8/1(日)、相模湖ピクニックランド、ドライ
順位 | ドライバー | 型式 | 1st-try | 2nd-try | best time |
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1位 | 遠藤康浩 | CP9A | 0'54"228 | 0'54"418 | 0'54"228 |
2位 | 金子博 | GC8 | 1'01"993(P1) | 0'54"454 | 0'54"454 |
3位 | 三間康 | CP9A | 0'55"759 | 0'54"985 | 0'54"985 |
4位 | 宇山公隆 | CE9A | 0'55"937 | 0'55"107 | 0'55"107 |
5位 | 三浦満 | CP9A | 0'55"431 | 0'55"215 | 0'55"215 |
6位 | 岡田和浩 | CE9A | 0'55"500 | 0'59"108(P1) | 0'55"500 |
7位 | 渡辺一浩 | CE9A | 0'57"769 | 0'55"530 | 0'55"530 |
8位 | 桐生剛久 | CE9A | 0'55"664 | 0'56"154 | 0'55"664 |
9位 | 市川尚彦 | CP9A | 0'57"323 | 0'55"727 | 0'55"727 |
10位 | 石綿幸治 | CN9A | 0'57"233 | 0'56"475 | 0'56"475 |
1.まえがき
さて、再びここ、相模湖ピクニックランドで開催されるイベントに参戦してきました。浮き彫りになってきたテクニカルセクションでの課題を克服すべく、あえてエボ6にとっては厳しい会場を選びました。今回は神奈川県シリーズ第7戦と、ルーキー恒例のチャリティーイベントの同時開催となっています。前回の神奈川県シリーズ第6戦もここ相模湖での開催でしたが、あいにくのウェット路面となったため、気になるドライ路面でのテクニカル勝負とはなりませんでした。そこで、今度こそドライでのテクニカル勝負となることを願っての参戦となります。
梅雨が明けてからは厳しい暑さが続いており、とてもじゃありませんが雨の心配なんぞ無用です。天気予報を見ても晴れ晴れ晴れ。連日30度を越す真夏日が続く様です。完全ドライ、それもかなりの路面温度での勝負が期待できることでしょう。間違いなく多くなるターンに関しては、前日走って感覚を掴んでおいた方が良いはずですが、悪友の一人が入籍したとかで、前夜はお披露目会に出席。同級生の一人に酒造の息子がいて、日本酒を飲む事になったのは言うまでもありません。久しぶりに顔を合わせた同級生も多く、あっと言う間に夜は更けていくのでした。
2.当日
うーん、やっぱり少し気分が悪い様です。結局終電まで帰ることはできず、ついさっき寝たと思ったら、もう起きている気がします。朝起きても酒臭いドライバーに監督は半ばあきらめかけの様子。とりあえず天気は良いので一安心ですが、今日の気温にこの体調で耐えられるかどうかが一番心配です。3.第一ヒート
8時ごろ会場に到着しますが、すでに到着しタイヤ交換を終えている人もいます。どうやらゲートオープンは7時頃だった様です。「ゲートオープンの時間くらい書いておいてくれればといいのに」と思ってしまいました。とにかく体力を使わない様に、気温が上がらないうちに準備を済ませたころには、無茶苦茶暑くなってました。丁度その頃試走の稲木さんがコースを走っていました。「なんだ、ターンの練習でもしてるのかな」と思っていたら、実はそれが今日のコースだった様です。ちょっとやられたというくらいコテコテコースに感じたのは私だけでしょうか。ゴール前の3本パイロンがやや曲者かもしれませんが、全体的に単純なターンの繰り返しの様です。特に攻略はありませんが、きちんと踏める体勢を作る事と、ロス無く走ることを心掛けたいと思います。果たしてこれだけのターンがあって、エボ3勢とどれだけ勝負になるのか、非常に楽しみになってきました。
さて、今日はチャリティジムカーナも兼ねているということで、参加者も比較的豪華な感じです。A4は比較的常連ドライバーが多い様ですが、A2、A3あたりは関東戦や地区戦にも出ているドライバーが参戦している模様。なかなか楽しみですね。そして、今回は友人が応援にかけつけてくれました。一度くらいはえんどうの走りをみてやろうということらしく、絶対勝つ様に言われておりますが、果たしてどうなることやら。きちんと走れば負けないという自信はありますので、それを結果に結び付けられる様、頑張りたいと思います。
これだけターンが多いと、ショックを1段上げた方が速いのはほぼ間違いなしという気がしますが、基本的にその番手では高速コースが走れないことがあるので、今日はあえていつものセッティングでいくことにします。このセッティングでテクニカルをまとめられる様になることが最大の課題だからです。そしてエアは、標準から前後とも0.1ずつ上げていきます。
6000rpm程度からスタートしますが、かなりグリップは良く、すぐにタイヤが食ってしまいます。2速に上げ、丁寧に第一コーナーに進入。奥がやや広めにとってあるため、2速のまま進入し、立ち上がります。若干立ち上がりの左パイロンが気になり、気持ちアクセルを抜いてすぐ全開。2速が吹け切るくらいまで加速後、ややアウト目からパイロン間にブレーキングしながら進入し、1速シフトダウン&右サイド。ここは立ち上がりを重視するため若干ターンのポイントを奥に取ります。ほぼ狙い通りターンでき、アクセルを入れ、きつい左の規制パイロンで軽くサイドを当て、深く回し込みます。ここもまずまず決まり、アクセルオン後、次の右パイロンで2速シフトアップをきっかけに曲げ、全開。次の左パイロンは一瞬のハーフアクセルオフで曲げ、奥へ。右180度に丁寧に進入し、1速サイド。若干立ち上がりでストールしますが、とにかく加速し、すぐ左サイド。下り斜面のせいか、やや立ち上がりがもったりしながら、トラクションがかかったら全開直後、右サイド。立ち上がりでアウトにはらみ、下りながら2速へ。緩い右パイロン付近できっちりインにつき、1速へ。しっかりとアクセルを入れた後、左270度へ進入。立ち上がりで若干トラクションが逃げますが、フル加速。2速へ上げ、左180度で1速サイド。下りながら加速し、3本パイロンへ進入。若干入りの右パイロンに寄り過ぎた感じで右サイド。ややストールし、しっかり加速するのを待って左サイド。すぐさま右270度へ。ここもややストール気味で、ゴール前の右パイロンで軽くサイドを当ててゴール。タイムは、54"22でした。
4.第二ヒートの対策
全体的に可もなく不可もなくって感じでしたが、やはりターンの旋回速度が遅い気がします。だらだらとだらしなくテールが出ている感じで、もっとパキパキ曲げたいところです。また、予想以上にテールが食うためか、ストール気味のターンが目立ちました。第二ヒートはそのあたりを注意していきたいと思います。また、最後の3本パイロンはやや遠めから入り、ストールさせない様きちんとターンしたいと思います。とりあえず第一ヒートを終えてトップタイムの様ですが、皆さんかなりミスしながら5秒台で走っている様で、このままのタイムではたぶん抜かれてしまうでしょう。が、感触として、あと0.5秒強は短縮できると思いますので、私としては3.5秒くらいをターゲットにしたいと思います。5.第二ヒート
第一ヒートを終え、ようやく体調も回復しつつある感じです。第二ヒートに向け、暑い中コースオープン時間を目一杯使ってイメージを作ります。さて、今回もチーム対決があるということで、前回ろくに働いてくれなかった二人と再びチームを結成。今回は3人の合計タイムで争われるということで、一人でも崩れるとチーム賞は厳しいものがあります。が、第一ヒートを終えて、我がチームはとりあえず全員6位以内に入っており、かなりの好記録が期待できそうです。このまま頑張りましょう。
競技進行は早く、かなり暑くなった13:00過ぎにA4クラスの出走となります。セッティングは変更なしです。
ストールしない様に、6500rpm程度からスタートします。いい感じで加速し、2速に上げ、丁寧に第一コーナーに進入。2速のまま入り、頂点付近から全開。2速が吹け切るあたりから、パイロン間にブレーキングしながら進入しますが、若干進入スピードが速く、しまった、と思い、ついブレーキがラフになってしまいます。パイロンを若干離してターンする予定でしたが、焦ったせいか、ついパイロンに付いてサイドを当ててしまいます。このターン自体は問題無く旋回できましたが、次のきつい左の規制パイロンでは荷重移動が間に合いません。やばい、と思いつつも軽くサイドを当てますが、充分に荷重が移動できていなかったせいで、テールを振ることはできず、一瞬アクセルを。するとすぐに次の右パイロンが正面に迫り、ブレーキングしてステアリングをぐりぐり切って左へ避け、も一回ブレーキングして右にターンして、次の左パイロンで2速へ。かなりのロスに、「もうタイムアップできないよなぁ」と一瞬思いますが、それでも残りきっちり走る様に気を持ち直し、奥の右180度へ。ストールに気をつけ、1速サイド。上手く立ち上がり、一瞬全開してすぐ左サイド。ここもテールをうまく動かし、一瞬全開し、またまた右サイド。このセクションはうまくいき、アウトにはらみながら加速し、2速へ。緩い右パイロンの若干奥でブレーキング&1速シフトダウンし、しっかりと踏んだ後、左270度へ進入。立ち上がりは、早めにテールを食わせ、ややアウトにはらみながら全開加速パイロン間で2速に上げ、左180度で1速サイド。下りながら加速し、3本パイロンへ。入りの右パイロンには車1台分くらい離して進入し、右サイド。やや大きく振って、次の左パイロンも若干離して進入し、左サイド。さらに次の右270度はそこそこ付いて進入し、サイド。ほぼ全開で立ち上がり、ゴール前の右パイロンで気持ちサイドを当ててゴール。タイムは54"41でした。6.最後に
うー、スラローム入口のミスは痛かったです。結局、タイムダウンに終わりました。反省。しかし、それ以外はまずまず走れた気がしており、あのスラロームを第一ヒート程度に走っておけば、53秒台中盤は間違いなく出ていた様です。あえてターン向けのセッティングに変えることなくそこそこのタイムを出せる可能性を確認できたことは自信になりました。しかーし、タイムを残せていないことには反省しております、はい。99参戦記のメニューへ戻る
そして、チーム賞の行方ですが、今回は、全員が入賞、しかもA4クラスの1位、3位、5位とあって、チーム合計タイムはぶっちぎりの優勝でした。良かったですねぇ。
思えば2年前、神奈川シリーズチャンプを目指して夏場の相模湖ラウンドに乗り込んで来ましたが、気負い過ぎと、後で分かったサイドブレーキトラブルのため、2戦とも入賞止まりに終わり、逆転チャンプの夢はほぼ断たれたのでした。さらには、3位につけていた市川さんがここで連勝し、2位の座も明け渡す羽目になった、非常につらい思い出がいっぱいの相模湖だったのです。そんな相模湖で、ウェット、ドライと、まるで人を試すかの様な天候となったこの2戦、危なっかしいながらもきっちり2勝できたことは、とても自信になりました。パイロン配置や相手が変われば、実際どうかってのは分かりませんが、テクニカルも走れるという自信の様なものがついたのはかなり大きいです。メンタルなスポーツですからね、ジムカーナって。
さて、修行と思って出た神奈川県シリーズでしたが、シーズンはじめの3位と、今回の2勝で、ポイントリーダーとは10点ちょっと差の4位くらいに食い込んだ様です。途中経過を知らないので正確にはわかりませんが、「ん、もしや?」と思える位置にいるのかもしれません。折角だから、もう少し出てみようかなぁなんて考えている今日この頃でした。そのためには、見た事もないFISCO-Aパドックっちうのを見学くらいしておきたいところですね。
そうそう、実は私、今回で生涯5勝目なんですが、実はこれまで1年に1回しか勝てなかったんです。1年目はスピマイカップ最終戦のICCで初勝利、2年目は神奈川戦ウェットのASLで2勝目、3年目の昨年はエボ3ラストランに選んだ神奈川戦最終戦ASLで3勝目。そして4年目の今年、前回の神奈川戦ウェットの相模湖で4勝目を挙げ、ジンクスは破れるのかと監督と心配していたところでしたが、見事今回、今期2勝目、通算5勝目を挙げることができました。いやぁ、よかったよかった。