2000年JAF関東ジムカーナ選手権第7戦参戦記

7/9(日)、浅間台スポーツランド、ドライ

2000年JAF関東ジムカーナ選手権第7戦A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位斎藤和徳 CP9A1'10"0181'06"7551'06"755
2位小峰健志 CP9A1'09"0721'07"2471'07"247
3位阿保大輔 CP9A1'08"2721'07"4211'07"421
4位川辺晋吾 CP9A1'08"1631'07"5501'07"550
5位掛札雄一 GC81'08"8521'07"9121'07"912
6位田辺真一 GC81'14"819(P1)1'07"9211'07"921
7位井上究 CP9A1'08"0861'07"9851'07"985
8位稲木亨 GC81'08"5821'08"0081'08"008
9位船野剛 CP9A1'20"094(P2)1'08"0321'08"032
10位西野弘高 CP9A1'09"4301'08"2391'08"239
13位遠藤康浩 CP9A1'15"038(P1)1'08"6711'08"671

1.まえがき

さて、前回の関東戦inもてぎでの結果に気を良くし、地区戦第7戦を迎えました。よくよく考えてみると関越での入賞以来、FISCOでは雨、続く伊那、もてぎはカートコースで、きちんとサイドを引く機会は無く、久しぶりのパイロンコースとなるわけです。何が心配ってサイドターンが一番心配で、仕方なく前日練習会に申し込むことにしました。
しかーし、なんとこの週末は台風が関当地方を直撃するとの予報。最悪です。単なる雨だって大変な浅間台で、台風が来たら...。もう天気予報とは毎日にらめっこでした。しかし土曜の午後から日曜の午前中くらいに山場を迎えそうな天気は、週の後半の情報では、日曜日は台風一過となり、土曜日が大荒れとか。お金はもったいないですが、台風だったら前日練習はやめようと思っていると、直前情報では、土曜の午後からは天気は上がるとの予報。こりゃ午後からだけでも走りたいなって気分になってきました。とにかく土曜早起きして、出発時刻を決めることに。
そして土曜日、5:00頃起きると外は大荒れ。テレビの情報によると、なんと湾岸が通行止めとか。こりゃ今行くのは危険と判断し、少し出発を遅らせることにしました。そして7:30頃、会場に電話し、一応練習会は開催されるとの旨を聞き、午後から晴れることを信じて準備をし、会場へ向かったのでした。
会場へ着いた11:00頃には雨も止み、路面も次第にドライへ。風は若干強いですが、なんとかドライでの練習ができました。久しぶりにサイドも引き、だんだん感触が戻ってきた気がします。路面温度はかなり上がっており、このくらいだと038SSもかなり楽しく走れますね。まだSS履いてんのかってのはおいといて。

2.当日

さて、予想通りというか、予想以上にというか、この日はかなり暑くなりそうです。体力をどれだけ温存できるかと言う点も勝負を分けるかもしれませんね。この日のイベントは地区戦にしては超破格のエントリーフィーで開催されました。そのせいか、エントリー台数も160台強と、盛況です。しかし、この好条件にもかかわらずフルグリッドにならないのは少し残念ですね。折角地区戦レベルのドライバーと県戦レベルのエントリーフィーで戦えるというのに。でも、冷静に考えてみると、やはり県戦を追うレベルのドライバーには地区戦というだけで気が引けてしまうのかもしれませんね。2年くらい前の自分を思い出してみると、いくら安くても地区戦だと自分と違い過ぎて参考にもならないと考えていたような気がします。やはり関東戦の上という認識を強く持っているドライバーが多いせいではないでしょうか。関東戦あたりを破格のエントリーフィーで行ったらまた状況は違う様な気がします。
ま、いずれにしてもいつもに増して盛況なエントリー数となり、久しぶりにお会いする方々も多く、楽しい一日になりそうです。コースは、意外と直線部分が多いなと感じるレイアウトで、最後の島回りがとてもいやらしいです。前半の高速セクションはなんとかなりそうですが、如何に島を攻略するかが問題と言う気がします。
それにしても暑いです。台風が過ぎて梅雨が明けてしまったのでは、と思えるほど。今年初の暑さとの戦いに負けない様、マイペースで体力を温存します。今日はライバル三間選手も参戦しており(それも○○付き)、ペースに巻き込まれない様、かつ勝負に負けない様にがんばりたいところです。今日もセッティングはいつもと一緒でいきます。
3.第一ヒート
さて、集中して6000rpm程度でスタートです。タイヤが食ってストールしそうな感じでしたがなんとかこらえてスタートします。2速、3速とシフトアップし、排水溝を若干離して左パイロンに進入。が、いきなりブレーキング開始が遅れ、うわぁぁ、止まれないぃぃぃ、って感じでフルブレーキングしながらパイロンに寄り、シフトダウンしてなんとかターンを合わせようとしますが、サイドを当てるのが精一杯で、ほとんど一旦停止状態になってしまいます。いきなりやってしまいましたが、そこから加速し、2速全開くらいから軽く島の角を避けて左パイロンへ進入。1速でサイドを当てます。ここも若干立ち上がりが今一つでリズムが悪く外周へ。2速全開から一瞬3速に入れ、入り口の右パイロン付近でブレーキングして2速へ。そこからアクセルを一度開け、オーバー気味に姿勢を作りたかったのですが、全く逆のドアンダー状態。立ち上がりの右パイロンでは結構ブレーキングを入れる羽目になって直線へ。ギャラリー前へ向け3速全開まで加速した後、1速まで落として右ターンにグリップで進入します。一瞬アクセルを開け、すぐに右サイド。しかし、これも必要以上にテールを流し過ぎ、完全にロスしてしまいます。次の左パイロンを避けるように立ち上がり、2速、そして3速でバス停に進入。ここは見た目以上に厳しく感じ、軽くブレーキングを入れて通過します。が、そのせいかテールが流れ、外壁が一瞬目に入り、結構怖い思いをしながらなんとかコントロールしてそのまま奥の外周へ。2速に落として外周を通過し、立ち上がります。若干立ち上がりでアンダー気味となりますが、そのまま直線を加速、3速全開付近からシェルターンへ入ります。やや斜めに進入し、シェル奥目へ向かって減速、1速まで落とします。そこからアクセルを開け、シェル出口で姿勢を整えるために軽いブレーキングを入れておにぎりへすぐ加速。ところがおにぎりへのブレーキングが完全に遅れ完全オーバースピードでサイドを当てます。思いっきりインを離し、さらには若干ストール気味で立ち上がります。再びシェルの入り口は、我慢してグリップで通過。若干アンダー気味ですがアクセルをなんとか開け、シェル出口で軽くサイド。一旦島の中へ加速し、すぐおにぎり付近で左サイドを当てます。そこから最後のスラロームへスライドを合わせることができず、ぎくしゃくしながらスラロームに進入し、と思ったら、案の定パイロンタッチ。そしてゴール。タイムは1'10"03プラスパイロン1でした。

4第二ヒートの対策

なんかいまいちでしたねぇ。やはり懸念していたサイドセクションがひどかったのと、島回りがなんとも攻めきれませんでした。最後にはパイロンタッチまでしてるし。全体的にリズムも悪かった気がします。タイムも当然いまいちで、なんとかしないといけませんね。ポイントは8秒前半から7秒台か、とも囁かれている中、どうやったら2秒も詰まるのか、頭を抱えてしまいます。とにかく、失敗したサイドセクションと島回りを中心にきっちり走るしかありませんね。
前の週よりかはマシらしいですが、それにしても暑いです。ほんとに久しぶりの暑さに、集中するのがすごく難しく、途中睡眠を取ったりしましたが、なかなか集中しきれないまま出走順が近づきます。なんとなく、今日は負けたくない人が多いので、なんとかタイムをまとめたいところです。あまりの暑さに、今回はセッティングを変えてみることにしました。とは言ってもエアだけですが、フロントを0.3、リアを0.1程上げてみます。第二ヒートにセッティングを変えてうまくいったためしはありませんが、今後の指針になる可能性がありますので、今回ばかりはトライしてみようと思います。
5.第二ヒート
先ほどより少し高目の6500rpm程度からスタート。2速、3速とシフトアップし、排水溝を少し離して左パイロンへ。今度は少し手前から丁寧にブレーキングし、丁寧に立ち上がります。2速全開付近から島の脇の左パイロンへここもストールに気を付けて丁寧にサイドを当てて、まずまずの感じで立ち上がります。2速全開くらいから、規制が若干あるので、気を付けて左ターンに進入し、サイドを当て、そこそこの感じで立ち上がります。2速全開から、一瞬3速に入れ、入り口の右パイロン付近でブレーキングしながら2速へ。アクセルを開け、テールが動く気配が無いので、早めにブレーキングしてグリップで次の右パイロンを通過。そこから全開でギャラリー前へ。3速全開くらいから、1速まで落とし、一つ目の右パイロンはグリップで入り、一瞬アクセルを開けた後に右サイド。まずまずの感触でターンに入りますが、若干出口がつまり、左のパイロンを避ける様に立ち上がります。2速、3速と上げ、バス停に進入。ここもラインが悪いのか、軽いブレーキングを入れてしまいます。そのままバス停を出たあたりからブレーキングを開始し、2速で左の外周を通過。立ち上がりのアクセルオンに気を付けながら、シェルコーナーへ。3速全開くらいから、シェルの角を狙って進入し、やや奥目で1速に落とします。アクセルオンの後、テールが動き始め、軽いアクセルオフで向きを変えて、すぐアクセルオン。直後突っ込み過ぎに気を付けてブレーキングを開始して、おにぎりターンに入ります。今度はそこそこ進入できますが、どうやらフロントが逃げる感覚が強いみたいです。自分の意識以上にフロントが逃げ、少しだらだらしたターンになってしまいます。再びシェルの角へ向けて立ち上がり、フロントが食わない感触が強かったので、軽くサイドを当ててシェルコーナーに入り、出口で再び軽くサイド。島の中へ加速し、左のおにぎりで左サイドを当てます。ここも車の動きをうまく合わせられずカウンターを当て、アクセルを緩めるとテールが食ってしまい、パイロンを避ける様に舵を当ててスラロームへ。そのままゴール。タイムは1'08"67でした。
6.最後に
ゴール直後は9番手タイムだった様子。結局終わってみれば13位と、もう一歩ポイントには及びませんでしたが、なんとかそこそこの位置に食い込むことはできました。本木さんに負けてしまったのは悔しいところですが、ライバル三間選手には勝ったのでよしとしましょう。本木さんとは次週再勝負です。そうそう、くみちょにも同じタイヤで勝てたので少し満足しています。へへへっ。
それにしても、前半まではそこそこで走っていたのに、やはり島回りが異常に遅かったみたいです。やはり苦手意識があるのもいけないのでしょうね。実はエボ3時代から島回りには苦労していて、どうもこうもうまく走れた試しが無いのです。根本的に走り方がいけないのかもしれませんね。練習する時間はないので、次の浅間台では島回りが少ないことを祈るしかありません。
今回久しぶりの入賞を遂げた掛札選手、おめでとうございます。次回からパドックが離れてしまうのが残念ですが、追いつける様頑張りたいと思います。また、今回一番喜んでいるのは斎藤さんでしょう。念願の初勝利ほんとうにおめでとうございます。自分としては同じCP9A、048でかなりタイム差を付けられてしまったのでちと苦しいところですが、私も頑張ります。それにしても、不運だったのは宮嶋さんでしょう。前回の伊那に続き、かなり痛い2戦となったことでしょう。おかげで地区戦A4のポイント争いはし烈を極めており、見ている我々(ほんとは参加したいのだが...)にとっては、非常に興味深い戦いとなりそうですね。
最後に、今回は車両規定違反で失格となる車両が出てしまいました。自分の参戦するクラスから失格が出たのは初めての経験で、少し複雑な思いがしました。どのような経緯でそうなったのかは知りませんので、なんとも言い様がありませんが、自分の車は大丈夫なんだろうか、なんて考えてしまいました。ま、変わった改造は特にしてませんが、年々変わる規定に、昨年良かったものが今年だめになったりと、気が付かないうちに違反している可能性も無いとは言いきれませんもんね。そもそも、イコールコンディションで戦いたいがためにそれなりの車を用意している訳で、人より多くの改造をしてまで勝ちたいとは思っていませんが、速さ云々とは関係の無い部分でも違反する可能性があるわけですから、気を付けないといけませんね。そもそもルールの無い峠が嫌になって自らルールのある世界に入ってきているわけだから、ルールを破るなんてナンセンスですけどね。
ま、そんなわけで、目標のポイントには及びませんでしたが、ま、こんなもんならしょうがないかなといった結果だと思っています。次の浅間台は暑そうなのでどうしようかと思いましたが、エントリー締切が随分早い様で、迷う暇も無くエントリーすることになりました。なんとかそこではポイントに絡みたいところです。
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