2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第10戦

11/10(日)、浅間台スポーツランド、ドライ




2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第10戦
A4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位印南靖志 CP9A1'15"8201'16"2321'15"820
2位遠藤康浩 CP9A1'16"5921'17"1741'16"592
3位瀬下正人 CP9AM.C.1'16"9681'16"968
4位和田章 CP9A1'18"2971'18"0621'18"062
5位福田裕二 GC81'18"3591'18"5741'18"359
6位金子博 GC81'18"3821'18"9001'18"382
7位中西康良 CP9A1'21"7881'18"9711'18"971
8位石綿幸治 CN9A1'19"239M.C.1'19"239
9位長坂吉徳 CP9A1'20"1741'21"1391'20"174
10位梅沢考志 CP9A1'21"0181'23"2811'21"018

1.まえがき

 11/10に、JMRC神奈川ジムカーナシリーズ最終戦が浅間台スポーツランドで開催されました。今年はシリーズを追っていたわけではありませんが、神奈川戦を盛り上げようという活動の手前、後半戦は連続参戦してきた本シリーズでした。さらにこの最終戦は、主催者とエントラントが協力して努力すると参加台数を集めることができるのか、という我々エントラントにとっても活動の意義を問われるイベントでもあったわけです。そんなわけで、自分が走ることなど考えている余裕は全く無く、最終戦のアピールに追われる日々がここ1ヶ月続きました。そんなみんなの努力の結果、エントリー数はフルグリッドとなる131台を集めるという、期待をはるかに超える反応が得られたのでした。
 内心、やっぱり60台とか70台だったらどうしよう、と考え込むことも多く、随分と疲れた1ヶ月でしたが、主催者側からエントリー数を聞いた時、ちょっとウルウルくるくらいでしたよ。このために、多くのエントラントが各所で惜しみない努力をしてくれたことを知っています。皆さんの努力と参加してくれたエントラント全員の行動があったからこそ実現できたことだと思います。この努力が来年につながることを期待したいですね。あとは主催者の皆さん次第という気もします。
 そんなわけで、長いことジムカーナをやってますが、神奈川戦で131台ものエントリーがある中走るのは初めてじゃないかと思います。大変だったことは忘れて、大いに最終戦を楽しみたいと思います。

 そんな朗報を聞いたのが神奈川戦の1週間前でした。ほっとしたところで冷静に考えると、これがA車最後のイベントになるということを認識。最後くらい、今の自分なりに満足のいく走りをしたいなぁ、という気持ちがムクムクと沸いてきました。台所事情とかタイヤ事情とかいろいろあって走ってる余裕は無いはずなんですが、このまま最終戦を迎えてろくでもない結果に終わったら、それこそ後悔しそうだったので、とにかく前日は走ることにしました。

 前日は晴れ。気温はかなり低いですが、日中で路面温度は若干ぬるいくらいまで上がりました。一応手持ちの048Sコンパウンド1〜3分山と048SSコンパウンド9分山の両方を試してみました。路面温度が冷えている状態ではどちらも似たようなタイムですが、太陽が出て少しでも温度を感じるレベルだとSの方が良いみたいです。朝一発目はSSの方が良いと思いますが、晴れてればSの方が良さそう。明日も晴れることが予想されるので、ここは関フェスの二の舞は避けたいので、晴れればS、曇りならSSでいくことに決定。まさかスリップサインぎりぎりのタイヤを最後まで使うとは思わなかった(涙)。
 なんだか久しぶりに気持ち的に余裕のある練習会で、初めて話をする人も多く、楽しく1日を終えることができました。あまりにもしゃべっていたので、規定本数の半分くらいしか走らなかったけど、なんだか充実した練習会でした。
 夜は、神奈川のトップ争いを繰り広げる上位陣の邪魔をしちゃいかんとひっそりと監督と前夜祭をするはずでしたが、どこでどう間違えたのか(笑)6人ほどが集まり、むちゃくちゃ楽しい宴会となり(またか)、ジョッキを6杯ほどあけ、23時ごろにようやく解散したということで、力の入れようが分かります(笑)。やっぱこのためにジムカーナやってるのかもしれないと、思いが確信へと変わる、楽しい宴でした。ありがとうございます。

2.当日

 寝たと思ったらすぐに朝。うーむ、ちょっと酒が残ってる気がする・・・。今日はエントリー数が多いので、ゲートオープンも早めです。遅れないようになんとか会場入り。いやぁ、それにしても131台ってのはなかなかのものですね。上のパドックがA車両だけでほとんど埋め尽くされてますからねぇ。
 とにかく、一通り準備を進め、受付後、コースを見ると、ちょっとびっくり。まず思ったのは、こんなターンできんのかぁ?ってくらい最終セクションがくどい(笑)。でも、正直こういうターンは大好きなので実は結構喜んでたりして。そんなことを考えていて次に思ったのは、今日、3本走行なんじゃなかったっけ?ってこと。これ、回しきれんの?確かにダブらせる区間は長く取れそうにも見えるけど、大丈夫なんかいな?ま、そんなことは僕らの心配することではないので、攻略を考えましょう。見た感じ、中盤の島周りと、最終のターンセクションで勝負が決まりそうですね。排水溝周りも意外と難しいかも。あとは、路面状況にうまくあわせられるかどうかが、鍵でしょうか。
 天気はむしろ土曜日よりも良いくらいで、風も少ないので、タイヤは迷わずSで行きます。山が無いなんてことは考えるのはやめましょう。エアは、いつもの通り、ショックもいつもと同じです。
3.慣熟走行
 131台のエントリーですが、出走はAクラスが先で、その後クローズドクラスということなので、割と寒い時間帯に慣熟走行が行われました。感触としては、タイヤが前半全く食わない!!どこでもドリフトしちゃいます。おまけに、山が無いせいだと思うのですが、フロントが逃げること逃げること。Gをためるとテールがどこへいくか分からないし、高速セクションはかなり神経を使わないときつい感じで、スピンぎりぎりでした。問題の最終セクションに入りると、今度は相対的にリアだけが食っている感触。コースが長いせいもあるかもしれませんが、フロントは入らないんだけど、リアが粘っちゃう。これは手ごわいです。なんとか回しきりましたが、大変なコースでした。
 今回は、自分の走行予想タイムを当てるという賞が設けられるそうです。慣熟走行のタイムを参考に、自分のタイムを当てます。ちなみに、慣熟走行は1'18"1でした。ミスを無くしても17秒フラットくらい、どこまで路面温度が上がるか分かりませんが、多少上がったとしても16秒台の中盤がいいところかもしれません。そんなことを考慮して17秒フラットくらいがいいところかなぁってことで、1'16"999を予想タイムとしておきました。1'00"とか、ウケ狙いで書こうかとも思ったのですが、相手にもされなかったらさみしいので、まじめにいってみることにしました。
4.第一ヒート
 予想以上に路面温度は上がり、少し温度を感じるほどまでになりました。これはグリップしそうです。それでも押さえ気味で5000rpmくらいからスタートしますが、タイヤはむなしく空転するばかり・・・、ぜんぜん食わないんですけど・・・(涙)。ちょっとアクセルを戻してコントロールしながら2速、3速とあげてバスストップへシケイン気味に入り、バスストップを出てちょっとだけブレーキングの開始を遅らせて左コーナーに進入。しかし、思った以上にグリップせず、流れ出すテールがブレークしないようにコントロールするのが精一杯で左パイロンへ。結局コーナリングにならず、完全に速度が落ちた状態から加速。アクセルオンで自在にテールが出るのが面白いと言っちゃ面白いんですが、前に進めるために多少アクセルコントロールをしながら立ち上がり、3速へ、と思ったら、5速に入ってました、はい。短い時間だったのでそんなにロスにはなってないと思いますが、すぐに近づく島の進入で思い切り慌ててしまい、完全に進入速度のコントロールミス。なんとか1速に落として車の向きだけは合わせてサイドを当てたものの、姿勢が悪くテールを振り出しすぎ、イン側の沿石に思い切り乗って右ターンをクリア。かなり慌てて、次の左はなんとか当て返したものの、そこからのスライドコントロールが悪く、次の右は沿石まっしぐら(涙)。躊躇して引いたサイドはやっぱり中途半端で、ほとんどグリップ気味に立ち上がる羽目に。おかげで若干大回りに立ち上がって、2速へ上げ、排水溝入り口の左ターンです。ここは悩みどころでしたが、1速に落として軽くサイドを引っ掛けて、アクセルを一瞬入れて排水溝周りはサイドで通過。かなり波打っているので跳ねますが、なんとか出口を合わせて立ち上がり、振り返すように右ターンを狙いますが、ちょっとタイミングが合わず、ギクシャクして右パイロンを通過します。そこからシェルまで2速、3速と上げ、シェルへは丁寧に進入。2速に落とし、頂点付近でアクセルオン。するとテールが流れ始め、そのままアクセルだけでスライド量をコントロールしながら姿勢を変え、立ち上がりで島の角を軽く踏んでバスストップへ。こんなにうまくスライドしながらラインに乗れたのは久しぶりだと満足しながら、バスストップ入り口でしっかりブレーキして、アクセルオンでバスストップ内を通過。試走の方々のような熱い突っ込みは僕にはできません(恐)。2速全開から再び外周へ。今度は少し食うだろと期待して入りますが、なんていうか、フロントタイヤの溝が引っ掛かってくれない感じで、ずずっ、ずずっ、とフロントが外に逃げていきます。ま、山がないから当たり前なんですが、リアが相対的に暖まっているせいもあって、こんな状態じゃアクセルを開けられず、かなり我慢してフロントのグリップを待って、アクセルオン。でも、2速のスライドコントロールはかなり動きを感じ取れ、きっちり踏み切って直線を3速まで加速。テクニカルセクションへ入ります。1速まで落としながら割と直線的に左パイロンに進入しますが、やはり思った以上にタイヤがグリップせず、止まりきれません(涙)。自分で分かるほどのオーバースピードでターンに入ってしまい、速度を殺すのが精一杯でサイドを無理やりあて、ほとんどクラッチを蹴飛ばすようなアクションで強引になんとか回し、直後の右90度でもサイドを当てますが、フロントが食わないのとリアが食っちゃうので、うまく車が向きを変えてくれません。かなり失敗気味にターンして、すぐさま次の左180度へ。これだけ失敗しちゃうとリズムもへったくれもなくもう、サイドを当ててターンするのが精一杯。なんとか合わせてターンして、もうひとつ次の右270度へ。ここまでくると、それなりの姿勢でサイドを当てているつもりでも、スライドしてからフロントが全く食わない(涙)。旋回中に舵は全く効かずなすがままにターンして、最終の左90度へ。かなり手前から軽く当てて、アクセルオンでパイロン脇を通過してゴール。タイムは、1'16"5でした。

5.第二ヒートの対策

 タイム的には2番手で、トップの印南さんには0.7秒ほど遅れているようです。なんていうかなぁ、道具のせいにするのはポリシーに反するけど、あの状態のタイヤの割には、うまくこらえたと自分的には思うのですが、どうでしょう(言い訳)。しかし、0.7秒は遅れすぎですよね・・・。今の状態でもう一本走れれば、挽回できる差だと思います。しかーし、今日は131台のエントリーに加え、平均で1分20秒〜30秒のコースときています。ゼッケン76番の私が第一ヒート終了したのが、12時50分。1セット回すのに3時間ほどかかっているのと、慣熟歩行が少なくとも30分はあるでしょうから、次の走行は早くても4時・・・。絶対路面温度冷えてます(涙)。この0.7秒は大きいです・・・。「なんとかそれなりの路面温度持ちませんかねぇ」と某全日本優勝ドラに聞いてみますが、「無理に決まってんだろ」と軽くかえされてしまいました。いや、ほら、なんとか持つかもな、とか言ってもらえると対策を練ろうって気にもなるんですけどね(涙)。それでも、今回はなんとか勝ちたいと思っていたので、いろいろシュミレーションをしてみます。このコースなら策が無いわけでもないと、タイムアップポイントを練り出し、根拠は無いのですが多少路面が冷えてもタイムアップは果たせるという気になってきました。
 そんなことより問題なのが、今日終わるのってこと(笑)。どう考えても、最終ゼッケンは17:00過ぎるんじゃない?この季節17:00じゃ暗いからねぇ。なんとか競技進行を妨げるようなトラブルが発生しないことを願うばかりです。
 そして第二ヒートが近づきます。A2はそれほど状況に変わりなく、上位陣がタイムアップを果たしているようなので、極端なコンディション劣化はないようです。が、A3になると、大きなタイムアップ少なくなり、後半ゼッケンに入ると急激に気温が下がり始め、タイムアップはほとんど難しくなってきました。そんな状態でA4へ。どうひいき目に見ても路面は冷えています。空気圧の落ち具合からみても明らかです。でも、慣熟走行時に比べればまだいいので、タイムアップできないことは無いはずと信じて第二ヒートへ。セッティングはそのまんま。
6.第二ヒート
 冷えた路面を考慮して、4000rpmくらいから丁寧にスタート。半クラを長く使ったおかげでなんとか加速して、3速でパスストップへ進入。今度はパスストップを出てすぐにブレーキングを開始。ブレーキに足を乗せた瞬間からテールが動きはじめ、体が硬直するような感じでなんとかコントロールして姿勢を保ちますが、やはり止まりきれません。なかなか姿勢を作れず、向きが変わり始めたところでアクセルオン。テールがいとも簡単に流れますが、アクセルを強めに開けてカウンターを当てたまま立ち上がります。3速に一瞬入れて島へ進入。今度は丁寧にブレーキングして入りますが、島の横付近からテールが流れ始め、そのまま1速までシフトダウン。スライド量が中途半端だったので、ダメもとでサイドを合わせるように当て、これが思ったよりうまくいって一つ目の島をクリア。続く左ターンの島は少しインを離してしまいテールスライドも大きくなってしまいますが、なんとかクリアし、最後の右ターンの島もなんとか合わせてクリア。排水溝方向へ立ち上がります。2速から、やはり進入で1速に落とし、サイドを軽く引っ掛けてアクセルオン。直後に排水溝周りでサイドを当てスライドをコントロールしますが、跳ねる路面に立ち上がり方向が合わず、ちょっとぎくしゃくしてしまいます。おかげで続く右パイロン通過もリズムとラインが悪く、軽くブレーキングを入れる羽目に。立ち上がって、3速から、シェルコーナーへ。どうもフロントのグリップ感が薄いので丁寧に入り、頂点付近から全開。やはり立ち上がりでテールが完全に流れ、ほとんどドリコン状態でカウンターを当てながら立ち上がりますが、今度は立ち上がりの島のインを若干離してしまいます。バスストップ入り口でブレーキングして、アクセルオンでバスストップを通過。再び外周へ入りますが、ここは少し丁寧に進入。なんとかタイヤを食わせて立ち上がり、3速で最終セクションへ。直感的にタイムを落としている感覚からか焦りもあり、左450度への進入はさらにオーバースピードになってしまいます。サイドを当ててなんとかテールを振り出すものの、大きなRを描いて景色がスローモーションで流れるほどの失敗ターンになってしまいます。それでもなんとか回しきり、次の右90度へ。ここはどうもリズムが悪く、向きを変え切れません。続く左180度はなんとか入り、その後の右270度へ向けて振り返し気味に狙いますが、左180度の立ち上がりテールスライドが大きくなってしまい、右270度のパイロンから離れてしまいます。躊躇している余裕は無いので、Gの切り返しでそのまま回し、なんとか合わせて270度をクリア。最終の左90度を手前からサイドを当ててゴール。タイムは、1'17"1でした。
7.最後に
 結局タイムダウンに終わりました。焦りからかブレーキングのミスが多かった気がしますね。それを考えると、きちんと走っていればもう少しタイムは出たはずです。やはり気合を結果に残せないのが現状ということでしょう。
 その反面、今シーズン走り始めたころに比べると、車の動きはだいぶ分かるようになった気がします。振り返れば、今年初め走り始めたときはどうなることかと思いました。しかし、少しずつ走りを重ねるにつれ、次第に車の動きにも慣れ、だいぶ車をコントロールできるようになって来たと思います。でも、細かいところはぜんぜんだめ。走っていて、イメージばかりが先行して、その姿勢に車を動かしきれない印象がまだまだ強いです。たまたまうまくいくこともありますけどね、狙ったところに車を動かせないのが現状ですね。

名物青汁一気。A4に負けた試走のくみちょと
↓入賞できずにチャンプ獲得の三間さんも飲まされてます。
 この日の各クラスの結果に関するレポートはこちらを見てください。今年度のA4チャンプは三間さんに決まりました。本人は「ほんとにこんな俺でいーのでしょーか」なーんてことをもらしていましたが、シリーズチャンプってのは年間通して成績を積み重ねてきた結果ですから胸を張ってよいと思いますよ。そりゃ、最終戦できっちり決めたかったかもしれませんけど、自分もチャンプ取った年の最終戦はスピンして6位かなんかでしたから。気にしてたらやってられません。来年関東できっちり結果を残せばいいと思います。そしてA3は第2戦以降一度も首位を明け渡すことなくチャンプを獲得したファイアー梅ちゃん。ハイレベルなA3クラスで全戦4位以内ってのはすばらしいんじゃないでしょうか?そしてA2は野呂さんが念願のチャンプ獲得。最終戦は見事な走りでしたね。誰もが感動したんじゃないでしょうか。来年はお休みらしいですが、また一緒に走れるのを楽しみにしています。みなさんおめでとうございました。

 そんなわけで、A車最後のイベントであるこの日勝てなかったので、悔いは残りますが、今年は結果を求めるような戦い方をしていませんでしたから、潔く活動を停止し、今年はここで宴会シーズンに入ることにします。来年度からはレギュレーションが大きく変わり、Nクラスが主体となり、暫定的にSAクラスやBクラスが設定されます。現状から考えてJMRCのBクラスがしばらくは台数が集まるとの大方の予想です。
 では自分はどうするか、ですが、一時期このままの車でBクラスってのも考えました。でもね、それはジムカーナをやる目的とギャップを感じるので、来年はNクラスで走ることを決心しています。詳しいことは別途書きますが、とにかく今シーズンはここまでで一旦終了し、しばらくしたら来年のNクラスに向けて動き出す予定です。
8.おまけ
 今年の神奈川シリーズを、トーク、そして青汁で盛り上げた一番の功労者はレーシングスポーツファミリーなるとの面々でしょう。しかし忘れてはいけない、彼らが一番盛り上げたのは純粋な走り、競技そのものだってことを。A2クラスはシリーズ2位に芹川君が入り、A3クラスは梅ちゃん、石黒さんのシリーズワンツー、そしてA4クラスは三間さん、石綿君のシリーズワンツーと、シリーズ上位をなるとが独占した形になったことから、その実力が伺えますね。
 しかーし、そこで終わらないのがなるとの面々。チームなるとの本拠地であるNEXT代表のファイヤー梅ちゃんこと梅澤選手が、最後にやってくれました。振り返れば夏ごろ、神奈川を盛り上げるために「もしもA3チャンプを取れなかったら、もしくは取れたとしても最終戦表彰台に乗れなかったら、バリカンでもなんでもやってやる」と言い切ってました。自らを追い込み自分自身にプレッシャーをかけた中、その公約を見事果たし、堂々のチャンプ獲得にバリカン儀式は免れたかに思われましたが、そんなことに耳も貸さない神奈川軍団。バーバーもも率いるチームNT○の面々は、なんとこの最終戦なぜかトラックで会場入り。競技が進行する中着々と特設会場の準備を進め、真っ暗になって表彰式が終わった後に、断髪式は決行されたのでした。
 浅間台退出時刻をとっくに過ぎてもマイクをはなさないバーバーもも。寒空の下、50人を優に超えるエントラントが見守る中、関係者が次々と台上に上がり、満面の笑みを浮かべながらファイヤー梅ちゃんの髪の毛を・・・・。ちなみに、バリカンの準備から授与式、そして最後の締めはお嬢こと梅ちゃんの奥様だったとさ。

 突如浮かび上がった特設会場の様子はこちら

 やることが半端じゃありません。
 濃いです、濃すぎます、神奈川のエントラント・・・。
 チャンピオン獲得とか忘れてるでしょ、みんな・・・。

 皆さんは真似しないようにね。
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