2010JAF関東ジムカーナ選手権第6戦

6/27(日)、関越スポーツランド、ドライ






2010JAF関東ジムカーナ選手権第6戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 CT9A1'05"6711'05"2051'05"205
2位井上究 CT9A1'05"6341'05"8261'05"634
3位稲木亨 CT9A1'06"1141'10"789(P1)1'06"11
4位新井範正 CT9A1'07"3481'06"4871'06"487
5位遠藤康浩 CT9AM.C.1'06"7491'06"749
6位三間康 CT9A1'07"0571'07"2341'07"057
7位岩田ユウジ CT9A1'07"6151'08"2991'07"615
8位小野田了 CT9AM.C.1'07"6391'07"639
9位印南靖志 CT9A1'07"704DNS1'07"704
10位奥井毅 CT9A1'08"8601'07"8361'07"836


概要
結果は5位。
そろそろ本腰を入れて臨みたいと考えていた第6戦でしたが、微妙な結果に。
公私ともに自由が利かず、スキルアップを目論む以前の状態での参戦となり、その影響か第一ヒートは1本目のパイロンの入りを間違えるという地区戦ドラとしてあるまじきミスコース。追い込まれた1発トライの第二ヒートで何とか入賞には絡めたものの、心技体がバラバラということを痛感させられた一戦になりました。



前日練習
本来であれば前日練習は出たい所ですが、前日練習参加には一長一短があると考えており、近場のイベントは前日練習不参加を基本スタンスとしています。
関東ジムカーナはあくまでもワンデーイベントですので、前日練習が常習化しないように強い意志を持って前日練習は極力参加しないことを選択している次第です。逆に言えば、日頃から当日入りでも戦えるように意識しているつもり。
ま、ギリギリの勝負で引けない場合はそうも言ってられませんが、残念ながらそんな緊張感のあるポジションで走れていないので・・・。
ということで、今回は関越スポーツランドでの開催なので、前日練習は不参加となりました。



決勝コース
と言うわけで、ワールドカップサッカーをぼけーっと眺めつつ4時前には自宅を出発。ウェット勝負も想定して、途中ウェットタイヤを転がしながらほぼ定刻に会場に到着。
どうやら雨は上がりつつあり、ドライ勝負の様相を呈してきました。が、不安定なこの時期、午後は雨がぱらつく可能性もあり、第一ヒートが非常に重要な展開と言えるでしょう。天気は曇りがちですが、雨の影響か湿度が非常に高く、汗が止めどなくあふれ出てきます。
コースは、概ね想像の範囲内の設定。もっとコテコテしたターンセクションが入るかと思いましたが、ウェットコンディションを想定してか、割とあっさり目。それより、前半のグルグルセクションがかなりくどいという印象で、四駆にとっては不快極まりないレイアウトになっています。
前日もこんな感じだったらしく、昨日走っていない自分には全てが未知。前半セクションはギア選択に悩みそうですが、何となく今日は低めのギアを使いたい気分。なんでだろ。仲間からも、えんどさんは当然2速でしょ〜、と言われつつ、どうも2速が使える気になれない。速度感がイメージ出来ない感じでしょうか。悩みながら歩いた末、結局明快な方向性は打ち出せず、迷ったまま慣熟歩行を終了。ターンセクションは1つ目の270度のストールに注意と言ったところでしょうか。



天気とタイヤ
天候は曇りのまま、時折日が差す感じで、路面温度も40℃を超えています。この温度域ならG/Sもありかと思うのですが、少し前にテストした際の感触が悪く、この日はG/Sを持ち込むことすらしませんでした。そんなわけでこの日もG/2Sで。



第一ヒート
スタートラインに着きながら、前走のスタートを横目で見ていると、「おやっ?」と思う進入ラインで1コーナーに進入していきました。微妙な違和感を感じつつ横目で見ていると、続く左パイロンをクリアし、折り返してさらに左サイドを当てたあたりで走行をやめ、ゴールラインへ。ミスコースの黒旗は振られていないようだけど・・・、と考えていると、その前のドライバーのパイロン修正がなされており、そっか、パイロン修正が間に合わなかったのか、などと考えつつ、スタートの準備をします。
気を取り直して1コーナーを再び見てイメージを再確認しますが、その先のパイロンの入りがイメージ出来ない・・・。あれ?どっちだ?急激に覚えたコースに対する不安が頭を駆け巡りパニックに。コース図も無いので今更確認できないけど、とにかく1コーナー回ってしまえば思い出すだろ、という気持ちで、スタート。
スタートして2速に上げ、ブレーキングしながら1コーナーのパイロンをクリアしつつ、あれ?こんな回転数でいいんだっけ?という漠然とした違和感と共に、あれ?やっぱり次のパイロン配置がおかしいぞ。角度的に左側のパイロンだけど、と思いつつクリアした直後、ミスコースしたことを認識しました。ポストオフィシャルを見ると黒旗が振られています。そう、既に1コーナーと勘違いしたパイロンを間違えていたのです。
やってしまいました。恥ずかしいったらありゃしない。穴に入りたい気持ちですごすごとゴールラインを切り、パドックへ。第一ヒートはミスコース、一瞬の出来事でした。



第二ヒート
あまりの不甲斐なさにパドックで一人ガックリうなだれながら振り返りますが、前走ドラもミスコースだったようで、前走ドラの1コーナーの入りがそもそも間違っていて、私もつられて同じように1コーナーに進入してしまったようでした。前走ドラの間違いに気付くのが本来の姿だと思うのですが、集中できていなかったのでしょうね。午後は雨かもしれないというこの時期のレースで最悪の展開になってしまいました。
後は天気が持ってくれることを祈るしかありません。慣熟歩行は足がクタクタになるまで歩き、1本目何も走っていない自分は勝手に一発勝負を余儀なくされ、とにかくやるだけやるしかない、という状況に追い込まれました。
さらに今回は、なんとあの青汁マン選手が好走を見せ第一ヒート4位に食い込んでいます。おかげでN4クラスは微妙な雰囲気に包まれています。タイム的にも悪くなく、そのタイムを抜けるという自信がありません。戦って負けるくらいなら第二ヒートもミスコースした方が言い訳が出来るかも、なんている弱気な考えが頭をよぎる程でしたので、よほどこの日は精神状態が悪かったと言えるかもしれません。
そうは言ってもこのままでは終われません。とにかく天気さえ持ってくれ、と願いつつ、午後に入りますが、時折雨粒がぱらつくものの、むしろ路面温度は第一ヒートより高いくらいの状態で第二ヒートに入れることになりました。
みんなは2本目なのに俺だけ1本目なんて・・・、と相変わらず弱気な考えが頭をよぎりつつ、とにかく、消極的に行っても仕方ないので、アクセルだけは入れることを念頭に置きスタート。
2速全開から無事1コーナーに間違わずに飛び込み、続く左パイロンはラインを寄せすぎてしまったため、2速のつもりでしたが、きゅうきょ1速に落としてクリア。折り返しのサイドはインを離してしまい、焦るな焦るなと言い聞かせつつ規制付の左パイロンへ。ここはGの返しがイマイチで立ち上がりでストール。続く左は速度を落とさないようにサイドを当て、一瞬2速に入れてからすぐに1速に落として右旋回。2速シフトアップと同時に右に旋回し、3本スラロームは積極的に通過。立ち上がりでアンダー気味になりますが少し待ってオン。そこからはとにかく踏め踏めで、テールが流れますがとにかくオンでギャラリー前へ。2速でコーナリングして左奧の1本パイロンはサイドを当ててクリア。ここも少し車が止まってしまいますが、とにかく踏んでテクニカルセクションへ。入りの規制付270度はストールが致命的なので、若干リスク回避して車を振って入りクリア。それでも立ち上がり止まり気味になりますが、落ち込んでいる暇もなく直後の左パイロンでサイドを当て、焦らずスラロームを抜けて我慢してゴール。タイムは1'06"7でした。



終わって
ゴール時点で4番手。ターゲットは5秒台3番手と考えていたので、微妙に落ち込みながらも、この状況で一応タイムが残ったことにホッとしながらパドックへ。直後餃子像さんには抜かれたものの、結局5位でフィニッシュ。N4クラスを第一ヒート賑わせた青汁マン選手をなんとかかわせて一安心です。
結果に満足しているかと言われればノーですが、この状況で5位に入れたことには自分で自分を褒めたい気分です。
それにしても近年まれに見る緊張の第二ヒートでした。ま、第一ヒートで1本目のパイロンからミスコースしている自分が悪いんですけどね。それだけならまだしも、付き合いの長い青汁マン選手が好タイムを出して、プレッシャーをかけてくるものだから、そりゃもう胃が痛くなりました。
今回の最大の話題は途中でも触れましたが青汁マン選手の地区戦初入賞でしょうね。毎年地区戦にチャレンジし、特にターンセクションの走りは年々レベルを上げていました。昨年くらいから私が、ターンが多いコースではやられちゃうかも、というコメントを発していたのはこのあたりの成長具合を見てなんですが、いよいよそれが成果に結びついてきたというところでしょうか。初入賞に我を忘れてはしゃぐ青汁マン選手を見て、自分の初入賞の頃を思い出しました。おめでとうございます。まだまだ負ける訳にいきませんが、このままだとどんどん追いつかれている気がするので、私も精進せにゃなりませんね。これからも頑張りましょう。
ということで、驚くほど疲労困憊した1日になりましたが、ノーポイントも考えられた1戦で入賞できたことはある意味ラッキーでした。現在の状況を見るとバリバリ走って運ちゃんのレベルを上げるということは難しそうですが、しつこく後半戦を戦っていきたいと思います。



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