5/27(日)、ツインリンクもてぎ北ショート、ドライ
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'17"338 | 1'22"543(P1) | 1'17"338 |
2位 | 斉藤邦夫 | CT9A | 1'28"602 | 1'18"864 | 1'18"864 |
2位 | 稲木亨 | CT9A | 1'19"049 | 1'19"395 | 1'19"049 |
4位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'19"116 | 1'19"101 | 1'19"101 |
5位 | 新井範正 | CT9A | 1'19"292 | 1'19"458 | 1'19"292 |
6位 | 高野進 | CT9A | 1'24"917(P1) | 1'19"458 | 1'19"458 |
7位 | 掛札雄一 | GDB | 1'19"528 | 1'23"740(P1) | 1'19"528 |
8位 | 舟橋悟 | GDB | 1'20"670 | 1'19"572 | 1'19"572 |
9位 | 井上究 | CT9A | 1'19"813 | 1'19"699 | 1'19"699 |
10位 | 岩田ユウジ | CT9A | 1'19"741 | 1'30"606(P2) | 1'19"741 |
2007JAF関東ジムカーナ選手権第4戦が5月27日にツインリンクもてぎ北ショートコースにて開催されました。第3戦からわずか2週間のうちに、チームの地味練、富士でのNUTEC練などを超過密スケジュールでこなし、今更ながらに少し車の動きを理解した気になって北ショートへ乗り込みました。
神奈川県地方からですとかなり距離もあるということで、今回も前日入り。
練習会のブリーフィングでは、午前中2本、午後からコースを変えて2本以上いけるところまで、という話でした。コースを変えられると想定していたテストができないのが残念ですが、仕方ありませんね。特に今回はアドバンのニュータイヤA050を試したかったのですが・・・。そんな訳で練習会が始まったのはいいのですが、午前中は普通に順走を2本走り、午後からコースが変わって1本走ったところで、時間が無いからやっぱり午前のコースを4本目は走ってください、という理解に苦しむ展開に。地区戦の前日練習という意識を持って主催しているとは思えない身勝手な展開に怒りを通り越して呆れるばかりでした。それじゃ比較にならん、ってことで050のテストは諦めようとしていたところ、N4の重鎮3人組(笑)に30分ほど説教を頂きました。ここには書けないほどの厳しいお説教に半ベソ状態で(笑)きゅうきょ4本目に使ってみることにしました。もうヤケです(爆)。
050の感触については長くなるのでここでは避けますが、日曜日の本戦で投入するかどうかは五分五分、というところでした。でも、お三方に頂いた言葉は身に沁みました。ああいう熱いアドバイスを頂けることを非常に嬉しく感じています。ま、だからといってすぐに結果が出るわけでもないので、微妙な展開となった練習会内容をしっかり振り返って、明日の対策を考えつつ、土曜日を終了。
2.当日
3.第一ヒート今回は、目覚まし時計も持参したので(笑)、概ね予定通り目を覚まして会場入り。天候は申し分なく、かなりの路面温度になりそうな感じです。
割と余裕のあるスケジュールで準備をこなし、慣熟歩行直前に配布されるコース図を見ると、やはり変なところにありました。ターンセクション。昨日の練習会の3本目にもあったのですが、最終シケイン直前にフルターンが。おまけに今日は左。進入角度と脱出方向を考えると360度以上、450度近いターンになっています。傾斜もあり、そこまでの車速なども考えるとかなりの難易度と言えるでしょう。つーか、回せる自信が無い・・・。
こうなると、050を選択するという解はありません。何しろ、ターンしたことが無いんですから、リスク高すぎです。こんなこともあろうかと、前日練習の最後は050では無く048で試したいセットがあったのですが、後の祭。幸い一週間前にめずらしくいくつかのセットを試していて、傾向だけは掴んでいたので、一か八か本番では使ったことが無いセットで行くことにしました。運ちゃんがどれだけ対応できるか適応力が試される感じでしょうか・・・。
NT4クラスを見る限り、やはり四駆には鬼門とも言えるセクションになっています、シケイン前のフルターン。まずは回し切る事が最重要課題という感じです。
その後、路面温度は44℃程度まで上がり、A048のG/Sコンパウンドで行きます。
5000rpm程度からスタート。1速が吹けきらないうちにコースイン地点で右サイド。若干コントロールしながら姿勢を作り、最終コーナーを抜けながら2速に。さらに3速に入れながらコントロールラインを通過。3速全開付近から1コーナーにアプローチし、車の挙動を見ながら少し待って、アクセルオン。立ち上がりも僅かにコントロールしながらバックストレートに入り、3速でも届きそうではありながらも、早めに4速までシフトアップ。3コーナーは飛び出しに気をつけて丁寧にブレーキングし2速へ。一瞬アクセルを入れて一旦曲げ、さらに4コーナー付近で軽く姿勢を作ってGを切り返し、大外ショートカットを逆バンク気味に通過。狙いよりも車1台分くらい外にずれ、テールが若干ブレイクしたため若干コントロールして、3速に上げ最終ヘアピンへ。消極的にならないようにアプローチし、2速に落として我慢のコーナリング。ややアウトにはらむ感じで立ち上がり、2速全開付近から問題の左450度へ。丁寧に、という気持ちと、なんとか回したい、という気持ちが交錯したままかなり気負いながらアプローチし、ターン開始。やはり進入が速いのでしょう、リアが動き始めてからフロントも逃げ、パイロンからは大きく離れてしまいます。それでも旋回だけは止めないようにオン側でコントロールし、なんとか立ち上がりだけは合わせてターンをクリア。まずはほっと一息です(笑)。2速に上げながら最終コーナーをクリアし、3速に上げてコントロールラインを通過。3速全開から再び1コーナーへ。不思議なもので2周目は微妙にタイヤのフィールが異なるので、少し丁寧に進入。若干パワーバンドを外しながらも立ち上がりで極力踏んで、2コーナー付近からブレーキングを開始。2速に落としてショートカットへ。左コーナリングをなんとか抜け、インフィールドに入ったところで車は外へ外へとずれ、完全に狙いを外してしまいます。とっさに1速に落として右ヘアピンへアプローチ。我慢の1速でヘアピンをクリアして2速に上げながらS字区間へ。2つめの右を丁寧に、と思っていたら少し落としすぎ。とにかく踏んでS字区間を脱出し、最終ストレートへ。3速から最終ヘアピンにアプローチし、ここも積極的に入って2速でクリア。と思ったらシフトミス(涙)。そこでフォローできるほど器用ではなく、2速に入れなおすのが精一杯。恐ろしく長い時間トルクバンドを外した後、ようやく回転数が立ち上がり、最終シケインを丁寧にクリア。早めに3速に入れながらゴール。タイムは、1'19"1でした。
4.第二ヒートの対策
5.第二ヒートぶっちぎりの親方のタイムは置いておいて(汗)、とりあえず2位以降の団子の中、3番手タイムで折り返し。ターンは回ったから良しとして、シフトミスが一番痛い感じですね。それ以外にもちょっと攻めきれない部分もあったりと、あと0.5秒強は詰められると思いますが、それ以上は・・・。頑張っても意外とタイムに反映されないカートコースだけに、第二ヒートの狙いどころが難しいところです。特にターンセクションは驚く程ラバーが乗っていてもう真っ黒。ほんとに第二ヒートは回せないかもしれません。
気持ちを抑えつつもしっかりと踏んでいく走りをしていくしかないでしょう。参加台数も多く、ゆったりとした時間が経過した後、第二ヒートが近づいてきました。路面温度そのものは第一ヒートとほとんど変わりなく、概ね同じ感じで行けるでしょう。
さて、今回話題となっているタイヤ状況ですが、A050とA048ではほぼ同等のタイムが出ている模様。慣れない050が048と同等に走っている点でそのポテンシャルの高さを物語っている気がしますが、使っていたドライバーに伺うと、048とは違う性格をつかみきれないとのこと。特に四駆殺しとも言えるターンセクションは難しい様子で、一部のドライバーは第二ヒートは048に変更したようです。
そうこうしている内に第二ヒートが近づきます。特にセッティングには変更を加えず、どんな状況であれ、タイムアップすることを最低限の目標にして集中してスタートラインへ。
6.最後に5000rpm程度からスタート。サイドを当てながらコースインし、やはり若干コントロールしながら加速。3速まで上げながらコントロールラインを通過し、1コーナーへ。丁寧にアプローチし、やはり車の挙動に神経を使いながらアクセルオン。バックストレートでは早めに4速へ。3コーナーは丁寧にかつ速度を落としすぎないようにアプローチし、2速へ。今度は丁寧に切り返して、と思っていたらまたもやシフトミス・・・。慌てて2速に入れなおして大外ショートカットを通過。結果的にきちんと速度を落とすような格好になり、立ち上がりはまずまずでしたが、痛いロスです。そこから3速まで上げて、最終ヘアピンへ。ミスをしないようにシフトに気を使いながら丁寧にアプローチして、2速でクリアし、そのままなりに外にはらんで立ち上がります。2速全開から、鬼門の左450度へ。今度は少し狙うつもりで、と考えていましたが、やはりパイロンが近づくにつれ、怖さがよぎり、やはり進入速度を落としきれません。ラバーの影響もあるのでしょうが、第一ヒートよりも悪いターンになってしまいます。なんとか回して立ち上がりますが、立ち上がりラインが若干アウトに触れてしまった関係で、最終コーナーへのアプローチがきつくなり、かなり強引に車を返して最終コーナーを通過。2速、3速と上げながらコントロールラインを通過して、再び1コーナーへ。挙動には注意しながらアプローチし、丁寧にアクセルを開けて2コーナー付近からブレーキングを開始。2速に落としてショートカットへ。今度は左コーナリングを抜けた後、なりに立ち上がって1速に落として右ヘアピンをアプローチ。ちょっとギクシャクしながら我慢してヘアピンを抜け、2速に上げながらS字区間へ。先ほどちょっと消極的になってしまったので、気持ち積極的に振り返すくらいの気持ちでS字区間を脱出。最終ストレートに入り3速へ。最終左ヘアピンには積極的に入りながらも、ミスに気を使いながらクリアし、最終シケインへ。丁寧にシケインに入り、ややアウトにはらみながらも立ち上がって、早めに3速に入れながらゴール。タイムは、1'19"1でした。
2007参戦記のメニューへ戻るくぅ、またもやミスってしまいました。台には普通に届いていたはずなのに・・・。結局、第一ヒートからジャンプアップした全日本チャンプくーにー選手に抜かれ、4位で競技終了。台には100分の5秒届きませんでした。
それでも、大半のドライバーがタイムを落とす中、100分の1秒でもタイムアップできた点や、一か八か選択したセットでもなんとか乗れた点は自分の中では納得できたところです。
気になるタイヤ事情ですが、050と048の勝負は結果的には五分五分といったところ。タイヤ云々にかかわらず順位は運ちゃんで決まっていたようです。やはり早めに乗りこなしていくしかないようですね。