2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第5戦

6/2(日)、相模湖ピクニックランド、ドライ





今回も画像は全てかむにほん記のにしちゃんよりご提供頂きました。
ありがとうございました。

2002JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第5戦
A4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位石綿幸治 CN9A1'02"6241'01"1021'01"102
2位新井敏正 BNR341'12"502(P2)1'01"3001'01"300
3位三間康 CP9A1'02"1581'01"3121'01"312
4位遠藤康浩 CP9A1'01"5691'01"5181'01"518
5位梅沢考志 CP9A1'07"821(P1)1'01"9851'01"985
6位中島憲久 CE9A1'13"175(P1)1'02"0791'02"079
7位木崎勇 CE9A1'03"1391'02"6551'02"655
8位佐藤和義 GC8M.C.1'03"0591'03"059
9位鈴木裕 CP9A1'08"077(P1)1'03"1241'03"124
10位阿部乾治 GC81'07"651(P1)1'03"2181'03"218

1.まえがき

 今回は、6/2に相模湖ピクニックランドで開催されるJMRC神奈川ジムカーナシリーズ第5戦への参戦を決めました。
 実は同日、前回運良く優勝を遂げられた長野県シリーズの第3戦が開催されるため、当初そちらを考えたのですが、やっぱ少し遠いのがネックだなぁと感じていました。他にあるのは相模湖の神奈川戦だけど、狭いし車ぶつけたこともあるし何年も走ってないしなぁ、と今一つ乗り気になれません。どーしよっかなぁと考えている矢先に、主催のニュートンランドさんから直接案内を頂いたのが一つのきっかけ。
さらに、千葉戦クローズドクラス参戦をきっかけにお知り合いになったかむにほん記のにしやまさんが神奈川戦に参戦することを知ったことがもう一つのきっかけでした。左がにしちゃんのミニ。
 この2点から神奈川戦参戦を決意し、その意思を表明したところ、そのにしやまさんのはからいで、彼らの仲間とチーム参加させてもらうことになりました。ありがとうございました。
 事前に楽しくなりそうだと言ってたのは、このためだったわけです。そんなわけで今回のイベントは、うまく走ろうとかリハビリをとか結果がどうとか、正直どーでも良くて、楽しそうな面子と交流できるということが、最大の楽しみだったのでした。
 今回チームを組ませていただくことになったお二方は、JenniferのEddyさん(右のハチロク)と、PlayLifeのJayさん(銀のミニ)。車と楽しく付き合う術を心得ているお二方との交流は、なかなかにして刺激的かつ考えさせられるものになりそうです。チーム名は検討の結果、「異業種交流推進委員会」に。なんつっても、ハチロクにミニ、そしてランエボと、とてもチームとは思えない組み合わせなものですから。


 しかし、イベント当日が近づくにつれ、次第に気持ちが変わってきました。今回は結果を出す努力をしてみようと。別に今は楽しく走れればいいんですが、今後のことを考えて、自分にプレッシャーを与えてみようと思ってます。
 実は今のタイヤがそろそろ終わりなんです。お買い得な038でも出てれば欲しいところなんですが、既に新品では手に入りませんし、ほとんど流通もしなかったタイヤなので、中古でも探しづらい。となると、次は必然的に048での戦いになります。そうなるとですね、戦闘力としては十分な訳ですから、結果が気になり始めるに違いありません。そんな時に備えて、折角出るイベントでいろいろ試してみようかなということろですね。

2.当日

 ゲートオープンは7:40と遅めなのですが、なにせ車が手元にない。実家まで一旦車を取りに行き、それから会場へ向かったので、結局早起きになってしまいました。そして、7:35ごろ会場へ到着。久しぶりの相模湖ピクニックランドです。
 入り口横に数台のミニが駐車しているのを発見。一言ご挨拶をして会場入りします。
 ゆっくりと坂道を登っていくと、コースが見え始め、既にコース設定が進められていました。そこで私の目に飛び込んで来たのは試走車らしい青いオープンカー。誰?と思ったら、やっぱりあの方でした。前回の神奈川に続き、またもや神奈川戦に出てるのがばれちゃったじゃないかぁ。っつうか、こんな遠くまでよく来るなぁ。さすが今は何本でも走りたいと言ってただけのことはある。などと関心しながらパドックへ。
 試走ドライバーの走行をちらちらと見ながら、準備を進め、取り急ぎ本日のチーム参加の面々にご挨拶に伺います。ネット上でやりとりしているので、顔を付き合わせて話すのが初めてとは思えないんですが、やっぱり初めてなんですねぇ。かなり好感触の皆さんでした。
 その後、受け付けに行くと青いオープンカーの方がいらっしゃったので、見つからないように(?)受け付けを済ませ、車検を終了して、パドックから離れてコースを見ていると、わざわざその方が私を探しにきてくれました(涙)。「パドック行ってもいないと思ったらここだったのかぁ、エントラントリスト見て名前見つけちゃったよぉ、今日は期待してるよ」だって(大涙)。話を聞くと、相模湖は初めてだそうな。さるくらを初めて見たときくらいのショックだったと申しておりました。ご苦労さまです。ま、こんな凄い方に気にして頂けるなんて嬉しいことです。頑張ることにします。
 いやぁ、それにしても今日はいろんな意味でアツイ一日になりそうです。

 この日のコースですが、サブロクあり、スラロームあり、8の字崩れあり、となかなかのテクニカルかつ、走りがいのありそうなコース設定になっています。少し迷うのはゴール前の8の字に近い規制パイロンからの180度への進入くらいで、それぞれのセクション間の距離があるので、そうしんどいことは無さそうです。が、今の私には走りきれる結構ぎりぎりのレベルかもしれませんね。なんつっても、スラロームやサブロクなんて、何年やってないんだか分からないくらいですからねぇ。ま、一つ一つを丁寧に、もうどうしても逃げちゃうフロントタイヤのグリップを確かめながら、コンパクトかつ積極的に踏んでいくようにしましょう。
 そうそう、今履いている038って、自分でも分かるくらいフロントも逃げちゃうんですよ。車のセッティングとか、実はもうスリップサインぎりぎりだってこともあるんでしょうが、ステアリングを少し切ってアクセルを入れるとタイヤ1本分から数本分くらいはフロントタイヤが狙ったラインからアウトに逃げちゃうみたい。前回の長野戦で分かったのですが、これじゃ完全に当たっちゃうよ、ってラインで進入しないとパイロンに寄れない様です。果たしてこの忙しいコースで、1ヶ月ぶりに乗った車で、そんなことが出来るのか分かりませんが、とにかくそういうこと。そんなラインを狙っていけば、結構いけると思われます。狙いは明確なので、あとは運ちゃん次第。頑張りましょう。

 さて、本日のA4クラスは、ポイントリーダーぶっちぎりの秋葉選手はお休み。こうなると、2位以降の選手は少しでもポイントを詰めておきたいところですね。相模湖を得意としているなるとの石綿選手や三間選手、狭いコースに相性の良いCE9A勢の木崎選手や中島選手らの動きに注目と言ったところでしょうか。この他、超高価なR34GT-Rを持ちこんでいるベテランの新井選手や第1戦の相模湖では幻のトップタイムながらパイロンに沈んだ梅沢選手あたりにも注目です。
 A3クラスも目下DC2の梅澤選手が独走中。この勢いを誰か止められるのか。前回の優勝で気を良くしているであろう星選手が待ったをかけるのか。これまた注目です。
 そしてA2クラス。「スポットのつもりだったんですけどね」とか言いながら浅間台ラウンドであれよあれよとポイントリーダーに立った野呂選手が、この日も参戦。ここまできたらシリーズ取りたいというのが人情というものでしょう。しかし、第1戦でも優勝しているテクニカルはやたらうまいなるとの刺客芹川選手が黙ってないでしょう。恐らくここからの相模湖3連戦は狙っているに違いません。
 今回会場の注目を最も集めていたのはCB2クラスではないでしょうか。11台の参加で、ミニが9台、ハチロクが2台と、いつもと違った雰囲気のパドックに、Aクラスの連中も気になって仕方が無いようです。彼らの話題は、私もいろいろお世話になっているにしちゃんのかむにほん記をご覧頂くと良ろしいかと思います。米軍ジムカーナで腕を磨いている彼らは、サブロクスラロームとか、1080度ターンとか、そういうの平気でやるらしいです。うかつに近寄ると痛い目にあいそうです(笑)。実は今回チームを組ませていただいたのも、このCB2クラスの2台でした。よろしくお願い致します。

 というわけで、今回は結果を狙います。天気も良く、路面温度も上がりそうですから、タイヤのビハインドはそれほど無いでしょう。きっちり各セクションをこなして走れればイケルはず。
 タイヤがもう限界で、たぶん038を使うのはこの日で最後になると思います。もちろん使っていいなら使いたいんですが、さすがにスリップサイン出ちゃったらまずいですからね。そんなタイヤですが、エアはいつものとおり2.5の2.7、ショックは3の5でいきます。
3.慣熟走行
 今回も、本番前に慣熟走行があるそうです。パドックから出てスタート順を待つ坂道でサイドを引いて停車すると、サイドのフィーリングが少し甘いじゃありませんか。うーむ、もしかしたら、最後つらいかなぁ、なんて思いながら、そのままスタート。数年ぶりと言う相模湖の狭さとやたらグリップ感の薄いフロントタイヤにに戸惑いながら、なんとか各セクションをクリア。しかし、予想通り2回目に引いたサイドあたりからフィーリングの悪さを感じ、最後の左180度では全くサイドが効かず、完全グリップでゴール。参考タイムはトップから3秒程遅れていた様です。
 サイドのフィーリングがずっと悪かったので各ターンでは始動が遅れたためどこがどうって言えないんですが、最後のテクニカルさえまとめれば、そこそこのタイムは出そうな感触です。伸びていたサイドを少し詰めて本番を迎えます。
4.第一ヒート
 路面温度は割と高く、6000回転程度から半クラッチを使ってスタート。早めに左に寄って、緩く右に折れて左の外周へ。路面も分からないし、タイヤも信頼できないので、丁寧にブレーキングしてゆっくりステアして、外周に入ります。そのままパーシャルで探りながら外周をクリアして、直線へ。2速全開からパイロン間を通過する頃からブレーキングを開始。丁寧に入って1速に落として右サイド。一瞬出口方向を勘違いしながら、少し奥まで回しこんで立ちあがり、左パイロンでは一瞬アクセルを抜いて通過。チームを組んでいる方々の目の前の右サブロクに入ります。何の気なしにブレーキングして右サイドを当て、旋回に入りますが、直後リアタイヤがグリップ。「おぇぇぇ、ギャラリー前なのにぃぃ」と思ったと同時に、このラインじゃパイロン踏んじゃうかもぉぉ、と若干アウトにステアを戻しながらそのまま立ちあがります。パイロンタッチが気になってオフィシャルを見渡しますが、一応旗は振られてない様子。と思ったら、1速が吹けきり、慌てて2速へ、という直後に1速の右ターンで、無茶苦茶慌ててしまいました。反射的にサイドを強く当ててしまい、予定より少しラインがインへ入ってしまいます。おかげでスラロームの入りが少しきつく、ぎくしゃくしながらスラロームを通過。出口のパイロンは少し離れているので、あまり気にせず通過して左サイド。若干下りながら、2速に入れ、迷っていた左1本パイロンを2速のまま通過。しかし、タイヤがあったまってきているのか、かなりアンダーが強くなかなか踏めません。こらえて立ちあがり、手前の左1本パイロンへ。少し緩めに立ちあがって、砂の浮いてそうなアウト側を少しあけて再び外周へ。2速のままやはり丁寧に入りますが、立ちあがりの下りは完全にフロントが外へ逃げて踏めません。我慢して通過して、最終セクションへ。ブレーキングとともに、右の規制パイロンにするすると寄り、軽くサイドを当て、弱カウンターを当てながら左180度へ。少しタイミングが遅れパイロンから離れますが、なんとか回してゴール前の右パイロンで再びサイドを当てると、こいつは少し回しすぎてゴール。タイムは、1'01"56でした。

6.第二ヒートの対策

 サブロクのミスが大きかったですね。ゴール前のターンも無駄が多かったし。それ以外も、パイロンから一定距離を開けて離れちゃってる感じだし。フロントタイヤがかなり勝手に動こうとする感じで、運ちゃんがそれに対応できていないみたい。冒頭でも触れましたが、もっとインを狙って踏んで行かなきゃだめだって分かってるんですが、相対的にリアが食っちゃう感じで、なかなか思い切ったドライビングが出来ないんです。ちょっとブレーキングを頑張ろうとするとフロントが逃げちゃうのでろくなターンが出来ないし。はて、どうしたものか。
 ま、それ以前に大きなミスしてる訳ですから、まずはそいつらをなんとかして、あとは少しづつラインをつめていく努力をしましょう。
 しかし、A4クラスは揃いも揃ってミスしていた様で、暫定トップは私のようです。が、このタイムじゃ抜かれるのは確実ですから、タイムをつめていかなければなりません。

 さて、注目のチーム対決ですが、なんとEDDYさん、JAYさんのお二人がCB2クラスでワンツーに位置しており、私の暫定トップと合わせて55ポイントのぶっちぎりトップの様子。トップのEDDYさんは、そりゃ無いよぉ、ってレベルの車の動かし方。速すぎます。たまげました。一方のJAYさんも、慣熟歩行で伺った狙い通りの走りで排気量の少ないミニで二番手に食らいついています。とても納車2週間、エンジンを昨晩壊し、足も換えたばかりとは思えない走りです。さすが元2輪レーサーですねぇ。この調子で、というか、自分が足を引っ張らないようにほんと頑張らないといけませんね。

 気温は徐々に上がり、A2クラスの頃はかなり暑くなりましたが、A4の前には少し雲が見え、若干路面温度も落ち着いてきた感じ。というか、あまり下がるのは困るんですけどぉ、ま、そう影響の無いレベルでしょう。
 セッティングは変更無し。エアだけリアを0.1上げてみます。
7.第二ヒート
 スタートの度に、スタートライン脇にいる青い車の試走ドラがちょろちょろして気になって集中できませんが(笑)、前だけを見て、再び6000回転から半クラッチを使ってスタート。しかしなんと思いきりストール。スタート前に回りを気にしてはイケマセンね(涙)。とにかく全開で外周に入り、やはり1コーナーは探りながら丁寧に進入。先ほどよりグリップの感触は分かる感じです。外周を抜け、直線加速の後、2速全開からパイロン間に入り丁寧にブレーキングして、1速で右サイド。少し深く回しこむつもりが、ちょっとテールが粘る感じで、いやな雰囲気です。左の規制パイロンを今度は全開でクリアして、右サブロクへ。進入直前に先ほどのリアが粘る感触が頭をよぎって、少し奥目でサイド引くかな、なんて考えている間にターンが迫ります。考えたことが全く体で表現できない今の自分を思い知ることに。やっぱり同じようなタイミングで同じように入ってしまい、先ほどよりひどくリアがグリップしちゃいます(涙)。今度はパイロンを踏むどころか、グリップじゃ回りきれない角度でリアが食っちゃったので、一瞬アクセルを開けた後強引にもう一度サイドを当て、なんとか脱出方向へ車を向けます。やってしまいました。なんていうか、フロントが逃げる様な気がして、一瞬アクセルを緩めちゃってるのかもしれません。その瞬間にリアの駆動が抜けているんでしょう。ここ、斜面だし・・・。かなーり落ち込んで、立ちあがり、一瞬2速に入れてすぐ1速に落として右ターン。とにかく気を取りなおして行くしかありません。まだ動揺が続き、スラロームはかなりギクシャクしてしまい中間をクリア。タイヤのグリップ感もあるので、ここからは気合いで攻めます。スラローム立ちあがりはイン側のパイロンめがけて全開で踏んで、2速へ入れて若干左に折れ、すぐに1速に落として、左のパイロンめがけてサイド。とにかく全開で2速に上げ、手前の左1本パイロンへ。緩めに立ちあがる時、「えんどう選手中間を落としたぁぁぁぁ!」という絶叫が聞こえてきました。そりゃそうだろうよあのサブロクじゃぁ(涙)、なんて考えながら立ちあがり、アウトまで振って、外周へ。かなりグリップ感が出てきたので、若干姿勢を崩し気味に入りますが、やはり立ちあがりはアンダーの嵐。若干舵角が当たったままで怖いのですが、とにかく踏んじゃいます。最終セクションへはインに寄りながら、入り口の右パイロン付近で軽くサイドを当て、弱カウンターを当てながら左180度へ。しかし、これも気持ちタイミングが遅れ、やっぱりインを離してターン。最終ターンはロスしないように、サイドをちょん引きして、タイヤを食わせながらゴール。タイムは1'01"51でした。
6.最後に
 あれだけ大きなミスをしながらタイムアップできたのは、なんだかうれしいのですが、だったらあのミスが無ければと、久しぶりにかなり悔しかったです。走行終了時点では暫定トップのままでしたが、あんなミスをしでかして勝てるほど甘くは無く、その後3台に抜かれ4位で競技を終了しました。
 後半セクションは割とうまく走れた気がすることが唯一のプラス材料でしょうか。やはり、かなりインを狙って4輪とも流すくらいのつもりで走らないとタイムが出ないみたいです、あのタイヤ。って、分かってたはずなのに・・・。
 まともに走りきれないし、狙い通り体が動かない、ってことで、やはり練習を積まないとどうしようもないなぁ、と思う反面、ところどころ気持ち良く走れるセクションもあって、少しづつではありますが、感覚が思い起こされてくる気がしています。しかし、練習しないといけませんね。1ヶ月に1回エンジンをかけてイベントの往復だけするようじゃ、進歩はありませんよね。少し心を入れ替えて、練習しようかと思いはじめています。

 こんなミスをしでかして、一番気になるのはチーム賞の行方。EDDYさんは第二ヒートコースを見失うも、第一ヒートのタイムで優勝。JAYさんも果敢に攻めタイムアップしますが、残念ながらライバルに逆転を許し、3位となりました。んで、私がミスをして4位と、うわ、やば、まじで俺が足引っ張ってるじゃん。それでも、お二人の活躍のおかげでチーム対決は優勝できました。これで優勝できなかったら、なんてお詫びをして良いか分からないところでした。ありがとうございました。これに懲りずにまたチームを組ませていただく機会があれば(いやだって言わないで)、今度は僕一人で40点くらい取ってお礼したいと思います(って無理です)。

 さて、A4クラスの結果ですが、優勝はなんと、以前から期待していたなるとのホープ石綿選手。エボ4ながら、見事優勝を果たしました。当人にとって初めての県戦優勝で、本人も回りも大喜びです。これも私のアドバイスのおかげですな。えっ、違う?ま、何はともあれこれでシリーズも2位浮上。これでなるとのA4エース確定です。そして2位は、R34GT-Rを駆る新井選手。この狭い相模湖で高価な車をよくも振りまわすものです。ランサーにでも乗られたら勝負にならないのでやめてくださいね(笑)。そして3位は、神奈川名物三間選手。今回は負けました。悔しいです。でも、現在なるとのエースは石綿君です。次回はお互いがんばりましょう。
 A3クラスは、激しい走りで穂谷野選手が優勝。ポイントリーダーの梅澤選手は届かず3位。しかし依然ポイントは独走状態が続きます。
 そしてA2クラス。やはりこの人が来ました。0.8秒の間に2位から10位までが入るほどの激戦区A2クラスで、2位を1秒ちぎって芹川選手が優勝。ほんとうまいね。脱帽です。ポイントリーダーの野呂選手は熱い攻めを見せるものの、今回は歯車が合わずめずらしくノーポイントと崩れた結果、芹川君がポイントリーダーに立ったようです。

 特筆すべきはこの日の主催者ではないでしょうか?
 エントラント減少が嘆かれる昨今のジムカーナで、今回は今年の神奈川県シリーズで最大の83名というエントラントが集まりました。エントラントが集まりづらいと言われているこの相模湖で、これだけの参加者を集められたのは主催者の努力の賜物でしょう。今やかなりのエントラントが利用していると思われるインターネットを利用した宣伝活動だけでなく、多くの積極的な努力があったと伺っています。やはりそういう熱意は伝わるものなんですね。
 また、受理書発行から当日の運営、表彰式に至るまで、少なくとも私の目にはこんなきちんとした、気の利いたイベントは見たことが無いという程のものでした。初心者には分かりやすく、それでいて運営は地区戦レベルと言っても過言ではないほどしっかりしていたと思います。ほんと、感激しました。参加して良かったと心底思ってます。

 さて、どうやら表彰式恒例となってきた青汁ですが、今回も頂きました。前回よりどろどろしてて、一層まずかったです。それで終わればいつものことなんですが、やってくれます今回の主催者。「我々からはこれがプレゼントです」とかなんとか言って差し出されたものは割り箸についた「梅肉エキス」。
各クラス入賞できたけど優勝できなかった人は渋い顔しながら全員頂きました。おぇ。青汁、梅肉エキスともに体に良いので次回は頑張るようにとの意味合いらしいのですが、こんなんじゃエントラントますます減るんじゃないのぉ、なんていらぬ心配らしく、ひそかに皆青汁を試してみたいと思ってるそうな。ま、盛り上がってるからいいか。

 というわけで、自身の結果はいまいちでしたが、すばらしい運営と、他クラスとのチーム参加による交流で異様なまでに楽しい一日でした。その余韻に浸るかの様に、だらだらと会場に残り、日が暮れる頃に相模湖を後にして一日が終わりました。
 競技後の仲間との雑談で、「もっと戦闘力を上げた車で相模湖に来て欲しい」との挑戦を受けました。っつってもねぇ、もう車いじるつもりないし、タイヤをもう少しマシなのに変えるくらいしかできませんよぉ。梅雨が終わり暑い夏が開けた後、浅間台ラウンドで神奈川戦にもう一度出てみようかと思っていましたが、だとすると、7月、8月しかありません。ま、自分としても、今回惨敗したので、リベンジを果たしたいところですが、少し考えてみることにします。でも、練習しないとどうにもならんからなぁ。うまく都合が付いたらまた参加させてもらうかもしれません。そのときはよろしくお願いします。
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