2002JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第1戦

3/21(日)、浅間台スポーツランド、ドライ









画像はにしゃまさんよりご提供頂きました。
ありがとうございました。


コース図、リザルト等の詳細は JMRC千葉ジムカーナ部会のページをご覧下さい。


および
舞闘家さんのページより、御前試合星取表→2002年→JMRC千葉ジムカーナシリーズ 第一戦 LUCK-E ハイスピードスラローム 2002 (2002.3.21)をご覧下さい。


2002JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第1戦
クローズドクラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位遠藤康浩 CP9A0'52"4820'52"7670'52"482
2位増田貴 DC21'01"1520'56"3040'56"304
3位木村天治 AW110'56"5730'56"8380'56"573

”参考”A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位板倉修一 CP9A0'51"1510'51"5960'51"151
2位浜中一輝 CP9A0'52"5070'53"2290'52"507
3位浜田桂一 GC80'52"8810'52"5160'52"516
4位片山頼明 CP9A0'52"9070'53"0950'52"907
5位斉藤秀雄 CP9A0'53"1720'53"0330'53"033
6位奥井毅 CP9A0'59"101(P1)0'53"5860'53"586

1.まえがき

 他でも触れてきたように、約1年半振りにジムカーナイベントに参戦することになりました。現在、ライセンスを所有しておりませんので、ライセンスが無くても出られるイベントで、出走証明印が頂けるイベント、素人にも情報が入手しやすいイベント、日程的にタイミングの良いイベント、好きな会場で開催されるイベント、などを検討した結果、JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第1戦が候補となったのでした。
 思いはいろいろありますが、ライセンスを申請する準備になる事、即ち、完走することが第一の目標となります。また、今思い悩んでいる今後の方向性を占うために、A4クラスとどれだけのタイム差で走れるのかどうか、が非常に興味深いところです。また、タイムだけでなく、競技への取り組みと力をきちんと出せるかどうか、といった走りの質が非常に重要と考えています。
 そうそう、やっぱりというか、相変わらずというか、気になるのは天候です。会場は浅間台スポーツランドですから、雨になったら・・・。現状ではまともに走れるわけありません。とにかく何があってもウェットにはなって欲しくないところです。また、我がチームのタイヤ事情から、路面温度は高ければ高いほど良く、少なくとも手で触ってみて冷たいと感じる様な路面では、かなり厳しい状況になることは確かです。おまけに、最近ではジムカーナ界の友人にも雨男、っていうか悪天候男とか言われつつあり、そんな自分が一番心配だったりします。そんな思いで当日の天候を気にして日々を過ごしますが、どうやら気温はかなり上がり、4月並となる様子。曇りマークもついていますが、気温が上がるなら問題ないでしょう。結構気分を良くして当日を待ちます。
 今回のイベントは祭日に開催されるとあって、睡眠時間を確保できるかが結構な問題だったりするのですが、全力で仕事をして、少しでも早く帰宅して就寝することにしました。

2.当日

 早く寝るって言っても、8時とか9時とかに帰れる訳は無いので、必然的に寝る時間はそれなりになってしまいましたが、この所結構疲れているせいか、布団に入ったとたんに記憶は無くなり、直後には目覚まし時計が鳴ってました。それでも熟睡できたせいか割とすっきり目覚め、久しぶりに見る浜崎橋の映像をぼけーっと見ながら、準備して、4時半過ぎに家を出発。
 途中、出走時のガソリン量を最適に保てる様、浅間台までの走行距離とガソリン残量指示値から、悩みに悩んで、「ハイオク25リットル、現金で」とスタンドで頼み、「うーん、この絶妙の給油量」なーんて悦に入って待ってると、「お客さーん、25リットル入らないみたい」だって。がっくり。結局満タンになってしまいました(涙)。ガソリン量の感覚すら完全に忘れているみたい。
 ガソリンを減らしたいって意味もあって、いつもよりハイペースの100km/hイーブンで移動しますが、そんなんじゃガソリンが減る訳ありませんね。ちょろちょろ寄り道してたせいで、6時半に会場入りするつもりが、7時ちょい前になってしまいました。少し焦りながら浅間台方面へ右折すると、その脇の駐車場で悠長にでかフィットのブレーキパッドを交換しているおっさんが一人。おいおい、余裕だなぁ。受け付けに遅れんなよぉ。
 会場に着くと、エントラント以外は500円が必要ってことで、監督分として500円を支払い入場します。あらかじめ配布されていたパドック図のおかげで、混乱も無くクローズドクラスのパドックに車を止め、受け付けを済ませ、この日はゼッケン14番と出走が早いため、会話もせずに一目散に準備します。タイヤを履いて自走してきたため割と準備は早く終わり、車検を無事終了。
 コース図に目を通しますが、フルグリッド近い台数のせいか、割とあっさりした印象。テクニカルも厳しくないけど、パイロン配置を見ると、何箇所かかなりGがたまりそうで、気を抜くとスピンしちゃうか、土手へ一直線って感じのレイアウトになってます。完熟歩行でも、走行イメージが全く沸かず、ギア選択や具体的な動きとかがうまくイメージできないまま慣熟歩行が終了となってしまいました。ってことより、仲間とワイワイしゃべりながら歩いちゃうのが良くないのか?しかし、なんとなく走っても走れちゃいそうなこういうコースこそ、きちんと走らないとタイム差がついちゃうんですよね。このコースで1秒差って言ったら、かなりなもんでしょう。本日試走を予定しているJMRC関東ジムカーナシリーズ第1戦覇者のくみちょこと山口さんや、関東地区戦から全日本レベルのA3ドライバーとのタイム差がどういった結果となるのか。それどころかA4トップレベルのタイムに絡んでいくことができるのか、興味はつきないまま、慣熟走行の時間が近付いてきます。
 そうそう、この日は千葉県シリーズなんですが、昔から神奈川県シリーズを共にしていた仲間も参戦しています。かつて3○○トリオと呼ばれた一人の三間さんは自分の車が直らないのでレンタルマシンのエボ4でA4クラスに参加。しばらく自分の車に乗ってないとかで、ご機嫌斜めです。まぁまぁ、私なんて1年以上乗ってなかったんですから、辛抱しましょう。もう一人の三浦さんは、いち早くフィット、じゃなくて、シビックタイプRを持ち込み、私と同じくクローズドクラスに参加。そして芸達者で有名な技のさいかやさんこと、馬場さんはやはりレンタルマシンのエボ6でA4クラスに参加しています。また、最近エボ4ながら良い走りを見せている、なると軍団の若手ホープ石綿選手もA4クラスにエントリーしており、「ふっ、遠藤さんごときには負けませんよ!!」くらいに宣戦布告されていますので、負けない様に頑張りたいところです。その他A4クラスでは、最近地区戦やJMRC関東で連続入賞しているというエボ5がA4クラスに参戦しているとのこと。となると、A4クラスに勝つってのはますます厳しくなってきましたが、距離を知るのには非常に良い機会であることには違いありません。精一杯走ってみることにしましょう。  他にも、A4クラスエボ6の梅沢選手、A3クラス前回の神奈川県シリーズで優勝を遂げた梅澤選手、プリチーなっちゃんFD号で参加の東選手など、なかなかの顔ぶれで楽しい1日となりそうです。
 車ですが、特に変更は無く、タイヤは038SLコンパウンド。エアは馬鹿正直に2.5の2.7とし、ショックもいつもと変わらず3の5で行きます。
 ちなみに試走のくみちょのタイムは、52秒台とのこと。まだ8:30の冷え冷え路面に038はきつすぎますが、やるだけやってみましょう。
3.慣熟走行
 若干下り気味のスタート位置から、半クラッチで3500回転くらいでスタートしますが、滑る滑る。グリップしてからでもアクセルをラフに開けるとホイールスピンしちゃいます(涙)。そんな状態ですから、2速に上げて、さらに3速で緩い右ターンをクリアしたいところでしたが、とてもそんな勇気は無く、3速に入れると同時に軽くブレーキングを入れて右にきっちり曲げてから加速。真っ直ぐ外周入口へ向かいます。ここは3速でかなり踏んでくるため、結構な速度からのブレーキングで、かなり怖いっす。とにかく、加重を左右にかけない様、真っ直ぐ目にブレーキングして後半でじわっとステアすると、ずりっ、ずりっ、とテールが暴れ出します。やめてぇ、と祈るような思いでターンに入り、2速へ。外周で一度アクセルを開け、立ち上がりパイロン付近で1速に落として、ゆるーくサイド。しかし、ゴリゴリッっていうイメージでテールが流れ、一度グリップを失うと回復するまでの時間が非常に長く感じられます。我慢してグリップを待ち、2速、さらには3速と上げながら排水口のインぎりぎりを通過しますが、無茶苦茶車が跳ね、ちょっとアクセルを躊躇してしまいました。そこから島を引っかける様な左ターンへはやはり3速からのブレーキングなので、できるだけ真っ直ぐブレーキングして、後半で軽くGをかけて、1速に落とし、緩くサイド。ここもスパッとテールが流れますが、なんとかこらえて島を通過します。島の出口で2速に上げながら軽く左に曲げ、3速に入れて再び外周へ。ここもスピンするイメージばっかり沸いてくるので、とにかく気をつけて減速し、2速でなんとかクリア。立ち上がりは滑りやすいので、じわっとアクセルを入れて、ハーフアクセルで立ち上がり、案の定テールが流れながらカウンターが当たらないように気をつけてバス停手前で全開。バス停に入って3速に上げ、高速スラロームを、少し車が振られながら通過。スラローム出口で変にGが残っているといやなので、1本手前のパイロンくらいからブレーキングを開始して、2速に落としてシェルコーナーへ。あまりインを離さない様になんとなくシェルをクリアし、右1本パイロンへ。1速に落とし、緩く回すつもりが、ラフになって回し込みすぎちゃいますが、そのままイン気味に立ち上がって、2速に入れ、きつくなったシェルの角でブレーキをほんのちょっと入れて、アクセルオンでテクニカルへ。ちょっといやらしい距離間隔で置かれた2本パイロンは回し込み過ぎない様に気をつけますが、それでもかなりコントロールして、なんとか通過。1速全開付近から、最後の右ターンは、テールスライドに気をつけて緩めにサイドを当てて無難にゴール。タイムは、54"5くらいだったみたい。
4.第一ヒートの対策
 くみちょとのタイム差は約2秒、この極寒路面なら許されるタイム差か、相変わらずのタイム差でした。ちなみに、この後晴れ間が覗き、路面温度が上昇した状態でA4クラスを迎えると、トップタイムはなんと51秒後半とのこと。軽くひねられてます(涙)。A4クラスとのタイム差が興味深いところでしたが、3秒と聞いた時はさすがに愕然としました。こんなに違うのかって。正直、このタイムを上回るなんて無理っす。真剣に落ち込みました。唯一の期待は、路面温度が上がっていること。048やBS勢に比べて、路面温度に対する影響が大きいと思われる私のタイヤ。路面が温まれば、他の人よりタイムアップする幅は大きくなるかもしれません。まぁ、うだうだ言ってもしかたがないし、目一杯やってみるしか無いですからね。自分なりに精一杯の走りをしてみましょう。特に第一ヒートへ向けての作戦はありませんが、恐らく慣熟走行時よりはグリップが向上しているであろう状況を最大限に感じ取って利用することに集中します。
 この後、くみちょの試走はさすが貫祿の51秒1。えーっと、私とは3秒半の差です(涙)。
5.第一ヒート
 素手で触ると、少しぬるいくらいまで上昇した路面温度を考慮して、5000回転付近で半クラッチを使いながらスタートします。やはり少し滑りますが、明らかに慣熟走行よりはグリップする印象。緩い一コーナーは怖かったけどノーブレーキで3速に入れながら通過し、結構な速度で外周へ。ブレーキも先程より良く効くので、多少Gを残しながら外周に進入。やはりテールは流れ、不安定になりますが、スピンするには至らずアクセルオン。次の左は割とラフに入ってサイドを当て、次の排水口周りのラインを慣熟走行時とは変えるため、深く回し込みます。2速、3速とシフトアップしながら排水口を直線的に抜け、左ターンへ。さっきよりグリップするとは言ってもたかが知れていますから、やはり丁寧にブレーキングして軽くサイド。ちょっとテールが出過ぎますが、そのまま立ち上がり、島の出口で2速に上げて左に曲げ、さらに3速まで上げて外周へ。スピンしやすい進入では3速全開から丁寧にちょっと落とし過ぎくらい減速して、2速でクリア。外周はやはり丁寧にスライドをコントロールして、ゼロドリを心がけ丁寧にアクセルを開けますが、やはり先程よりはタイヤがグリップする感があります。調子に乗って、全開で高速スラロームに入り、3速に上げて、先程よりは少し無理してスラロームを脱出。ブレーキングしながら2速に落としシェルへ入りますが、案の定オーバースピードでシェルに寄り切れず、インを離してしまいます。が、コントロールする事よりアクセルを踏む事を優先し、姿勢が乱れながらもとにかくアクセルを踏んで1本巻きパイロンへ。しかしここもオーバースピードで減速するのが精一杯、なんとかサイドを当てますが、ラフな操作でスライド量が多くなってしまいます。1速全開から2速シフトアップと同時に島を抜け、右に向きを変えてもうひと踏み。今度は丁寧に、と思いながらテクニカルに入りますが、やはりかなりステアとアクセルでコントロールしながら2本パイロンを通過して、1速全開から、最後の右ターンを緩めにクリアしてゴール。タイムは、52"48でした。

6.第二ヒートの対策

 まずは完走できましたので、本日の最大の目標は達成されたと考えて良いでしょう。
 気になっていたタイムですが、とりあえずクローズドクラスではトップタイムだった様子。ま、A4クラスのマシンは私だけですから、そうでなかったら大変なことですので、まずは一安心です。んで、気になるのはやはりA4クラス。出走時刻は1時間半くらいの差がありましたが、コンディション的にはほぼ同等と考えられる状況だったと思います。んで、A4トップタイムですが、なんと51"1と、くみちょの試走タイムと遜色無いタイムが飛び出してきました。なんてことでしょう。県戦って、こんなにレベル高いのね。
 ですが、どうやら飛び抜けているのはお一方の様で、噂の地区戦連続ポイントゲッター板倉選手だけの様子。続く2番手以降は、ほぼ私と同等タイムから団子状態で続くといった感じの様でした。うーん、この状況をどう見るかは難しいところですが、まずはそこそこ走れたと思って良いのかもしれません。ですが、到底トップタイムに追いつける気がしないのも確かです。なんとか1秒差に入れたいという思いがありましたが、自分としてはあまり余裕が無くて、ミスもしてるしスキもいくらでもあるんだけど、そういうのが以前みたいに明確にイメージできず、改善できる気になれない、というのが現状の様です。恐らく同一のコンディションだとしたら、コース慣れによってタイムアップするのが精一杯なのかもしれませんね。
 A4クラスとはだいぶペースが異なるもので、お昼ご飯のタイミングとかが取りづらかったのですが、この日一番の問題は、強風でした。朝は割とおだやかだったのですが、9時過ぎくらいから徐々に風が強くなり始めお昼前には大変なことになっていました。いや、マジで、しゃれにならなかった。そんな中、なんとかお弁当だけは食べたのですが、それが精一杯。この日どこも大荒れだったと聞いてますが、浅間台も大変でした。風速は20m/sとも25m/sとも言われていたようです。風で光電管が何度か倒れ、通称全日本パイロンと呼ばれるクソ重いパイロンが移動してしまう始末。また、長年使っていた折り畳み式のピクニックテーブルが飛んで、バキバキに壊れてしまいました。観客席では、ベンチが風で飛ばされて(って表現がおかしいけど、ほんとそうだったんです、ベンチですよ、ベンチ)、危うくパドックの車にぶつかりそうになったり、空き缶用ごみ箱が飛んで空き缶が散乱したり、そりゃもう大変でした。私はハードコンタクト利用者なのですが、痛いとか痛くないとかそんなレベルじゃなくて、目が開けられません。結局途中で眼鏡にしてしまいました。一応、念のため言っておきますが、私のせいじゃありませんこの悪天候>くみちょさま。
 そんな悪天候でしたので、タイスケも遅れがちだったのですが、すばらしい運営力で順調に出走をこなし第一ヒートが終了。慣熟歩行に出ます。ま、自分としては、車を扱い切れていない状況なので細かいことは考えず、タイヤと車の動きを掴む事に集中することが第二ヒートの作戦です。0.1秒でもタイムアップしたいところですね。そんなわけで、自分のためというより、走り悩んでる感のあるA4ドライバーに、自分なりの走り方、考え方とかを話ながら慣熟歩行を終えます。
 そして、第二ヒートが近付きますが、若干曇りがちの天候と強風のせいか、路面温度は下がりつつある様子。さすがに慣熟走行時程ではありませんが、素手で触ると冷たいくらいに落ちてきています。タイヤの空気圧もさがってますから、コンディションは悪化していると言えるでしょう。案の定、試走のタイムも0.5秒前後下がっている様子。こりゃ、タイムアップはかなり厳しいかな。ま、細かいことは考えずに目一杯やってみましょう。路面温度が下がってることは注意しないといけませんね。
7.第二ヒート
 第一ヒートと同じ様な感じでスタートしますが、案の定グリップ感は薄く、ホイールスピンが多い感じです。緩い1コーナーは同様に2速から3速に上げて入りますが、スパッとテールが流れ、いよいよやばいという印象。なんとかこらえてグリップが回復したと思ったらすぐに外周入り口でした。ブレーキも先程より明らかに効かず、ステアリングを入れるとフロントが逃げる始末。こんなに違うんじゃ、最後まで持たないかも、なんて頭を過り、必死でコントロールします。外周立ち上がりで同じくサイドを当てますが、やはりグリップ感が薄く、テールが流れ過ぎるのをなんとか抑えて立ち上がり、稼げるところはとにかく踏んで2速、3速とシフトアップ。島を引っかける左ターンでも、ブレーキングの距離は伸び気味で、ステアリングを入れるとフロントが逃げますが、そのままサイドを当ててクリアします。1速全開で島を抜けながら2速に入れますが、なんとなくフロントの方が逃げるという印象。さらに3速へ上げて外周へ。ここは丁寧にいかないとやばいので、十分減速して2速で外周へ。立ち上がりはやはりスリッピーなので、丁寧にコントロールしてバス停へ入りながら3速へ。先程はほぼ全開でいけたこの高速スラロームも、若干びびってアクセルを抜いて通過。出口だけは丁寧にとブレーキングし、2速でシェルへ。極力アクセルだけは開ける様努力して1本パイロンへ入りますが、ここもブレーキングが遅れ、無理やりサイドを当てたため、テールを流し過ぎて立ち上がりが思いの外イン側になってしまいます。そのまま全開で島を抜けながら2速に上げて向きを変えようとしますが、ラインがきついのと、フロントがいまいち食わない感じで、若干待ってからアクセルオン。最後のテクニカルへ進入し、丁寧にサイドを当て、2本を割とコンパクトにクリア。ひと踏みして、最後の右はちょっとテールスライドが多くなりましたが、なんとかクリアしてゴール。タイムは52"76でした。
6.最後に
 やはり案の定タイムダウンでした。しかし、あれだけグリップしない印象だった割には、タイムの落ち込みが小さかったなというのが、正直な印象です。A4クラスはどうだったかというとやはり全体的にタイムダウン気味で、0.5秒程度は落としている感じです。トップタイムも塗り変わる事はありませんでした。第二ヒートのみで言えば、A4トップタイムとは1.2秒差。冷え始めた路面でBSと038という差を考えれば、路面温度が下がった割りには良く走れたのかなというのが印象です。
 順位的には、クローズドクラスでは第一ヒートのタイムを抜かれることなく、優勝を頂くことが出来ました。ま、卑怯だと言われてもおかしくない程の戦闘力の差がありますから、クローズドクラス内での結果を語るのは失礼かもしれませんね。じゃ、全体としての結果ですが、オーバーオールはDクラスの東山選手の隼号でなんと49秒台。このドライバー噂で聞いていましたが、すごいですね。あれだけきちんと踏んでるところが凄い。2番手タイムはA4優勝者の板倉選手のエボ5で、51"15でした。このエボ5どっかで見た事がある元全日本車両とのことですが、あれだけのタイムは車が良いだけじゃ出ませんから、きちんと曲げて踏んでる証拠でしょう。走りを見る限りまだ荒い感じもありますがきっちり乗られたらかなり怖い気がしますね。っつうか、思いっきり負けてるんですがね(笑)。んでもって、3番手タイムが私の52"48でした。ということは、一応A4クラスでは2位のタイム。トップとの差が1.3秒と褒められたもんじゃありませんが、1年半振り、038での参戦にしてはまずまずだったと言えるかもしれません。
 一方で、もしももしも、048を履いていたらどうだろうと考えますが、それでも0.5秒程度のアドバンテージが得られる程度でしょうから、やはりA4には勝てなかったでしょうね、現状の腕では。
 走りの質、闘い方という観点では、どうでしょう。なんとも言えませんが、狙ってタイムを詰める、という感覚は全くありませんでした。厳しいラインを狙うこと自体がイメージできなかったし。なんとなく惰性で走っているに過ぎない感じでした。
 こんな状態じゃ関東戦なんてもっての外、やはりきっちり県戦レベルで勝てるようにならないと、上には行けない気がしています。そのためにはライセンスを取ったり、どこのシリーズに出るかとか、いろいろ考えなくちゃいけない事はあるんですが、そういった事は復帰編にて書き込むことにしましょう。
 それと、今回はライセンスが無いってことで、クローズドクラスに参加させていただきましたが、やはりちょっと反省しています。自分の腕がどうこうってことより、クローズドクラスにしては圧倒的に戦闘力のある車を持ち込んでしまったから。見た目は派手な私の車ですが、今時のマシンと比べて過給圧も低く、仕様も古いまま、タイヤも038、さらにはブランクのある腕、なんてことを自分なりに考えての参戦だったわけですが、他のエントラントからはそうは見えないみたいです。もちろん、逆だったらそう思いますからね。そんな状況でも、「車だけじゃなくて腕もさすが」と言ったコメントをしてくれたクローズドクラスのエントラントがいらっしゃった事は大変嬉しかったです。ま、しかし、今の車でクローズドクラスやライセンスのいらないイベントに出るのはあまり良くないなぁ、と感じました。とりあえず、方向性は別途考えますが、クローズドクラスでちょろちょろ遊ぶという解は無さそうです。
 いやぁ、それにしても凄い強風で、半端じゃない疲れ方でしたが、まずは完走できて良かったです。それと、県戦では勝てそうに無いのが残念ですが、割ときちんと走れたかなという印象があるのも事実。さて、どうしましょうかねぇ。
2002参戦記のメニューへ戻る

スペシャリストを夢見てのメニューへ戻る