ランサーでも2速から3速を主体とするGのかかるセクションも盛り込まれており、バランスのよい走りがいのあるコース設定であったと感じている。
 残念であったのは、今回出走順がシリーズポイント順では無かった事だ。幸い好天に恵まれ出走順による有利不利が無かったが、微妙な天候の場合は取り返しのつかないことになる。また、見てる側にとっても、徐々に好タイムが出されタイムが更新されていく展開が期待されているはずだ。次戦はこの辺りの配慮を期待したい。

 残すところ2戦となった神奈川シリーズであるが、各クラスともシリーズ争いは熾烈を極め、最終戦までチャンプ争いがもつれ込む事は必至となってきた。少なくとも、シリーズを獲るために真剣に争った後は、ドライバーのレベルをワンランク向上させてくれるはずだ。あきらめずに最後まで頑張って欲しい。




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文章:えんどう