2010JAF関東ジムカーナ選手権第4戦

5/9(日)、ツインリンクもてぎ北ショート、ドライ






2010JAF関東ジムカーナ選手権第4戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 CT9A1'28"9381'28"8931'28"893
2位遠藤康浩 CT9A1'30"4561'29"7381'29"738
3位井上究 CT9A1'34"766(P1)1'29"8061'29"806
4位新井範正 CT9A1'30"9191'29"9991'29"999
5位高橋和浩 CT9A1'32"3741'30"7491'30"749
6位高野進 CT9A1'35"509(P1)1'30"9411'30"941
7位小野田了 CT9A1'31"5461'31"2501'31"250
8位印南靖志 CT9A1'32"1061'31"6961'31"696
9位岩田ユウジ CT9A1'31"753DNS1'31"753
10位奥井毅 CT9A1'31"9251'32"4871'31"925


概要
結果は2位。
2年ぶり(?)のお立ち台で少しほっとしました。
今回から足をリフレッシュし、手探りの状態でしたが、良い方向に向かっていることは事実。前回までタイムが出なかったもやもや感は払拭されました。
とは言え、コースはターンなしのカートコース。嬉しさは半分って感じでしょうか。もう少し時間がほしいですね。


足廻り
この1〜2年はいろいろあって練習もほとんど出来ず、ようやく一息ついた今年はリハビリという位置づけで地区戦参戦を再開しましたが、開幕戦こそ周りのミスに助けられ入賞出来たものの、第2戦は8位、第3戦は9位と、案の定本領発揮の惨敗状態が続きました。さすがにこういう状態が続くとリハビリ云々は言ってられないという思いが強くなり、もんもんとする日々が続きます。
そもそも運ちゃんに問題があるのは明白なのですが、車のメンテ状態も万全ではなく、足廻りやタイヤのコンディションはお世辞にも良いとは言えない状態です。このご時世、仕事の忙しさと反比例するように財政難に陥っており、必要最低限のメンテでしのぎ、あとは腕でという方針でしたが、もうそんなこと言ってられなくなってしまったという最悪の展開。費用対効果や長期レンジでの視点で判断し、タイヤはもう少し我慢するとして、足廻りには手を入れることにしました。
連休開始と同時にランサーに組み、さすがにぶっつけは怖いので、連休中に近県の練習会に参加。良いところと難しそうなところが見え隠れしつつ、全体としては悪くないかなという印象。タイムが出るかどうかはこの時点では全く不明という感じでした。



前日練習
北ショートと言えば毎年地区戦で走っているのですが、近年は本番だけ、ということも多く、ずいぶんアウェイ感が増しているコースの一つになってきました。事前に走れていれば前日はパスしたいと思っていたのですが、事前には走れず足を換えたこともあり、前日練習から会場入りすることに。
餃子像さんからセッティングのアドバイスを頂きつつ、本日の走行、順走1周を4本を終了。ターンが無かったこともあり、そこそこのタイムにはなっていた様ですが、所詮練習なので何とも言えません。
明日はターン次第だろうなぁ、と、この日ターンが1回もなかった事を心残りに、なると軍団の皆さんと軽く前夜祭をこなして前日を終了。



決勝コース
コースは結構長めですがターンはなし。ゴール前の異様にきついブラインドシケインが悩みどころで、リスクを冒すほどのリターンが見込める気がしませんが、ピンポイントでそのラインがある予感。後は随所に規制パイロンが置かれ、コース幅が制限されていますが、一応前日も規制は意識して走っていたのでそれほど気にならない程度。やはり問題は最終シケインでしょうかね。
難しいのは、ブラインドでかつ、2速の結構な速度域から突如現れたシケインに車を押し込めるかどうか。かなりゲートは狭く、ラインを間違えると通過できないというもの。安全策を取ると距離を走ってしまうし、どうしたものか。
一応第二ヒート勝負と考え、第二ヒートで最適解を選択するため、敢えて若干リスキーではあるけど2速での通過を狙うことに決定。ほとんどの人は1速との判断でした。



天気とタイヤ
天候はかなり良く、前日と同じであれば路面温度は45℃オーバーまで上がることが予想される展開。
事前の予報では雨マークも付いていたため、さすがに雨タイヤを捨てて高温ドライタイヤを持ち込む勇気はなく、本番タイヤは低温用とウェット用のみ。ま、選択肢が無い分悩まなくても済みますが、雲が出てくれることを祈るしかない展開でした。気持ちとしては手元の計測で40℃以下におさまって欲しい。
そんな願いもむなしく、やっぱり路温は45℃強まで上昇。2週目は気をつけないといけないかもしれません。



第一ヒート
スタート直後のコースインでは、若干サイドでの振り出しが足らない感じで、距離を走ってしまった模様。3速からの1コーナーは、少しあまり気味で余裕で通過。3、4コーナー通過後のインフィールド逆走への入りは悩んだ末サイドを当てますが、ちょっと車が止まってしまいました。逆送なんていつ以来?という程久しぶりだったこともあり、その後のアプローチも中途半端で、ラインを重視すべく守りに入りすぎた感じ。ヘアピンも何となく通過して再び外周へ。ここもちょっと躊躇があって、ぬるい感じで外周へ出て、最終ヘアピンへ。タイヤの状態などを気にしながら何となくナリに入って最終S字へ。立ち上がりのパイロンを気にしつつ、次の周回で入れるかなぁ、なんて余計なことを考えながら2周目へ。1コーナーは気持ちタイヤの状態を気にしつつアプローチ。新しい足の限界域を使えていないせいか、大きな変化は感じ取れないままバックストレートから3、4コーナーへ。今度はそのまま外周を通過するため、頂点手前で若干オーバーアクション気味に姿勢を切り返して加速。狙っていたラインより若干落ちた所を通過して最終ヘアピンへ。ここでは既に最終シケインの事が頭をよぎりつつ、何となく通過。最終ヘアピンへのアプローチまではいつもと一緒でそこからひと踏みして、シケインのパイロンが見えないタイミングから緩くブレーキングを開始。パイロンが見えたときには、「え”〜っ、こんな所入れないよ」とえらく焦ったことだけは覚えていますが、とにかくそこからは出来る限りの修正とライン選択、車速調整を行い、アクセルオンのタイミングに注意してゲートを通過。パイロンに当たったか、という不安を残しながらゴール。タイムは1'30"4でした。
ゴール時点でトップタイムでしたが、ラストゼッケンの彗星さんには1.5秒の大差を付けられ、2番手で折り返し。しかし、餃子像さんはかなりの好タイムで中間を刻みながらも2カ所で秒単位のミスをしており、実質は29秒台に入る走り、究さんも29秒台ながらパイロンタッチと、実質は台に上れない走りでした。
さてどうしたモノか。意外と何やってもタイムが上がらない北ショートだけに、1.5秒は厳しいでしょう。いくつかヌルかったセクションを少しずつ拾って0.5秒〜0.7秒。路面温度が40℃以下に下がることを期待して0.5秒。あとは気合いで0.5秒。という皮算用をして第二ヒートへ。ゴール前のシケインは意外と悪くなかったようで、第二ヒートも同じ作戦で行くことにしましたが、何しろ現場合せしただけですので、もう一度うまくいくかどうかは不明。ま、タイムも残っているので消極的にならないようにいってみましょう。
途中雲が出て期待しましたが、結局、路面温度は下がらず手元の計測で43〜44℃。こりゃきついことには変わりません。



第二ヒート
第一ヒートでミスったスタート直後のコースインでは、少し角度を付けて、と思ったら今度はカウンターが当たるほどの最悪の振り出し・・・。めげずにアクセルだけは入れて1コーナーへ。昔得意なつもりになっていた1コーナーですが、どうもそのイメージで入れず、今回もなんとなくヌルい感じ。ふわふわとなんとなくクリアして3、4コーナーへ。メリハリに気をつけて通過し、インフィールド逆送入口ではしっかりとサイドをあて、アクセルもしっかりとオン。挙動を若干乱しながらもとりあえずアクセルを踏む方向で通過して、その後の逆送もラインよりもアクセル重視で通過。良かったかどうかは分かりませんが、ヘアピンは若干強引にアプローチ。やっぱりここはスピード感が合わずに通過して、再び外周へ。先ほどヌルかった外周への入りも若干積極的に入って通過。最終ヘアピンは若干ラインをタイトに取ってみます。最終S字を通過して2周目。1コーナーの進入は少し頑張ってみようかなという欲が出ますが、どうもリズムが悪く一瞬フロントがロックする始末。慌てて修正して若干インを離してバックストレートへ。3、4コーナーを通過した後の外周への切り返しは先ほどイマイチだったので少し気にして荷重移動してみますが、やっぱり車は下に下に。もう一工夫しないとダメっぽいです。最終ヘアピンは一週目と同様若干タイトなラインを選択しいよいよ最終S字からシケインへ。S字へのアプローチは変えず、ひと踏みしてからブレーキング。いろいろ考えすぎたせいか、先ほどより若干ヌルい感じを持ちつつ、やっぱり現場あわせで車をゲートに押し込んでゴール。タイムは1'29"7でした。



終わって
0.8秒ほどタイムを上げましたが、彗星さんには遠く及ばず2位キープでゴール。台も厳しいかなぁと思いながらも、コンマ差で2位をキープしたまま競技終了となりました。
終わってみれば、最終シケインで0.1秒程のアドバンテージを得ていたようで、あそこの賭けが当たった結果だったと言えるみたいです。
何はともあれ、2年ぶりくらいのお立ち台には素直に喜んでいます。第2戦、第3戦での惨敗から意を決して足に手を入れ、ほぼぶっつけに近い状態でしたが、一応そこそこのタイムが出ることは確認出来ました。ターンはありませんでしたけど。まだ万全の体制とは言えませんが、ちっとは戦える環境になったことは確かですので、もう少し、もう少し頑張ってみようと思います。
その一方で、実は車との一体感というか、乗れている、という感触とはほど遠いところで走っている自分が居ることにも気付いています。イメージと車の動きのズレを随所に感じつつ何とか動かしている状態で、今回の結果は道具の性能に助けられたに過ぎないと言えるでしょう。
そんなわけで、実はリザルトほど自分の中では満足していないというのが正直な気持ちです。またしばらく走れそうにありませんので、当面は結果だけを記憶にとどめて、第5戦はもう少しリハビリイベントとしての位置づけとし、第6戦くらいから多少気持ちを入れて走れたらなぁと思っていることです。



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