11/6(土),7(日)、関越スポーツランド、ドライ
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'10"678 | 1'10"654 | 1'10"654 |
2位 | 岡部隆市 | CT9A | 1'11"796 | 1'11"102 | 1'11"102 |
3位 | 掛札雄一 | GDB | 1'11"645 | 1'11"343 | 1'11"343 |
4位 | 井上究 | CP9A | 1'11"762 | 1'11"512 | 1'11"512 |
5位 | 小島淳 | CT9A | 1'11"913 | 1'11"919 | 1'11"913 |
6位 | 植松聖史 | CT9A | 1'12"021 | 1'12"842 | 1'12"021 |
7位 | 西野弘高 | CP9A | 1'12"503 | 1'13"167 | 1'12"503 |
8位 | 遠藤康浩 | CP9A | 1'12"932 | 1'12"543 | 1'12"543 |
9位 | 中濃久弥 | GDB | 1'18"338(P1) | 1'12"586 | 1'12"586 |
10位 | 小野田了 | CP9A | 1'13"454 | 1'12"591 | 1'12"591 |
1.まえがき
2.予選いよいよ、念願のJAF CUPがやってきました。2004年11月6〜7日の二日間、関越スポーツランドにて開催されたJAF CUPジムカーナに参戦して参りました。
今年のJAF CUP参戦権は、地区戦でのお立ち台もしくは全日本戦でのポイントゲットが条件となっていました。今年の最大の目標がこのJAF CUP参戦権ゲットでしたが、第1戦でいきなり2位に入れた後も、第7戦で優勝、第9戦、第10戦では連続3位と、4度のお立ち台を経験することが出来、予想外の出来に自分自身が驚いているところでした。
そんなわけで、地区戦が終わってからは気持ちはJAF CUPへと向き、当日を楽しみに待った訳ですが、当日が近づくにつれて、果たしてどれだけ勝負になるのだろうか?という疑問が沸いてきました。受理書に同封されているエントリーリストを見ると、N4参加21台中、僕はなんと2番手ゼッケン。ファーストゼッケンの方はダブルエントリーですから、実質ファーストゼッケンが割り振られているのと同じ・・・。そして、親方宮嶋さんはと言えば、ラス2ゼッケンとなっています。そう、あの宮嶋さんがラストゼッケンではないのです。エントリーフィーさえ払う気があれば僕でも参加できる全日本選手権とは違うこのJAF CUP。各地区のトップドライバーのみが選出され集うイベントですから、かなりの激戦が予想されますよね。そして、宮嶋さん自らが”かなり手ごわい”と口にする程のドライバーも参戦しているとのこと。それはすなわち、何人もの宮嶋さんと戦うようなもの(汗)。全くどうなることやら想像がつきません。
ま、ジムカーナは自分との戦いですから、相手のことを気にしてもしょうがないのですが、気になっちゃうのが正直なところ。全くイメージがつかめないまま決戦の日が近づいてきます。そんな中、少し前に関越を走りに行ったり、コンディションの良いタイヤを準備したりと、やれる範囲での最大限の準備だけは済ませました。
気になるのは天候ですが、好天が期待できそうです。それでも、高めの路面温度でこそ勝負になるアドバン勢はさすがに苦戦を強いられそうですね。別にタイヤをもらっている訳でもありませんので、タイヤチョイスに関しては少し考えましたが、いきなり銘柄を変えて走れる程器用じゃないので、今まで戦ってきたスペックで当日にのぞむことにしました。
3.決勝当日さて、今回のJAF CUPは2day方式なのですが、土曜日は公式予選という、ジムカーナでは珍しい形式を採用しています。土曜日に2トライした結果で日曜日の決勝の走行順が決まるそうです。
これを聞いた当初は、”土曜日は全開で走らなくてもいいかな、うっかり後半ゼッケンになっちゃったら困っちゃうしからなぁ〜”なんてなめた事を考えていたのですが、当日が近づくにつれて、いつの間にか”土曜日から全開で行ってやる!!”って考えに変わっちゃってました(笑)。ま、当然っすよね。手抜いて走るなんてことありえないし、そんな甘いステージじゃないんですから。
という訳で、タイヤのみ本番とは残り溝が異なりますが、ほぼ本番スペックで公式予選にのぞみました。コースは、”うーむ・・・・”という感じの、ストップアンドゴーが続く、あまり関越らしくないコース。途中、走り方で迷っているセクションの走り方なんかを変えながら2トライをこなした結果、21台中12番手で予選を終了。これまた微妙な結果で、とてもじゃありませんが、お立ち台は見えません(涙)。ただ、入賞レベルはなんとか見えなくも無い、という感触もあるだけに、明日はなんとかしたいところですね。ま、2番手ゼッケンからは出世したし(笑)、中盤ゼッケンってことで気楽に走れてよいかもしれません。
予選トップは宮嶋さんでした。第一ヒートこそタイヤが合わず3番手あたりだったようですが、コンパウンドを変えての第二ヒートはぶっちぎりのトップタイムで2秒以上離されちゃいました・・・。路面温度もきついんだけど、集中力の差が出てる気がします・・・。
こんな感じで予選が終了し、会場をサンコーホテルに移して公式ブリーフィングが行われ、続いて前夜祭が開催されました。
前夜祭は、いつぞやのもてぎのような豪勢なものではありませんでしたが、他地区も含めた多くのドライバーとの交流という点では、非常に有意義な会になりました。ビールがコップ1杯で終わってしまったのは誤算でしたが(笑)。とりあえず、前夜祭の様子はこちらで。
という訳で、今年最後の大一番ですので、仲良くなった東北軍団と飲み明かしたい気持ちを抑えて(笑)、早々に前夜祭会場を後にして、明日に備えるのでした。
4.第一ヒート車検やブリーフィングを前日に終わっているせいか、ゲートオープンは7時とゆったり目のスケジュールな上、おとなりのサンコーホテルに宿泊しているため、結構余裕で会場入りします。決勝コースは実は前日のブリーフィングにて公開されており、予選コースに10秒程度のセクションが加わったのみの、やはりストップアンドゴーが主体の地味目なコース。関越らしい2速の高速コーナリングが一切無くて、イケイケ感が全く感じられないところが既に終わってる気がします(笑)。
それでも、予選で取ったデータを元に走りを組み立て、おおむね走り方は決めました。ところが、昨日決め打ちしていたカートコース部分に関して、予選ぶっちぎりトップの宮嶋親方からアドバイスを受けたところ、ギア選択が全く違う・・・・。”昨日言って下さいよぉ〜(涙)”と懇願したのは言うまでもありませんが、カートコース部分で昨日1秒やられている身としては、考えどころであることは間違いありません。散々悩んだ挙句、部分的にギア選択を変えてみることにしました。あまり良くなかった場合は、第二ヒートで戻せばいいですからね。
さて、いつもの地区戦だと、他クラスの走りを見ることも少ないのですが、さすがにJAF CUPともなると各クラスとも見所満載なので、時間の合間を見つけては観戦に足を運んでいました。
決勝ゼッケンはN4クラス9番手の136番。11時を回るといよいよN4クラスの出番です。セッティングはいつもの通りでスタートラインへ。
5.第二ヒートの対策5000rpm程度からスタートし、2速全開から、3速にと思いましたが、吹け切らないのでそのまま2速で右規制パイロンに進入し、一旦ブレーキングを入れて一踏みしてから左ターンへ丁寧にアプローチ。かなり落としたつもりでしたが、サイドを当てた後はグリップの回復がもどかしく、出来る限りのことをしてタイヤを食わせて全開でカートコースへ。右へ左へ車が振られながらもそのまま2速に入れて奥の左コーナーへ飛び込みます。ぎりぎりまで攻め込みたいところですが、グリップ感の薄さからか、やや消極的な感じで左コーナーに入り、丁寧にインを攻め、姿勢が変わり切らないながらも一旦アクセルを開け、すぐに左に向きを変えるためブレーキングとステアリングでアクションを起こします。再びアクセルを開けますが、ここはもわ〜っと回転が立ち上がらず、続く右コーナーでインを突きながら1速に落としてすぐにアクセルオン。右ターンの頂点付近でブレーキングとともに姿勢を変えますが、ちょっと中途半端で車がアウトにはらんでしまいます。そうなっちゃったら仕方が無いのでそのまま踏んで、2速に入れて奥の右コーナーへアプローチ。インを離さないようにかつアクセルオンのポイントに気をつけてコーナーに入り、ちょっと速度を落とし過ぎた感もありましたが、そのままアクセルオン。カートコースを飛び出しながら3速に入れ、ゆるく右に折れながら、続く規制パイロンはどうしても全開で行くことは出来そうにないので、僅かに曲げるためのブレーキングをして、すぐに踏みなおす感じで通過。広い間隔の2本パイロンへのアプローチで2速に落とし、一踏みしますが、フロントが全く言うことを聞かず、立ち上がりパイロン付近でブレーキングをして1速に落として車を曲げにかかりますが、完全ドアンダー。インを大きく離して立ち上がる羽目になってしまいます。2速に入れ、ラインがアウトにはらんだせいで、右180度手前の規制パイロンがかなりきつめになってしまい、結構なブレーキングを強いられてしまいました。すぐに一瞬踏んでターンに入りますが、焦りからか進入速度が完全に速い(涙)。ターンには持ち込めますが、パイロンからは離れGがいつまでも残る失敗ターンに・・・。とにかくアクセルを開けて、2速に入れながら右に折れ、中盤のスラロームへアプローチ。入りの左パイロンで減速してサイドを当てますが、この進入も完全にオーバースピード。立ち上がりがはらんだおかげでスラロームがきつくなりますが、そのまま途中で2速に入れ、立ち上がりの左パイロンはかなりきつい姿勢でのクリアになってしまいます(涙)。かなりもたつきながら立ち上がり、右奥の1本パイロンへ。速度を殺しすぎるのを嫌い進入しますが、やはりここもオーバースピード。どうも速度感が完全にずれている様子。規制のないセクションを全開で加速し、3速に入れて最終のテクニカルへ。進入の左パイロンでは1速まで落としてグリップでクリアし、一踏みした後、右直角パイロンで軽くサイドを当てますが、ここもパイロンを若干離し、アウトに車が流れていきます。なんとか最後の右180度パイロンへ車を合わせてサイドを当てますが、これも速度を合わせ切れず、ダメダメターンでゴール。タイムは、1'12"9でした。
6.第二ヒートなんとなくピリッとしない走りで10番手。ま、昨日の順位よりは上げてますが、トップとのタイム差も大きく、もう少しなんとかしたいところです。そしてそのトップは、やはり来ました、宮嶋親方。2位以下を1秒離してのぶっちぎり状態。そして2番手には、掛札選手がつけています。
前半セクションは、トップ勢からは0.6〜0.7秒遅れていますが、ちょっと如何ともしがたい感じ。ギア選択を変えたセクションはちょっともったり感が強く、リスクも高いので前日までの走り方に戻すことします。問題は後半セクション。全体的に夏場のようなグリップが出てないのに、勢い余った速度ですべてのコーナーに飛び込んでしまっているのが最大の問題。完全にグリップ感と速度感がずれていて、オーバースピードを抑え切れませんでした。逸る気持ちを抑えるためにも、ワンテンポブレーキタイミングを早めてフロントタイヤの動きにもっと集中しないといけませんね。きちんとタイヤを転がすことで1秒程度の挽回は可能でしょう。また最後のターンセクションも無駄が多かったため、一発狙うためにも、パイロンには思い切り寄せちゃうことにします。なんとか11秒台に入れて、6位以内を目指したいところです。
それにしても、どうも気合が足らない感じ(笑)。攻略云々よりも、もっと集中してギリギリのところを狙っていく気迫が無いと勝負の土俵に上がれそうにありません。一部の方からは、「緊張してるの?」と聞かれましたが、むしろ逆で、全く緊張してなくて、イベント本番とは思えない程のリラックス状態なのです。これが最大の問題でしょう。でも、第一ヒートを終えて、少し気持ちが方向性を持ってきているのを感じつつあります。少し早めに車の準備をして、自分を追い込んで走る方向で第二ヒートはトライしてみましょう。
N3クラスも中盤に差し掛かった頃でしょうか、そろそろ出走のためのタイヤ交換をほぼ終えようとしている時に、車両トラブルで競技が20〜30分ほど中断しました。徐々に日も落ち始め、路面温度が微妙に下がり始めている時間帯だけに、この中断は結構痛いところで、なおかつタイヤも付けちゃったので、外しておいた意味がなくなってしまいました(涙)。やがて競技が再開し、N4クラスがスタートです。路面温度は25℃を切るくらい。コンディション的には若干辛いところですが、僕の場合はそれ以前の問題ですから、まだまだタイムアップは可能でしょう。
7.最後に5000rpm程度から丁寧にスタートし、2速全開から右規制パイロン手前できちんと姿勢を作って一踏みし、左ターンへ進入。路面温度の低下を考慮してかなり抑えて入ったつもりでしたが、進入で4輪がフルロック(涙)。完全に体が硬直しましたが、僅かにブレーキを緩められたようで、フロントの右タイヤが反応し始めた付近でなんとかサイドを当てます。当然Gを殺し切れなかったため、立ち上がりで完全にもたついてしまいますが、とにかく立ち上がって、2速に入れながらカートコースへ飛び込みます。奥の左コーナーで今度はきっちり1速に落として一旦アクセルを開け、すぐに左に向きを変えるべくブレーキングで姿勢を作り再びアクセルオン。続く上りの右コーナーで軽くブレーキングして鼻を入れた後また全開。右の頂点付近ではやや大きめにアクションを起こしますが、ちょっとタイミングが悪く、かなりステアリングで修正を入れながらアクセルだけは踏み抜く努力をして立ち上がります。2速に入れ、奥の右コーナーにアプローチ。積極的にかつインを離さないように冷静に進入して、アクセルオン。そこからはとにかく踏んで、3速に入れながらカートコースを飛び出します。右のゆるい規制パイロンはやはり軽いブレーキングで減速しないように曲げてすぐにオン。広めの2本パイロンでは先ほどよりフロントが逃げないように若干丁寧に減速して2速に落としてすぐにオン。フロントの逃げを意識しながら立ち上がりパイロンでは丁寧にフロントを食わせてブレーキングし、1速に落として右コーナーをクリア。やはりグリップ感は薄く、テールが振られながらとなりますが、とにかく全開で立ち上がって2速へ。右180度手前の規制パイロンは、先ほどより緩めにアプローチできましたが、やはり僅かにブレーキングを入れて鼻を入れてクリア。すぐにアクセルを開けた後、今度は早めにブレーキングを開始し、きちんと減速して右180度にアプローチします。それでもタイヤのスライドが多い感じでしたがまずまずのターンでクリア。2速に上げながら右に緩く折れ、スラローム入り口へアプローチ。ここも僅かにブレーキタイミングを早め、丁寧にアプローチ。軽くサイドを当てて左に曲げますが、それでも車はアウトへはらもうとします。構わず2速に入れながらスラロームをクリアし、先ほどよりは緩い感じでスラローム出口の左パイロンをクリア。全開で右奥の1本パイロンへ向かいます。このアプローチは幅が無いため十分な姿勢作りが出来ませんが、先ほどのようなオーバースピードは避けるため、やはり僅かに早めにブレーキングを開始し、1本パイロンへアプローチ。まぁ、こんなもんかなぁ、ぐらいに進入したのですがそれでも立ち上がりは大きなRを描いてしまいました(涙)。もっと積極的に曲げられないといかんのですね・・・。3速まで入れて最後のテクニカルへ。進入の左パイロンでは同じく1速まで落としてグリップでクリア。一踏みして右直角ターンで丁寧に車速を落としてサイドを当てますが、ちょっとリズムが悪い感じ。最後の右180度はぎりぎりまで寄せるつもりでアプローチしたんですが、ほんとにパイロンにまっすぐ向かっちゃう初歩的なミス(涙)。舵を入れるスペースを作れないままなんとかサイドを当てますが、ターンにならず、サイド失敗(大涙)。とにかくアクセルとクラッチでなんとかごまかしながらゴール。タイムは、1'12"5でした。
2004参戦記のメニューへ戻るゴール直後は8番手だったのですが、微妙な順位だけに、その後の順位変動が分からず、何位で競技を終了したのか最後まで分かりませんでしたが、結局そのまま8番手で競技を終了したようです。入賞までは0.5秒、お立ち台までは1.2秒でした。たらればにはなりますが、最後のターンを回しておけば入賞には絡めた気がします。でも、攻めた結果のミスなので、これが現状の技術レベルということが分かって、結構さっぱりしています。
前半セクションは1コーナーの4輪ロックなどもあってか、0.3秒ほど中間を落としましたが、後半はサイドミスがあったにも関わらず0.7秒ほど上げており、計算通り実質1秒以上のタイムアップは出来ていたようでした。
内容的にはまだまだタイムを残せたはず、という点が非常に悔しいのですが、初めてのJAF CUP参戦で8番手って成績には、なんとなく満足しています。何しろ、JAFの全国区の大会でシングル順位は初ですからね。
#陸上競技なら入賞順位ですし(爆)
さて、そんなJAF CUPのN4クラスを制したのは、そう、宮嶋さんでした。なんとJAF CUP4連覇。傍から見ていると、当然のように4連覇を成し遂げたように見えてしまいますが、そんな甘いもんじゃないことを宮嶋さん本人がこの2日間で教えてくれました。極度のプレッシャーの中、4個目のカップを取りに行くための姿勢、集中力、わずかにバランスを崩すだけで完成度の高い走りは出来ないはずです。そんなプレッシャーの中、鳥肌が立つような見事な走りで会場を唖然とさせてました。俺たちはとんでもない人と戦っているんだということを再認識させられたと同時に、あそこまで出来るんだということを身を持って証明してくれることに感謝しています。おめでとうございます。ちょっと惚れてしまうほどかっこよかったです(笑)
そして、3位には、掛札選手がN4ナンバーワンのターンを見せつけ、17インチ勢最速で堂々のお立ち台ゲット。実力差を痛感させられました。ほんとおめでとう!来年はもう少し掛ちゃんに絡めるよう、頑張ります。
参加する前は正直言ってぼんやりとしかJAF CUPというものがイメージできませんでした。念願だったけど、どんなものなのか全く分からなかった。
でも、参加して分かりました。ここには目指す何かがあるってこと。
もちろん、あんなもの、一生取れる訳ありません。でも、本気になる価値はあります。
それをN2、N3そしてN4のトップドラが教えてくれた気がしました。
なんだかよく分からないけど、JAF CUPが終わってしまった今になって、無性にやる気になっちゃってます(笑)。
上述しましたが、振り返ってみると、やはり今回は、JAF CUPというものが全く分からな過ぎて”やってやる”という気持ちが足りな過ぎました。地区戦じゃ、勝てる訳無いんだけど、そのくらいの意気込みで毎戦を戦っていた。でも今回のJAF CUPはと言えば、もちろん全力で走ったつもりだけど、実力を越えた所でギリギリの走りをしようという意気込みが足りなかった。地区戦で気合い入れて走れた時は、二度とこんな走りは出来ない、と思えるほど集中できた実感を持てた事もある。でも今回の走りはというと、いつでも出せるくらいの8分の力で走ったに過ぎない感触とでも言いますか、守っちゃ居ないんだけど、とにかく、ピリピリとギリギリを狙う走りにはなっていなかったのが事実ですね。お立ち台、そして入賞したドライバーらとは腕の違い以前に戦う姿勢そのもので負けていた気がします。良い勉強になりました。
それでも、上記の通り、終わってみてJAF CUPと言う物が少し見えました。具体的な気持ちの入れ方やどういうイベントなのかを身を持って経験してなんとなく掴めた気がします。来年からはJAF CUP参加権の基準が厳しくなりますが、なんとかもう一度この場所に立って、自分の走りをしたい、トップドラに食らいついてみたい、そんな気持ちで今は一杯です。
#遅いって?(笑)
不甲斐ない走りで終わってしまったけど、とても楽しかったし、得る物もたくさんあったJAF CUP初参戦でした。
そんなわけで、大満足の2日間になりました。
こうして僕にとって最大の目標でもあったJAF CUP参戦が終わりましたが、次の目標は明確です。そう、JAF CUPで結果を残すこと。この場所にもう一度立てる実力を付けて、今度こそJAF CUPゲットへ向けて真っ向勝負を挑みたいですね。
そんな位置関係で走れる日が来ることは正直想像できませんが(笑)、ありえないと思っていたJAF CUP参戦もこうして実現できた訳ですから、あきらめずに、しつこく、夢を追い求めましょう。
応援して頂いた皆様、ありがとうございました。JAF CUPそして今年1年、声を掛けて頂いたり、メールを頂いたりしたことが、どれほどの力になったことか。本当に感謝しています。
でもね、勝負はまだまだこれからです。来年以降に期待してください!!
この日のトピックスはこちらにおきました。