順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'06"686 | 1'06"339 | 1'06"339 |
2位 | 掛札雄一 | CT9A | 1'06"541 | 1'06"382 | 1'06"382 |
3位 | 新井範正 | CT9A | 1'08"970 | 1'06"813 | 1'06"813 |
4位 | 若月順一 | CP9A | 1'17"167(P2) | 1'07"013 | 1'07"013 |
5位 | 稲木亨 | CT9A | 1'07"202 | 1'11"447(P1) | 1'07"202 |
6位 | 小野田了 | CT9A | 1'12"398(P1) | 1'07"861 | 1'07"861 |
7位 | 井上究 | CT9A | 1'08"115 | 1'07"895 | 1'07"895 |
8位 | 佐山敏史 | CT9A | 1'08"009 | 1'08"002 | 1'08"002 |
9位 | 舟橋悟 | GDB | 1'08"018 | 1'08"120 | 1'08"018 |
10位 | 岩田ユウジ | CT9A | 1'18"107(P2) | 1'08"195 | 1'08"195 |
13位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'08"707 | 1'12"568(P1) | 1'08"707 |
7月に入り、浅間台スポーツランドにて、2006JAF関東ジムカーナ選手権第7戦が開催されました。
いろいろと私用が多くなりつつある今日この頃。なんとなくセッティングをいじってみようと思ったのが1週間ほど前。ちょっとセットを変えるとこれだけ違うのか、ということを新鮮に感じながら、いくつかのパターンをテスト。これが浅間台で使えるかどうか不安に感じ、前日練習は例によって不参加を決めていたので、事前に浅間台に出向き、動きを確認してきました。なんとなく狙っていた付近の動きになるところで落ち着かせてセットを決定。一部セクションで不安な動きが何度かありながらも、乗り方の問題もあるのでそこは無視し、これ、というセットを決定しました。
土曜日は、明日の天候をにらんで持ち込むタイヤをチョイスして、ミッション周りのオイル交換などをこなして早めに就寝。
2.当日
翌朝は4時には起きて会場へ。自宅付近はウェット状態でしたが、会場に近づくにつれて路面はドライに。ただし、天候が西から崩れるとしたら路面状況が変わるのは時間の問題といったところでしょう。またもや今回も1本勝負かとテンションが上がらないまま会場入り。3.第一ヒート
下段パドックに車を止めて、準備を進めつつ、受付に向かうと、コース内にはありえないくらいのパイロンが・・・。何これ?と、理解が出来ないくらいの数のパイロンが配置されているのに驚きましたが、どうやら、フリーターンセクションが3つも設定されているらしいです。そう言われてみると、それっぽいセクションが3つくらいありますが、ギャラリー前のパイロンの数は半端じゃありません。どこ通るんだろ・・・、と妄想を膨らませながら受付へ。
コース図を見て、ようやく理解できました。フリーターンと言っても完全なフリーではなくて、3つともゲートの先にある1本パイロンを左右どちら周りでターンしても良い、というもの。ゲート不通過の判断を悩ませるようなタイプではないらしいです。それでも、前後区間との兼ね合いでどちらを取るかは、コースを歩いてみないと分からない感じですね。
慣熟歩行では、さまざまな意見が飛び交い、駆動方式によっても意見が分かれるようでしたが、四駆勢は概ね一致した方向でのターンを選択しているようでした。
天候は曇りのまま大きな崩れはありませんが、空は今にも崩れてきそうな怪しい色をしています。競技中に応援に駆けつけた方々からは、直ぐ近くまで雨が来ているとの情報も。とりあえず、ギリギリまでタイヤ装着を遅らせて、ドライ用とウェット用の判断を待ちましたが、N4クラスが始まっても路面はドライのまま。この時点で、ドライタイヤで行くことを決めました。
曇りの割に路面温度は高く、それほど神経質にならずとも行けそうな感じです。
5000rpm程度から丁寧にスタート。不用意にリミッターを当ててしまい、慌てて2速へ。2速が吹け切る前にブレーキングを開始し、右側に乱立しているパイロンに沿って切り込み、アクセルオンでバスストップへ。すぐにブレーキングを開始しますが今度は立ち上がりの右パイロンが気になって避けながら外周へ。ブレーキングして左コーナリングに入ると、リアがスライドし始めたかと思ったらリアの上下動が止まりません。そのままアクセルを入れていくと挙動はさらに激しくなり、コントロール不能に。なんとかこらえて外周を立ち上がり一度全開に。1つ目のフリーターン入口へ向けてブレーキングを開始しますが、不自然な挙動のために集中が切れて、だらだらとゲートに進入。どのように狙っていたかも忘れてなんとなく左ターンでフリーターンをクリアしてゲートを脱出。すぐにサイドを当てるとまたもや車が挙動します。なんで??と思いながら2速に上げて排水溝脇を通過すると、コースを一瞬忘れかける始末。なんとなくこっちか、という感じで加速するとコースを思い出し、2つ目のフリーターンへ。ブレーキングしながらゲート間へ進入しますが、なんとなくの進入になり、速度を落とし切れず、だらしなく右ターンでフリーターンをクリア。かなりパイロンから離れながら立ち上がり、ゲート出口で再びサイド。ここも車が挙動し始めてしばらく止まりません。そのまま加速して、2速に上げて、一瞬右パイロンで姿勢を変えて外周へ。挙動が気になりながらブレーキングで進入すると、それほど変な動きは出ずに外周を通過できましたが、またもや行き先を見失う始末。どこどこどこ???と必死で考えて一か八かで入ってみると、これが正解コースだったことが分かりそのまま3速まで上げてシェルへ。シェルには丁寧に入って2速に落とし、はらみ過ぎないように気をつけて立ち上がります。一瞬3速まで上げてブレーキングしながら規制間を通過し、2速、そして1速に落として排水溝でサイドを当てますが、既に進入で激しく車が挙動したこともあり、姿勢を変えられぬままアウトに大きくはらんでしまいます。少し焦りながら車を島によせつつ加速。2速全開付近からブレーキングを開始し、ギャラリー前へ。フリーターンを右で回ることにしていたので、入り口ゲートの左パイロンが邪魔ですが、少し避けながらゲート奥の右パイロンに進入。若干パイロンから離れながらもサイドを当ててクリアし、ゲートを脱出。緩く左にステアを入れながらサイドを引くタイミングを見計らってサイドを当てて、スラロームを避けながらゴール。タイムは、1'08"7でした。
4.第二ヒートの対策
タイム云々以前の問題です。車の不自然な挙動が止まらず、どうしようもありませんでした。多くの仲間にもおかしくない?というコメントを多く頂き、自分でも訳が分かりませんでした。5.第二ヒート
N4クラス走行後は雨が降り始め、戦意を喪失させるような展開。とにかく、第一ヒート勝負の可能性が高いこの日の勝負で、こんな状態で第一ヒートを終えてしまったことにショックを受け、しばらく呆然としてしまいました。
しばらく考えましたが、自分でいろいろいじってしまったのが良くないのかも、という結論に達し、とにかく標準状態にセットを戻すことにします。問題は天候ですが、その後雨も上がり、また路面はドライに。この先どうなるかは分かりませんが、かすかな望みにかけて、やるだけのことはやって、データを取るしかないでしょう。慣熟歩行でコースをチェックした後、一応技術委員長に連絡をして、元に戻して第二ヒートへ。
相変わらず雲行きは怪しいながらも、時折日が差したりして、路面温度はむしろ上昇してきました。時折ぱらつきながらも、高い路面温度に、路面状況が変わることはありません。N4クラスが近づきますが、状況は変わらず、どうやら第二ヒートもドライのもまま走れそうです。
僕としては車の動きが不安で、攻めきれるかどうかが非常に疑問なところではありますが、とにかく出来るだけ動きを感じて車を前に進めてくるしかありません。
集中してスタートラインへ。
5000rpm程度から丁寧にスタート。2速全開付近からブレーキングを開始し、右側に並ぶパイロンに沿ってバスストップへ。若干オーバースピード気味でバスストップの左パイロンを若干オーバーアクション気味に避ける羽目になりましたが、先ほどよりは動きは良い感じで通過できました。加速してすぐに外周の左コーナリングにブレーキングで恐る恐る進入すると、やはり気持ち不安定な挙動が顔を覗かせます。それでも第一ヒートよりは随分マシで、とにかくアクセルオン。多少先ほどよりはラインが見えて、全開にしながら一つ目のフリーターン入り口へ向かいます。ブレーキングしながらゲートを目指し、シフトダウン後、ゲートを越えて一瞬アクセルを開けてすぐにブレーキングして左ターン。若干パイロンより離れてしまいますがなんとか回して立ち上がり、ゲート出口で再びサイド。やはりこのあたりの挙動が安定しませんが、とにかく加速して、2速に上げながら排水溝脇で一瞬姿勢を作ってから通過します。二つ目のゲートに向かって加速し、ゲート間にブレーキングしながら進入しますが、やはり速度を落とし切れず、完全にオーバースピードでの右ターンになってしまいます。とにかく立ち上がってゲート出口で再びサイド。ここでの不安定な挙動はかなり激しく、ちょっとアクセルを躊躇しながらなんとか車を前に進めます。2速に上げて、右パイロンで一瞬姿勢を作って外周へ。ブレーキングしながら外周にアプローチし、丁寧にクリア。今度は迷うことなくバスストップに入り、3速まで上げてシェルへ。シェルには若干丁寧にアプローチしたせいか、立ち上がりで縁石に乗り過ぎてしまい、姿勢を乱しながらの立ち上がりになってしまいます。若干アクセルをコントロールしたせいか、3速には入らず、規制パイロンを避けながらブレーキングして排水溝にアプローチしますが、この進入で若干姿勢を乱したこともあって、ちょっと強引にサイドを当てたら、どうやらパイロンを触ってしまったらしい(涙)。やや唐突な動きでトラクションを逃がしてしまいますが、そのまま立ち上がってギャラリー前へ。シェルの角を避けつつ、ゲート入り口の左パイロンを避けて、フリーターンで右サイドを当てますが、若干オーバースピードだったこともあり、完全ストール。立ち上がって緩くステアを入れながら、サイドを引くタイミングを躊躇しながら、サイドを当ててスラロームを避けながらゴール。タイムは、1'07"5プラスパイロン1でした。6.最後に
タイム的にも6番手前後とイマイチでしたが、それより何よりパイロンを触ってしまったようです。おかげで、第一ヒートのタイムが有効となり、13位で競技を終了。2006参戦記のメニューへ戻る
なんだか、脱力感で一杯です。
セッティングを戻したことで、車の動きはかなり良くなりました。安易にいじってもだめなんだなぁ、というのを痛感させられた1日になり、良い薬になりました。それでも、完全に、というレベルではなく、不安の残る車の動きに、走りや結果云々を抜きにしてしばらく頭を悩ませてしまいました。何か車の動きに対して悪影響のあることをしたのだろうか・・・。アライメント調整で済む話なのか・・・。なんとなく後続ドラの走りをぼんやりと見つめながら、どっと疲れてしまいました。
その後も、多くの方から車の動きに対してのアドバイスを頂き、考えた末、気持ちは概ね固まりました。次の伊那までは実質10日。出来ることは限られているけど、やれるだけのことはやってみようと。
果たしてそれが吉と出るか凶と出るかは終わってみないと分かりませんが、何もせずに後悔するのだけは避けたいところなので、不慣れな領域に突入しますが、頑張ってみます。