順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'19"969 | 1'08"270 | 1'08"270 |
2位 | 掛札雄一 | GDB | 1'23"430 | 1'09"094 | 1'09"094 |
3位 | 稲木亨 | CT9A | M.C. | 1'09"164 | 1'09"164 |
4位 | 小野田了 | CT9A | 1'22"921 | 1'09"165 | 1'09"165 |
5位 | 井上究 | CT9A | 1'23"737 | 1'09"199 | 1'09"199 |
6位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'22"025 | 1'09"437 | 1'09"437 |
7位 | 高野進 | CT9A | M.C. | 1'09"563 | 1'09"563 |
8位 | 山口晃一 | CT9A | 1'24"297 | 1'09"813 | 1'09"813 |
9位 | 印南靖志 | CT9A | 1'27"817(P1) | 1'10"281 | 1'10"281 |
10位 | 新井範正 | CT9A | 1'24"984 | 1'10"390 | 1'10"390 |
胎内ラウンドから2週間が経過した5月14日に、浅間台スポーツランドにて、2006JAF関東ジムカーナ選手権第4戦が開催されました。
2週間に1戦という過密スケジュールは次の第5戦まで続くこともあって、懐には大変厳しい今日この頃です。それに加えて前日にはチーム員の結婚式が入ってしまいましたが、当人らにとっては一生に一度の事ですから、今回も当日入りを決断。土曜日は幸せそうな二人の顔を見ながら楽しく過ごし、披露宴が終わったのが20:30頃。その勢いで危うく二次会に行ってしまいそうでしたが、明日の準備もあるし、翌日は3時には起きないと浅間台にはたどり着かないので、泣く泣く二次会会場へは向かわず、全日本**クラスランキング2位のドライバーのお言葉に甘えて、最新コンパウンドを履いた競技車両で自宅まで送ってもらっちゃいました。ありがとね。
それはそうと、気になるのは天候・・・。週間予報ではずっと怪しい微妙な天候が予想され、ドライに転んでもアドバン勢には若干きつい展開になることは明白。とは言うものの、朝方まで雨でそれ以降はくもり、という展開が概ねの予報。完全ウェット対決になれば悩まないのですが、そこまで雨の確率は高くないという状況で、悩みに悩んだ挙句、浅間ウェットスペシャル(?)のつもりで保管してあるタイヤは持ち込まず、通常の雨用、ドライ用タイヤを持ち込むことにしました。
2.当日
3.第一ヒートさすがに睡眠時間が短い上、披露宴特有のチャンポン+となりの席だった全日本ドラのお酒も全部頂いちゃったおかげで、もしかして二日酔い?(涙)。久しぶりの絶不調な寝起きでした。
とにかく、振動を与えないように運転して会場入り。ほぼ定刻に会場に到着して準備を進めますが、雨は降り続けています。誰もが天候を気にしており、大方の予報では9時頃まで降って、あとは曇りとの見方が強く、N4の第一ヒートはハーフウェットくらいか?なんて会話が飛び交う中、準備を進めました。コースは、ウェットにしては長めの感じですが、途中でドライになることを想定してのコース設定なのでしょう。気持ち的には第二ヒート勝負、という思いではありますが、結局1日降り続いちゃったことも過去にはありますから、第一ヒートもしっかりと走っていこうと思います。
とは言うものの、今の足で、18インチのG/2Sで浅間台のウェットを走るのは初めてのこと。エアを上げるだの下げるだの、いろいろな情報を入手して、過去の17インチ時代のデータも考慮した上で、高めのエアで行くことを決断。あとは神経を研ぎ澄ませて走るしかないでしょう。どうやら昨日の前日練習は終日ウェットだった様子で、このまま行ったら前日組が圧倒的に有利という展開になりそうですね・・・。ま、考えてもしかたありません。やるだけやってみましょう。
それにしても気になったのは、運営の印象。不自然に長い車検時間の割に時間内に車検が終わらず、その一方で極端に短い慣熟歩行時間。さらにその後の競技開始まで、空白の時間帯がしばらくあったり、慣熟歩行後にパイロン位置が修正されたり、コース内には倒されたパイロンが置いてあったり・・・。ま、のんびりと言えばのんびりなんでしょうけど、どうも競技者の視線でものごとが動いていないところが気になりましたね。
さてブリーフィングが終わり、9時が過ぎて競技が開始されますが、雨は一向にあがりません。10時を過ぎても変わりなく、やがてN3クラスの後半くらいからでしょうか、ようやく雨が小降りになりほぼあがってきました。時折ぱらつきながらもワイパーは要らない程度でN4クラスへ。しかし、路面は乾くまでには行かず、第一ヒートはフルウェットでの戦いとなりました。
タイヤはまずは2Sコンパウンドをチョイスして、大急ぎで車を拭いて、スタートラインへ。
グリップ感が全く読めませんから、3000rpm程度から丁寧に加速。2速に上げ、かるく向きを変えて3速で1コーナーへ。かなり手前からこれでもかという程丁寧にブレーキングして、シフトダウン。オーバーランすることはありませんでしたが、それって落としすぎじゃないというくらい落として外周をクリア。立ち上がりの下りは丁寧にアクセルを入れてバスストップに全開で飛び込みます。気持ちバスストップを長めに利用して減速し、強めに右コーナリング。一旦ブレーキングで曲げて姿勢変化に気をつけながらアクセルオン。外周の飛び込みはこれまたヌルいと言われそうなほど丁寧に進入して、息を止めてコーナリング。立ち上がって再びバスストップへ。ターンのポイントを若干バスストップ側に狙って右180度をクリア。そのまま立ち上がって排水溝へ。軽くサイドを当てて排水溝を通過し、2速に上げてスラロームへ。進入ラインと速度に気をつけてスラロームに進入。思ったより間隔が狭くて苦労しながら出口パイロンでサイド。なんとか立ち上がって島に入り、フロントタイヤの動きに気をつけながら我慢我慢で通過し、ギャラリー前へ。姿勢が乱れたこともあって、考えていたアクセルポイントとは随分異なるタイミングでアクセルを入れてしまい、そのせいか強いアンダーが。無理な姿勢のまま島に入りアクセルを入れていたためか、突如テールがブレークして、島の中でハーフスピン状態。シフトアップ中に挙動してしまったせいか、ハンドル操作に追われてシフトも入れられずに島の中で大慌て。とにかくシフトを2速に入れて島を脱出します。一瞬3速まで入れて、排水溝付近からブレーキング。丁寧に丁寧にと言い聞かせながら若干進入ラインに気を使って1本左パイロンへ。我慢で左パイロンをクリアして、全開でギャラリー前へ。3速からの左180度は、これまた丁寧に丁寧にブレーキングしてサイド。めずらしくそこそこの感じでクリアして、戻っておむすびへ。不得意な感のあるおむすびセクションですが、車速とラインを丁寧に合わせてサイドを当て、無難にクリア。そのままゴール前のスラロームに入り2速に上げてゴール。タイムは1'22"0でした。
4.第二ヒートの対策
5.第二ヒートゴール時点で2番手、最終的に宮嶋さんに抜かれて3位で第一ヒートを折り返すこととなりました。
なんか、意外とうまく走れていたみたい?中盤の島を抜けるセクションでのミスによる区間遅れが1.5秒強あったことを考えると、それ以外はまずまずの感じで走れていたのかもしれません。とは言うものの、N4クラスの後は雨もあがり、太陽こそ出てこないものの、路面状況は徐々に回復しています。即ち、第一ヒートのタイムなんて無かったも同然。このまま行けば、どこまで路面が回復するにしろ、第二ヒートの1本勝負になることは間違いありません。それにしても、当日入りの1本目のウェットで、そこそこの走りが出来たのは自信になりました。テールをブレイクさせすぎたのは問題ですが、なんとか諦めずにゴールまでつなげたところはプラス材料ということにしましょう。
その後、雨は完全に上がり、慣熟歩行中には路面は見る見る回復し、間違いなく第二ヒートはドライ勝負になりそうです。しかし、厚い雲に覆われて太陽は姿を見せません。気温はそこそこ上がってきたものの、路面温度はどうも上がらない様子。まさにアドバン勢にとっては最悪のパターンになっています。恐らく、G/2SでもG/Sでも温度域を外れているいやらしい領域。微妙な時はG/2Sの方がリスクは少ない気がしますが、虎の子G/2Sをドライ路面では使いたくないことや、G/2Sをドライ路面で使いこなす自信も無く開幕戦のようなヌルい走りになってしまいそうな点などを考慮して、一か八かG/Sで行くことを決断しました。
微妙な曇り空の下、標準セットに合わせてスタートラインへ。先ほどのウェットの感覚を捨てて大胆に行くことを肝に命じながらも、恐らく相当ピーキーになるであろう前半セクションを破綻させないように気をつけて行ってみましょう。
6.最後に微妙な路面温度だけに、4000rpm程度から丁寧にスタート。かなりきついグリップ感ですが、丁寧に加速します。左のパイロンはほぼ無視して3速まで上げて1コーナーへ。ここは積極的に進入してみましたが、かなりぎりぎりでした。なんとかオーバーランだけは逃れてコーナリングに入りアクセルオン。しかしテールがむずむずとかなり危険な動きをしています。バスストップに飛び込み、今度は若干ラインを変えてコーナリング。車はどこへ飛ぶか分からないようなピリピリとした動きのまま、アクセルオンの後、軽いブレーキングで姿勢を変えてすぐにオン。全開で再び外周へ。このブレーキングは若干遅れて気持ちアンダーを出してしまいます。なんとかこらえて外周立ち上がりですが、ここもテールがやばすぎ。もうすっ飛んでいきそうなのをこらえるのが精一杯で再びバスストップへ。ここはつい進入でパイロンに寄り過ぎ、若干無理な姿勢になってしまいます。なんとか立ち上がって排水溝で、軽くサイド。若干もたつきながら立ち上がって、2速に上げ、スラロームへ。グリップ感と行き過ぎてはいけない気持ちから、かなり抑えた進入になってしまいましたが、その分アクセルオンは良い感じでスラロームを抜けようとしたところ、真ん中のスラロームでハンドルが回らない(涙)。突如重ステになったような挙動に完全に動きが止まり、ださださスラロームに。なんとかスラロームを抜けますが、出口のサイドもしっかり効かせられず、一気にやる気を失う結果に。それでもめげずに島に入り、フロントの動きに注意して丁寧に島を脱出。ギャラリー前の微妙なコーナリングは、どうも思うような位置に車を動かせず、やっぱり狙いとはずれたタイミングで操作する羽目になりますが、今度は派手なテールブレイクも無くクリアします。3速まで上げて奥の左1本パイロンへ。だいぶタイヤのグリップ感も出ているのでここは積極的に進入してみます。若干待ちが多い感じでインを開けすぎてしまいましたが、そのまま立ち上がります。2速、3速と上げてギャラリー前へ。それほど気にならないはずの規制が若干気になってつい左180度への進入がラフになってしまいました。立ち上がりでもたついて、必死に立ち上がりおむすびへ。落ち着け、落ち着け、とぶつぶつ言いながらおむすびに進入。一瞬インに入りすぎるかと思いましたがほぼドンピシャで立ち上がることが出来、2速に上げながらスラロームに進入してゴール。タイムは1'09"4でした。
2006参戦記のメニューへ戻るゴールした時点でどうやら3番手。その後順当にラスト3に抜かれて6位で競技終了となりました。優勝の親方こそぶっちぎりでしたが、2位〜5位までは0.1秒の差しかなく、そこから0.2秒遅れての6位でした。
なんと言っても中盤のスラロームが悔やまれます。あんな挙動が出るとは予想外でした。やはり進入で軽くサイドを当てておくべきだったかもしれません。ま、それ以外にもつい気持ちがはやったセクションでロスがあったりと、もう少し集中し切れていれば結果も違っていたことでしょう。そこそこ走れる感触はありながらも力を出し切れないところが今の課題かもしれません。
それでも、今回も当日入りとなりましたが、非常に難しいコンディションでの戦いに対して、なんとか団子のおしりに喰らい付けている点は自信にはなりますね。ま、それじゃいつまでたっても勝てないのでしょうけど、今年のテーマである点については悪くない感触を得ているのも確かです。まだまだ上とは差がありますが、もうちょっと頑張りたいところです。