2008JAF関東ジムカーナ選手権第5戦

6/8(日)、胎内スキー場駐車場、ドライ




2008JAF関東ジムカーナ選手権第5戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 CT9A1'04"7561'04"6161'04"616
2位宮嶋一人 CT9A1'05"1541'04"9261'04"926
3位新井範正 CT9A1'06"8541'05"7201'05"720
4位小野田了 CT9A1'06"2461'05"7301'05"730
5位岩田ユウジ CT9A1'06"2921'05"8201'05"820
6位舟橋悟 GDB1'11"594(P1)1'05"8781'05"878
7位遠藤康浩 CT9A1'06"3541'05"8941'05"894
8位井上究 CT9A1'06"8421'06"0781'06"078
9位印南靖志 CT9A1'06"8921'06"2261'06"226
10位福田裕二 CT9A1'18"5941'06"3861'06"386


概要
結果は15台中7位。あのコンディションの中精一杯やったつもりでしたが、第一ヒートの内容を考えれば台は捉えられたはず。日帰り往復880kmに12時間を要し、走行2分間、入賞まで0.02秒、お立ち台には0.2秒届かず、眠気と悔しさと不甲斐なさと参戦に理解を示してくださった皆さんへの申し訳なさとが入り混じりながらの長い帰路になりました。10年程ジムカーナをやってきましたが、最高に辛い1日でした。



胎内スキー場
新潟県の山形県境近くにある魔境胎内スキー場。
神奈川県央地区からは、片道400kmオーバー。ノンストップで走っても5時間半を要する、南関東方面の地区戦ドライバーにとっては最大の遠征会場です。
その歴史は古く、関東パイロンジムカーナの原点とも言える神聖な会場。
ここを走らずして関東パイロンジムカーナドライバーとは呼べないでしょう、と先人達が口を揃えるのが良く分かる、非常に魅力的な会場です。距離が距離だけに、年に一度行くのがやっとですが、ジムカーナを始めた年から、そう、今は無きスピードマインドジムカーナ関東シリーズを発端に、以降年に一度は足を運んでいます。
ま、折角関東で走っているなら、だまされたと思って一度足を運ぶことをお勧めします。



前日練習
突発的な事情により、今回は参戦はほぼ絶望的ということが10日ほど前にわかり、とりあえず前日練習はキャンセル。宿も事情を話してキャンセルさせて頂くことになりました。



胎内日帰り
常識的には参戦不可能、というレベルで当日が近づいていたのですが、状況そのものに変化は無く、このままなら1日くらい時間を作れそうな感じで土曜日を自宅近辺で過ごします。あんなところまで日帰りで行っていきなり走って何が出来るのか、という思いと、走れる可能性があるのなら全力を尽くすべき、とか、そうまでする必要があるのか、といった様々な思いが交錯しつつ、かんとくを含む周囲の温かい理解を受け、土曜日の夕方の段階で日帰り参戦を決断。やるなら言い訳せず全力でやってくることを胸に誓い、土曜日の夜になって神奈川県を出発したのでした。
明け方近くに新発田市に到着し、道の駅で仮眠をと思ったら、アテにしていた道の駅がお祭り状態・・・。花火やら爆竹やらで煙もくもく、とてもじゃありませんが、仮眠できる状態じゃありません(涙)。仕方なく国道を北上して他の道の駅を探し当て、とりあえず仮眠。1〜2時間は横になれたはずですが、全く寝た気がせず、妙にテンションの高い状態で会場入りとなりました。



コースと狙い
今回の胎内ラウンドエントリー総台数は103台と、近年では久しぶりの100台オーバー。このためか、コースは例年に比べると若干あっさり目ですが、そこは魔境胎内の路面。単なる折り返しやコーナリングだけでも超難易度ですので要注意です。
とは言うものの、1年に1度しか来ないこの会場ですから、既に路面の感触は忘れ気味。当然土曜日は走っておりませんので、神経を集中して路面を感じ取るしかありません。とにかく、やりすぎ禁物、というのが鉄則なはずですが、消極的になっては勝負になりませんから、その瀬戸際で行きすぎない様に集中できるかどうかが肝ですね。
そんなわけで、土曜日に走ってないことに加えて、ここ2週間ほどはまともに睡眠を取っていない上昨晩もほとんど寝てませんので、なにかこう頭がぼ〜っとしている状態なのが最大の問題。コース攻略を一生懸命考えようとする以前に、コースをちゃんと覚えられるかという事の方が今の自分には大きな課題のような気がします。とにかく、コースをしっかり覚えて、付くべきポイントと、姿勢を作るポイントをなんとかイメージして、まずは走ってみるしかないでしょうね・・・。
出走までは2時間近くありそうですので、目覚まし時計をセットしてとにかく仮眠です(笑)。



第一ヒート
前日に走っていませんから路面とタイヤ、そして車の動きに集中してスタート。操作が後手に回らないように、早め早めのアクションだけは心がけます。無難にスタートして外周に入り、最初の変形8の字へ。やはり案の定一つ目の左サイドからしっかり回し込めず、焦った続く左サイドも減速しきれずほとんど止まってしまいます。立ち上がった後のギア選択に悩むセクションは悩みがそのまま出て1速を使い切ることなく中途半端にシフトアップしてスラロームへ。そこからは概ね予定通り外周を回って若干抑え気味で下段へ。4本パイロンからなるたすきがけセクションは入りの左で躊躇したせいか、サイドを効かせきれず大回りに。あとはなんとか回して最終セクションへ。右270度への入りが予定外にきつくなりますが、なんとか強引に回してゴール。



第二ヒート
やっぱりトップ2とは大きく離れていますが、それでも3位争いのダンゴに絡んで5位で折り返し。このコンディションでのこの位置は意外という感じ。結構あっちゃこっちゃでやらかしているので、もうちょい行けそうですが、トップ2までは遠いですなぁ。
今回は諸事情により山有りのSコンパウンドで第一ヒートを走りました。懐事情も考えてG/Sコンパウンドの投入は見送る予定でしたが、ここまで来てそうも言ってられません。ってことで、第2ヒートはG/Sコンパウンドで。
ところが、いよいよ疲れが出てきたのか、眠い眠い。スタートに並んでいる最中には右目に違和感を感じ始め、ちょっと異物感を感じたままスタートラインへ。一度ヘルメットを脱いで顔でも洗いたい気分でしたが、そういう訳にもいかずそのままスタート。それが影響したと言えば言い訳になってしまいますが、スタート前に集中を切らしてしまったのは痛かった。
タイヤのグリップ感を先ほどより感じながら、序盤は予定通り。変形8の字はやはり2つめの左でロスして微妙な中間タイムでクリア。下段に降りてたすきがけセクションはしっかりサイドも効かせて概ね予定通りクリアして、最終の右270度でしたが、これがちょっと進入を誤って、案の定後半フロントを逃がしてロスしながらゴール。



終わって
タイムは上がったものの、なんと3位からわずか0.2秒遅れで7位に終わりました。入賞までは0.02秒でした。日帰り往復に12時間もかけて0.2秒に泣くことになろうとは。がっくり力尽きて帰路につきました。
それでも、運ちゃんの基本性能が問われる当日入りで、トップ2とは大きく水を開けられたものの、台には絡めるだけのタイムを残せたことは、不思議と自信になりました。日帰り部門トップだったと前向きに考えて、次回以降に繋げたいと思います。それにしてもしんどかった・・・。



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