2009JAF関東ジムカーナ選手権第6戦

6/28(日)、胎内スキー場、ドライ




2009JAF関東ジムカーナ選手権第6戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 CT9A1'17"0721'16"0041'16"004
2位宮嶋一人 CT9A1'22"818(P1)1'16"3361'16"336
3位高橋和浩 CT9A1'18"3281'17"4461'17"446
4位新井範正 CT9A1'17"9021'18"0461'17"902
5位小野田了 CT9A1'19"1221'18"0341'18"034
6位井上究 CT9A1'18"3521'18"4101'18"352
7位印南靖志 CT9AM.C.1'19"0821'19"082
8位舟橋悟 GDB1'19"1281'26"800(P2)1'19"128
9位高橋徹 CT9A1'26"462(P1)1'19"1741'19"174
10位遠藤康浩 CT9A1'19"8721'23"224(P1)1'19"872


概要
結果は10位。
不甲斐ない結果ではありますが、なぜか意外とすっきりしているのが今回の勝負でした。戦闘意欲を失った訳ではありませんが、自分が今できることをやっていくしかないと心底思いつつある自分があり、戦う相手は残念ながら並居る強豪地区戦ドラではなく、自分にあることを認めつつある状態とでも言いましょうか。
残念ながら今は勝負できる状態に無いことをここに来て認識している次第です、はい。



タイヤチョイス
前回も似たようなことを書きましたが、梅雨時は難しいです。雨の可能性が高い一方で晴れれば夏場並の暑さになります。とは言え、仕事に忙殺されて気がついてみれば前回のさるくらから1mも車を動かすこともなく今回を迎えてしまっていますので、準備する余裕もなく、直前に天気予報を見て、高温用タイヤ、低温用タイヤを1セットずつ持ち、練習用の低温用タイヤを履いて自走することに決定しました。フルウェット用タイヤは今回はなしで。



前日練習
シリーズ中最大の遠征であるこの胎内ラウンド。片道400kmオーバー、5時間半の移動が必要となります。昨年は諸事情により日帰り参戦を敢行しましたが、あまりにもダメージが大きすぎるため今年は少なくとも前夜宿泊することを決意しておりました。
ところが、今回もなぜかイベント当日は月末。6月末締めという案件が大量に重なるタイミングで、平日の業務がオーバーフローしている状態ですので、それを補えるのは週末しかありません。今回も、土曜日仕事してから夜現地入りするか、朝から現地入りして仕事は向こうでこなすかという選択に迫られていました。さすがにこういうことが続きすぎて、不参加を決めたらどれだけ楽だろう、という思いが非常に強く金曜の夜まで行くかどうかを悩んでいたというのが正直なところです。
折衷案として土曜日仕事して夜に現地へ向かうのが社会人らしい気がしますが、今年に入ってからの走行本数が10本に満たない自分にとって、当日入りで何かが得られるとは思えません。
と言うことで、金曜日仕事をしながら土曜日の朝から現地入りすることを決意し、22時くらいに一旦仕事を切り上げて、23時頃帰宅。それから準備して飯食って風呂入って仕事道具をまとめてちと仮眠してそのまま胎内へ向けて出発しました。
今年見る胎内も昨年同様寝不足のハイテンションモードでしたが、今年は前日練習である点がせめてもの救い。練習走行の合間はずっと仕事していたので練習どころではありませんが、体慣らしにはなったでしょう。
予定本数の4本を走行してからはホテルに向かい、皆さんで食事に行く前も少し仕事して、食事後部屋に戻っても解析は断念して仕事して、23時頃には限界でグロッキーでした。



決勝コース
毎年のことながらコース設定には脱帽です。
最近では少なくなりましたが、自分がコースを設定させて頂く時にはいつもTASKさんのコース設定を思い出しながら考えたモノでした。確か昨年は若干あっさり目だった気がしますが今年は上段下段を往復する胎内らしさ全開のコース。さらにはゴール前の超難関付。わくわくしますね。
ただ、そのゴール前の難関がくせ者。狭いゲートからスペースのない右270度という設定で、それほど意識しなければ地区戦レベルのドラならそう問題ではないと思いますが、何しろ今の自分は精度が悪すぎ。距離感に相当なズレと違和感を感じながら走っているというのが今の自分です。その誤差を考えると、安易に入るとパイロンの餌食になってしまいそうなのが怖いところ。
それ以外は基本に忠実に、やれることをやるしかありません。




天気
若干崩れる可能性も示唆されてはいましたが、そんな様子はなく、土曜日に引き続きピーカン路面での勝負になりそうです。
ま、それは予想の範囲内だったので良いのですが、実はこの景気の悪化も含めた諸事情により残念ながら最新版の高温用タイヤが用意できていません。正直言えば持っている高温用タイヤは2世代前のSコンパウンド(ボソッ)。そんなこともあり、曇り空かウェットでの勝負を常時望んでいた訳ですが致し方ありません。ま、今は最新タイヤがあったとしてもその実力を引き出せるだけの運転が出来る気がしませんので、とにかく今ある持ち物で、最大限の結果を出すことに注力しましょう。



第一ヒート
土曜日は高温用タイヤを履きませんでしたので、若干探りながらのトライです。やや抑えすぎを感じながら中盤に差し掛かると、異様に応答の悪いセクションに遭遇しました。運転しながら戸惑う程で相当なロスになった気がしつつ、再び外周から下段へ。ま、予想外の動きがありながらもなんとか通過し、最終セクションへ。狭いゲートからスペースのない右270度への進入を考えると、手前の区間は無理せず、1速で引っ張っちゃった方が確実かな、とも思いましたが、そんなところで守っても仕方ありませんので、予定通り2速に上げて最終ターンへ。ゲートの通過位置をかなり意識して進入し旋回に入りますが案の定登りで旋回が止まりかけ、もう一度サイドを当ててゴール。
平凡なタイムで終わりました。



第二ヒート
あまりにタイム差が大きく、区間解析をしてみたところいくつかのことが見えてきました。まず、全体的に遅い。これはもうどうしようもありませんね。頑張るとろくなことがありませんから、視点を変えて全体のアベを上げられるような意識だけはするようにします。致命的に遅い区間も判明。運転していて感じた区間とマッチしており、ここに関してはSA1あたりの上位陣の攻め方を参考にイメージ作りをしてみました。あとは、分かっちゃいるけど詰められる保証はないなぁ、という感じ。ゴール前ももちろん遅れてますので、もう少し思い切ってアプローチをしてみようと思います。
そんなわけでスタート。概ね狙い通り走っているつもりでしたが、思ったより区間タイムは伸びていない模様。問題の中盤セクションは多少ロスは減ったようですが、やはりリズムが悪くてもう一歩。外周回って下段に降りてからは問題の最終セクションへ。アプローチとしては特に変更せず少し思い切っていく作戦に。ちょっとラフだったかな、と一瞬思いましたが何とかゴール。ゴール時点では3番手タイムに食い込めた模様でした。



終わって
ゴール時点で3番手ということはぎりぎり入賞できたかどうかといったところでしたが、どうやら6位には入っていなかった模様。ま、しょうがないと思っていたら仲間の報告で10位であることが判明。「えっ、なんで?」と確認したところパイロンタッチだったらしい。最終のゲートパイロンの左側を僅かに踏んだみたい。やっちまいました。
触らなければ6位には入れたようですのでがっくりと言ったところでしたが、ま、それが今の自分の実力と納得している自分が居たのも事実です。
せめてG/Sコンパウンドを履いていれば台には絡めたかななんて思いも巡らせましたが、パイロン触っては意味がありませんから同じ結果でしたね、きっと。
一つ言えることは、やはり運転の精度がかなり落ちているということ。その反面、とりあえず落ちるところまで落ちて、今小康状態を保っているかな、という気もします。この状態を上げていく余力は今年はなさそうですが、せめてこの状態は維持して時を待ちたいと思います。



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