6/29(日)、関越スポーツランド、ウェット
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'10"625 | 1'06"794 | 1'06"794 |
2位 | 掛札雄一 | CT9A | 1'11"509 | 1'07"091 | 1'07"091 |
3位 | 井上究 | CT9A | 1'09"761 | 1'07"937 | 1'07"937 |
4位 | 舟橋悟 | GDB | 1'24"417(P1) | 1'08"101 | 1'08"101 |
5位 | 高橋徹 | CT9A | 1'18"183(P1) | 1'09"217 | 1'09"217 |
6位 | 滝沢孝幸 | CT9A | 1'12"536 | 1'09"656 | 1'09"656 |
7位 | 高橋和浩 | CT9A | M.C. | 1'09"719 | 1'09"719 |
8位 | 大塚健二 | GDB | 1'30"266(P1) | 1'09"751 | 1'09"751 |
9位 | 伏谷裕二 | GDB | 1'14"142 | 1'10"055 | 1'10"055 |
10位 | 新井範正 | CT9A | 1'11"539 | 1'13"398 | 1'11"539 |
結果は18台中1位。なんと地区戦2回目、4年ぶり、エボ9初の優勝をゲットしちゃいました。
今回も当日入りを余儀なくされとても戦える気がしませんでしたが、土曜日とコンディションが全く変わり、ほぼ全ての人が初めてという関越ウェット勝負となったところが波乱の原因であったのは間違いでしょう。全員事前のデータは無し。完全に運ちゃんの基本性能と勘(?)が問われる勝負となりました。むしろこの展開を前向きに捉えることが出来た点が僅かに精神面でもアドバンテージがあったのかもしれませんね。
諸事情により、今回も前日練習への参加は無し。それでも、仕事の合間を縫って夕刻には会社に戻るというハードスケジュールながら、一度平日に関越に足を運び、1ヶ月半ぶりくらいに練習らしい練習が出来たのは幸いでした。完全ドライ路面でしたけどね。
本番当日は予報でも降水確率100%が表示される程の、朝から晩まで雨予報。その予報の通り、朝から大雨でコースは川が流れる状態。第一ヒートはウェット路面に加え、水たまりを考慮しなくてはなりませんでした。それより何より、ニュー関越のウェット路面をまともに走ったドライバーがほとんど居ないというのがこれまた困ったところ。 これと言ったデータはありませんが、なんとなくエアは下げ気味で行きたかったのですが、何せ川ができる状態ですので、ハイドロを起こしたら一巻の終わり。N4ドラ総出でエアセットについて議論して、皆さんの説得により僕もエアを上げていくことにしました。
試走ドラの車の動きを見る限りあまり食わない感じですが、N2クラスあたりは結構食ってるようにも見えるし・・。後はスタートしてみないと分かりませんね。
今回はA050G/2Sがデビューしてから関東では初のウェットイベント。他社タイヤとの比較も気になるところですが、結果から言うと、十二分に戦えるタイヤだと言うことが判明した模様。
空気圧次第でそのフィールはかなり変わりますが、関越に関しての概ねおいしい領域は見えてきた気がします。
とりあえずウェットレースウェルカム状態になりました。
143台という大量エントリーの割に、しっかり長めのコースでうれしい限り。でも、テクニカルセクションは意外とあっさりした感じで、実は自分向きじゃん、なんて勝手に思ってました。
恐らくこういう路面の時は、コース攻略云々の細かいところよりも、いかに車を前に進めるか、ってことが重要だと思うので、そんな点を頭に入れてイメージ作り。奥の前半セクションは、微妙にパイロンが多い上、四駆にとってはかなり深めのコーナリングが多く、脱出方向と狙うパイロンとをしっかり覚えておかないとミスコースの原因になりそうなので、注意が必要ですね。慣熟歩行中にはN4以外の方にも前日の状況も含めてたくさんのアドバイスを頂き、ほんとうにありがとうございました。実は頂いたアドバイスが結構ポイントだったりしたと今更ながら振り返っています。
ということで、コース攻略は特に難しく考えず、アドバイスを参考に走り方を決めて、とにかく車を前に進めることに全神経を集中することにしました。
ギリギリまで路面状況を見ながらエアセットについては悩み、直前に僅かに下げてみる賭けに出ました。ハイドロだけは注意が必要ですけどね。N4クラスが始まってからは若干雨脚も弱まった様子で、水たまりも気持ち浅めに感じますが、何台か前でガードレール数mまで滑走するシーンもあったようで、やはり注意が必要です。
ミスコースと路面に注意してスタート。しかし、あれ?なんかエンジンの吹けが悪いな、と思っている間に1コーナーに到達し、ブレーキングが遅れてリアも逆に流れ出して万事休す。なんとかステアリングでクリアして続く右90度は今度はサイドを効かせられずに大回り。直後の右折り返しもだらだらクリアして最悪の展開でしたが、気を取り直して中盤へ。意外とタイヤのグリップ感を感じながら中盤セクションをクリアし、徐々に気分が乗ってきます。そのあたりからでしょうか、進入でテールが流れ始め、外周の立ち上がりでもアクセルでテールが流れて、もう大変。中間計測ポイントのゲートには入れないかと思うくらいよろよろした走りでしたがなんとか車を押さえ込んで後半へ。危ういブレーキングを繰り返しながら気持ちを抑えてテクニカル入り口の3本スラロームへ。しっかり落として出口でサイドを当てますが、続くターン方向を間違えて慌ててステアリングで修正して無理矢理右ターン。意を反してターンそのものはロスを最小限に抑えられて、後は落ち着いて最終シケインを抜けてゴール。
ゴール時点で思いもよらぬベストタイム更新。直後のQさんにぶっちぎられますが、彗星さんはエアセットが裏目に出たようでタイムが伸びず、親方に至ってはパイロンタッチに沈み、2位で折り返しとなりました。
うーん、意外とイケてるのが不思議なところ。前半とテクニカルで結構ミスしてるのでまだまだ行けそうですが、このコンディションですから皆さんも当然まだまだ行けちゃうはずですね。とにかくあまり変わったことはせず、しっかりとタイムを刻んでいけるように、きっちり踏める姿勢を作ることを念頭に置いて第2ヒートへ。
お昼前から小降りになった雨の影響で、路面状況はフルウェットながらかなり好転している模様。どのクラスも3〜4秒のタイムアップがなされており、結局仕切り直しの第2ヒート1発勝負となりました。折角第1ヒートで良かった時に限ってこれだよなぁ、とぶつぶつ言いながらも、とにかく路面に集中するしかありませんね。やっぱり最後まで空気圧には迷って、ギリギリでエアをさらに下げて気を取り直してスタートです。
グリップ感は明らかに先ほどよりある様子。先ほど行きすぎた1コーナーはそれなりに抑え、続く右90度もしっかりサイドを効かせて折り返しもまずまず。その後つなぎ区間で躊躇があったセクションも、ハンドルでグリグリ修正しながらとにかく踏み切ってせっせとアクセルを入れ、落とすところはしっかり落とすの繰り返し。概ね狙い通り走って中間計測ポイントへ。特にここは僅かな下りが挙動を乱すようなので全神経を集中してブレーキングして、それでも若干リアが挙動してしまいましたが、最小限のロスでクリアできたはず。その後の折り返しは気が焦ってしまいちょっとはらんでしまってロスしましたが、テクニカル入り口の3本スラロームではしっかり落として、出口でサイド。またこれが角度を付けきれずに失敗。第1ヒートと理由は違えどステアで修正して折り返しの右270度へ。慌てそうになりましたが、とにかく狙っていくことだけは決めていたので、気を取り直して狙ってサイド。見ていた方ほぼ全てが失敗したと思ったらしいのですが、意外と自分ではクリアできるつもりでなんとか回して、ゴール前のシケインはちょっと気持ちを落ち着かせてゴール。
そこまでのトップタイムは8秒台くらいだったようですが、なんと僕のタイムは6秒台でトップタイムを更新した模様。実は自分でも驚き半分で、控えめにガッツポーズしてパドックへ。
その間に続くQさんがゴールしたようですが、届かず2番手とのこと。急いで皆さんの居るゴール付近へ駆けつけていくと、彗星さんが中間ベストとのアナウンス。やっぱそうだよね〜。後半セクションで勝てるはずが無いけど、とりあえず台は決まったからうれし〜。なんて思って彗星さんがゴールしたときに僕もゴール付近へ。するとタイムは7秒0とのアナウンス。ありゃ〜、彗星さんに勝っちゃったよ、なんて自分で驚いていると、会場からが「あぁ〜っ」っていうどよめきがあり、その直後に親方がスローダウンしてゴールラインへ。と同時に、皆さんが駆け寄ってくれました。どうやら親方は序盤でミスコースしてしまったらしいです。「え?俺?俺?俺勝ったの?」って言いながら皆さんと握手してた気がします。なんとなく、「勝った〜っ!」って喜ぶタイミングを逸したまま(笑)。
もちろん常に台は狙ってますし勝てないつもりでは走ってませんが、まさか勝てるとは思わなかったのでびっくりです。そして、2位には彗星さんが入り、これで生涯2度目の彗星さんとのワンツー。前回は僕が2位でしたが、今回は僕が1位なので、1回ずつですね。
ちょっと残念なのは、諸事情によりかんとくが不在だったこと。こういうシーンをお見せできるようにまた頑張ります。
とは言え、タイヤのコンディションもほぼ新品とかなり良かったし、悩んだセクションの選択も概ね当たりだったということで、全てがうまくいったおかげに過ぎませんので、次以降をしっかりと戦っていきたいと思いますが、だんだん時間が・・・。