2009JAF関東ジムカーナ選手権第9戦

8/30(日)、もてぎ北ショート、ドライ




2009JAF関東ジムカーナ選手権第9戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮嶋一人 CT9A1'14"7461'10"0541'10"054
2位掛札雄一 CT9A1'16"2571'10"3191'10"319
3位新井範正 CT9A1'15"0491'10"8471'10"847
4位遠藤康浩 CT9A1'14"1611'11"0591'11"059
5位印南靖志 CT9A1'16"0581'11"6471'11"647
6位高橋和浩 CT9A1'13"8201'11"8951'11"895
7位高野進 CT9A1'15"4231'11"9851'11"985
8位井上究 CT9A1'13"6801'12"1861'12"186
9位瀬下正人 CT9A1'17"7451'12"2291'12"229
10位福田裕二 CT9A1'13"5381'12"3351'12"335


概要
結果は4位。
今シーズン初の入賞となりました。
今できることを最大限やろうという気力が出てきた点が今回の結果につながった気がしますが、いくつかの幸運が重なったのもその要因であることも事実です。何人もの方からリズム悪いなぁと言われるほど運転精度も低く、自分の現状を考えるとリザルト的にはできすぎと言える結果でした。
正直自分で運転している気がしないという程気持ちと体が乖離した状態で走っているようなもので、現実をきちんと見ないと大変なことになりそうです。
とは言え、前回もお休みし、1ヶ月半振りに走ってのこの結果には一応満足しています。



前日練習
今回は、随分前から前日土曜日の午後に友人の結婚式が予定されていました。優先順位としては結婚式参列が一番で地区戦は2番目と考えていたので、仕事の状況次第では結婚式は出るけど地区戦はお休み、という展開も想定しつつ8月を迎えた訳です。仕事は相変わらず火の車状態ではあるものの、徐々にフェーズは移行しつつあって、一時期の大変な状況とは若干事情が変わってきました。本当に厳しくなるのは9月後半から10月以降と予想されていますが、ここへ来て土日を空けられる確率がかなり高まってきました。
そんなわけで、今回はダメもとで前日もエントリー。結婚式は幕張方面でしたので、午前中もてぎを走って午後から幕張へ、その後栃木に戻って日曜日は地区戦エントリーという、最近の仕事状況を彷彿させる慌ただしい週末をこなすことにしました。
金曜日の時点でやはり予定通り仕事が終わらず、帰宅は深夜に。それでも2時間くらい睡眠を取ってもてぎに向えそうでしたので、気力で出発。
「土曜日来られたんだ〜」という仲間の言葉がえらく心に染みました。
それにしても眠いし暑い。練習会参加台数から考えてやはり午前中は2本がぎりぎり。準備して1本走り、少し仮眠して2本目を走り終わったのが12時ちょい前くらい。速攻で片付けてもてぎを出たのが12:20過ぎ。パンをかじりながら炎天下の高速、首都高を抜け、2Lの清涼飲料水も底をつきかけた頃、ほぼ予定通り15時前には幕張に到着し、無事結婚式に参列出来ました。
ジムカーナで表彰されてもあんな嬉しそうな顔をしたことがない、という程の新郎の幸せそうな顔に、こちらも忙しさを忘れてほっと気持ちが安らいだひとときでした。末永くお幸せに。
で、披露宴が終わったのが20時過ぎ。それから着替えて、なんで夜まで渋滞してんだよ〜とイライラしながら渋滞にはまりつつ再び深夜にもてぎへ戻り、今日の練習を振り返えろうと思いつつ記憶が飛びました。



決勝コース
えらく早いゲートオープン時間に合わせて会場入りし、受付後コース図を拝見。意外とあっさり目の設定という印象です。ポイントは、8の字というか規制入りの270度ターンと、ショートカットしてインフィールドに入る付近でしょうか。
それより何より自分にとっては、あまりにもドライビングの精度が悪いことが最大の課題で、上記したポイント以外に、普通にラインをトレースするセクションの速度感や距離感、リズムなどが、どこまで修正できるか次第と言ったところでしょうか。昨日の2本も気持ちと体が全くバラバラで、運転しながら「あぁ、リズム悪いなぁ」と冷静に自分の走りを見ている自分が別にいるような状態でした。



天気とタイヤ
毎度ながらタイヤの言い訳を。今年は夏用タイヤがありません。と言うわけで、今回は曇り空を狙って持ち込んだタイヤはG/2Sのみ。前日練習の2本も路面温度50℃オーバーながらG/2Sでの走行でした。さすがにタイム差は大きく勝負になりませんでしたが、自分の状態を考えると言うほど差が無いかも、というのが印象。この日少しでも曇ってくれて路面温度が40℃以下になってくれれば、もしかしたらビハインドは無くなるかもしれません。
という淡い期待を抱きながら会場に到着したわけですが、予想とは裏腹に空は快晴。台風が近づいている影響で次第に崩れるという予想ですが、朝の時点ではそんな気配は一切ありませんでした。
ただし、徐々に雲は増えている模様で、土曜日ほどの路面温度にはならない感じです。



第一ヒート
いよいよN3が終わり、N4の前のSA2になってから、ぽつりぽつりと冷たいものが。さすがにウェットにはならないだろ、と思っていたのもつかの間、徐々に雨粒を大きくなり、N4が始まる頃にはかなりのウェット状態に変わっていました。あまりにも時間が無く、タイヤ交換は当然できず、路面状況も読めないため、完全ドライセッティングのままスタートラインへ。出走順的には序盤の私ですが、若干雨脚は弱まった気がする頃にスタート。
路面状況が全く見えませんので、1〜2コーナーなんぞはこれでもかと言うほどぬるい走り。その後も抑え気味の走行が続きますが、徐々に路面の感触も掴めて来ます。問題のターンセクションは、極端な挙動を嫌ってしっかり落としてアプローチ。それでも振りすぎて立ち上がりでかなりロスしますが、何とか回して後半セクションへ。インフィールドへのショートカットは路面状況も勘案してオール1速で。ウェット路面で車が暴れ出しますが、なんとかこらえて、ゴール。タイムは1'14"1でした。



第二ヒート
一応トップタイムでゴールはしましたが、その後雨脚はさらに弱まり、次々とタイムが更新され、さるくらを彷彿させるいやな展開に。ま、今年はこんなもんだよ、と思っていると、再び終盤ゼッケン手前くらいから雨脚が強く。さすがの上位陣もこれには為す術なしで、ラスト4くらいは入賞圏内に残れないという波乱の展開。第一ヒートトップはウェットマイスター福ちゃんでした。
僕は5番手とは言え、やはり納得のいかない展開。入賞出来ないにしても、きちんとイコールコンディションで戦いたいところ。
そんな思いが通じたのか、N4終了後再び雨はやみ、NT4くらいからはドライ勝負に。その後も雨は降らず、むしろ天候は若干好転し、時折薄日が差し込むことも。路面温度は徐々に上昇し、44〜45℃くらいに。これ以上は上がらないで〜というところで、N4クラスへ。雨雲は見えないし、どうやら仕切り直しの第二ヒート一発勝負になりそうです。
当然ではありますが、序盤ゼッケンからベストタイム更新のオンパレード。先ほどのウェット路面の印象は払拭して気持ちを乗せていくことにします。
とは言え、そう簡単にリズムが良くなるはずはありません。1〜2コーナーはただ通過するだけ。昔はもっと攻められたんだけどなぁ、と思いつつ3〜4コーナーへ。ここは昨日から全くうまくいっていなかったので冷静に対処して、一応この2日間では一番良かったと思える処置が出来ました。外周へのショートカットは落ち着いて通過し、アクセルをオン側でコントロール。ターンセクションはよく分からないので、なりで入って、合わせていくしかありません。やはりドライビング誤差は大きく、狙ったところに車が向きませんが、何とか合わせてクリア。立ち上がりでテールを振り出し過ぎトラクションを逃がしてしまいましたが、とりあえずクリアしたのでOK。インフィールドへのショートカットは先ほど同様1速を多用し、その後はポイントだけしっかり抑えて後はオーバーアクション気味に姿勢を作ってみますが、やっぱりリズム悪し。どうもちぐはぐな感じで車を動かし切れずに最終コーナーを回ってゴール。タイムは1'11"05でした。



終わって
一応ゴール時点でトップタイムを更新した模様でしたが、トップは9秒台くらいと予想されていたのと、タイムアナウンスが11"5と聞こえていたので、イマイチだなぁ〜と思いながら車がピットレーンに誘導されます。
ところが、意外とタイムが抜かれません。ラスト5台になってもタイムが抜かれることはなく、今季初の入賞が決まりました。とは言えラスト3にはさっくり抜かれて4位で競技を終了。
タイム差は大きいけど4位ならいっか、ということで一応納得しました。ところがどうやらタイムは11"0だったと聞き、トップとのタイム差も1秒だったことを知って、少し満足。
何しろランサーに乗るのは前々回の地区戦で2本走って以来1ヶ月半振り。その前もとにかく地区戦本番しか走らない状態が続いていた中で入賞に絡むことが出来たことには素直に喜んでいます。
その一方で、多くの仲間に言われたのは、リズムの悪さやキレの無さ。これは自分でも痛感しながら走っているのでその通りなので、今回の内容を良く振り返っておきたいと思います。何しろ、自分で運転している気がしないと言うほど気持ちと体が乖離した状態で走っているようなものなので・・・。
それでも、今できることを最大限やろうという気力が出てきた点が今回の結果につながった気がしますが、いくつかの幸運が重なったのもその要因であることも事実ですので、謙虚に受け止めて、もうしばらく厳しい状態が続きますが、精一杯できることをやっていきたいと思います。



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