2003jennifer筑波三走vol.3

12/23(祭)、筑波サーキットジムカーナ場、ドライ(路温:20℃〜15℃)




2003jennifer筑波三走vol.3
ハンディキャップ制

順位ドライバー参加車両名ハンディ1st-try/net2nd-try/net3rd-try/netbest time/net(gross)
1位まさたむ MKS MTハンデミラージュ-0.700'52"270'51"870'57"650'51"87(0'52"57)
2位反則@えあばH 商用車MR-S-1.040'54"250'53"250'52"270'52"27(0'53"31)
3位2g ツージーのゆかいエクゼCR-X-0.720'53"460'59"670'52"390'52"39(0'53"11)
4位すとう@EG6 しびっく-0.880'52"810'57"89(P1)0'52"880'52"81(0'53"69)
5位しの これが最後?銭派軍団クレバー白トレノ1.080'54"390'53"750'53"040'53"04(0'51"96)
6位萌え〜 偽造ふかやん黒銀レビン0.560'53"940'53"750'53"300'53"30(0'52"74)
7位全玉連総長 全玉連総長シティ3.080'53"360'53"350'58"93(P1)0'53"35(0'50"27)
8位J01YOU ジェニファ−パワトレ赤レビン1.380'54"140'53"530'53"590'53"53(0'52"15)
9位夏@GA2 ジェニファ再見GA保存会シティ0.840'54"290'53"770'53"540'53"54(0'52"70)
10位ふかやん 偽造萌え〜レビン風トレノばな8-1.500'59"75(P1)0'53"680'54"010'53"68(0'55"18)
20位某えんど MSTRダメーズ青汁魂ランサー3.900'55"190'55"540'55"350'55"19(0'51"29)

1.まえがき

 気分良く終わることができた千葉フェスで今年のイベントは走り納め、と考えていたのですが、とあるプライベートクラブが2003年で活動を休止することを耳にし、その最後の主催イベントととなる筑波三走vol.3に年末参加してきました。開催日は12月23日と、世間はクリスマス一色というこの時期にかんとくをほおって置いて筑波サーキットジムカーナ場に一人繰り出すのもどうかと思う今日この頃ですが、何せそのクラブには昨年から個人的に多大なる影響を受けたとともに、大変お世話になり、そして今年の神奈川県シリーズにとっても大きな影響を与えてくれた訳で、せめてそのイベントに参加することでお礼をしたい、という思いがあったということで、かんとくもきっと理解してくれていることと、切に願うばかりです(笑)。
 さて、そのクラブ、名前はJenniferと言います。本業との兼ね合いでクラブとしての活動はもとより、個人的なジムカーナ活動も休止せざるを得ないということでの決断とのこと。
 彼らと知り合ったのは1年半程前でしょうか、帰国後、リハビリを兼ねて参加した神奈川県シリーズにおいて、これまたこの頃知り合ったとある人の紹介でチームエントリーを組ませていただいたのがきっかけでした。これまでいわゆる公認と呼ばれるジムカーナしか知らなかった私とは対極的な位置からジムカーナを見てジムカーナの活性化に努力する彼らの考えや行動に関心を持ち、彼らが主催する練習会に参加するようになった訳です。ここでずいぶんと考えさせられたものでした。参加している車こそ、いわゆる公認ジムカーナとはずいぶんと印象が違うものの、参加者の楽しそうな目、そして驚くほどレベルの高い運転技術を持った参加者たちに、はっきり言って驚きを隠せませんでした。いや、これが、ほんと、半端じゃ無いんですって。愕然としましたよ。
 ご存知のように昨年から神奈川県シリーズを盛り上げようと活動を開始した訳ですが、実はjenniferとの出会いってのが、それを推進する原動力の一つになっており、戦略を立てる上で無くてはならない存在だったのです。活動開始時には、平日、ファミレスで2時過ぎまで議論したこともありました。我々とは対極の位置から公認ジムカーナというものを見ている彼らの目。内側から公認ジムカーナを見ているだけでは偏りがちになってしまうところに無くてはならない存在だった訳ですね。
 そんな彼らが活動を休止するとあっちゃぁ、行かない訳にいかないでしょ?ってことで、タイトなスケジュールを押して、参加させていただいてきたのでした。

2.当日

 この筑波三走ってのは、練習走行1本後、3本トライが可能で、40台のエントリー車両に対し、車重やパワー、駆動方式、タイヤ、ミッション、の仕様に応じたハンディキャップを算出し、全車両1クラスのハンディキャップ戦の形式を取っています。また、参加者の技術レベルに応じた特別ハンディってのも加算されたりします。私は、エボ6のN車両にレギュラータイヤを持ち込んだため、車両に関するハンディキャップは+1.4秒程。これに、特別ハンディなんてものを2.5秒程頂きまして、+3.9秒という、参加者中最大のハンディを背負っての参加となりました(涙)。ま、どんなことでも一番ってのはうれしいことです(ほんとか?)。このハンディ自体はちょっと、いやかなりきついけど、良く考えられているなぁ、というのがその印象。コース次第ではなんとか上位に食い込めるかもしれない、という淡い期待を抱いていたのですが・・・・。
 そのコースってのが、はっきり言って曲者(涙)。いや〜な距離で置かれたパイロンが多く、アクセルを開けられる区間が少ない・・・。弱りました。ずっと舵を当てているか、サイドを当てまくる以外、完走できそうにありません・・・。これじゃぁてんこ盛りのハンディキャップを挽回できるセクションが見当たらない(涙)。しかし、ジムカーナ最強の四駆を持ち込んでおいて言い訳はできませんからね。NEOVAと言えども、グロスのタイムだけはトップを狙いたいところです(って既に弱気)。
 この日、天気は良くて、この時期にしては路面温度も高く、ピーク時には20度近くまで上がっていたようです。
3.練習走行
 まず、練習走行。筑波の路面はどんなもんか確かめながら、随所にテールを振りすぎながら、サイドを当てまくってゴール。ストールしまくりの恥ずかしい走りで、53秒台。いやはやひどい走りでした。っていうか、操作が追いつかない(涙)。こりゃ、相当集中して走らないとまともなタイムは出そうにありません・・・・。

4.第一ヒート

 そして、本番走行1本目。まずは練習走行と似たような狙いで走ってみます。意外とスタート直後の八の字が曲者で、どうもリズム良く走れません。アンダーオーバーが激しくて振り過ぎたり回しきれなかったり。広く間隔の開けられた2本パイロンは特に酷くて、中盤、終盤ともに、途中からスライドを維持できずに、かっこ悪い走りになってしまいました。四角形の立ち上がりも狙いを外したため、その後の右180度が最悪。それでも、タイヤが多少温まっていたせいか、51"29と、タイムアップには成功。8の字、四角形付近、2本パイロン2箇所、あたりでタイム短縮の余地が十分にあるので、50秒ぎりぎりまでは狙えそうな感じ。ところが、シティで参加のにしちゃんがいきなり50秒2くらいをたたき出してきました。マジでやばい。おまけに、ハンディ込みのタイムでは、まさたむさんがなんと52秒台。ってことは、なんですか?48秒で走らないと勝てないの?(涙)。

5.第二ヒート
 第一ヒートのリザルトを聞いて、狙いははっきりしました。ハンディ込みでは絶対勝てない(笑)。ってことで、当初の狙い通り(?)グロスタイムトップを狙うことにしますが、それでも50秒ってのはきっついよなぁ。やっぱSタイヤ履いてくれば良かったと本気で思ってしまいましたが、出せないタイムではないはず。集中してスタートします。ところが、路面温度が冷えてきたのでしょうか、スタート直後の8の字の入り口でテールを流しすぎたため、その振り返しを押さえ気味に返したら、今度はターン失敗(涙)。人様にお見せできないような、恥ずかしいシーンを見せてしまい、確実に1秒以上はロスしていたことと思われます。それでも集中して奥の2本パイロンを1ピースで巻いたり、四角形でサイドを減らしてみたりと工夫をしたところ、0.3秒程のタイムダウン、すなわち51"6くらいでゴール。うーむ、8の字さえ無ければ、と悔やまれますね。

6.第三ヒート
 そして泣いても笑っても最後のヒート。しか〜し、この時期の夕方は路面温度がみるみる下がります(涙)。どうひいき目に見てもコンディションが悪化している模様。NEOVAの温度依存性は良くわかりませんが、先ほどよりコンディションが良いとは考えづらいですよね・・・。それでも、あきらめるわけには行きません。おまけに、酷い走りばかりお見せしてしまっているので、なんとか見た目だけでも(爆)かっこいい走りをしとかないと、いつまでも幻のままになってしまいます(謎)。ってことで、とにかくマジで集中してスタート。1コーナーの感触からやはりタイヤのグリップ感は非常に薄い感じ。路面とタイヤの動きに集中しますが、奥の2本パイロンはフロントの逃げが大きくRが大きくなってしまいます。なんとか誤魔化して唯一踏める区間でアクセルを開けますが、もうこの区間でも4輪がブレイクし始める始末。広い幅の2本パイロンをなんとかまとめ、四角形もまずまずクリアして、その後の右180度はやや姿勢が悪かったのですが、なんとかパイロンに寄せてクリア。そして、最後の2本パイロンは少し振りすぎましたが、なんとかパイロン間に車をねじ込んでゴール。タイムは51"45でした。うーむ、このヒートはそれなりにまとめられた気がしたんですが、路面コンディションのせいですかねぇ。参りました。
7.最後に
 結局、第一ヒートの51"29がベストタイムとなり、グロスのタイムではにしちゃんシティに遅れること1秒強の2番手(涙)。ネットタイムでは55"19が換算タイムとなり、40台中20番手とちょうど真ん中でした・・・。しかし、ハンディキャップ制ってのは全車両が同一タイムで並ぶことを狙っているものですから、僕に付与されたハンディキャップってのはかなり適切な数値だったのではないかと、妙なところに関心しながら競技を終えました。でも悔しい〜。
 しかし、これだけこねくり回されると、四駆ってタイム出ないもんですねぇ。それでもタイムを出すのが本来あるべき姿でしょうから、がんばらないといけませんね。千葉フェスで運良く勝ったからっていい気になんなよ、ってことでしょう(笑)。

 それにしても、今回は参加できて良かったです。このjenniferの練習会や神奈川戦などを通して知り合えた多くの方に声を掛けていただいて、いろいろ話ができたことが、なによりでした。こういう仲間が増えることが一番うれしいですね。そういう環境を与えてくれたjenniferの皆さんに感謝しつつ、またいつの日か、ジムカーナ場でお会いできることを楽しみに待つことにします。
 ありがとう。
2003参戦記のメニューへ戻る

スペシャリストを夢見てのメニューへ戻る