2010JAF関東ジムカーナ選手権第5戦

6/6(日)、スピードパーク新潟、ドライ






2010JAF関東ジムカーナ選手権第5戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 CT9A1'08"4051'07"3941'07"394
2位井上究 CT9A1'09"1441'08"0261'08"026
3位新井範正 CT9A1'09"3711'08"7091'08"709
4位遠藤康浩 CT9A1'09"3051'08"7591'08"759
5位舟橋悟 GDB1'09"4801'08"9981'08"998
6位高橋和浩 CT9A1'09"6581'09"1861'09"186
7位小野田了 CT9A1'10"1021'09"2251'09"225
8位岩田ユウジ CT9A1'10"2321'09"4691'09"469
9位奥井毅 CT9A1'09"5891'19"477(P2)1'09"589
10位福田裕二 CT9A1'10"1981'09"8941'09"894


概要
結果は4位。
悲観するほどの結果ではないと思っていますが、ちょっとトップからは離され過ぎなのと、足を交換してから自分の中の致命的な課題が徐々に見えつつあり、今後の打開策に頭を悩ませています。
とは言え、片道410kmの遠征を無事乗り切れてまずはホッとしているところ。さすがにしんどいですけどね。



新コース
今回のコースは、地区戦で初めて使用されるスピードパーク新潟というカートコース。事前に練習に行かれた方も居るそうですが、さすがに大半のドライバーにとっては見るのも初めてという新鮮なコースです。
比較的細長い感じのコースで、コーナリングらしいコーナリングは少なめで、タイトなターンが多い印象です。バックストレートは長く、ランサーなら4速に余裕で入るくらい。ただし高速コーナーは少ないので、それほど恐怖感はありませんでした。ショートカットもたくさんあるので、北ショートに比べると多彩なコース設定が出来そうですし、フルターンを設定できそうなセクションも数箇所ありますから、様々なレイアウトが作れそうです。
路面は若干ざらざらしていて、砂の浮きが気になるタイミングもありそうですが、グリップ自体はそれなりに高くて、コントローラブルな印象を受けました。細かに傾斜がついているのが意外とくせ者で、僕は傾斜をうまく使い切れませんでした。
まだ発展途上のコースとのことで、仮設の設備主体でしたが、さすがはTASKさんの主催。そんな環境面でのビハインドをしっかりフォローしておつりが来るくらいのイベントを主催されている点に、参加者は脱帽でした。皆さん口にしていたのが「TASKさんが主催するならどこでも行くよ」ってコメントでした。インターネットを利用したライブ中継も行われていたとかで、時代を変えるイベントであった気がしますね。



前日練習
3時前には自宅を出ることにしたため、金曜日帰宅後、外乱に惑わされながら2時間ほど間欠的に睡眠を取っていざ出発。90km/h巡航+休憩3回+給油+朝食、というのんびりとした行程で、会場着は9時頃でした。距離はざっと410km。さすがに後半は眠かった。
眠気満載でしたが、初めて見る会場なので、景色を覚えるべく慣熟歩行は目一杯やっておきました。しかしながら、眠気のせいか細部の情報は全く頭に入らず。とりあえずナリで走る以外なさそうです。
エスケープも無くて怖いかなぁなんて思っていましたが、走ってみると意外と怖さは感じませんでした。さすがに4速からのタイトコーナーは力はいりましたけど。
タイム的にはいつもの感じで、トップからは大きく離される始末。何となくは走れるけど、つかみ所が今ひとつ理解出来ないまま4本の走行を終了。
初めてのコースですから1本でも多く走って欲しい、というTASKさんの熱い思いで練習会は長時間に及び、会場退出が遅くなったので、帰りしなに食事をしてチェックイン。その後プチ反省会を数名でおこなって、24時前に布団に入ったと思ったら朝でした。



決勝コース
熟睡したせいか、朝は結構すっきり。のんびりと大浴場へ向かう途中、既にチェックアウトするドライバーが居たりして、ちょっと焦りましたが、ゲートオープンにはまだかなり早いと判断してゆっくりと会場へ。
かなり手の込んだコースになると予想していたのですが、意外とあっさり目。主にパーマネント部分を利用して、ターンは2箇所のみ。問題はこの足でやったことが無い180度以上のターンでしょうか・・・。島を絡めた後半のタイトセクションは四駆ではサイドを引かないときつそうですが、連続ターンも不安満載・・・。
昨日の解析でそれなりに食らいついていたセクションは無くなり、遅れていたセクションばかりが残っているのも気がかりですが、イメージ作りで何とか速度感を修正していくしかありませんね。



天気とタイヤ
天気予報は不安なし。このため、路面温度はかなり上がりそうですが、慣れないコース故に高温用G/Sコンパウンドは昨日試しませんでしたので、今日もあり得ない路面温度ながらG/2Sでトライします。
第一ヒートから案の定手元の計測で50℃オーバー。とは言え、コーナリングそのものは少ないですし、路面のざらざら感から柔らかめのコンパウンドでも何とか持ちそうな感じです。



第一ヒート
昨日とは違う1コーナーの入りに少し迷いながらスタート。それなりの速度感で入ったつもりが余りまくり。コース幅の半分くらいしか使わないようなヌルい速度で通過し右コーナーへ。ブレーキングポイントがよく分からないけどなんとなく曲げつつ、つい3速へ。2速でも行けたかなぁと反省しつつ2速に落としながらさらに右へ。立ち上がって下りながら3速に入れ、シケインは若干アウトからラインを作って2速で進入。しかしブレーキングの最後の最後でフロントを逃がしもうてんやわんや。なんとかパイロンタッチは避けて通過し、バックストレート奧のヘアピンは、昨日一度も試さなかったサイドを当ててみます。案の定中途半端になって立ち上がり、昨日遅かったS字セクションへ。考え抜いた挙げ句、3速に一度入れて早めに2速に落として通過するパターンを選択しましたが、うーん、やっぱりイマイチ。続く右ヘアピンも昨日試さなかったサイドでクリア。立ち上がって2速から右270度。傾斜もあって難しそうですが、無心で入ったのが良かったのか、意外とうまく回っていた模様。立ち上がってGをかけながら3速まで上げ、左コーナーは2速で通過してみますが、やっぱり余りまくりで島周りのタイトなセクションへ。意を決してサイド3連発を狙ってみますが、ま、なんとなく普通な感じで通過して最終コーナーへ。3速まで上げ、2速に落としながら左コーナーを抜けますが、やっぱりここも余りまくってゴール。タイムは、1'09"3でした。



第二ヒート
なんとなく可もなく不可もなくって感じで走りきった感じでしたが、案の定気になるセクションでぼろぼろと遅れていることが判明。さてどうしたものか。トライはあと1回のみ。わかっちゃいるけどそこに車を乗せられる自信がない。車のポテンシャルと運ちゃんのレベルのギャップを強く感じる内容でした。
とは言っても泣いても笑っても1トライのみですから、遅れたセクションは自分なりにイメージ修正をして、あとはギア選択もばっさばっさ変えて第二ヒートに取り組んでみます。
路面温度は一向に下がる気配はなく、やっぱり50℃オーバーのまま。
なぜか単純な1コーナー攻略に頭を悩ましつつスタート。それなりに気合いは入れていたつもりでしたがやっぱりヌルヌルで1コーナーをクリア。その後の右はグリップで通過し、立ち上がってブレーキングを軽く入れつつ2速を目一杯引っ張ってクリア。さらに続く右は若干オーバースピード気味となってしまい、アウトにはらみつつ、何とかクリアして、下りながら3速へ。シケインへの進入はヌルくならないように、かつフロントを逃がさないように注意しながら進入して何とか通過。立ち上がった後のヘアピンは丁寧にサイドを当ててみますが、うーん、やっぱりイマイチ。加速して3速まで入れ、緩いS字は今度は3速のまま通過。かなり振られて怖い感じですが大きな破綻は無く右ヘアピンへ。1速まで落としてここもサイド。立ち上がって僅かな規制をよけながら2速に上げて、右270度へアプローチ。第一ヒートはそこそこうまくいったので少し欲をかいたら今度はオーバースピードで、エビターン気味になってしまい立ち上がりでストール。パイロンとの距離はかなり近くて触ったか、と思うほどで、黄旗が気になって仕方ありませんでした。立ち上がって3速まで上げ、左コーナーはヌルくならないように、と意識しますがやっぱりヌルヌル・・・。その後の3連発サイドは、コンパクトになるよう意識して通過。立ち上がって2速を目一杯引っ張って、左コーナーを通過してゴール。タイムは、1'08"7でした。



終わって
多少タイムを上げゴール時点で3番手でしたが、餃子像さんにコンマ差で抜き返されて4位でフィニッシュとなりました。
ここ2戦で変えてきたパーツのセットが見えない状態を考えると、致し方なしと言った気持ちもありますが、トップの彗星さんからはぶっちぎられているので不甲斐なさで一杯です。ちょっとトップ2との差が明確になりつつあるので、ここは一踏ん張り運ちゃんのレベルアップに取り組まないとズルズルと落ちてしまいそうです。
次戦までに1〜2回走りたいところですが、時間を作れるかどうか・・・。
ただ、車の動きの感触は悪くないです。むしろ限界が高くてその領域まで使えてない感が強く、車の性能を引き出せるかどうかは全て自分にかかっていると言えるでしょう。自分の中で勝手に作っている限界というか壁が、思いの外強固で、そこを打破する作戦を練らないと、この上は無いかなぁという印象です。
そんなこんなで片道410kmの遠征ラウンドを終えました。前述の通り、地区戦でこの会場を使うのは初、まだまだ発展途上のコースとのことで、設備面では決して充実しているとは言えない会場でしたが、TASKさんの熱い運営のおかげですばらしいイベントになりました。会場の競技シーンをリアルタイムでネット中継するなどは、時代を変えるチャレンジであったと思います。走行終了後、パドックに戻るや否や友人から「4位だって?残念〜」とのメールが届くというのは画期的としか言えないでしょう。是非とも自宅でその中継を見たかったです。
競技が終了して会場を後にしたのが18時頃。帰宅は25時でしたが、TASKさんが競技運営を続ける限り、我々も新潟まで足を運びます。お疲れ様でした。



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