2005JMRC神奈川ジムカーナフェスティバル

12/11(日)、相模湖ピクニックランド、ドライ(路温:11℃/7℃)




2005JMRC神奈川ジムカーナフェスティバル
EXクラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮嶋一人 CT9A1'01"425(P2)0'51"0480'51"048
2位遠藤康浩 CT9A0'54"1380'53"0290'53"029
3位稲木亨 CT9A0'55"6150'53"0990'53"099
4位井上究 CT9A0'53"6240'58"475(P1)0'53"624
5位石田理 GDB0'54"4181'08"092(P3)0'54"418
6位梅沢考志 CP9A0'59"306(P1)1'05"136(P1)0'59"306
7位山下孝治 CP9A1'02"813(P1)1'03"663(P2)1'02"813
8位渡辺博 SW201'08"923(P2)1'06"624(P2)1'06"624
9位大久保人 CP9A1'08"689M.C.1'08"689

写真は、でれ助さんにご提供いただきました。
ありがとうございました。

1.まえがき

 2005年度の地区戦も全日程を終了し、通常ならオフシーズン真っ只中の12月初旬、相模湖ピクニックランドに関東のN4ドライバーが終結し、熱い戦いを繰り広げることになりました。
 そのステージは、2005JMRC神奈川ジムカーナフェスティバル。
 神奈川シリーズの参加者数減少のため、一時期、休止状態にあった神奈川フェスティバルですが、ここ数年の盛り上がりに応じて神奈フェスが復活し、今年から、古くから使われていた相模湖ピクニックランドに会場を移したのでした。
 これに対して、関東トップN4ドラの面々が、サイドターンテクニックを競える相模湖で走りたいという思いを表明したことから、今回の神奈フェス参戦となったわけです。
 神奈川県方面のドライバーならご存知ですが、会場はお世辞にも広いとは言えず、誰がどう作ってもサイドターン主体のテクニカルコースにならざるを得ない会場ですから、運ちゃんのテクニック勝負が期待される訳で、これに対して地区戦ドラが、日頃使っている地区戦仕様のマシンを持ちこんで戦う訳ですから、見る方にとっては最高です。出きれば僕も観戦側に回りたかったところですが(笑)、そうもいかず、エントリーすることになりました。
 相模湖のイベントにエントリーするなんて何年ぶりでしょう。おまけに、遠征組は初めての相模湖とのことで、お付き合いの意味で僕も前日練習からエントリー。前日練習から相模湖入りするなんて、エボ3の頃に何度かあったかなぁ、というほど。おまけに、地区戦の前日練習には来ない親方が神奈フェスの前日練習に参加するとのことですから、どうなっちゃってんでしょ、って感じです(笑)。

 そんな訳で、土曜日から相模湖ピクニックランドのパドックには不似合いな車両が何台も並び、僅か30秒程度のコースで県戦ドライバーが4秒も5秒も差をつけられてしまうという、理解不能な練習会となったのでした。
 割と穏やかな天候のもと練習会が進み、僕自身は若干車両のセットに不安を抱えながら、練習会が終了し、宿へチェックイン。なぜか余裕で日帰り圏内の親方、VPらと前夜祭を催して、就寝となりました。

2.当日

 ゲートオープン時刻に合わせて6時頃ホテルを出ると車は真っ白(@_@)。天気予報では、本日は相当冷え込むとの予報です。
 深夜にホテルに合流したさいかや☆さんも一緒に会場へ向かいます。
 やはり相模湖ではどうひいき目に見ても不自然な車がパドックに並び、不思議な景色を作り出していました。コースは、どう見ても四駆封じにしか見えないレイアウト(汗)。あれじゃぁ、ほとんどのドライバーが出来ないよ(含む自分^^;)という声も届かず、試走ドライバーが全開で走れるぎりぎりのパイロン設定になっていたとかそうでなかったとか。
 ま、それでもさすがはパイロンキングさんの設定だけあって、きつそうに見えて意外と行けちゃうような奥の深い設定になっていたようです。
 とは言うものの、行くだけ行っちゃうと確実にパイロンヒットしちゃうので、パイロンを触らずして攻めていく頃合いが難しそうですね。また、恐ろしいほどの低温路面と、問題が明らかとなった左ターンをどうごまかすか、が僕にとっては大問題。特に、前半の8の字の左、中盤の左180度、最後の左サブロク、の3つが鬼門とも言えるでしょう・・・。
 いやぁ、それにしても寒い。朝方わずかに日差しも見え隠れしましたが、競技の始まる9時頃からはどんよりとした雲に覆われ、時間とともに気温が下がっていくような感じ(汗)。路面温度は全く上がらず、僕の手元で9度くらい。この温度ではG/Sという解は一切ありませんが、G/2Sは17inchなんですよね・・・。ま、それでも18inchのG/Sよりは大分いいでしょうということで、タイヤは17inchの3年落ちG/2Sをチョイス。後は集中して走るだけです。
 さて、今回のEXクラスエントリーをざっと見てみますと、JAF CUP5連覇&地区戦5連覇中の宮嶋親方を筆頭に、究さん、亨さん、ダー、などの地区戦上位陣が参戦し、ミドル上位からも山ちゃん、VP、ジンジンらが参戦しています。仕事の関係で掛ちゃんや餃子像さんが参戦できなかったのは残念ですが、このメンバーじゃ前に出るのも大変です(汗)。ちょっと気になったのは出走順。僕、ラス2にゼッケンが振られているんですが、究さんとの順序が逆ですから(涙)。
 そして、路面温度はむしろ下がりながらお昼前にEXクラスが始まり、スタートラインへ。セッティングはとりあえず標準で。

3.第一ヒート
 慣れないタイヤで様子が分からないのですが、4000rpm程度から丁寧にスタート。案の定グリップ感は非常に薄く、なんとかこらえて加速し、2速まで上げて1コーナーにアプローチ。丁寧にブレーキングしてサイドを当てると、いとも簡単にテールがすっ飛ぶような挙動を示し、カウンターを当ててこらえる羽目に。すぐに続く右ターンは、ラインを整える猶予も無く、とにかく速度とGをコントロールしてサイド。なんとか回し込んでこんでクリアし、続く左ターンへ。ここは下っていてさらに丁寧な操作が要求されますが、これもなんとか回し込んでスラロームへ。相当きつめのスラロームを、ステアリングをグリグリ回して(ダサ!)通過し、スラロームエンドの右ターンへ。あまりパイロンから離れるとかっちょ悪いので(笑)、ある程度寄せることを意識しながらサイド。ここも傾斜があって立ち上がりが難しいところですが、なんとか合わせて立ち上がります。2速まで上げた直後に外周の左コーナリング。タイヤの感じを探るようにコーナーに入りアクセルに足を乗せていきますが、気持ちよりフロントがかなり逃げ、ラインを大きくはらませて立ち上がる羽目に。おかげで立ち上がりの規制パイロンが気になって、僅かに避けながら左180度ターンへアプローチ。ちょっと左ターンに課題を抱えているため、いつもとはかなり違うアプローチでターンに進入。なんとか回して立ち上がって2速へ。奥の右コーナリングでは、先程の外周でのタイヤのよれが気になるため、1速に落として軽くサイドを当ててクリアすることに。しかし、その後の立ち上がりラインを外し、続く規制パイロン通過セクションへは、相当な減速を強いられて進入。不必要にパイロンを避けながら、頂点の右パイロンで軽くサイド。立ち上がって1速全開くらいから再び右サイドを当てて最終ターンへ向かいますが、この立ち上がり方向もミスをして、ややきつめのアプローチで最終の左サブロクへ。右の規制パイロンが気にはなりますが、それよりも左サイドをなんとか回しこむことに注力して、ややオーバースピード気味に進入して、強引に左サイドを当て、なんとか回してゴール。タイムは54"1でした。

4.第二ヒートの対策
 やっぱりタイヤ食わないっすねぇ。路面温度が低いせいか、なんとか左ターンはクリアしたものの、結構なロスをしている感じ。また、随所に甘さが満載でしたので、ちょっとづつ詰めていくしかありませんね。一応、暫定ではトップの究さんに続く2番手に付けられましたが、親方がパイロンながら2秒以上も離れた一人旅状態。話にもなりません(涙)。あのタイムに追いつく目算は全くありませんが、もうちょい詰めないとしゃれにならんです、ハイ。
 そして、気温はさらに下がり続け、路面温度も下降の一途をたどっています。どのクラスもタイムダウンが目立つようになり、最後のEXクラスではタイムアップは難しそう、という雰囲気が流れてきました。
 そんな中、EXクラスの第二ヒートがスタートすると、さすがは地区戦ドラ、この状況の中でもきっちりとタイムを上げてきます。それを聞いて、まだタイムを上げられると信じてスタートラインへ。ほんとにこれが今年最後の走行。とにかく少しでもくらいついて終わりたいので、頑張ります。

5.第二ヒート
 見るからにグリップが落ちているようなので、さらに丁寧に3500rpm程度からスタート。やはり相当グリップ感は薄く、一瞬2速まで上げて1コーナーにアプローチ。丁寧にサイドを当てたつもりが、どうもうまく行かず、カウンター状態で続く右ターンへ。先程よりさらに姿勢は悪く、なんとかこらえてサイドを当てたものの、完璧ストール(涙)。気を取りなおして直後の左270度はこれでもかというくらい丁寧に入って、ここは割とうまく回せたようでした。続くスラロームはどうしても消極的になってしまい、リズムが悪いままスラロームエンドのターンへ。パイロンからの距離を意識し過ぎて、ターンが雑になってしまい、立ち上がりでもロスってしまいます。2速に上げて外周へアプローチしますが、ここは先程のフロントの逃げを考慮して、必要以上に曲げてからアクセルオン。4輪がずるずると逃げていきますがなんとなくつじつまは合って、立ち上がりの規制パイロンも軽いアクセルオフで逃げて左180度へアプローチ。左サイドの感触を見ながら、先程より僅かにタイミングをずらしてターンに進入。ちょっと姿勢がイマイチでしたが、なんとか立ち上がって2速へ。奥の右コーナリングは悩みましたが、もう一度サイドを当てることに。軽く引っ掛けるようにサイドを当ててアクセルオン。先程よりは狙った位置に車が立ち上がり、規制パイロン通過セクションへアプローチしますが、やはり狭い(汗)。かなり躊躇しながらパイロン間を通過し、頂点の右パイロンでサイド。立ち上がって続く右サイドは先程より多めに回し込んで、最終ターンへ。最後のターンの進入で、少し迷いはありましたが、結局回すこと重視で進入したところ、案の定旋回中心がずれそれを修正しようともがきましたが今度は規制パイロンが邪魔をし、アクセルを抜く羽目に。なんとかクリアはしたもののかなりもたつきながらゴール。タイムは53"0でした。

6.最後に
 ほんとうに僅かながらそこまでの暫定トップだった亨さんを上回ってゴールでき、暫定トップに(嬉)。ゴール後、パドックまでの坂道を超徐行しながら親方の走りを見ましたが、ゴールする前から勝負は見えちゃいました(涙)。僕のタイムを2秒上回るブッチギリのタイムでの逆転優勝に会場からはどよめきとなぜか笑いが起きていました。
 しかし、凄いものを見せていただきましたね。同じ車であそこまで出来るっていうことをまざまざと見せつけられちゃいました。本当の関東トップドラの走りは神奈川戦ドライバーにも刺激になったのではないでしょうか?
 僕自身はなんとか2位という順位にもぐりこめたものの、2秒という大差には参りました。ミスをするような精度の悪さが最大の課題でしょうね。ただ、不安を抱えていた左ターンをなんとかごまかしてまとめられた点については、一応満足していますが、大きくタイム差をつけられてしまってますから、素直には喜べませんね。ま、それでも、自分の弱点もいろいろ明らかになったし、意外と行けるところも見えたりして、良い勉強になりました。
 それよりも何よりも、メンバーこそいつもの地区戦と同じとは言え、いつものシリーズ戦とは違った雰囲気で楽しむことが出来ました。こういうイベントってのはいいですね。また来年も是非こういったお祭りイベントには参戦したいですね。
 なんと言っても親方とはフェスティバル1勝1敗の五分なので、次が勝負ですから(笑)。

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