2008JAF関東ジムカーナ選手権第2戦

3/30(日)、ツインリンクもてぎマルチコース、ドライ




2008JAF関東ジムカーナ選手権第2戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮嶋一人 CT9A1'09"2541'08"1951'08"195
2位井上究 CT9A1'10"0051'09"4561'09"456
3位掛札雄一 CT9A1'09"6461'09"8751'09"646
4位小野田了 CT9A1'09"9961'10"9561'09"996
5位福田裕二 CT9A1'10"8161'10"1431'10"143
6位高野進 CT9A1'10"2211'11"0331'10"221
7位遠藤康浩 CT9A1'16"686(P1)1'10"4221'10"422
8位金子博 CT9A1'10"6201'11"7771'10"620
9位岩田ユウジ CT9A1'10"9101'10"6401'10"640
10位舟橋悟 GDB1'11"2971'10"9151'10"915

写真は、こえさんにご提供いただきました。
ありがとうございました。


概要
結果は7位。もう、何も言うことはありません。こんなにも自分は不器用なのかと思い知らされる程の内容でした。
細かいことを言い出したらキリがありませんが、基本的な路面とタイヤと車を感じながら走る、という行為が全く持って出来ていません。そこを無視して操作をするものですから、さらに車は言うことを聞かず、アクセルも踏めないというスパイラルに陥ってしまう訳で・・・。
何か大事なことを忘れているのではないか、と気づかされる、非常に身に染みた1日でした。



もてぎマルチ
今回の会場はツインリンクもてぎマルチコース。昨年から地区戦会場として盛り込まれたパイロンコースです。僕が参戦していない時代にも地区戦会場として使われたらしいのですが、僕自身はエボ3時代に2度くらい走ったことがあり、昨年の地区戦が久しぶりの走行。それから丸一年ぶりのマルチコースでした。
昨年の印象はというと、そこそこグリップするけど砂が浮いてたりとアンダーが出やすい、という感じ。結局本番はウェットだったため、路面の感じは記憶に薄い状態でした。
で、今回土日と走った訳ですが、こんなにグリップしないんだっけ?と戸惑いを感じる程の違和感。タイヤは無茶苦茶ヨレるし、終始アンダーしか出ない。リアは微妙に引っかかる事もあって、何しろ乗りづらい。
今回は、時期の割に天気が良くて路面温度が上がっている事に加えて、低温用の柔らかめのタイヤをチョイスしていることがそのフィールに影響を与えているのでしょうが、掴み所が分からず参りました。
それでも土曜日に1本だけ使ってみたG/2Sはなかなか良い感じで、こんなもんかなぁ、と高をくくっていたのが今思えば間違いの元だったような気がします。



前夜祭
今年は僕らの小さなチームから4名程が地区戦にエントリーしていて、例年とは違った楽しみがあります。前日からも僕を含めた3名が参加しており、今回はかんとくも含めたチーム員だけの4名で小さな前夜祭。僕以外の2人はマルチは初めてということもあって、数少ない情報を交換しながら、明日に備えます。



決勝コース
かなり大味な感じに見えますが、この不思議な路面と相まって、一つ一つのコーナーが難しそうです。なんとなくクリアできそうなコーナーもしっかりと操作しないとまともなタイムになりそうもありません。そんな中やはり最大の難所はゴール前のサブロクターン。手前の規制がくせ者で、それほど厳しい配置ではありませんが、路面や傾斜などから、四駆にとっては難易度高めと言っても過言ではないでしょう。



第一ヒート
スタート直後からいきなりやらかしてしまいます。その後も終始フロントを逃がし、全くイメージ通りに走れません。中間までをなんとなくナリに通過し、大きなコーナリング後の脱出は方向を間違えて完全失速。シフトミスしたと思われるほどの明らかなロスになってしまいます。終盤テクニカルセクションに入ってからも、気持ちと体がリンクせずにリズムに乗れずに、なんとなく通過。問題の最終ターンは、予想外に難しさを感じ無かったというのが不思議なところで、落ち着けば良かったものの、あまりの気負いからか焦って早くサイドを当てすぎ、慌てて一旦リリースしてからもう一度回し込むという訳の分からん技を繰り出して、3度くらいサイドを当てて大回りでゴール。
タイムは当然見るに堪えないものとなり、ガックリ落ち込む第一ヒートとなりました。



第二ヒート
イメージしていたよりもタイヤと路面のフィーリングが悪く、それに運ちゃんが対応出来なかったというのが、根本的なミスという気がします。路面温度がかなり上がっていたこともあるのかもしれませんが、土曜日の1本目の様な掴み所が無い印象でした。そんな調子ですので、どこをどうすればと言った分かり易い話ではなくて、全体的に満遍なく遅いという最悪の展開。こうなると気持ちの拠り所が難しくて、とにかく第一ヒートのことは完全に忘れてリセットするしかありません。
第二ヒートになって曇りがちの天候へと変わり、路面温度も徐々に下がっています。細かいセクション毎の狙いも多少明確にして、あとは運ちゃんの感性をなんとか奮い立たせて、路面状況に対応していくしかありませんね。
そして第二ヒートがスタート。スタート直前までサイドを引くか引かないかなど迷いが生じている時点で今考えるとイマイチなんですが、とにかく予定通りスタート。結局スタート直後は再びやらかして、序盤セクションへ。路面温度が下がったせいか、タイヤのフィールは感じやすくなっている印象を受けながら中間を通過。台にも絡める可能性がある程度の中間タイムは出ていた模様で後半へ。しかし、第一ヒートのリズムの悪さを完全に払拭出来るほどの切り替えは出来ず、テクニカルセクションで小出しにロスしながら最終ターンへ。ところが、この最終ターンではまたしても早めにサイドを当ててしまい、思いの外リアが動いて後はアクセルで大きく旋回してゴールするという最悪のターンで終了。多少自己のタイムは上げたものの、入賞には0.2秒届かず7位で競技終了となりました。



終わって
全ては第一ヒートのヌルい走りが本日の全てを決めていたと言えます。その結果、第二ヒートの最終ターンで攻めきれず、狙うか安パイか、一瞬迷ったかどうかは記憶にありませんが、本来きちんと狙うべきところを、第一ヒートの失敗が尾を引いて、回すこと優先のサイドタイミングを選択してしまったようです。例えそれがうまく行ったとしても台にはギリギリ届いたかどうか、というレベルでしたので、もっと根本的に戦う姿勢を突き詰めないと勝負にならない気がします。行きすぎると大きなタイムロスになるから抑え気味に、と考えて走ると、ほんとにゆっくり走ってしまうグダグダタイプであることが露呈されましたね。
ここ1〜2年は色々な車両のトラブルや不安を抱えていた気がしますが、今シーズンから多少セットを変えたり、タイヤが変わったりしながら、そういった不安が払拭されつつあることにも気づかされています。タイヤの変更に気を取られていましたが、もう一度車のことをよく理解して、気持ちを切り替えて、きちんと戦える状況を作って第三戦に臨みたいと思います。



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