2011JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦

8/28(日)、ツインリンクもてぎ北ショート、ドライ






2011JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦
PN3クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位岡野博史 CZ4A1'38"3481'39"4781'38"348
2位新井範正 CZ4A1'39"1251'49"362(P2)1'39"125
3位山野直也 GRB1'39"9571'39"8921'39"892
4位井上賢二 GRB1'45"896(P1)1'40"8161'40"816
5位遠藤康浩 CZ4A1'50"866(P2)1'41"4701'41"470
6位小川国大 CZ4A1'51"496(P2)1'41"6461'41"646
7位浅井崇 GRB1'42"3711'43"7461'42"371
8位舟橋悟 GRB1'45"607(P1)1'51"748(P2)1'45"607
9位奈良橋成美 CZ4A2'18"026(P4)1'59"449(P3)1'59"449

概要
結果は9台中5位。
今シーズン初の走行経験のあるコースに、気合い十分のつもりでしたが、完全に気合いが空回り。幾度となく北ショートを走ってきましたが、これほどひどい走りを2本連続させてしまったことは記憶にありません。納得のいかない気持ちのやり場を、極度の寝不足による集中力不足に押しつけようとい姑息な気持で一杯ですが、冷静に考えれば全ては自分のせい。ジムカーナドラとしてあまりにも未熟な自分自身に腹が立っています。



エントリー
C地区のコースとは言え、近年は年に2〜4本しか走らない北ショートですが、それでも全日本選手権のコースの中では初めての地図なしに会場にたどり着けるという、全日本的に見れば地元のコース。そういう重要なイベントなのに、なぜか土曜日のスケジュールは変則的であることが判明したため、今回ばかりは金曜日から入りたいという強い願いがわき起こりましたが、残念ながら金曜日は仕事で自宅から片道6時間強かかるという和歌山県に滞在していることが決定。金曜日入りという切ない夢どころか、金曜日中に帰れるのかという、今回もまた追い込まれた状況に陥りました。
ま、金曜日中に大阪くらいまで戻れれば翌朝早朝帰宅して移動という解もあるので、とにかくエントリーはすることにしました。


前日練習
金曜日の仕事は、若干予定より遅れたものの無事終了し、何とか金曜日中に帰れることになりました。
平日はにわかに気持ちの余裕が無くなっている仕事に追われ、週末の準備も十分ではなかったため、帰宅後食事の後荷物の積み込みなどを行い、何とか深夜に布団に入ったところまでは良かったのですが、実は今週コカントクが絶不調で、この日も30分置きに起こされる始末。4時半出発予定なのに、時計を見たらもう3時。たぶん1時間くらいは寝られたと思いますが、さすがにしんどかった。
それでも予定通り起床していざもてぎへ。
先にも書いたように、今回の前日公開練習は変則的。午前中に正周りを1周ウォームラップラン、昼に本番コースが発表となり、コースオープン後、午後に本番コースを1本走行して土曜日は終了というパターンらしいです。せっかくのもてぎなのに、どうして普通にやってくれないのか、何となく不満一杯で眠い目をこすりながら土曜日の走行を終了。
いきなりの正周り1本はそこそこの感じで走れたようでしたが、本番コースはちょっとセッティングを変えたせいもあって、挙動変化に対応しきれず、微妙な結果に。明日はもとのセットに戻すことに決定。

もてぎは自宅からは200kmもあるのですが、全日本戦の中では近場なのと、近所に立派なホテルもあるので、今回はカントクとコカントクも応援に来てくれることに。早朝の出発は無理なので、後から新幹線とレンタカーで夕方に合流してくれました。
土曜日中に開会式も行われましたが、終わったのは18時ちょい前。もう眠気も限界で撤収して、さっさと食事をして、コカントクの相手をしながら解析をして、22時頃には布団に入れたと思います。
で、終われば良かったのですが、1時間もしないうちに昨晩同様、絶不調のコカントクが30分置きに起きて不調を訴えます。横になっちゃぁ起きて、横になっちゃぁ起きて、を繰り返し、最後の時計を見たのはやっぱり3時・・・。
その後は記憶にないので、5時までの2時間くらいは熟睡できたと思いますが、ちょっと不安。



決勝コース
なぜか寝た気がしないまま6時には会場入り。コースは昨日既に走っているので、ミスしているセクションとセッティングの修正で何とかがんばりたいところです。
予報では、曇りのち晴れくらいの感じでしたが、大きく外れ、朝から快晴。暑くなりそうです。



第一ヒート
一号車は8時スタートと言うことで、ゼッケン35番の今回も9時前にはスタートとなりました。しかし、昨日とは打って変わって気温と路面温度は夏場並みに上がり、第一ヒートから路面温度は35度くらいまで上昇しています。
昨日も走っているという不思議なシチュエーションに、集中でも緊張でもない不思議な感覚でスタートラインへ。
とにかく落ち着きつつ積極的に走ることを念頭にスタート。コースインまでの狭いセクションは無理しても仕方がないので、と思ってましたが、つい焦ったのか、ちょっと車が反応しすぎたのか、コースイン直前の右パイロンが急激に迫り、それを避けるために無理矢理サイドを当てますが、ギリギリ踏んじゃったかも・・・。コースイン後はオフィシャルも見えないので、考えるのはやめてコースに集中。1、2コーナーはやっぱりアンダーを出してしまいますが、昨日より多少マシ。タイム差がつく外周のショートカットはちょっと減速しすぎてしまったみたいで立ち上がりません・・・。その後はなりに走って2週目。コントロールライン後Gを切り返しながら3速に入れますが入りません・・・。一呼吸待って3速に入れるとすぐに3本パイロンスラロームが。ちょっと焦って減速タイミングを誤り、落としすぎて再びアクセル入れ直すと、ターンパイロンで速度を落としきれず、ちょっと遅れてサイドを当てたら、テールをスライドさせすぎて、パイロンとこんにちは。何やってんだか。パイロンを避けるように左、右に切って、立ち上がりの左パイロンをしっかり蹴飛ばしてコースへ。やっちゃったものは仕方がない。その後気を取り直してバックストレートから逆送のインフィールドを何となくこなし、最終ヘアピンを抜け、ゴール。タイムは1'40"8プラスパイロン2でした。



第二ヒート
パイロン2ってことはやっぱりスタートのパイロン触ってたのか。ターンうまくいったとしてもダメだったってことなので、気持ちを切り替えることに。
セッティングのせいか、路面温度のせいか、昨日とは打って変わって路面のインフォメーションはいいし、グリップ感もあります。ターンセクションで1秒強あるし、タイムを落としている部分もいくつか明確なので、なんとか9秒台中盤には入れられる目算+あとは気合いで何とかすることに。
気温はぐんぐん上がり、路面温度に至っては50度オーバー。ちょっと乗りづらいかな、ということを、今思えばもっと意識しておくべきでした。
守っても仕方がないので積極的に行くことを肝に銘じ、一番暑い時間帯に第二ヒートがスタート。
コースインのターンは落ち着いてこなし、1、2コーナーへ。先ほどと同じような感じで入り、フロントのグリップを見たつもりでアクセルを入れていくと、フロントがずる〜っと逃げ始めます。この速度では確実にコースアウトすると反射的に感じ、アクセル全閉・・・。何とかコースアウトは免れ立ち上がり縁石ギリギリで居残りました。やばいやばい、かなりロスったけど、まだ行けると信じて3、4コーナーから外周ショートカットは、若干切り返しが遅れたのか、アウトへアウトへ。最終ヘアピンはグリップ感が薄く、抑えて抑えて、とぶつぶつつぶやきながら二週目に入るコントロールラインを通過。3本スラロームからのターンセクションは、やはり先ほどの失敗が頭を過ぎり、やや躊躇して進入。右ターンは、ラバーも考慮してやや奥目で引くようにワンテンポ待ってサイドを当てますが案の定リアを旋回させきれず、二度引きして何とかクリア。バックストレートから3、4コーナー部分では、何気なくブレーキングをしたら、フロントが完全に逃げ、ドアンダー。外周ショートカットから逆送のインフィールドに入れないかと思いましたが、何とかこらえてサイドを無理矢理当てて向きを変え、コースアウトやパイロンタッチだけは免れました。リズムを崩したまま逆送S字を抜け、インフィールドをクリア。再び外周に出るショートカット部分はやはりフロントの応答が悪くラインを外して通過。最終ヘアピンを抜け、シケインを通過してゴール。タイムは、1'41"8でした。



終わって
タイム云々より、内容のひどさにガックリ。北ショートでこれだけひどい走りをしたのは記憶にないくらいです。
もはや弁明の余地もありませんが、基本的なことを忘れ、気持ちばかりが先行して空回りしてしまった、最も悪い例になってしまいました。何もビハインドの無い北ショートでこんな走りをするなんて、と散々反省しましたが、それなりに知っている北ショートだからこそ、こんな走りになってしまったんだろうと、振り返っています。今年全日本戦を追うことで少しでも成長できれば、と思っていましたが、一歩も進歩していない自分に情けなくて涙が出そうです。
もう少し時間的、気持ち的に余裕のある取り組みが出来ればと、思うところはたくさんありますが、シーズンが終わるまではもう少し堪えてみましょう。
限られた条件ではありますが、今年は全日本ジムカーナ選手権というものを体で感じると決め、出来る限り調整して取り組むことにしていますので、最後まで頑張るつもりです。あと2戦、出られるかどうかすら怪しくなってきましたが、出走に向け、最大限努力するつもりです。



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