2005JAF関東ジムカーナ選手権第5戦

6/19(日)、関越スポーツランド、ドライ(路温:44℃前後)




2004JAF関東ジムカーナ選手権第3戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 GDB1'15"7901'15"1351'15"135
2位井上究 CT9A1'16"2861'15"8771'15"877
3位遠藤康浩 CT9A1'16"2041'28"7121'16"204
4位佐山敏史 CT9A1'16"9891'16"2821'16"282
5位高野進 CT9A1'16"5011'22"985(P1)1'16"501
6位稲木亨 CT9A1'16"6011'16"7741'16"601
7位舟橋悟 GDB1'17"2991'16"8331'16"833
8位若月順一 CP9A1'17"1771'16"9331'16"933
9位小野田了 CT9A1'19"9881'17"0021'17"002
10位広瀬献 GDB1'17"0201'26"7321'17"020

写真は、撮影班長。さんにご提供いただきました。
ありがとうございました。

1.まえがき

 胎内遠征が終わり、明確となりつつある課題をある程度つぶして、関越浅間ラウンドに臨むつもりでしたが、予定を大きく変更せざるを得ない状況となりました。もし今回が関越もしくは浅間台以外の会場だった場合、参加出来なかったかもしれない、という状況の中、なんとか関越スポーツランドで開催された第5戦に参戦してまいりました。ほんとに、今シーズンはイベントに参加するのがやっと、という状況が続き、いろいろ考えさせられていますが、簡単には妥協せずできる範囲のことはやっていきましょう。
 そんな訳で、前の週に開催したチームの練習会はほとんど寝ずに向かい、主催側ってこともあって、2本くらいしか走れず(涙)、前日練習も絶対無理だと思っていたのですが、なんとか午前中半日走る程度の時間は作れそうな見込みが得られたため、3本だけ走行して一旦帰宅。当初から予定したことをこなして、再び翌日会場へ向かうことになりました。
 その前日練習はと言えば、やっぱりいつもの通りなんとなくピリッとしないタイム。トップからは秒で遅れる状態となっています。ま、寝不足で全く集中できず、車を動かすのがやっとという状態ですし、課題はいろいろ見えてきているので、後は本番で集中してタイムをまとめていくしかありませんね。
 往復すると300km程ある関越スポーツランドですので、結構な体力を使いながらの土曜日でしたが、当然過密スケジュールからゆっくり睡眠をとることは不可能ですよね(汗)。そんな中でも出来る限りの効率を求めて、なんとか24:00前には就寝できたはず・・・。

2.当日

 で、翌日は3時起き(〜_〜)
 弱音を吐いては居られません。短時間ですが熟睡は出来たので、意外とすっきりした気分で会場へ向かえました。
 ちょうどゲートオープンと同時くらいに会場に到着し、会場入り。ほんの少しづつではありますが、ポイントを重ねているため、徐々にゼッケンが後ろのほうになりつつあるのがちょっぴりうれしいところですね。開幕直後は後半ゼッケンが見えないようなパドック位置でしたから。
 今回はかんとくが所用のため、久しぶりに一人で参戦なので、せっせと準備を進めます。いつもサポートをしてもらっていると、こういうときにそのありがたみが分かりますね。いつまでたっても準備が終わりませんから(汗)
 そんな私を気遣ってか、チーム員のウメざーVPがサポートに来てくれました。こんな私ごときに申し訳なくてしょうがないのですが、折角のお申し出なので、遠慮なくお手伝いして頂くことになりました。VPの期待に応えるためにも、恥ずかしくない走りをしたいですね。
 また、ちまたで噂になっていた通り、今回宮嶋親方はお休み。その話を聞いた時には「代わりにえんどが優勝しろ」というチームオーダー?が出されたのですが、なんつっても荷が重過ぎます(涙)。もちろんやるだけのことはやりますが、僕もこのところドタバタしちゃってとても気合入れてこの日を迎えるという訳にはいきませんでした。それでも、会場に来たからには全力を尽くしましょう。その親方も朝早くから応援に来てくれていますので、これまた恥ずかしくない走りをしたいところです。
 コースは、同じところを何度も繰り返し通されるので、集中してコースを覚えないと胎内の二の舞になりそうです(汗)。ですが、設定としては割とオーソドックスで前半はそれほど悩むところはなさそうです。後半セクションも規制がきついターンもありますが、これもそれほど悩むような設定ではありまえせん。が、しかし、どうもエボ9でのターンセクションの動きがイメージ出来ないんです。エボ6だったら、一切悩まないと思うんですが、エボ9ではどういう感じで車を動かせるかというイメージが浮かばない。考えすぎなんだろうけど、そこがすっきりしないため、いつまでたっても攻め方のイメージが出来上がりません(汗)
 ま、とにかく、まずはオーソドックスな攻め方でゴールを目指してみようと思います。
 路面温度は44℃前後。完全にG/Sの領域です。サポートのVPのおかげで、走ることに完全集中でき、スタートラインに向かいます。セットはいつもと一緒です。
3.第一ヒート
 5500rpm程度でミートしようとしましたが、気持ちと体が合わず(?)、6500rpm以上でミートしかかってしまい、極度に空転するのを反射的に嫌って焦って半クラを長く使ったらこれまたパワーが逃げすぎて、そろそろとゆっくりスタート(涙)。2速、3速と上げながら右奥の1コーナーに進入。ついブレーキングが遅れてしまい、なんとか無理やり1速まで落として、アクセルを開けますが前後のタイヤの動きが信用できず、そろそろとアクセルを開け、2速に上げた瞬間に左奥のパイロンにアプローチ。極端なアンダーになるのを嫌い、ブレーキを軽く当てすぐにオン。スペースが余りながら右パイロンへ向かいます。丁寧にブレーキングし、1速で軽くサイドを当て、まずまずの感じで立ち上がります。2速に上げて外周へ。入り口で軽くブレーキを当てすぐにオンし、再び立ち上がりパイロンではアンダーを嫌い、軽くブレーキング。すぐにアクセルを開けると、規制パイロンが思ったよりきつく、長めのブレーキングから規制パイロンを避けて、右サイド。ちょっとテールを振り出し過ぎましたが、その分ラインを外に取って、2速に上げて外周へ。ちょっと奥目でブレーキングし、すぐにオン。立ち上がりパイロン付近で軽くブレーキングを入れ、またすぐにオン。続く立ち上がりに規制のあるパイロン間に進入する前に十分に減速し、アクセルオンで通過し、続く左パイロンでも軽くブレーキングを入れ、すぐにオン、と言う感じでぐるぐると左コーナリングを続け、外周へは少し奥目まで突っ込み、アクセルオンで立ち上がるつもりが、やっぱり少し抜いてギャラリー前へ3速まで上げて進入。左パイロン付近で2速に落とし、アンダーに気をつけながらアクセルを一旦開け、丁寧にブレーキングして左コーナリングをクリア。全開で立ち上がり、一瞬3速に上げ外周入り口で2速に。アクセルを開けながら外周をコーナリングし、最終のテクニカルへ3速で進入。テクニカル入り口の右パイロンで1速に落とし軽くサイドを当てると、テールが流れすぎ、コントロールしながら続く左パイロンでさらに軽くサイドを当てると今度はひっかかり(汗)、これは次の270度回せないかもしれない、という焦りから、大きくGを掛けて270度にアプローチすると、これが衛星軌道を描くような大ターン(涙)。パイロンを遠くに見ながらなんとか立ち上がりは合わせ、最終の左ターンへ。ここは特に意識することなく強めにサイドを当てて、なんとなく回してゴール。タイムは、1'16"2でした。

4.第二ヒートの対策

 うーん、やはりターンセクションがメロメロでした。それでも、トップの掛ちゃんから遅れること0.4秒ほどの2番手。そう、掛ちゃんとワンツー体制です。
 かなりひどかったターンセクションを区間計測してみると、入りのひっかけで0.3〜0.4秒程、右270度で0.9秒程のロス(驚)。つーか、パイロンターンでこんなロスしてる時点で関東ドラとして失格ですが(涙)、とりあえず並にこなせば十分トップに絡める可能性はあるってこと。とにかく、最終セクションのイメージを作ってなんとかまとめあげるしかありませんね。
 長いお昼休みを使って、何度も慣熟歩行を繰り返し、イメージ作りに専念します。親方からも最終セクションのアドバイスを頂き、あとはそれを自分なりに表現するだけ。
 路面温度はほぼ安定している感じですが、ターンセクションではラバーが乗っており、注意が必要ですね。セッティングには変更なく、集中してスタートラインへ。

5.第二ヒート
 今度はしっかりスタート出来るように落ち着いて(笑)5500rpm程度からスタート。なんかしっくり来ませんが先ほどよりはマシな感じでスタートし、2速、3速とシフトアップ。右奥の1コーナーで1速まで落とし、車の姿勢を見ながらアクセルオン。続く左パイロン手前で2速に上げ、今度は極力アクセルを開け気味で左パイロンをクリア。ややアウトに車がはらみ姿勢が崩れますが、続く右パイロンへのブレーキングでコントロールしながら姿勢を整え、丁寧にサイドを当てます。そこそこの感じで立ち上がり、2速に上げると同時に外周へアプローチ。軽いブレーキングで外周に入りすぐにアクセルオン。立ち上がりの右パイロンは軽いブレーキングを入れてアクセルオンで通過を狙いますが、中途半端でアンダーと格闘(涙)。おまけに続く規制パイロン付のターンへの進入が無茶苦茶きつくなり、もう入れないかと思いました(笑)。グリグリとステアリングを切ってターンにアプローチし、サイドを当て、なんとかクリア。2速に上げて外周へ。ちょっと奥目でブレーキングし、すぐにオン。立ち上がって規制パイロン間を先ほどより気持ち速度を上げられるようブレーキングで合わせてオンで通過。続く左パイロンは少し寄ってと思ったら、アクセルでテールが出始めてしまい、あとはなすがまま(汗)。一旦食わせようか、そのまま流して行っちゃおうか、迷ってる内に車は流れたまま外周まで到達(涙)。奥目で一旦ブレーキングし、向きを変えて、アクセルオンで立ち上がります。3速まで上げてギャラリー前へ進入し左パイロン付近で2速に落とし、一旦アクセルオン。グリップ感に気をつけながら左コーナリングを丁寧にクリアして全開。3速まで上げて外周へ。外周入り口パイロンで2速に落とし、アクセルオン。若干コントロールしながら立ち上がって、3速まで上げて最終のテクニカルへ。いろんな人のアドバイスが頭を過りながら丁寧に丁寧に、と進入し、1速まで落としてサイドを当てたら、完全エビターン(涙)。もう、みんなの笑う顔が目に浮かぶようでした(涙)。ほとんど停止状態から何とかしようと続く左ターンへアプローチしサイドを当てますが、車速が完全に死んでいるため僅かにテールが動いた程度。こうなると次の右270は至難の業、と思っていたら、ほんとにターンにならずに完全グリップターン(涙)。もう完全に緊張の糸が切れ、最終の左270度になんとなくアプローチしたらこれもサイド失敗・・・。ゴール前の規制パイロンをクリアできず、バックしたらエンストして、もう穴があったら入りたいとはこのことでしょうね。みんな見ないで〜(涙)って感じで、とぼとぼとゴールしました。タイムは1'28"3でした。

6.最後に
 やってしまいました。こんな恥ずかしい走りは、初めてかもしれません(涙)
 もう、何も言うことはありません。練習したいです。
 折角のVPのサポートがあったのに、こんな恥ずかしい走りをしてしまって、ほんと申し訳ないです。
 結局、エボQに乗り換えたばかりの究さんに抜かれ、3位で競技を終了しました。ただ、あんなダサダサな走りでも3位に残れたのは、走ることに集中させてくれたVPのサポートであることは間違いありません。感激させられるような走りは見せられなかったけど、ほんとうにありがとう。あまりにも快適に、気持ちよく戦うことができました。今度は僕がお手伝いしますよ。
 そんな訳で、結果としては3位なんですが、親方が居ないので実質4位ということや、ターンであれだけ酷かったので、3位という結果そのものには喜んでいますが、内容的には手放しで喜べる状態ではありませんでした。
 それでも、徐々にではありますが、悩まず走れる割合が増えており、もうちょっと練習できればもう少しすっきり攻められる気がしています。僕の調子を判断するバロメーターも少しずつ良くなっていますから。その反面で課題が明確になっている今こそ、とにかく練習がしたいです。
 ですが、とにかく今は時間が無いの(涙)。恐らく練習できずにこのまま次戦の浅間台ラウンドを迎えざるを得ませんが、ここはなんとか気合でごまかすしかありませんね(汗)。シーズン後半にはなんとかもうちょいマシな走りが出来るように画策するつもりですので、もうちょっと待ってください(願)
 そして、今回で掛ちゃんが今期3勝目。親方は1戦お休みしているので、ポイント的には掛ちゃんが一つ抜き出た感じですが、内容的にはガップリ四つに組んでいる状態。そこに絡めない実力不足がとても悔しいのですが、数年後には戦えるようになるためにも、今シーズンの二人の戦いをしっかりと目に焼き付けて記憶に留めていこうと思います。あるところでは「打倒ブルガレ秘密結社」として、そしてあるところでは「いつかはワンツー」として、僕なりに精一杯戦っていきますので(笑)。

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