2008JAF関東ジムカーナ選手権第4戦

5/18(日)、浅間台スポーツランド、ドライ




2008JAF関東ジムカーナ選手権第4戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮嶋一人 CT9AM.C.1'06"9721'06"972
2位掛札雄一 CT9A1'07"3141'17"040(P2)1'07"314
3位印南靖志 CT9A1'09"4701'08"1031'08"103
4位新井範正 CT9A1'08"1871'08"3931'08"187
5位遠藤康浩 CT9A1'08"4061'08"4351'08"406
6位岩田ユウジ CT9A1'09"6121'08"6501'08"650
7位小野田了 CT9A1'09"1821'10"4781'09"182
8位井上究 CT9A1'09"4531'15"1521'09"453
9位高橋和浩 CT9A1'09"453M.C.1'09"453
10位福田裕二 CT9A1'10"4211'09"4981'09"498


概要
結果は18台中5位。第一ヒートのタイムを上げられなかったことに尽きる今回の1戦でした。攻める気持ちと抑える気持ちのバランスを意識して臨んだ戦いでしたが、無謀にも賭けに出た2カ所のギア選択はことごとく裏目に出て、それでも台には余裕で絡めるだけのペースで終盤セクションには入ったにもかかわらず、予想外の車の動きになすすべも無く、第一ヒートとほぼ同等のタイムに終わりました。
賭けに出てしまうような気の迷いや、冷静に考えればああいう挙動になる可能性があることは知っていたはずですので、全ては明確な自信や裏付けが無いところに問題あり。
新たに投入したG/Sコンパウンドの可能性も見えましたので、今回の戦いを整理してみます。



A050G/S
シーズン開幕と同時に発売された低温用コンパウンドG/2Sに引き続き、中高温用コンパウンドG/Sが発売になりました。
5月1日の発売と同時に入手し、テストをとゴールデンウィーク中に浅間台に持ち込んでみましたが、あいにくの雨。ハーフウェットレベルまで路面は回復するものの、結局最後にも雨が降り出して、結局終日ウェットでした。そんな中、フィーリングを掴むだけでも、との思いで浅間台ウェット路面でG/Sを履いてみましたが、なぜかオーバーオールタイム。まともなタイヤを履いた四駆ドラが居なかったというのもありますが、低温ウェット性能はかなり期待できます。って、低温用タイヤじゃないっすよね・・・。
そんな訳で、ドライ路面でのテストは前日練習のみ。なぜか左回りばかりのコースで、タイヤの偏磨耗が気になりますがG/Sで2トライ。路面温度もそこそこありますが、スタートからグリップ感はあり、全体的に挙動はマイルドな感じ。従来のSに比べて尖った感じがなく、G/2Sをそのまましっかりさせた感じですね。ただ、おいしいところが掴みづらいというのが2本乗った印象。それでも従来のSに比べてタイムは出ているので、使い方次第ってところでしょうか。



浅間台スポーツランド
もはや今シーズンの地区戦では浅間台スポーツランドは1戦しか開催されなくなりました。年々開催戦数が減っている浅間台。それと並行するように足を運ぶ回数も減って、今では親方練と地区戦でしか浅間台に訪れなくなりました。
以前はフリー走行もたまに来てたんですけどね。あまりの扱いにブチキレて以来・・・って感じです(笑)。
久しぶりに走った浅間台ですが、路面のうねりや陥没に驚きました。関越スポーツランドもうねりが大きいことで有名でしたが、今では浅間台の方が圧倒的にうねってます。タイヤが接地しない時間が気になるほどで、アクセルやブレーキの入れ方も気になってしまいます。
そんな訳で、走る回数が極端に減っている浅間台に、このところちょっと苦手意識もあって、若干気持ちの上では消極的。なんとなく、一発狙ってやる、というより、台狙い、という若干消極的な気持ちが見え隠れする浅間台ラウンドです。



前日練習
参加台数が定員より多いというのは契約違反ではないかと思うことに腹を立てていては地区戦を追っていけませんので、ここは大人に。
ウチのチームの練習会だって、定員20台ってうたったら絶対超えないように、お断りしてるってのに、ぶつぶつぶつ・・・。
そこは百歩譲ったとしても、1分弱のコースを100台で4本回せない運営には、閉口せざるを得ませんでした。おまけになぜかコースは左回りばかり。こりゃ、明日は右回りばかりなんだろうなぁ、なんて勘ぐってしまう異様なセット。狙いが読めない・・・。
ま、毎年の事なのでそれはさておき、Sタイヤ組は4本走行。なぜか浅間台なのに親方がいらっしゃいまして・・・。いつものようにいつものタイム差で、なす術無しです、はい。



コースと狙い
はい、見てびっくり。本日も左回りばかり・・・。いやがらせでしょうか・・・。コースそのものは面白いと思います。かなりくどいですが・・・。でも、もうちょっと右回りもしてもらえると、タイヤの負担が変わってくるんですけどね・・・。40インチオーバーの薄型テレビが買えるほどの金銭を投入してようやく手に入れたタイヤ1セットを集中的に片側だけ減らされると、プライベーターにとってはジムカーナ活動存続の危機につながりますので、せめてご一考頂ければと思います。
で、コース攻略ですが、結局は排水溝回りの540度とゴール前の270度が全てでしょうか・・・。
とりあえず、自分でがっかりしちゃうくらいこの2セクションの精度は低いので、ま、それなりに狙ってみてフォローするしかないですね。
あとは、消極的になったら負けですので、とにかく積極的に。その一方でやりすぎちゃう自分ならではの抑えどころをきっちり抑えられるかが勝負の分かれ目でしょうか。とにかく第一ヒートは全力で行ってみます。



第一ヒート
同じセクションを同一方向に何度も通るので、通し方を間違えないようにイメージだけはしっかり持ってスタート。とにかく消極的にならないように攻め気味で、と心に誓ってスタートしますが、シケイン気味に通過した直後の奥の1本パイロンでは「うわっ、止まれないっ」っていうくらいブレーキングが遅れますがなんとかオーバーランだけは免れて通過。そのままだらだらと左コーナリングを繰り返して、第一の難関排水溝へ。それなりに速度を落としたつもりでサイドを当てますが、案の定オーバースピードなんですね、フロントとリアのスライド量のバランスが悪く、弧はどんどん大きくなりつつあるので、途中でサイドを当てなおし、さらにもう一回当て姿勢を制御しますが、最後の1発は効かせきれずに失敗。そこから中盤のギアで悩んだセクションは、彗星さんのアドバイスなども参考に高めのギアで一発チャレンジ。なんとなく通過は出来てますが、ちょっともたついた感じは否めません。問題の最終セクションはサイドを当てるポイントが悩みどころですが、狙ったポイントは1点。そこでやりすぎちゃってはい終了。もう、これでもかというほどステアを切って、最終270度では気持ちを落ち着かせてサイドを当てますが、躊躇もあってストールさせてしまい、イマイチ。その失敗を引きずりながらなんとなくゴールとなりました。



第二ヒート
それでも、あろうことか、珍しい親方のミスコースもあって、とりあえず折り返しは3番手。何がどうあっても親方は上位に絡んできますから、1秒近いタイムアップが欲しいところ。
いくつかコンマ1秒を計算できるところに加えて、最終セクションはもう少し狙ってみましょう。排水溝は全くイメージが出来ず、アクセルオンからのコントロールに自信が無いので進入に全てがかかっています。いくつかのチャレンジも含めて、うまくいけば折り返しトップの彗星さんに届くはず、との目算のもと第二ヒートへ。
考えすぎたスタートから奥までのセクションはむしろヌル過ぎとなって第一ヒートより遅れる始末。だらっと回って排水溝はアクセルオン方向での旋回を心がけますが、Rがかなり大きくなってしまいます。悩んだギア選択は結局第二ヒートも高めのギアを選択しますが、ここもコンマ数秒ずつ遅れたっぽい。結局中間までは第一ヒートからさほど上げられず通過。問題の最終セクションは自分なりに狙ったラインで入ったつもりでしたが、車がハネ始め、気合でサイドを当ててみますが、結局どうにもならず、状況は悪化。ロデオターンの異名まで頂いた最悪のターンで0.5〜1秒のロスをしてゴールとなりました。



終わって
結局第二ヒートもほぼ同等タイムに終わり、お二方に抜かれて5位に終わりました。台に絡める目算は十分にあったのですが、あんな挙動をさせていては勝負になりませんね。タイヤの使い方も含めて少し動かし方を考え直さないといけない感じです。



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