2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ表彰式レポート
2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ表彰式レポート
2003年1月13日に、2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズの年間表彰式が、北区王子のほくとぴあにて開催された。ここ数年はJMRC東京部会と合同で表彰式が開催されており、本年も例年同様東京シリーズとの合同開催となった。
神奈川からはやや長旅となる会場だが、やはり表彰式はうれしいものである。ジムカーナ会場で会うライバルとも、忘年会で一夜を共にした(?)ライバルとも違う、晴れ姿での表彰式は、何かぎこちないながらも、皆のにこやかな表情が印象的であった。
表彰式は、東京および神奈川の両部会長による挨拶で始まり、東京シリーズメインスポンサーであるタイヤメーカー関係者の乾杯後、しばらくは歓談の時間となった。話題の中心は「2003年度はどうするのか?」。既に今年のレギュレーションへ向け準備を進めすぐにでも新しいNクラス参戦が可能なドライバーも居れば、まだ何にもしていないしどうするかも決まっていないという余裕綽々なドライバーや、新車の発表を待つドライバー、とにかく手持ちの車両が売れないことには先に進めないドライバーなど、様々だ。どのクラスにエントラントが集中するかは今のところ見えないが、車両を乗り換えるというのは割と少数派で、今まで戦ってきた車両を使ってそのままBクラスに移行するドライバーが県戦レベルでは若干多いかもしれない。
一部の、A車両をN車両に戻し、既にシェイクダウンを終えているドライバーらに共通したコメントは、「刺激が無くなったけど意外と速い」と言った内容である。むしろ「タイムアップしちゃったみたい」とか、「N車でB車を食ってやる」と言うドライバーも居り、なかなかにして興味深い。
また、Nクラスではどの車種が主力となるか、といった議論も盛んであった。N2クラスはFF車両同士の戦いとなるが、概ねDC2インテグラが強いであろうという声が多い。N3クラスはFR車両の戦いであるが、主力車種は、FD3S型RX7、SW20型MR2、そしてS2000、と言われているようだ。RX7は思ったより遅いとか、MR2は使えるタイヤサイズ次第だとか、このクラスへの乗換えを考えているドライバーが多いだけに、かなり議論を呼んでいた。N4クラスは4WD同士の戦いである。ランサーエボ8と新型インプレッサはどちらが速いのか、といった議論があったようだが、情報は交錯しているようだ。これに車重面で若干のアドバンテージがあるランサーエボ6が絡めるのかどうかが見物といったところ。
いずれにしても、ふたを開けてみなければ分からず、大金を叩いて車両を購入するドライバーにとっては非常に重要な問題であるが、第三者的に見れば、シーズンインが非常に楽しみでもある。ある車種が圧倒的に速いと言ったような独占状態にならないことを期待しよう。
やがて東京シリーズ入賞者からの表彰式が始まり、引き続き、神奈川シリーズの表彰式が行われた。
まずA2クラスは、1位野呂選手、2位芹川選手、3位岩田選手、4位大原選手、5位大塚選手、6位深沢選手というオーダー。チャンプの野呂選手は、しばらく競技は休業するらしい。最後に司会進行役の島村氏に「済みません握手してもらっていいですかぁ」と握手を求め、周囲は爆笑となった。
続いてA3クラスは、1位梅澤選手、2位石黒選手、3位穂谷野選手、4位星選手、5位渡辺選手、6位露木選手というオーダー。新婚旅行で休みすぎた石黒選手と、渡辺選手、靴を忘れたからじゃないのかぁ?と会場で声が上がっていた露木選手が欠席と少々寂しい参加状況であったが、1位の梅澤選手が、野呂選手に引き続き、司会進行役の島村氏に「肩組んでもらっていいですかぁ」と爆笑を誘う。
そしてA4クラスは、1位三間選手、2位石綿選手、3位秋葉選手、4位中島選手、5位遠藤選手、6位木崎選手というオーダー。6年連続シリーズ入賞の末念願のチャンプを獲得した三間選手は、めずらしくまじめなコメントに終始し、A2チャンプ、A3チャンプ、が三段オチの前振りをしたにも関わらず、笑いを取らずに挨拶を締めくくった。ここは「島村さん、抱きしめてもらっていいですか」くらい言ってもらわないと神奈川の名が廃るというもの。反省してほしい。
その後わずかな残された時間で歓談を楽しみ、表彰式は終了した。
やはり表彰式はいいものである。いろいろな理由もあるのであろうが、やはり神奈川シリーズ単独での開催を期待する声は多い。何もすばらしい会場ではなくても良いと思う。また、表彰式参加者はシリーズ入賞者に限らず、エントラント全員を対象に参加を募ると良いのではないかとの声も多かった。1年間戦ってきたドライバーらを称えるためにも、質素でもいいから暖かみのある神奈川単独表彰式を期待したい。
例によって2次会になだれ込んだのは言うまでも無い。