2007JAF関東ジムカーナ選手権第3戦

5/13(日)、浅間台スポーツランド、ドライ




2007JAF関東ジムカーナ選手権第3戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮嶋一人 CT9A1'01"3991'00"5591'00"559
2位山口晃一 CT9A1'02"4451'01"2071'01"207
3位高野進 CT9A1'14"574(P2)1'01"4331'01"433
4位掛札雄一 GDB1'02"4671'01"6031'01"603
5位福田裕二 CT9A1'02"6071'01"8961'01"896
6位井上究 CT9A1'02"4361'02"2901'02"290
7位遠藤康浩 CT9A1'02"5091'02"3001'02"300
8位舟橋悟 GDB1'03"1441'02"3171'02"317
9位稲木亨 CT9A1'02"3691'05"995(P1)1'02"369
10位酒井剛 CT9AM.C.1'02"4151'02"415

写真は、でれ助さんにご提供いただきました。
ありがとうございました。


1.まえがき
 前回の酷い戦いから約1ヶ月が経過し、2007JAF関東ジムカーナ選手権第3戦が5月13日に浅間台スポーツランドで開催されました。前回のあまりにも酷い内容に、きっちり練習して気持ちを整理したいところでしたが、この所の忙しさと、車両メンテなども行ったことから、全く走らずして第3戦を迎えることに。さすがにこのまま当日入りでは全く勝負にならないことは明白ですから、せめて前日入りして気持ちの調整をすることになりました。
 前日練習は、6本予定とアナウンスされた走行本数も5本に短縮され、なんとなく微妙な感触のまま終了。それでも、前回のような酷い走りにはならなそうな感触だけは得られたので、ま、明日に期待することにしましょう。
 久しぶりにN4仲間と前日の夕食を取り、早めに宿へ戻って就寝。

2.当日

 ゲートオープン時刻が6:45だと言うのに、目覚ましを6:50にかけていたことに気づいたのは、朝起きてから(汗)。その前に目が覚めたので惨事にはなりませんでしたが、このところの疲れを癒すかのようにしっかりと睡眠をとることができたので、体調はまずまずです。その後も余裕をかまして会場入り。準備を進めます。
 受付を済ませ、コース図を見る限り、なんとなく行き来が多いパワーコースの印象。加速区間の始まりにはターンがあるので、ターン次第、というところでしょうが、割と淡白な印象です。
 それよりも、心配なのは天候でしょうか。朝から天気は曇り空。昼ごろからは晴れて気温も急上昇という当初の予報ですが、どうなることやら。2本目を見越して高温用のG/Sを第一ヒートから使うか、第一ヒート単体を重視してまずは低温用のG/2Sで行くか、非常に悩ましいところですね。アドバン勢は終始あちこちで集まってタイヤ選択の議論を繰り返していました。
 9時の段階では20度前後だった路面温度は、曇り空ながらも気温の上昇とともにじわじわと上がり、11時頃には27〜28℃程度に。最高に判断に悩む温度域になってしまいました。第二ヒートの勝負、第一ヒートに残せるタイム、タイヤのコンディション、今シーズンのタイヤの持たせ方、自分の技術、コースレイアウトなど、様々な要因を考え、最終的に出した結論は、第一ヒートはG/2Sで行く、というものでした。アドバン勢は、僅かにG/2S選択者が多い感じでしょうか。出走時間も近づき、とにかくG/2Sを装着して、出走を待ちます。すると徐々に空も明るくなり、急に日が照ったりするシーンも。路面温度は30〜31℃くらいまで上がっています。だったらG/Sで行けたのに、という気持ちになりながらも、もう考えるのはやめて車に乗り込み、スタートラインへ向かいます。
 セッティングは、いつものG/Sと同じで。
3.第一ヒート
 若干の迷いもありながらスタート。1速から2速に上げたところでブレーキングしながら規制パイロン横に進入。1速に落としながらサイドを当てますが、姿勢がうまく作れず完全ストール。操作も後手に回り必死で立ち上がります。その直後の左パイロンは気を取り直して丁寧にサイドを当て、なんとか立ち上がり、2速に上げバスストップを通過しながらさらに3速へ。外周に差し掛かるあたりからブレーキングを開始しますが、不安定な状況に不安を感じながらビビリモードで左パイロンを避け、そのままブレーキングして右270度へアプローチ。かなり軟弱な入り方をしたにもかかわらず若干オーバースピード気味で、サイドは当てられたものの立ち上がりでロス。そこからは2速、そして3速と上げながら島に向かいます。悩みどころの島の通過では、いろいろ考えた挙句1速で行くことに。コンパクト目なラインで進入し、1速に落として右、左と切り替えして島を脱出。これと言った不安もなく島を脱出した後、さらに踏み増すと、車はアウトにはらんで右方向に置かれたパイロンに寄せられません。なんとかこらえて車を寄せ、丁寧にサイド。そこからは再び加速区間で、2速そして3速に上げながらバスストップを通過。今度は右奥の1本パイロンのみをクリアして戻るためしっかりブレーキングして2速に落とし、若干ノーズの動きを待ってアクセルオン。と思ったら、シフトが入っていませんでした(汗)。すぐに2速に叩き込んで加速し、左パイロンへアプローチ。行き過ぎに注意するため丁寧にパイロンを狙い、オンで通過。続く右パイロンから始まるゲートは、非常に微妙なところですが、適切な速度で入れることを祈って、丁寧にアプローチして、オン。若干フロントの逃げが大きく、わずかにアクセルを緩めてしまいますが、なんとかゲート間をクリア。直後のシェルにそのままアプローチします。ここはギア比的にもかなり苦しい感じで、なんとか立ち上がって一瞬3速に入れて、すぐに右180度パイロンへ向けてフル減速。ロスしないように丁寧にサイドを当てて折り返し。2速まで上げ、ゴール前のきつい規制へ向かいます。手前のパイロンはほぼ無視して、真ん中のパイロン目掛けてフルブレーキング。1速に落としながらステアを当てて、オンでクリア。若干コントロールを入れてしまいますが、そのまま踏んでゴール。タイムは、1'02"5でした。

4.第二ヒートの対策

 案の定、フィールは劣悪、という感じですが、コーナリングそのものがほとんどないレイアウトでもあるため、タイヤが持たないという印象ではありませんでした。タイム的には6番手付近のようですが、びっくりするほどの混戦です。とにかく、この天候から考えて、第二ヒート勝負になることは間違いありません。とりあえずタイムは残った、というだけで、第二ヒートに向けて気持ちを切り替えていきましょう。
 コースオープンの後、昼食をとり、第一ヒートを振り返ると、やはり明らかにミスした2つのターンで大きく遅れていることが判明。そこをなんとか出来れば、それなりの位置には絡める目算は立ちました。
 そして気になるのは天候ですが、昼過ぎには薄日も差し、路面温度は32〜33℃前後まで上がるシーンもありましたが、概ね曇りがちで、31〜32℃と言ったところ。通常この温度ですとG/Sを選択するところですが、第一ヒートのコンディションに比べても圧倒的なアドバンテージがあるとは考えづらいところです。G/2Sであれば、フィールは悪いもののタイヤが持たないこともないし、先ほどのタイムがあるのである程度のタイムアップも計算が出来るはず。ですが、優勝タイムに届くかどうかというと微妙なところなので、ここはG/Sという気持ちもありますが、G/Sなら届くかというとこれまた疑問符がつくところなわけです。
 そんな訳で、第一ヒートと同様、アドバン勢は至る所で井戸端会議状態。結局、路面状況はほとんど変わらず第二ヒートが近づきました。散々悩んだ挙句、第二ヒートもG/2Sで行くことに決定。皆さんの選択はというと、今度は若干G/Sを選択した人の方が多かったかもしれませんね。
 出走直前にはまた厚い雲が出てきたりと、結局出走時の路面温度は第一ヒートとほぼ同等の29〜30℃程度だったようです。もうごちゃごちゃ考えてもしかたありませんので、しっかり集中して行ってみましょう。セッティングに変更はありません。

5.第二ヒート
 集中してスタート。1速から2速に上げ、丁寧にブレーキングしながら規制パイロン横に進入し、1速に落としながらサイド。丁寧に行くつもりが考えすぎでしょうか、一瞬カウンターを当ててしまいスライドを止めてしまいます。これまたその後の操作も全てが後手に回り、完全なロス。一気にテンションが下がりますが、最後まで頑張るしかないとなんとか気を取り直して続く左パイロンにアプローチ。姿勢が悪いながらもなんとかサイドを当ててクリアし、立ち上がります。バスストップを通過しながら、2速そして3速に上げ外周へ。若干アプローチに迷いがありながら、ヌルイ感じでブレーキングを続け、右270度パイロンへ。またしても速度を落とし切れず、なんとかサイドを当てますが、案の定きちんと回すことができずあらぬ方向へ立ち上がってしまいます。それでもなんとか加速して3速まで上げ、島に向かいます。1速まで落として島に入り、右、左と切り替えして、今度は出口で若干右方向に曲げてながら島を脱出。右180度パイロンへアプローチします。丁寧に寄せてサイドを当て、再び加速。3速まで上げながらバスストップを通過し、右奥の1本パイロンにアプローチ。今度は焦らないように丁寧に2速に落としながらクリアし、オン。2速全開付近から左パイロンへ、丁寧にアプローチし、クリア。若干アウトに車がはらんだ感じで続く右パイロンから始まるゲートへ。少し姿勢に無理がありながらもなんとか切り返しながらゲートを通過。直後のシェルに車を合わせてコーナリングに入ります。丁寧にアクセルを開けながら立ち上がって、一瞬3速まで入れて、右180度に向かいます。丁寧にサイドを当てて折り返し、2速まで上げて最終セクションへ。フロントの気持ち頼りない感触を気にしながら真ん中のパイロン目掛けて減速し、1速に落としながら切り替えして、アクセルコントロールしたい気持ちを極力抑制してゴール。タイムは、1'02"3でした。

6.最後に
 手痛いミスを連発し、僅かにタイムアップしたものの、狙っていたタイム域には遠く及ばず。ゴール後には順位のアナウンスすらありませんでしたが、ゴール時点で5番手前後のタイムだったようです。その後ずるずると抜かれて、結局7番手で競技を終了。なんともパッとしない結果に終わりました。
 タイヤ選択に終始頭を悩まされた1日でしたが、きちんと走れば台には届いてもおかしくないところでしたので、全ては自分のミスに他なりません。前回同様惨敗ではありますが、前回のような目も当てられないような内容ではなかったので、多少気持ち的にはすっきりしています。
 とにかく、もっと練習しないとダメですね。あんなミスを連発しているようでは戦える訳がありません。次戦以降はアドバンのニュータイヤも発売となり、これまたうまく使いこなせるかどうかに悩まされそうではありますが、しっかりとしたスタンスで戦って行きたいと思います。

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