8/11(日)、相模湖ピクニックランド、ドライ
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 井上究 | CP9A | 0'50"607 | 0'50"244 | 0'50"244 |
2位 | 石綿幸治 | CN9A | 0'52"576 | 0'50"938 | 0'50"938 |
3位 | 新井敏正 | BNR34 | 0'52"359 | 0'51"637 | 0'51"637 |
4位 | 中島憲久 | CE9A | 0'52"118 | 0'58"782(P1) | 0'52"118 |
5位 | 遠藤康浩 | CP9A | 1'03"376(P1) | 0'52"661 | 0'52"661 |
6位 | 鈴木裕 | CP9A | 0'52"934 | 0'58"743(P1) | 0'52"934 |
7位 | 三間康 | CP9A | 0'53"011 | 0'53"525 | 0'53"011 |
8位 | 梅沢考志 | CP9A | 0'53"246 | 0'58"573(P1) | 0'53"246 |
9位 | 鈴木謙二 | CT9A | 0'54"099 | 0'56"692 | 0'54"099 |
10位 | 佐藤和義 | GC8 | 0'56"377 | 1'08"660(P1) | 0'56"377 |
1.まえがき
お盆休みの最中、8/11に相模湖ピクニックランドで開催されたJMRC神奈川ジムカーナシリーズ第7戦に参戦しました。
今回はいろいろ動きがあって、エントラントの有志と共に、神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げようという活動を起こすことになりました。詳しくはこちらのページで状況をお伝えしていくつもりですが、そんな事前準備があったりして、大忙しの毎日でした。
いつもと同じくしばらく車を動かしていないので、ターン勝負の相模湖の前日は走っておきたい気持ちも山々なのですが、金銭的にも全く余裕が無いので、例によってそのまま当日を迎えます。それでも、当日勃発させる予定の活動の準備のため、前日も相模湖ピクニックランドに顔を出したりと、走ってはいないけどジムカーナ漬けっぽい日々を送りながら当日を迎えます。
いやぁ、それにしても前日の相模湖、暑かった。日頃窓すら無い部屋で終日過ごしているせいか、久しぶりに外に出たもんで、うれしくってTシャツ脱いで歩き回ってたらひどい日焼けになってしまいました。
2.当日
今回はいろいろ忙しいのでいつもより早めに会場へ向かいます。丁度ゲートオープンとなる7:30より前に会場に到着すると、さすがお盆休み。一般客もたくさん並んでいて、ゲートは大渋滞でした。「車入れてあげたら普通挨拶くらいするもんだろっ!」とか朝から怒りながらパドックへ。3.慣熟走行
今日は青いS2000居ないだろうななんていらぬ心配をしながら車を止めます。今回からタイヤは履きっぱなしなので、準備は随分楽チンです。暑くなる前にテントを出して、乾電池式の扇風機を出して準備万全。
受け付けの際に関係者にご挨拶をして、まずは競技に集中します。この日のコースですが、気になるような深いターンはありませんが、ゴール前の3本パイロンからなるセクションは距離が無くてまともに走れるかちょっと不安です。それ以外は回せないことは無いでしょうが、リズム良くアクセルをあけていかないとタイムは出せないでしょう。
しかし、実はこの日、コース云々より一番心配なのがタイヤだったりします。このイベントの前にニュータイヤをゲットし、今回から使うのですが、前後ともADVAN A038SLコンパウンドの235/45-17というサイズなのです。そもそもこのサイズを使ったことが無いのですが、ま、そう大して変わらんだろ、という思いがある反面、ちょっと心配だったりもするのでした。実はしばらく前にフィッティングを見るために履き替えてから普段履きにしちゃってるんですが、新品の柔らかい感触って久しぶりなので、このぐにゃぐにゃ感もちょっと不安だったりするのも事実です。
さて、一応出るからには優勝を狙っているんですが、なんと本日は、現役バリバリ地区戦ドライバーの井上究選手がエボ6でエントリーしてきました。今回のイベントはチャリティイベントを兼ねているので、たまに強い選手が出てくるのは珍しくないんですけどね。そりゃ、格が違いすぎでしょ、ってな感じで、とても優勝を狙うなんて言えなくなっちゃいましたが、頑張ります。
セッティングはいつもと一緒です。
4.第一ヒート今回は、台数も少ないことから慣熟走行があるそうです。ということは、台数が多かったらやらないという流動的なものだったんですね。
ところが、スタート前からサイドの効きが少し甘い。レバー側でつめてみたんだけど、もう一杯一杯のところまで来ちゃってて、これ以上詰まらないんです。でもなんとかなるかな、なんて甘い考えで慣熟走行へ。
まず1コーナーで感じたことは、なんじゃこのタイヤぁぁぁあ、って感じでしょうか。なんとも安心感が無いと言うか。17インチのタイヤというより、15インチのフィーリングに近い感じなんです。そしてサイドを使ってみると、やはり効きが悪く、ロックするまでにワンテンポ遅れる感じがあります。いやな感じを引きづりながら、こんなんで回せるかなぁと最終セクションに入ったら、姿勢をうまく作れなかったこともあり、完全にサイドが効きませんでした(涙)。
こりゃまずいってことで、タイムをロクに聞きもせず、パドックへ。これ以上ワイヤー詰まらないしどうしようと悩んでいたのですが、結局、A3クラスの梅澤選手に応急処置をしてもらうことになりました。とりあえずこれで多少効きは良くなるはずとのこと。ありがとうございましたぁ(感謝)。「俺がメンテしたからには勝ってもらわないと困るんだよなぁ」とその後脅されていたのは内緒。
6500回転程度から半クラッチを使ってスタートします。アウト側からタイヤの前後バランスに神経を集中させながらコーナーに進入しますが、ちょっとアンダーが強い感じで我慢して外周をクリア。立ち上がりでアクセルを開けると、さらに車は外へ動き、砂の浮いた付近まで入りそうになってかなりビビリました。全開で左180度へ向かい、丁寧に減速してサイドを当てると、さっきよりはだいぶ良い感じですが、それでもロックするタイミングに若干の遅れが感じられます。そこから左、右と続くスラロームでは、その後の左で手前に仮想パイロンを置いて1速に落として、一踏みして通過。すぐに右180度ですが、ここはややオーバースピード気味になってしまい、フロントがかなり逃げます。とにかくサイドを当て、アクセルオンの後、すぐに左サイド。引き続きアクセルオンの後、またまた右サイドで、外に車を動かして2速へ。そこからはほぼ直線的に右パイロンへ向かいます。このパイロンの奥の沿石までの距離が短いため、ビビッてしまうと速度が合わないようなので、タイヤのグリップに集中してブレーキングを開始し、右ターン。ちょっとストールしながら立ち上がり、2速に上げて左パイロンへ。丁寧に入り、左サイド。立ち上がって、1速全開から問題の最終セクションへ。1速のままターンに入り、クラッチを繋ぐと、「パパパンッ」というリミッターが当たる音が鳴り響いて車は止まりました。ギアが抜けちゃったみたいです。1速ホールドのまま入ってきただけなんですが、進入で、クラッチを切ってサイドを当て、アクセルを開けた時に、一応手で1速に入ってることを確認したんですよね。それで、無意識にギア抜いちゃったのか、引っかかっちゃったのかは定かではないんですが、完全にギア抜けちゃってました。8,000回転付近まで回っちゃってる状態でギアを入れる度胸は全くないので、完全にエンジン回転数が落ちるまで待って、そろそろと進み出します。当然次の左ターンはグリップでだらだらと回り、最後の右270度はちょっと奥でサイドを引いて、車を滑らせながらゴール、と思ったら、光電管直前の最終パイロンにも触って、散々なゴールでした。
6.第二ヒートの対策
タイムは、58"4プラスパイロン1と、実質ビリのタイム。いやぁ、参りました。サイドの効きは梅澤さんのヘルプにより、若干向上しましたが、それでも良い状態とはほど遠い感じです。他のエントラントからも、「全くキレが無い」と酷評され、久しぶりに落ち込みました。タイヤも予想以上に期待外れだったのですが、サイドさえ気持ちよく効いてくれればなんとかできると思うんですけどね。7.第二ヒート
どうしてくれようか、散々悩みましたが、考えても仕方がないので、現状でベストを尽くすしかありません。姿勢づくりに余裕があるセクションはいつもより早めに余裕を持ってサイドを引く事で対処できるでしょう。問題は最終の3本パイロンです。スパスパとサイドが効けば、コンパクトなラインで強引に回しちゃうところですが、ここまでの感触からGのかかり方が薄いとたぶんサイドが効かない可能性大です。残り1本ですからあまりリスクのある走りで青汁も頂けないというのはかなり寂しいので、最終セクションは0.5〜1秒くらい捨ててでも確実に回しきれるラインを選択することにしました。
それにしても、タイヤ、イマイチでした。エア設定とかも悪いのかもしれない。だらだらし過ぎてるんですよね。極端にセッティングを変えると、それこそ自分が対応できないので、前後ともエアを0.1ずつ上げてみることにします。
タイヤのフィーリングとサイドの両方に不安を抱え、さらには第一ヒートにタイムを残せておらず後が無いという最悪の状態で、果たしたタイムを残せるのだろうか。久しぶりに追い込まれたような気持ちのまま第二ヒートへ向かう事になりました。
それにしても、今日も暑いです。前日の日焼けが痛い上にこの日差しはつらい。さすがの暑さに、食欲もあまり沸きません。競技後、ミーティングどこでやるかなぁ、なんてことを考えながら、第二ヒートが始まりました。
6.最後に6500回転程度から半クラッチを使ってスタート。先程の外周でのアンダーを考えて、もう少し丁寧に姿勢を作って外周へ入ります。するといい感じでテールが動きはじめ、多少狭さに躊躇しながらも割と早い段階からアクセルを開けられます。しかし、その後フロントもだらしなく外へ逃げる感触があり、やっぱり踏み切れませんでした。その後全開で左180度へ向かい、丁寧に減速してサイド。コンパクトな立ち上がりラインを狙ってスラロームへ。最後の右180度はやはりオーバースピード気味になってしまい、フロントがなかなか戻ってこない感じでなんとかターン。ついでにストール付き。続く左は立ち上がりをコンパクト気味に狙い、ちょっとテールが滑り過ぎ気味で立ち上がり、直後の右はゆるめのRで速度を稼ぎます。ところがこの立ち上がりの下りで予想以上にフロントが逃げ、4年くらい前の沿石ヒットが一瞬頭をよぎりながら、一瞬アクセルを戻し気味で立ち上がり2速へ。直線的に右パイロンへ向かい、ストールに気をつけて右サイド。緩めのRで立ち上がり2速全開から左ターンへ。しかし、ここの進入速度も速くなりすぎて、インを離してしまい、車がなかなか戻らない感覚にやきもきします。そして1速全開から問題の最終セクションへ。右90度の入りは、次の左を考えて車幅1台分以上開けて進入。アクセルを一度開けてきちんとGをかけて左90度。そして次の右270度は少し入り口を遅らせてしっかりGをかけてサイド。なんとか車は旋回をはじめ、270度の立ち上がりからゴールの規制パイロン間までほぼ全開気味で車を動かし、ゴール前で少しフロントが思わぬ方向に向かいながらもそのまま踏みながらゴール。タイムは、52"6でした。
2002参戦記のメニューへ戻る一応、なんとか走りきる事はできて、青汁ぎりちょんゲットの5位で競技を終了しました。
やはりサイドの効きが本調子ではないため、なんとか自分なりにごまかしたとは言え、各ターンのばらつきは非常に大きかったようです。うまくいくターンもあれば、サイドを引く時間が長いため立ち上がりが遅れたりストールが大きくなったり。他のドライバーにも「ターンが半テンポ遅れている」とのアドバイスを受けました。また、タイヤも、235/45-17と255/40-17ってこんなにフィーリング違うの?と言うほど違う感触でした。今回のタイヤはほぼ新品ですので、そのせいで感触が違うだけとも考えられますし、実際のタイム比較はしてませんからなんとも言えませんが、こんなに安心感が無いとは思いませんでした。ただ、エアを少し上げた第二ヒートでは、多少良かった気がする事からエアセッティングでもう少し良い状態を作り出せる気もします。
とは言え、こんな状態でも一応走りきれ、トップとの差は大きいながらもタイムを残せたことは、不思議と自信になりました。ま、サイドの調子が良かったとしてもあと1秒くらい詰められるかどうかでしょうが、ラスト一本でこれらの不安要素を抱えながらタイムをまとめられたことには満足しています。
ですが、走り的に満足かと言えば、決してそうではありません。以前はもう少し精度良くできたことが今は出来ていないことは明白です。まずはほんとに基本的なターンの技術を上げておかないとどうしようもない気がしますね。そろそろ涼しくなってくることですから、練習していきたいと思います。
結果に関するレポートはこちらを見て頂くのが良いと思いますが、さすがの走りで井上さんが優勝をさらっていきました。今回の殊勲はエボ4ながら2位に食い込んだ石綿君でしょう。車のパワーもエボ6には及ばず、タイヤだって225サイズの彼に負けたということは我々は何の言い訳もできません。この日の石綿君の走りは良かったですよ。そのまんまの走りで浅間台も走っちゃえばいけちゃうと思うんですけどね。一方のライバル三間さんは、最終セクションをまとめきれず、7位に終わったようです。
この結果面白くなったシリーズチャンプ争い。お休み中の秋葉さんが依然トップですが、石綿君が3ポイント差まで詰めて来ています。さらに3ポイント置いて三間さんが続く形。しかし問題は二人とも浅間台が大の苦手。たぶん意識し過ぎなんだと思いますけどね、口を揃えて勝てる気がしないと言ってます。それを横目に、浅間台ラウンドを楽しみにしているのがエボ2ながらシリーズ4位につける中島さん。石綿、三間、両氏が浅間台を苦手としているのを知っていて、逆転を本気で目論んでいます。さらに木崎さんまでの5人はほぼ上位確定気味なんですが、それ以降はスポット組となっており、誰が来るかは分かりません。私はポイント28点でシリーズ7位のようですので、スキあらばシリーズ6位を狙ってみようかと思いますが、なにせタイヤがタイヤだけに、また運ちゃんもいま一つなので、ちょっと難しいかもしれませんね。
それと、冒頭でも書きましたが、今回を機に、エントラント主体で神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動を始めました。一応、私を筆頭にしていますが、これはいろいろな配慮からで、実質は神奈川シリーズの各クラス上位に位置するドライバーらと一緒に活動し始めたものです。事前に準備しておいたアンケートの収集と、競技後に有志で集まってもらいミーティングを開催してみましたが、50人近いエントラントや観客が集まってくれ、まずは動きだして良かったなと思っています。そうすぐにいろんな事が変わるとは思えませんが、オーガナイザー側の関心も高いと認識しており、何か変わってくれると期待しています。競技活動と平行して、この活動をしばらくやっていこうと思っていますので、興味のある方は神奈川ジムカーナシリーズを盛り上げる活動のページをたまにのぞくなり、神奈川シリーズに足を運ぶなりしてみてください。
という訳で、そんな活動を始めたこともあり、もう少し神奈川シリーズには参戦することにしました。この活動のおかげで、プライベートが恐ろしいほど忙しくなっちゃってるんですが、9/1は気合入れて走ります(まだ言うかとか言わないように)。
っていうか、それ以前にいろいろな雑用に追われて、またまた走るどころの騒ぎじゃなさそうなんですけどね(涙)。