2011JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦

4/24(日)、名阪スポーツランドCコース、ドライ






2011JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位岡野博史 CZ4A1'23"5351'24"1801'23"535
2位山野直也 GRB1'24"5061'24"3551'24"355
3位舟橋悟 GRB1'26"5641'26"0091'26"009
4位井上賢二 GRB1'26"2281'26"1131'26"113
5位遠藤康浩 CZ4A1'26"440(+P1)1'26"4041'26"404
6位小川国大 CZ4A1'28"4111'26"8501'26"850
7位浅井崇 GRB1'28"7411'33"373(P1)1'28"741
8位奈良橋成美 CZ4A1'29"4131'29"2131'29"213
9位西村信哉 GRB1'29"2181'35"147(P1)1'29"218
10位前田好昭 GRB1'30"0481'29"3301'29"330

写真は、撮影班長さん、山ちゃん、にご提供いただきました。
ありがとうございました。


概要
結果は12台中5位。
大きな変革を迎えた全日本PN3クラスに初参戦し、全日本戦初入賞となる5位をゲットできました。
とは言え、優勝タイムからは3秒も離され、素直に喜べないというのが正直な気持ちではありますが、厳しい環境の中、戦う体制を整えてこの場に立てたということが今回の成果といったところでしょうか。
はっきり言って、優勝争いに絡める自信は全くありませんが、自分なりに精一杯取り組んだことで、たくさんの刺激を受けた大会となりました。



エントリー
第一戦の鈴鹿ラウンドが震災の影響で中止となり、第二戦も開催が危ぶまれましたが、主催者の苦悩の末、第二戦は予定通り開催されることになりました。これを受けて、今年スポット参戦を予定している全日本戦PN3クラスへエントリーを行いました。
一番の問題は受理されるかどうか。何しろ全日本戦の実績はありませんし、事前情報によるとエントリーが規定台数の180台を上回っているとか。しばらく気をもむ日々が続きましたが、何とか無事受理書が届き、参加できることが決定しました。
全日本選手権には、エボ6でA4クラスとN4クラスに1回ずつエントリーした経験がありますが、随分昔の話ですね。A4クラスの時は記念参戦という感じ、N4クラスの時はN4クラスが新設された直後の1戦目で、何か波乱を期待していたのでしたが、当然ながら何も起きませんでした(^^;;
今年は、車両の乗り換えや全日本PN3クラスの大幅な規定変更などがたまたま合致したため、全日本戦へのスポット参戦を決めたという訳です。あまりにも戦えなかったら方針変更する予定ですが、基本的に平日休める保証がありませんので、土日で参加できる範囲でエントリーを検討する予定です。


前日練習
片道430km、帰宅後1時間ほど寝てから土曜の明け方1時過ぎに自宅を出発。会場には6時過ぎの到着となりました。
しかし天候はあいにくの雨。
金曜日入りしている方も多いらしく、昨日はドライでも走れたようですが、非常に残念です。1度事前に練習に来ましたが、何しろ経験がほとんどない会場ですので、ドライで試したいメニューを準備して臨んだ土曜日でしたが、結局試すわけには行きませんでした。
日曜日は晴れの予報となっていますので、何となく中途半端な気持ちで土曜日のアタックをこなしましたが、2本とも3番手タイムが出ていたようです。走り云々というより、皆さん本番用の新品タイヤを投入している中で、自分はバンバン練習で使っていたため、しっかり皮むきが出来ていたことが影響していたのではないかと思います。
とは言え、頑張れば入賞には絡めるかも、という淡い期待を抱いたのは事実です。



決勝コース
土曜日のコースにサブロクターンや外周が追加になって、かなり長い感じです。
攻略は全く見えませんので、とにかく岡野さんのアドバイスを参考に、イメージを作るので精一杯です。
最大の問題はドライセットを決めかねているところ。岡野さんを始め、いろいろな方の意見を伺い、結局使ったことがない高めのエアセットを選択することにしました。とにかく1本走ってみてから第二ヒートを考えることにします。
天候は時折日が差しながらも雲も多く、風が強くて寒いです。路面温度ももう一つ上がりません。



第一ヒート
ゼッケンが40番と早いことに加え、1号車スタートも8時と早いため、なんと自分の出走は9時前でした。
慌ただしく準備をしてスタートラインに着き、スタート。タイヤと路面の感じがわかりませんので、かなり手探りですが、1つ2つコーナーをクリアした感じ、選択したセットは悪くない様子。とか何とか思っているうちに序盤のサイドセクションで、若干狙ったラインからずれてしまい、パイロンがかなり近寄ってしまったため、サイドを当てつつ、フロントタイヤを逃がしてみましたが、僅かにパイロンを触ってしまったようでした。いきなり気を落としてしまいますが、とにかく精一杯走って第二ヒートにつなげるしかありません。車もタイヤもコースも不慣れが多く、しっかり攻めることすらできない感じですが、何とか序盤から中盤をクリアして、外周へ入る1コーナーで、ちょっとブレーキングが遅れてしまったため、テールが動き出して大ドリフト。ギャラリー受けは良かったようですが、結構びびりました。何とか最小限のロスで通過して難しいS字をぬるーい感じでクリアしてゴール。タイムは1'26"4プラスパイロン1でした。



第二ヒート
やっちまったなぁ、と落ち込みつつ結果を確認しますが、素のタイムでは4番手に位置していた模様。もったいなかったです。とは言え、トップの岡野さんからは3秒も離されており、そっちの方がやばい感じ。もう少しタイム差を詰めておかないと恥ずかしいです。
タイヤセットは良さそうですので、第二ヒートもそのままで行くことにし、もう少しコースをしっかり攻略できるよう、精一杯イメージを作ります。路面温度も多少上がってきましたので、タイヤのグリップも期待できるでしょうから、いずれにしても第二ヒート勝負ですね。
何度もイメージを作りながらスタートラインに並び、スタート。タイヤ食ってるかなぁ、などと考えつつ、序盤のサイドセクションにさしかかるブレーキングで、フルロック。いきなりやってしまいました。何だか、思ったよりグリップが出ていないみたいです。おかげで連続サイドセクションは大きく乱れて通過。終わった、と思いましたが、さっきも大ミスしている訳だし、まだあきらめちゃいかん、と気を取り直して残りのアタックに。慎重になりながら、いいのか悪いのかわからないまま中盤にさしかかり、コンパクトに狙ったつもりのサブロクターンはリアが引っかかってしまいます。どうも、第一ヒートより乗りにくい感じです。終盤の外周はS字のクリアに気を遣ってみますが、どうもしっくりこないまま通過してゴール。タイムは、1'26"4でした。



終わって
ゴール時点で4番手。終盤に1台抜かれて結局5位で競技を終了しました。1位、2位は全く見えませんが、3位以降は団子でしたので、もう少し頑張りたかったところですが、2本とも結構なミスをしでかしていますので仕方ありませんね。まずは何とかタイムを残せたことと、一応入賞はできたことに、ほっとしています。
自分なりに2日間攻略を考えたコースを、恐ろしい領域で走る全日本ドラ達を見て、改めてその凄さを感じました。もちろん今までも全日本選手権に参戦したこともありますし、見学したこともありますが、今回はそれなりにしっかり戦う気持ちを持って臨んだ初めての全日本選手権だったと言えます。今までとは僅かに違う視点から全日本選手権というものが見え、運ちゃんの凄さが伝わってきました。
去年自分も走っていたN4車両ってこんなだっけ?と疑問に思うところもありますが、いわゆるトップドラの走りってのは凄かったです。鳥肌モノでした。


2011参戦記のメニューへ戻る

スペシャリストを夢見てのメニューへ戻る