3/25(日)、ツインリンクもてぎマルチコース、ウェット
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 宮嶋一人 | CT9A | 1'08"224 | 1'06"432 | 1'06"432 |
2位 | 稲木亨 | CT9A | 1'09"226 | 1'07"219 | 1'07"219 |
3位 | 掛札雄一 | GDB | 1'08"484 | 1'07"338 | 1'07"338 |
4位 | 遠藤康浩 | CT9A | 1'10"202 | 1'08"141 | 1'08"141 |
5位 | 井上究 | CT9A | 1'10"394 | 1'08"241 | 1'08"241 |
6位 | 新井範正 | CT9A | 1'09"948 | 1'08"253 | 1'08"253 |
7位 | 山口晃一 | CT9A | 1'16"547 | 1'08"329 | 1'08"329 |
8位 | 高野進 | CT9A | 1'10"620 | 1'08"599 | 1'08"599 |
9位 | 小野田了 | CT9A | 1'09"241 | 1'08"477 | 1'08"477 |
10位 | 印南靖志 | CT9A | 1'10"247 | 1'08"599 | 1'08"599 |
いよいよ2007シーズンの開幕です。
余裕を持って開幕を迎えられるよう、そこそこ準備をしてきたつもりでしたが、案の定予想外の予定が入ったりと、慌しい開幕戦になってしまいました。今シーズンも出来る限り当日入りをとの思いがあるのですが、何しろ開幕戦会場はツインリンクもてぎのマルチコース。それってって、エボ3の頃2度ほど走ったことはあるけど・・・。それを想定して昨年終盤に一度練習には来ましたが、さすがに不安いっぱいですので、前日から会場に入ることになりました。
非常に心配なのは天候です。土曜日は晴れ、日曜日は雨と、それじゃ前日走る意味が薄れる無情な天気予報となっています。
それでも、今年はオフが長かったせいか久しぶりに開幕を楽しみに待つ日が続き、考え得る出来る限りの体制で会場に乗り込みます。
前日練習は予報通り好天に恵まれ、絶好のジムカーナ日和となりました。いつものごとく、パリッとしたタイムは出ませんでしたが、とりあえず会場の感触だけは掴んで走行を終了。明日の天気は、午後から回復しそうな感じかな・・・。
2.当日
3.第一ヒート朝目覚めると、まだ路面はドライっぽい感じ。うまくいけばドライ勝負になるのかも?との思いもつかの間。会場に到着した頃にはウェットに変わり、しっかりとした雨になってしまいました。
午後は回復傾向との大方の予想ですから、第二ヒート勝負にはなりそうですが、完全にドライ路面まで回復するのか、ウェットのままなのかはなんとも言えない状況です。いずれにしても、マルチコースの雨は初なので(汗)、第一ヒートでしっかり感触を掴んで第二ヒートにつなげるしかありませんね。グリップ状況なども一切分かりませんが、集中して行きましょう。
コースは、予想していたのとは違い、意外と淡白な感じ。とは言え、ウェットというだけで難易度は上がりますし、きちんと抑えないとまともに走れないセクションやかなり速度の乗るセクションなどもありますので、しっかりと走らないとタイムにはつながらなそうです。
問題はセッティング。何と言ってもウェットは初ですから、データがありません。とりあえず、かなり水溜りも多いことから、空気圧は高目をチョイスすることにしました。また、これだけの大雨を想定していなかったので、ウェット用タイヤの皮むきを十分に行っておらず、最初の数コーナーは少し注意して走る必要がありそうです。
何しろ、初めてのウェット路面なので、とにかく集中してスタートしてみます。微妙に狭い規制間を通過しながら2速に上げ、直後の左90度で1速に落とし、グリップで左パイロンをクリア。そのまま立ち上がって2速に上げ、左コーナリングセクションへ。なんとなく予想外に食わない印象があって、ほとんど反射的に進入パイロンで1速に落としてしまい、そのまま続く左パイロンへアプローチ。ブレーキングが若干遅れ、今度はドアンダー。立ち上がって一瞬2速に入れ、右規制パイロン付近でブレーキングを開始し、1速に。軽くアクセルオンの後、すぐに左パイロンでサイド。若干もたつぎながら立ち上がり、右180度は少しインを離してしまいますが、なんとか折り返して右コーナリングセクションへ。一つ目のパイロンで軽くブレーキングしながら曲げてすぐにオン。直後の右は悩みどころでしたがグリップのままコーナリングして立ち上がります。2速、そして3速まで一瞬上げて、右パイロンへ。ここはつい減速しすぎてしまい、慌ててアクセルオン。下りに気をつけながらブレーキングして1速に落とし、右パイロンを通過。それ程ラインは作らずに2速、3速と上げて緩く左へコーナリング。規制ゲート間に入るために軽くブレーキングで姿勢を作り、アクセルオンでゲート間を通過。その奥でややビビリモードが入りながら早めにブレーキングし、2速に落として右コーナリング。ここはアンダーとの格闘になりながら、タイヤのグリップ感を気にしながらアクセルオン。立ち上がって3速に上げながら右に緩くコーナリング。続く緩い左へのアプローチは完全にブレーキングが遅れ、やばいっ、と体が硬直しましたが、多少飛び出す程度でなんとかクリアして立ち上がります。2速全開付近からの左パイロンで軽くブレーキングを入れて曲げ、すぐにオン。さらに続く左で若干強めにブレーキングを入れてオン。そのまま左折り返しパイロンに向かい、丁寧にブレーキングしてサイドを当て折り返し、立ち上がって再び左サイド。しっかり曲げて、最後の右は軽くサイドを当ててゴール。タイムは、1'10"2でした。
4.第二ヒートの対策
5.第二ヒートうーん、ちょっとギクシャクとした走りに終始した感じで、イマイチですなぁ。やはり前半セクションでは期待したグリップとは乖離が見られ、グリップ感が得られてきた後半では思い切り突っ込みすぎたりと、もう一歩でした。一応、ウェットの感触は掴めたので、これを第二ヒートにつなげるしかありません。
気になるのは天候ですが、慣熟歩行中に雨はほとんど止み、かなりの回復が期待できそうな展開になりましたが、N2くらいからでしょうか?再び雨が降り始め、結局第二ヒートもフルウェットでの勝負となりました。
それでも、路面状況は第一ヒートに比べると格段に回復しており、一か八かエアを落としてみることに。セッティングを変えて良かった試しが無いんですが、第一ヒートの動きに対して気になるところがあるので、ここは勝負です。
6.最後に大きくエアセットを変えてしまったため、とにかく集中してスタート。規制間を今度は1速のまま通過。左パイロンでブレーキングして曲げ、すぐにオン。2速に上げて、今度はそのまま左コーナリングに進入すると、びっくりするくらいのドアンダー。永遠にコーナリングできないんじゃないかと思えるほどアンダーは続き、たまらず途中で1速に無理やりシフトダウンして向きを変えて立ち上がりましたが、後の祭り。スラロームにはなんとか入れて、2速に上げ、右規制パイロン付近でブレーキングして1速に。軽いアクセルオンの後、左パイロンでサイドを当てるとテールを思い切り出しすぎてしまいました。ほぼフルカウンター状態から立ち上がって、続く右180度ではとにかく落ち着いて右サイド。まずまずクリアでき、アクセルオン。右コーナリングセクション一つ目のパイロンは軽くブレーキングして通過し、直後の右はやっぱり悩みましたが先ほど同様グリップでクリア。しかし、エアを下げたせいか、あまり期待するほどのグリップ感がありませんでした。2速、3速と上げ、今度はあまり消極的にならないように2速には落としますが軽いブレーキングで右パイロンに進入。すぐにアクセルを入れ、下りの右コーナリングへ。若干進入ラインが予定とは狂った感じですが、とにかく1速に落としてグリップで通過。立ち上がりラインもさらにアウトに向かってしまいますが、なりに立ち上がって2速、3速とシフトアップ。緩く左にコーナリングしながら、やはり軽くブレーキングで姿勢を作ってアクセルオンでゲート間を通過。気持ち頑張ってブレーキングに入り、2速に落として右コーナリング。しっかり感が薄いながらもなんとか耐えてコーナリングし、アクセルオン。3速に上げながら右に緩くコーナリング。続く緩い左へ今度は丁寧にアプローチして2速で通過。立ち上がって2速全開付近から軽くブレーキングを入れて曲げ、すぐにオン。続く左では若干強めに曲げてオン。そのまま左折り返しパイロンに向かい、丁寧にブレーキングしてサイドを当て折り返しますが、若干テールをスライドさせすぎてしまいなんとかごまかして、立ち上がって再び左サイド。しっかり曲げて、最後の右は軽くサイドを当てますが、これが中途半端にひっかかってゴール。タイムは、1'08"1でした。
2007参戦記のメニューへ戻るギリギリではありますが、第一ヒートの親方のトップタイムをわずかながらに上回ってゴールした模様。ただし、狙っていたタイム領域には入りませんでした。
その後、3人に抜かれ、結局4位で競技を終了。順位だけ見れば、もう一歩だけどぎりぎり納得できる位置、という感じなんですが、内容が最悪でした。ぶっちぎりの親方からは1.7秒遅れ、お立ち台からは0.8秒遅れに加え、0.5秒遅れたらポイント圏外という、全く楽観視出来ない結果に終わりました。ま、あれだけミスを繰り返していれば当然と言えば当然、むしろあの位置に残った方が不思議な程です。
相変わらずいろいろな事に振り回されて、なんとか体制を整えて臨んだ開幕戦でしたが、土曜日のドライ路面から一転、予想外のフルウェット勝負に翻弄され、当日も振り回されっぱなし。走り以前に、取り組みの甘さ、読みの甘さ、狙いの甘さ、などが露呈した結果だったと思っています。良い勉強になりました。半年間で緩み切った気持ちに、ようやく火が入った気がします。いくらフィギュアスケートの試合を見ても、自分で戦わないとダメですね、やっぱり。
もちろん、最大の問題は運ちゃんにあることを突きつけられた1日だった訳ですが、それはそれでむしろ意外とすっきりしていて、それを潰していく楽しみが明確化したみたいなところがあって、意外と今シーズンが楽しみになってきました。
何はともあれ、もてぎラウンドでは誰もが羨む(?)ベストポジションもゲットできたし、満足のいく走りとは程遠いながらも開幕戦で入賞したのはエボ9で初。エボ6時代から合わせても生涯2度目の事ですから、結果だけを見れば自分にしてはまずまずのスタートが切れたと思っています。いつも開幕戦は捨てポイント、という感じでしたからね。
次戦は関越。一応今年も近場は当日入り、というスタンスで取り組むつもりですので、会場には朝から入ります。前日出られないのは楽しみが半減するのですが、金銭的にもいっぱいいっぱいなので、ここはグッと我慢と行きましょう。