順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 稲木亨 | CT9A | 1'15"492 | 1'14"414 | 1'14"414 |
2位 | 掛札雄一 | GDB | 1'15"952 | 1'15"028 | 1'15"028 |
3位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'15"056 | 1'15"564 | 1'15"056 |
4位 | 小野田了 | CT9A | 1'16"802 | 1'15"398 | 1'15"398 |
5位 | 若月順一 | CP9A | 1'16"098 | 1'20"764(P1) | 1'16"098 |
6位 | 井上究 | CT9A | 1'17"246 | 1'16"232 | 1'16"232 |
7位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'17"022 | 1'16"390 | 1'16"390 |
8位 | 印南靖志 | CT9A | M.C. | 1'16"410 | 1'16"410 |
9位 | 新井範正 | CT9A | 1'19"450 | 1'16"520 | 1'16"520 |
10位 | 石田理 | GDB | 1'18"148 | 1'17"062 | 1'17"062 |
ゴールデンウィーク初日の4月29日に、胎内スキー場駐車場にて、2006JAF関東ジムカーナ選手権第3戦が開催されました。
今年の胎内ラウンドは、土曜日の29日に地区戦、日曜日の30日にミドル戦が開催されることになっています。前日は金曜日となるため、前日練習は開催されないとのことですが、神奈川県央地区からは片道400kmを超える長旅となる上、GW初日に当日入りすることはほとんど不可能と判断し、仕事を休んで金曜日から会場入りすることになりました。
ご存知の通り、特殊と言っても過言ではない胎内の路面です。また、過去には素のタイムでビリを取ったこともある会場ということもあり、前日練習が無いなんて、とてもじゃありませんがまともに走れる気がしません。それでも、出来る限りのことをすべく、昨年、そして一昨年のビデオを引っ張り出して、イメージトレーニングだけはしっかりとしておきました。また、微妙な天候が予測されたため、前日練習も無いのに、ドライ練習用を履いて、ドライ本番用、ウェット本番用を積んでのフル装備で会場入りすることを決定。
今年は予算的な問題もあり、自走での会場入りを決めたため、練習用タイヤの消耗を最小限に抑えるため、極力スローペースでちんたらと会場へ向かいました。
通勤渋滞を避けるため、5時頃出発。関越へ向かういつものルートを走り、8時前に東松山インターに乗るつもりが、徐々に渋滞が激しくなり、鶴ヶ島で関越道へ。とりあえずサービスエリアで朝飯をゆっくり取った後、沼田インターで一旦降りて、すぐに乗りなおし(笑)。関越トンネルを抜けて湯沢で降りたのが11時頃。そこからは国道17号をひたすら北上。途中から8号に切り替わって、のんびりペースで新潟県内をひた走り、13時過ぎに三条付近に到着。かんとくがめざとく回転寿司を発見し、そこでゆっくりと昼食。14時半過ぎに店を出て、そこからも下道で胎内を目指し、ホテルに到着したのは16時半近くでした(疲)。
いつものごとく、掛ちゃん夫妻と夕食をご一緒し、超難問のなぞなぞに頭を悩ませながら、早めの就寝となりました。
2.当日
3.第一ヒート予想外に低燃費走行で会場入りしてしまったため、ガソリン残量が半分以上と、完全に予定外となってしまいましたが、仕方ありません。気がつかなかったことにしましょう(笑)。概ね定刻に会場入りし、準備を進めます。
受付を済ませ、コース図に目を通すと、下段から上段へと駆け上がるセクションが無いようで、昨年のようにミスコースしかかる心配はなさそうです(笑)。ギア選択に悩むセクションが何箇所もあり、悩ましいところですが、それより何より、いきなりこの路面を走れるのかどうかが一番心配。特にスタート直後3速からの逆Gのかかった減速セクションとゲート通過が、相当難しい気がしますね。やりすぎてしまったら終わりだし、ヌルく入ってもかっこ悪いし。また、下段に下りてからのセクションも相変わらず難しさ満点で、スラローム後の右270度はかなりきつそうです。ま、とにかく、路面状況を感じ取りながら丁寧にいくしかありません。
前々日まで雨の予報も報じられていた天候ですが、今朝の予報では終日晴れマーク。ほぼ間違いなく2本ともドライで走れそうです。従って、予定通り第一ヒートは練習用ドライタイヤで走ることにします。
強い日差しの下、路面温度はグングン上がり、38℃前後まで上昇した模様。セッティングはとりあえずいつもの通りでスタートラインへ。
4000rpm程度から丁寧にスタートし、光電管手前で2速へ。そのまま上段へ駆け上がって一瞬3速へ。すぐにブレーキングを開始して2速に落とし、Gを切り返しながら右コーナーリングのゲート間に進入します。やはり入ってみるとかなりゲート間隔は狭く、かなり長いブレーキングでなんとか入りきれたという感じ。とりあえず、そこそこの感じで通過できたので一安心しながらアクセルオン。続く右パイロン付近で緩くブレーキングしてすぐにアクセルオン。アウト側のパイロンが若干気になりながら続く右パイロンでブレーキングして、すぐにオン。ここは若干進入速度が速かったか、フロントが逃げ、ラインはアウトへアウトへ。とにかくアクセルを入れてギャラリー前へ。丁寧に丁寧にブレーキングして、1速に落として、軽くサイド。まずまず狙い通りの感じで立ち上がり、2速に入れながら左回りの外周へ。進入で丁寧にブレーキングを入れて、アクセルオン。極力アクセルを入れながらコーナリングを継続し、かなり早めからブレーキングを開始して左コーナリングのゲート間へ進入。ちょっとヌルい進入となったため、急いでアクセルオン。規制の右パイロンを気持ち避けながら左270度へアプローチ。サイドを当てますが、この不思議な路面のせいか、なんとなくフィールが悪い感じ。立ち上がって2速に上げて外周へ、というくらいのつもりで右パイロンへ進入してしまいましたが、ここはかなり落として回り込まないといけないことに気づきあわててブレーキング。インを予定より離してしまいますが、なんとかアクセルを開けて中間ポイントを通過。逆Gからの左低速コーナーではしっかり落として、気持ちサイドを引っ掛けたつもりがほとんど効かずにグリップコーナリングとなり立ち上がり2速へ。すぐに左パイロンで1速に落としてここも軽くサイドを当ててクリア。2速に上げて右パイロンで軽くアクセルオフで曲げてすぐにオン。左1本パイロンには微妙にサイドを当ててアプローチして立ち上がります。2速全開から下段に駆け下り、ブレーキングしながら緩い左コーナリングへ。途中1速に落として、アクセルを一踏みした後、右パイロンで軽くサイドを当て、下りながらの右パイロンでも軽くサイド。車がはねながらも立ち上がり、スラロームを1速でえっちらほっちらクリアして、右270手前のパイロンは若干振って最終右270にアプローチ。後半リアが食いそうだったので、とにかくアクセルを開けてゴール。タイムは、1'15"0でした。
4.第二ヒートの対策
5.第二ヒートゴールした時点でトップタイムが出た様子。そのままパドックに戻り後続のタイムを聞いて第一ヒートが終了しましたが、なんと僕のタイムが第一ヒート暫定トップ(驚)。こんなこともあるんですねぇ。さすが魔境胎内、何が起こるか分かりません。地区戦で第一ヒートトップだったことなんて、いつぞやの伊那以来ですが、あの時も実質は2本目でしたから、正真正銘の1本目で暫定トップてのは実は初めてのことだったりします。
予想外の展開に、僕よりも周りがびっくりしていたようですが、気分良くお昼ごはんを頂けたのは言うまでもありません。
すぐにお昼の完熟歩行の時間になり、とりあえず、うまくいかなかったセクションを中心に時間一杯まで完熟歩行をしてイメージをしっかりと植えつけます。
ようやくお昼ご飯を頂きましたが、このお弁当がおいしいのですよ、これが。おなか一杯食べた後は、各クラスの熱い逆転劇に一喜一憂しながら、出走を待ちます。天候は相変わらずとても良く、若干路面温度が下がったものの、ほぼコンディションに差は無い模様。
ここで、持参した勝負タイヤを投入して、第二ヒートへ。ちょっとリアのひっかかりが気になったのでエアを0.05ほど上げてスタートラインへ。
6.最後に攻めすぎは禁物の胎内ですが、消極的になることだけは避けて、積極的に行くことに。同じく4000rpm程度から丁寧にスタートし、光電管手前で2速へ。そのまま上段へ駆け上がって一瞬3速へ。すぐにブレーキングを開始して2速に落とし、Gを切り返しながら右コーナーリングのゲート間に進入しますが、今度は少し速かった。もう完全にパイロン当たっちゃう〜って速度でゲートが近づき、とにかく緩いブレーキングとステアリング操作で必死で避ける努力をしてそのままゲート間を通過したところ、ギリギリでパイロンは避けられた模様。しかし、そのおかげで車速は完全に落ち、痛いミス。とにかくアクセルを開けて続く右パイロンへ緩いブレーキングでアプローチ。すぐにオンして、続く右パイロンへ向けて緩くブレーキング。今度は若干コンパクトなラインを狙って立ち上がり、ギャラリー前へ。丁寧にブレーキングして1速に落として、軽くサイドを当てますが、少しテールが流れすぎてしまいます。とにかく、アクセルを入れながらかつ前へ押し出すように意識して立ち上がり2速へ上げ、左回りの外周へ。進入で丁寧にブレーキングを入れてアクセルオン。コーナリング後半で早めからブレーキングを開始し、左のゲート間へ進入。概ね狙い通り入り、アクセルオン。左270手前の規制パイロンが若干気になり、ターン進入が気持ちラフになってしまいましたが、なんとか回し込んで立ち上がります。2速に上げ、今度は間違わないように、早めにブレーキングを開始して、右パイロンを離さないようにコーナリング。立ち上がりながら、若干規制パイロンを避けるためのアクションを入れて左パイロンへ。丁寧に1速に落として、軽くサイドを当てますがこれもちょっと流れすぎの感じ。仕方なくコンパクトなラインに車を乗せて2速に上げ、続く左でも軽くサイド。これもちょっと流しすぎたか?しかし、立ち上がりラインは楽になったため、2速に上げ、続く右パイロンもほぼ全開で通過。しかしこれがまずかった。続く左パイロンに寄り過ぎてしまい、ラインも砂の上に。姿勢もかなりきつくなったため、仕方なしにサイドを当てますが全く立ち上がらず。とにかくアクセルを開けて、2速に上げ、下段へ突入。この進入は先ほど以上にひよってしまい、だらだらと緩く左にコーナリングしながら、1速に落とし、一踏みして右パイロンへ。軽くサイドを当て、下りながら、すぐにサイド。やはり車が跳ねますが、なんとかアクセルコントロールしてスラロームへ。やっぱりスラロームは一生懸命クリアして、最後のパイロンだけ若干振って右270度へ。気持ちラインがきつくなり、ステアリングをぐりぐり切ってサイドを当て、なんとか270度を回してゴール。タイムは、1'15"5でした。
2006参戦記のメニューへ戻るまたもやタイムダウンしてしまいました。大きなミスを2箇所、それ以外にもラフな運転などもあり、タイムを上げ切れませんでした。結局、亨さん、掛ちゃんに抜かれて3位で競技を終了。順位云々を抜きにして、タイムアップできなかったことが最大の反省点です。
とは言うものの、胎内ラウンドでは初めてのお立ち台ゲットですし、第2戦の頃から気にしてきたことが、それなりにタイムに結びつくのかも、というぼんやりとながらも、かすかに明るい兆しが見えている気がして、少しホッとしているところです。
ようやくではありますが、胎内の走り方が見えてきた気がしますし、非常にスローペースながらも、一つづつ技術は蓄積できていると信じて、頑張ってみようと思います。