2007JAF関東ジムカーナ選手権第2戦

4/15(日)、関越スポーツランド、ドライ




2007JAF関東ジムカーナ選手権第2戦
N4クラス

順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位井上究 CT9A1'07"9991'06"6421'06"642
2位宮嶋一人 CT9A1'06"8241'06"6741'06"674
3位掛札雄一 GDB1'07"1451'07"0161'07"016
4位山口晃一 CT9A1'08"1821'07"0601'07"060
5位岩田ユウジ CT9A1'09"5151'07"6741'07"674
6位稲木亨 CT9A1'07"7291'07"6811'07"729
7位新井範正 CT9A1'07"8781'08"3751'07"878
8位黒沢勝重 CT9A1'08"0261'08"0841'08"026
9位酒井剛 CT9AM.C.1'08"1281'08"128
10位舟橋悟 GDB1'08"3341'13"7771'08"334
19位遠藤康浩 CT9A1'11"3371'09"0591'09"059


1.まえがき
 JAF関東ジムカーナ選手権第2戦が4月15日に関越スポーツランドにて開催されました。近年に無い成績で始まった今シーズンの地区戦ですが、様々な事情を踏まえ、近場は当日入りというスタンスで今年ものぞんでみることにしました。折角好スタートが切れたのだから前日から入ったほうがいいかも、という話にもなりましたが、所詮今のレベルでシリーズ云々は語れないと思っていますので、もっと長い目で競技生活を捉え、焦らずやることが大事だと考えた次第です。
 そんな訳で、前日は近場の練習会のお手伝いに行ったりしながら、1日を終え、明日に備えます。

2.当日

 ゲートオープン時刻を考えて、4時過ぎに家を出発。さすがに当日入りは朝が辛いですなぁ。途中のSAで本番用のタイヤに履き替えたりしながら会場に向かい、若干ゲートオープンからは遅れて到着。そそくさと準備を進めます。
 コースは、意外とシンプルで最終のセクションのターン勝負になりそうな印象。もうちょっとハイスピード気味になるかと勝手に思っていたので、少し予想外でした。前半はそれほど悩ましいセクションはありませんが、やはり後半のターンセクションが勝負でしょう。
 そして、この時期気になるのは路面温度でしょうか。昨日はかなりの高温になったようですが、今日はこの時期らしいさわやかな天候です。となると、急激な路面温度上昇も期待できず、アドバン勢にとっては微妙に悩ましい展開になる可能性があります。それでも、路面温度は着実に上昇し、30℃を超えるところまで上がりました。こうなると特に悩むことも無くG/Sで行くことに。
 昨日のデータが無いので、特に先入観みたいなものはなく、セッティングは、いつもの通りで行ってみます。
3.第一ヒート
 路面の感覚が分からないので、若干丁寧にスタート。2速、3速とシフトアップしながら1コーナーに飛び込み、タイヤの状態を気にしながら丁寧にブレーキング。2速に落としてコーナリングへ。タイヤがむずむずする感じがあり、アクセルを開け切れずハーフアクセルのまま続く左パイロンが迫り、ここでも少しコントロールして通過し、左180度へ。丁寧に寄ってなんとなく狙ってサイドを当てると、見事に失敗(涙)。慌ててそのままアクセルで立ち上がり、外周へアプローチ。そのままの勢いで2速に上げて外周へ、と思ったら、そこは1本で折り返す事を思い出し、慌ててブレーキングしたらハーフスピン・・・。最悪です。たくさんのことが頭を駆け巡りながら、とにかく立ち上がって3速まで上げながら右の2本パイロンへ。少し考え事をしながら丁寧に2本パイロンへアプローチ。一応概ね狙い通りの雰囲気でクリアでき、立ち上がって左90度に。一瞬2速に入れますが、思い直して1速に落として軽くサイド。これがまた中途半端でやめておけば良かったという感じでクリアし、2速へ。壁際の右90度コーナーではついオーバースピードで入ってしまい、アンダーとの格闘。そのまま外周へ抜け、右コーナリングに入ると途中からテールスライドが止まらずフルカウンターに。ちょっとラフな操作でテールが振られながらグリップを取り戻し、3速へ。左の規制パイロンをなんとなく避けながら2本パイロンゲート間へ進入。ここは少し積極的に行ってみようと思っていたのですが、ちょっとやりすぎたみたいで、ゲート通過後、左の規制パイロンを避けながらアクセルを入れていくと、突如テールが流れ出し、変なところでフルカウンターに。予想外の挙動に慌ててカウンターを当てると今度はおつりをもらって、もう、最悪の走り。とにかくアクセルにだけは足をのせたまま3速まで上げて外周へ。2速に落としながら外周に進入し、アクセルコントロールしながら外周を抜け、一踏みした後さらにアクションを入れて右に向きを変え、さらに3速まで上げて最終セクションへ。入り口の左パイロンでは若干試しながらサイドを当てると、不用意にテールを出し過ぎて大失敗。続く右270度に合わせて車を進めて右サイド。ややオーバースピード気味で、立ち上がりのアクセルワークが悪くてもたつきますが、なんとかクリアして続く左180度へ。タイミングが悪くパイロンから離れてさらに舵を入れながら回して左180度をクリア。続く右90度では軽くサイドを合わせて抜け、最後の左180度もちょっとタイミングが悪く、かつ旋回不足のままゴール。タイムは、1'11"3でした。

4.第二ヒートの対策

 何が起きたのか分からぬまま第一ヒートが終了しました。
 最初のターンでサイドを効かせられなかったことで動揺し、それ以降、どう走ったか覚えていないほど気持ちがどこかに飛んでしまった感じです。予想外に車が自分の意図するように動いてくれなかったとでも言いましょうか・・・。あまりにも酷い走りに、多くの方が駆け寄ってくれ心配してくださいました。ありがとうございました。でも、恐らく自分の問題だと思います。が、何せほとんど訳も分からずゴールしてしまったため、細かいことは覚えていません。ビデオを見せていただいて振り返り、とにかく第二ヒートまでに気持ちを修正していくことに。
 そもそもの発端は最初のターンでミスしたこと。そこから気持ちが飛んで平常心を失ってしまったようです。ではサイドが物理的に効かないのか?というと、その後のターンでは効いていたようなので、どうも車が悪いという問題ではなかったようです。ビデオでも確認しましたが、問題は無い様子。であれば、第二ヒートは気持ちを切り替えてしっかり攻めていくことにしましょう。消極的になるのだけは避けたいので、1コーナーから積極的に行くことを肝に銘じて第二ヒートへ。
 天候は相変わらず好天のまま。セッティングに変更はありません。

5.第二ヒート
 複雑な心境のま、とにかく消極的になるのはやめようと誓ってスタート。2速、3速とシフトアップしながら1コーナーに飛び込み、ややタイヤのグリップ状態が微妙に不安な領域にありながらも、アクセル量を増しながらコーナーへ。すると案の定テールがかなり流れフルカウンターに。修正舵を入れると車は外に逃げ、いきなり最悪の展開。とにかくめげずに左180度に車を寄せてサイド。ここはなんとなくそれなりにクリアして立ち上がります。続く右1本パイロンは今度は間違わずにアプローチし、悩みどころでしたが軽くサイドを当ててみます。ところが、かなりラフな操作になってしまい、完全にテールハッピーモードに。とにかく立ち上がって、2速、3速とシフトアップしながら右2本パイロンへ。少し積極的に行くつもりでしたが、若干焦ったのか、サイドのタイミングが狙いとはずれ、なんとなくクリアして続く左90度へ向かいます。ここはリズムを取る意味でも軽くワンアクション入れて曲げ2速へ。壁際の右90度コーナー入り口は完全にオーバースピード。アンダーのお手本みたいなアプローチになってしまい、格闘しながら外周へ。ややアクセル量を増し気味でアプローチしましたが、立ち上がりパイロンを大きく離すハメになり、結局修正しながら左の規制パイロンを避けて2本パイロンゲート間へ。今度は抑え気味で、と思ったら、そりゃ抑えすぎでしょって感じで、もうリズムもへったくれもありませんでした。アクセルを開けながらコーナリングし、3速まで上げて外周へ。2速に落としてコーナリングに入り、姿勢に気を使いながら外周をクリア。アクセルオンの後、右パイロン方向を狙って軽く向きを変えて、3速まで上げて最終セクションへ。入り口の左パイロンは変な意識は捨てて軽くサイドを当てながら入ると、予想外に悪くない動きになり、むしろそれを一瞬考えてしまったせいか、続く右270度は完全オーバースピード。立ち上がりに苦労してクリアして、続く左180度へ。サイドを当てますが、かなり中途半端なサイドになり、ステアリングでとにかくクリアする感じ。続く右90度はグリップ気味に抜けてみますが、やはり最後の左180度がきつくなり、サイドを当てますがこれも中途半端。そのまま立ち上がってゴール。タイムは、1'09"0でした。

6.最後に
 ゴールタイムは散々なもの。最悪の結果に終わりました。積極的に行くと言っていて、1コーナーからあんな挙動をさせていては勝負になりません。丁寧さを完全に欠いていたようです。
 運転にも問題はありそうですが、それ以前にメンタル面での問題が多いような気がします。このところの別件での忙しさからジムカーナに関わる時間がめっきり減っていた上、当日入りで気持ちを切り替えようとしても、戦闘モードになってくれなかったようです。なんとなく、地に足が着いていないという感じでしょうか。
 もうしばらく忙しさは続きそうなのですが、無駄に戦うつもりもありませんから、こんな状況の中でも何とかモチベーションを保っていける工夫をしなくてはなりませんね。次戦以降の取り組み方を少し考えていきたいと思います。

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