5/31(日)、さるくらモータースポーツランド、ウェット
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'12"715 | 1'07"453 | 1'07"453 |
2位 | 小野田了 | CT9A | 1'14"361 | 1'08"512 | 1'08"512 |
3位 | 掛札雄一 | CT9A | 1'12"527 | 1'08"856 | 1'08"856 |
4位 | 印南靖志 | CT9A | M.C. | 1'08"879 | 1'08"879 |
5位 | 新井範正 | CT9A | 1'13"080 | 1'09"138 | 1'09"138 |
6位 | 高野進 | CT9A | 1'15"919 | 1'09"506 | 1'09"506 |
7位 | 舟橋悟 | GDB | 1'13"337 | 1'09"526 | 1'09"526 |
8位 | 岩田ユウジ | CT9A | 1'18"534(P1) | 1'10"596 | 1'10"596 |
9位 | 高橋和浩 | CT9A | 1'15"663 | 1'10"757 | 1'10"757 |
10位 | 福田裕二 | CT9A | 1'16"345 | 1'10"881 | 1'10"881 |
11位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'13"480 | 1'10"917 | 1'10"917 |
結果は11位。
言い訳は山ほどありますが、路面状況の変化も含めての勝負ですから、これを素直に認めて精進したいと思います。
あれほど短時間で路面状況が回復するとは、恐るべしさるくらの路面、というところでしょうか。
ランサーの場合、履いているタイヤ1セットに加え、トランクと車室内に2セット、の計3セットを会場に持ち込めます。とは言え、遠征と言えるさるくらまでは距離がありますので、あまりコンディションの良いタイヤで自走はしたくない、というのがプライベーターの切実なる思いです。
そんなわけで、履いていくタイヤは練習用という視点で3セットを選ぶ訳ですが、ざっと言って、高温ドライ用、低温ドライ用、ウェット用、低温ドライ用旧型、低温練習用、というタイヤの選択肢があります。バンバンニュータイヤを投入できませんので、少しずつコンディションによって使い回している関係で、どれもが中途半端な中古というのが辛いところ。どれを持ち込むかは天気予報に相談なんですが、どうやらウェットよりの天候になる予報。であれば高温用を捨ててウェット用主体で、と考えたのですが、今回も仕事が忙しくてとてもタイヤ交換をする時間が作れない。そう、ウェット用はリムに組んでないんですわ。なぜか5/31締めの案件を抱えており、タイヤ組み替えは諦め。組んである手持ちのセットから、フルウェットになった場合は低温ドライ用を、そうでない場合は旧型を本番で使うことを想定して、低温ドライ用、低温ドライ用旧型、の2セットを車室内に積んで、低温練習用を履いていくことに決定しました。
上記しましたが、仕事で5/31締めの案件を抱えているのが最大のネック。そこって日曜日じゃん、ってなぜ誰も突っ込まないのか不思議でなりませんが、仕方ありません。確認資料や図面を土曜日までに送るから、と言われていたので、この対処をどこでどうするかによって、土曜日の練習会参加が決まります。
前回の戦い振りから見ても、さるくらにいきなり当日だけ行って戦えるとは思えませんので、土曜日行けないなら日曜日もお休みしようかという気持ちが半分。無理矢理前日から入って現地で資料をメール受信したとしても、資料はプリントアウトしないと確認が難しい代物で、土曜日にプリントアウトできる環境はありえるのだろうか、などと悩みながら金曜日の仕事を続けていると、22時過ぎでしょうか、資料が送られてきました。
そこから大急ぎで資料を印刷して、現地にPCとともに持ち込めば何とか土曜日中の対応が出来そうとの目処がたった訳です。とりあえず睡眠時間は無視して、帰宅後もメールを投げまくって、土日の準備をして、今回は土曜日から参加することに成功しました。
さるくらでの前日練習は昨年同様走行本数3本。どうして短いコースで本数回してくれないのか、エントラントの声が届かず非常に残念です。全てドライ走行でタイム的には上位陣には遠く及びませんが、内容的にはドライビングのズレが徐々に緩和される感触は得られつつあるようです。
走行後は猛ダッシュで片付けて、皆さんより一足お先にホテルにチェックインして仕事に着手。幸い致命的な対応の必要は無く、小振りな対応だけで済みそうだったので一安心。
夕食は外で宴会モードのお誘いもあったのですが、今回はそういうモードに入る気力が無かったので、ホテル内で上品に夕食を取る組にまぜていただき、食後も軽く仕事してから記憶が無くなりました。
昨年はタイトなさるくらをさらにタイトに使う数多くのパイロンが設定され、ストレス満載だった記憶があるのですが、今年は一転、外周を大きく周したり、きつい規制パイロンが無い、おおらかな設定になっています。
リハビリ中の私にはありがたい設定ではありますが、それは第4戦も同じだったはず。きちんと走らないとざっくりやられてしまいそうですね。
それより何より、今回の最大の懸念事項は天候でしょう。どうやら飯田市の天気予報は昼から夕方にかけて雨の予報。となると、第一ヒート1本勝負か、出走順の早いN4は第二ヒートもドライで走れるのか、いずれにしてもどのタイミングで雨が降り出すのかを心配しているのが共通認識でした。
となると後半ゼッケン程不利となる可能性が高いのも皆さんの共通認識。そんな中、私の出走順はN4クラスで2番手。最終の親方とは出走時間にして20分程度の差があります。これが吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知る、と言ったところですが、少なくとも不利な状況にはならない出走順であると、誰しもが思っていたはずなのですが・・・
なんと慣熟歩行が終了すると雨粒が落ちてきました。どうやら予報より雨脚が若干早まっている傾向のようです。それでもウェット路面になるほどまでには至らず、競技はN2クラスへ。N2クラスもドライ路面のまま終了しつつあるころ、車両トラブルで20分程度競技が中断。今思えばこの20分が全ての明暗を分けたと言っても過言ではないかもしれません。
ぽつりぽつりと降り出した雨はN3クラス1号車スタート時にはほぼウェット。若干ではありますが徐々に雨脚は強まり、N4クラススタート直前にはフルウェット状態に・・・。ま、ウェット勝負ならイコールで2本走れる訳だからそれは望む所よ。なんて思いつつ、2番手ゼッケンの私は普通にワイパーを動かしながら走行。
ドライセッティングのままのウェット走行ということもあって多少ぎくしゃくしながらの走行にはなりましたが、致命的な破綻も無くゴール。タイムは1'13"4でした。
ところが、私の走行後くらいから雨が止み、徐々にではありますが、路面は回復方向に。もちろん、ドライ路面に変わる程の劇的な変化ではありませんが、明らかに車両のグリップ感が上がりつつあって、当然のように後半ゼッケンには抜かれ、ラスト4台くらいを迎えたところで再び雨粒が落ちてきました。走行中にグリップ感が変わって大きく破綻したドライバーも居たようですが、さすがは終盤ゼッケン、皆さんしっかりとタイムを残してくるあたりはさすがでした。
明らかに条件的には有利と思っていた第一ヒートですが、僅かながら不利な条件での出走を強いられた結果となりました。それでもリザルト的には5番手をキープし、少なくとも第二ヒートも同等レベルのウェットでこらえてくれれば、まだ行ける感触が得られた第一ヒートでした。
第二ヒートはどれだけ雨が降るか、水たまりが出来なければまだ勝負は捨てない、と話していたのはどこへ行ってしまったのでしょう。昼前から小振りになっていた雨は、N1クラスが始まる前には上がり、時折暖かい日差しが感じられます。
なんだか、無茶苦茶嫌な展開になってきてません?(汗)
かぁ〜っと大陽が出てくれば30分くらいでドライコンディションになりそうなんですが、基本的に曇りで、時折日が差す展開。N1〜N2くらいまではフルウェット状態で推移する中、雨は上がっているため徐々に路面は回復しつつあるようです。そんな中N3クラスでは序盤からベストタイムが更新され、いよいよ路面は回復傾向に。途中N3クラスでも車両トラブルがあり若干の競技中断。そしてN3ラストゼッケンはベストタイムを大きく更新した模様です。
となると、路面は相当回復状態にあるということ。まだスキール音はほとんどしませんが、ギリギリの線を積極的に狙っていくしかありません。
ウェット路面に足を取られないように気を配りつつ、積極的にアクセルを開けるよう慎重に走行を重ね、水たまりの深い付近で何度かフロントを逃がしてしまいますが、なんとかこらえてゴール。タイムは1'10"7とこの時点で第一ヒートのトップタイムを2秒ほど上回ってのゴールとなりました。
走りの内容はそれほど悪くなかったと思いますが、完璧とはほど遠い内容でしたので、トップタイムを更新したのとは裏腹にいや〜な気持ちで後続の観戦にコース付近に向かいます。
時折大陽が照りつけながら、ひいき目もあるでしょうが路面はみるみる回復しています。明らかに乾いたエリアは拡大し、水たまりも小さくなり、スキール音も大きくなっています。特に序盤から中盤にかけては10分で秒単位は変わっていたと思えるほど。中盤以降のドライバーは、路面変化に戸惑いながらも、グリップが回復した路面を生かして軽々と私のタイムを抜いていき、もはやお話になりませんでした。
結局、N4最後は「えっ?ほとんどドライじゃん」と言うほどにスキール音しまくりの状態まで路面は急激に回復し、天候まで味方に付けた親方がぶっちぎりで勝利。私は11位まで後退。言葉もありません。
あのコンディションでは悪くないタイムだったとか、うまく走っていたとか、ブランクがある割にはよく走っていたとか、皆さん慰めの声をかけてくださいましたが、天候やコンディションまでを含めた勝負がジムカーナであることは理解していますので、結果は素直に受け止めようと思っています。
あまりにも納得がいかなくて、帰宅後布団の中で何度もビデオを見直しました。もう少ししっかり走っているつもりだったのですが、やはりまだまだ気持ちと走りとのギャップが大きいようで、そこが今の最大の課題なんだと思います。
とは言うものの、現状の実力を測れなかったというのが残念でなりません。
あーだこーだ言いながらもやっぱり納得が行かないので、参考までに第二ヒートN4クラス内での路面変化を・・・。
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