2012JAF関東ジムカーナ選手権第7戦

7/29(日)、浅間台スポーツランド、ドライ






2012JAF関東ジムカーナ選手権第7戦
PN3クラス

順位ドライバー型式タイヤ1st-try2nd-trybest time
1位遠藤康浩 CZ4AYH1'26"9591'26"6471'26"647
2位宇野剛 CZ4ADL1'28"0741'27"7201'27"720
3位奥井毅 CZ4ADL1'28"0371'28"4871'28"037
4位山崎輝男 CZ4ABS1'37"723(P2)1'33"122(P1)1'33"122
5位小野田了 CZ4ADLM.C.1'33"682(P1)1'33"682
--亀井佳子 CZ4AYHDNSDNSDNS
--亀井義弘 CZ4AYHDNSDNSDNS


概要
結果は優勝。
内容的には全く褒められたものではありませんが、50度オーバーの路面温度、息が切れる程のロングコース設定、これでもかという連続ターン、など、サバイバルレースの様相を呈した闘いの中、私を含め誰もがミスを連発する中、ロスを最小限抑えられた結果ということでしょう。
エボ]乗り換え後初優勝ですので、素直にうれしいです。
シーズンが始まり、結構悩んだ時期もありましたが、少し気持ちが楽になりました。



前日練習
車の状態が良くないのでは、という疑心暗鬼に駆られていた前回のイベントでしたが、2つあった懸念点の一つは部品交換で対応し、もう一つは、散々悩んだ挙げ句、数値的に見える部分ほど状態は悪くないと思うことにし、あまり気にせずしばらく戦ってみることを決意しました。
交換した部品については、週末を迎えるまえに状態確認が出来ないと取り返しが付かない可能性があり、今シーズンも終盤近くなっておりもう言い訳はしたくないという思いから、半日ほど事前チェックの旅に出かけることに。一応問題のないレベルにあることを確認できました。
そんなわけで、不安要素はかなり減り、細かいことは気にせず運転に集中することができそうな状態で会場入りすることができました。

梅雨が明け、夏本番となったこの土日の最大の敵は天候にありそうです。予報では土日とも9時には30℃前後、最高気温は33℃前後と予想されています。雨の心配はありませんが、体調管理が重要な要素になりそうです。
前日練習の参加台数はちょうど100台とのこと。80台制限じゃなかったのか、疑問を持ったのは私だけではなかったと思いますが、おかげで走行本数は3本のみ。自分が練習会の主催だったらプラス20台分の金額をキャッシュバックくらいはするのになぁ、と思いつつ、細かいことを気にするのはやめました。ウチの練習会は台数で割り勘がポリシーだったので・・・。
何はともあれ、気になるところは3本の走行でチェックせねばなりません。一応、エアとショックなどを確認し、本番で行くセットを決定。タイム的にはクラスビリだったのが気になると言えば気になりますが、明日は明日の風が吹くとと期待してホテルへ。
今回は会場に居るだけでもつらいのでやめておけば、と言っていたのですが、コカントクが「行きたい〜」と言うので、今回も家族が応援に合流してくれました。お願いだからバテないでね。



決勝コース
A城さんが創るコースだから大抵の事では驚かないつもりでしたので、思ったより淡泊という印象。もちろん、コースは長いし、何540度って、とか、3連発の270度とか、とてもまともに走れる気がしないのですが、心構えで随分違うんですね。それを見て驚かないんですから。どうやらパイロン配置が浅間台の定番配置になっているらしく、イベント後にも同じコースを走れるように配慮されたものらしいです。制限されたパイロン配置の中でこういうコースを創ってくるところがいやらしい限りですね。
こうなると攻略も何もなく、540度をちゃんと回れるか、最後の3連発が回れるか、という点が大きなポイントで、あとはその間の長いセクションをどれだけ正確に気持ちを切らさずに走れるか、と言うところでしょう。
路面の切り替わりポイントに置いてある540度ははっきり言って回せる自信が無いので、最悪のケースはサイドを当てなおせるように心構えだけは持って臨むことにして、最後のテクニカルはちょっとだけ稼ぎたいというのが本音。中間のコーナリングセクションは、一つ一つ狙いを明確にしてタイヤをいかに前に進めつつ踏み切れるか、ということに集中することにします。
予報通りの天候と気温になっていますが、若干雲が見え隠れし、路面温度は50度まで上がらず45度くらい。過酷な条件でライバルのミスを待つ戦法(?)としては、もっと上がって欲しいところですが、まぁ、とりあえずは必要な条件は整ったと考えます。



第一ヒート
エアコン付の車ってなんてすばらしいんでしょう、と実感しながらスタートラインに付きスタート。全開で1コーナーに飛び込みつつ、路面とタイヤの感覚は概ね想定の範囲内であることを確認。いくつかコーナリングを経て、まず第一の関門540度へ。全ては旋回が始まってからなんとかする、ということで、旋回開始。案の定フロントが逃げ、路面が切り替わり270度から360度に到達しようという辺りでさらにリアの動きがきつくなり、パイロンの位置は見えないのですが、概ね把握できていたので、合わせるように追加でサイド。結果的に悪くない感じでクリアすることに成功しました。そこからは長い直線につながら大事なコーナリングが繰り返されるので、タイヤと路面に最大限の注意を払って一つ一つをクリア。それでも奥の外周では突っ込み過ぎやアンダーと格闘し、恐らくコンマ数秒ずつ落としつつ中盤をクリア。ギア選択に悩んだセクションも何とかそれなりにクリアして、いよいよ最終テクニカルへ。一つ目はちょい振り過ぎ気味でクリアし、二つ目はフロントが逃げてアンダーが出ますが何とかクリア。若干角度が浅かったか、三つ目の入りがきつくなり、リアを振り出し切れずに旋回が止まり、ステアリングをグリグリ切って、何とかゴール。タイムは、1'26"9でした。



第二ヒート
一応、ゴール時点でトップタイムだった模様。その後いつも抜かれてしまう二人ですが、Y崎君はパイロン&脱輪で力尽きた模様。Oさんは何と早々にミスコース。ということで、暫定トップで折り返し。なんかしまりがありませんが、1位折り返しは確かエボ]乗り換え後初なので、気分は悪くないです。
かなりミスはしていますが、これだけの難コースをとりあえず1本目からまとめられたというのは大きい気がします。
ざっと解析したところ自分の車と腕でもあと1秒は行ける余地がありそう。ということはしっかりタイムを上げないといつものようにやられちゃうのは目に見えています。とりあえず1本目にタイムが残っているので、中盤のいくつかと最後のテクニカルは少し狙ってみることにします。
それにしても暑い。最低限の行動以外は出来るだけ日陰でじっとしつつ第二ヒートを待ちます。
午前中曇り気味だった天候は昼頃から晴れに変わり、気温と路面温度は一気に上昇。路面温度は55度近くまで上がった状態で第二ヒートです。
とにかく一つ一つロスを削り、0.2秒を何カ所かで拾えるよう集中してスタート。
スタート直後の直線はもう一踏ん張り突っ込んで1コーナーへ。途中島を横切った後の出口は若干もたつきつつ、外周を回って第一関門540度へ。同じような感じでターンに進入しますが、フロントの逃げが大きい!こりゃやばいけど、パイロンから離れた状態では何も出来ないので我慢し、270度を過ぎた辺りでパイロンに近づけたため再びサイド当て直し。結構なロスっぽいけどとりあえずは忘れることにして次のコーナーへ。先ほどアンダーを出した外周を含め、コーナリングは神経を使いつつ、タイヤの状態を見ながらクリアし概ね予定通り通過してテクニカルへ。一つ目の右はもう一つパイロンに寄せ切れずクリアし、二つ目の左も進入を離してしまった分だけアンダー。そして三つ目の右は速度的にギリギリという感じでしたが、Gもそこそこ切り替わったので少し近めを狙ったサイド。それなりにうまくいって、最後は我慢してゴール。タイムは1'26"6でした。



終わって
一応自己のトップタイムをコンマ3秒更新して、暫定トップでゴール。多分540度で0.5秒くらい落としてるだろうから、あれが無ければ勝てたかもしれなかったな、と、ターゲットタイムに届かなかったため、抜かれてしまうような気分でパドックへ。
車を降りると、続くY崎君がまたもやパイロンタッチとのアナウンス。そして最後のOさんは540度でミスした模様ですがそれでも中間を自分の僅か0.4秒落ちで通過。普通に走られたら負けるな、と思っていたところ、最後の3連発で回しきれずパイロンタッチのおまけ付。この瞬間、私の優勝が決まりました。
最後までしまらない感じで喜ぶタイミングを逸してしまいましたが、生タイムで見れば秒差を付けての勝利なので素直に喜ぶことにします。それだけ今回のコースは、ブッシュも変わっていない四駆のPN車両にとって、普通に走ることが難しいコース設定だったのだと思います。魔術師が走ればあと2秒、いや3秒は確実に行けちゃうと思いますが、自分なりに出来ることを出し切れた走りだったと思いますので、何はともあれ嬉しいです。

また、PN1のO脇君がすばらしい走りでPN1を制しました。もはやアドバン勢は、PN1はO脇君のみ、PN3も今回は私のみと寂しい限りになってしまい、今回こそは今回こそはと毎戦毎戦お互い励まし合って戦ってきたのですが、そのO脇君と共に優勝できたことがものすごく嬉しいです。高いレベルの走りで観客を魅了したO脇君とミスしている自分とを一緒にするのは申し訳ありませんが、残りも一緒に頑張っていきたいですね。

とは言ったものの、冷静に解析をしてみるととても勝てるイベントではなかったことが伺えますので、高望みはせずただただ自分の出来ることを目一杯やりきることを目指して、残りの2戦も精一杯Oさんに挑みたいと思います。
ランキング的にはここ2戦を落とした関係で2位争いからは脱落しかけていましたが、この1勝で何とか踏みとどまったように思えます。2位じゃだめなんですけど、もうチャンプは決まってしまったのでせめて最後まで精一杯頑張ろうと思います。



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