1999JMRC関東ジムカーナシリーズ第1戦参戦記

2/28(日)、ツインリンクもてぎ北ショートコース、ドライ

1999JMRC関東ジムカーナシリーズ第1戦A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位野々瀬雅文 GC81'25"341'35"13(P2)1'25"34
2位田邉真一 GC81'25"881'25"641'25"64
3位西野弘高 CP9A1'31"64(P1)1'26"261'26"26
4位掛札雄一 GC81'27"871'26"471'26"47
5位大槻隆夫 CP9AM.C.1'26"491'26"49
6位大槻正 CP9A1'27"671'26"801'26"80
7位渡辺公 CP9A1'28"371'27"021'27"02
8位藤辺晃 GC81'27"481'27"021'27"02
9位宮本潤一 CP9A1'27"171'27"541'27"17
10位斉藤安彦 GC81'28"911'27"211'27"21
23位遠藤康浩 CP9A1'34"31(P1)1'28"301'28"30

1.まえがき

 ようやく1999年のジムカーナ活動が始まりました。スタートは今年もメインで参戦予定のJMRC関東ジムカーナシリーズ第1戦です。車両製作を急いで頂き(ありがとうございました)、1週間前に浅間台でシェイクダウン。圧倒的なパワーとクロスミッションに手を焼き、なにがなんだか分からないうちに一日が終わってしまった感じでしたが、4カ月ぶりのジムカーナを十分楽しみ、もてぎに乗り込みます。
 今回は、神奈川県地方から参戦する友人達と前日練習から参加します。寝坊で待ち合わせに遅れた人もいましたが、無事会場に到着できました。途中合流した人なども含めて、私が先導しましたが、みなさん、私の一般道での巡航速度の遅さにいらいらしていた様です。ごめんね。あれでもみんながいるから頑張ってたつもりで、いつもはもっと遅いのよ。
 てなわけで、天気も良く、相変わらずきれいなもてぎに到着です。あまり走るチャンスが無い北ショートのせいか、はたまたシーズン始めのせいか、練習会参加者は100台以上と大盛況で、結構な金額を徴収された割りには走行本数は少なく、とにかく車に慣れたい我がチームにとって、やや不満の残る練習会となりました。タイム云々を全く言えない状況で、明日の本番が心配ですが、精一杯やってみることにします。

2.当日

 さすがは2月のもてぎ、朝が寒いこと寒いこと。ウィンドウは完全に凍っており、車内に積んであったビニールシートも、パリパリに凍ってました。朝、CDラジカセの調子が悪かったのもあまりの寒さのせいかもしれない...。そんなわけで、眠い目をこすりながら暖気を終え、会場入りしたのでした。
 受付を済ませ、もらったコース図を見ると、やはりサイドターンは一回もない、ほぼ決まったレイアウトの様です。コース攻略も大事ですが、私にとってはそれ以上に今の車を精一杯使い切ることが重要です。考えたラインにどれだけアクセルを開けてでのせていけるかが問題ですね。
 それにしても、久しぶりのジムカーナ開幕とあって、各所でジムカーナ談義が絶えません。歩いているといちいちいろんな人と話しこんでしまうので、トイレに行くのも大変な時間がかかってしまう状況でした。
 さて、今日の目標ですが、一応、ポイントに絡むことを目指したいと思います。できるだけ頑張って走って、上との差がどれだけあるか、何が課題なのかを見極めていきたいと思います。また、セッティングも悩んでおり、というより、前後2種類ずつの設定、すなわち4種類のセッティングしか考えていないのですが、なにせ、まだ10本やそこいらしか走ったことが無いので、どれがいいのか良く分かりません。とりあえず、今まで良さそうに感じた番号を試してみようと思います。
 ラインについては、全体的にクリップを奥目に取り、ターンが遅れない様、リズムを持って走りたいところです。
3.第一ヒート
 変則的なスタートですので、ゆっくりと動き始め、コースインしてから全開加速です。メインスタンド前を3速までシフトアップし、外側の規制がある第一コーナー進入で2速に落とします。若干テールが動き、さぐる様にアクセルを入れます。すると考えていた以上に早く次の左コーナーが訪れ、あわてて軽くブレーキングして、次のコーナーにつなげて、っと思ったら、次にコーナーは無いことに気づき、いそいで全開。何を勘違いしていたのか。バックストレートでは、3速から、迷いましたが4速まで入れます。ストレート終わりで3、2と落とし、アクセルを1回開け、インフィールド入口で1速に落とします。ここからは、クリップが奥に取れる様ラインを考えて、まず左ターンをクリア。アクセルを探る様に入れ、次の右ターンをブレーキングしてクリア。全開してリミッターが1回くらいあたったところで、ブレーキングから左ターンへ。加速し、緩い右ターンでちょっとアクセルを緩めてしまい、踏み直して、2速へシフトアップ。ヘアピンで1速に落とし、昨日めろめろだったここからのターンでスピードが乗せられる様、ラインを考えて立ち上がります。2速に入れて、左ターンをクリア。きつめの右ターンを丁寧に車速を落として抜け、左ターンをややびびってアクセルを戻しながら抜け、外周へ出ます。3速に上げ、奥の左ヘアピンで2、1とぎくしゃくしながらシフトダウンし、やや躊躇しながら加速。2速に上げ、シケインを少し消極的に抜けてメインスタンド前へ。3速、さらに4速まで上げ、第一コーナーで2速まで落として進入。今度は規制パイロンの外から入るため、若干進入速度は速く、1回アクセルを入れた後、途中ハーフアクセルで通過して、やや躊躇しながら再び全開。3速、そして4速と上げ、バックストレートを通過します。ストレートエンドで3、2と落とし、逆バンクのついたS字をそのまま通過します。こういったS字は結構好きなのですが、やはり消極的になりすぎ、車を振り回しきれず、余裕で通過してしまいました。奥のヘアピンまでに3速に入れ、2、1、と落としてヘアピンを通過。気持ちさっきよりアクセルを開ける様心掛け、2速に。シケインを先程以上に落として進入し、規制パイロンを引っかけない様に全開加速し、2速リミッターを効かせたままゴール。タイムは、1'29"3プラスパイロンタッチ1でした。

4第二ヒートの対策

 いやぁ、なんだかよく分からないうちに終わってしまった気がします。全体的にふんぎりが悪いというか、潔くないというか、躊躇ばかりしていた様な気がします。あんなんでタイムが出る訳がないですよね。インフィールドもラインを気にし過ぎて、全く踏めませんでした。とにかく、もっと思い切り走らないと、折角のパワーがもったいないですね。頑張ります。
 それにしても、どこでパイロンタッチしたのだろう。脱輪する程攻めてないし、パイロンにも寄ってないはずだし、だれに聞いても分からないし...と思ったら、スタート直後のコースイン地点のパイロンを触っていた様です。まだ全開もしていないところなのに、なんて安易な入り方をしてしまったのでしょう。反省。これも、3ナンバーのせいでしょうか、わっはっは。
 さて、第二ヒートの対策ですが、まずは、なんとも分からないセッティングをまだ試してみることにします。前のショックを1段柔らかくし、比較的オーソドックスと思われるセッティングでトライです。で、課題は山ほどあって、何から手をつけていいのか分かりませんが、まずはしっかりとアクセルを開けることを心掛けましょう。インフィールドはラインを気にし過ぎて全く踏めていなかったし、外周は車の挙動、限界が分からないためずいぶん消極的になってしまいました。また、リズムも悪く、全く乗れていない感じでしたので、少しでも気持ちよく元気に走りたいと思います。さらに、本番でテストするのもなんなのですが、使用ギアを部分的にちょっと変えてみようと思います。そうそう、2本目タイムアップは必須項目です。
 てなわけで、スタートのパイロンに気をつけて第二ヒートにのぞみます。
5.第二ヒート
 コースをイメージし、スタートパイロンに異常なまでに気をつかって、無茶苦茶ゆっくりスタートします。パイロンを越えてからは全開加速し、メインスタンド前を3速全開で抜け、規制のある第一コーナー進入で2速へ。フロントの動きが良くなったのかテールがきちんと動きます。が、この車のコントロールに自信が持てないせいかアクセルは目一杯開けられずやや消極的になり、いかんいかんと思いながら、すぐ迫ってくる次のコーナーでは根性でハーフアクセル気味で抜けます。が、やっぱりびびってるのか、アクセルオンは大分遅く、イマイチのコーナークリアでした。バックストレートでは3速から4速へと上げ、エンドで2まで落とします。ここからは、少し踏むことを心掛け、2速でアクセルオンし、インフィールド入口で1速に。左ターンをクリアしてやはり少し躊躇して全開し、右ターンクリア後はとにかく全開してみます。1〜2回リミッターがあたり、左ターンへ。ここからは全開で奥まで、と思いながらも、やはり緩い右ターンでアクセルを緩めてしまい、踏み直して2速へ。ヘアピンで1速に落とし、ここからの区間はとにかくアクセルでリズムを取れる様、少しいけいけで入ります。ややラインはきつくなりましたが、2速に入れてから、左ターン、右ターン、とまずまずの感じで抜けますが、やはり最後の左ターンはきつくなり、アクセルを抜いて外周へ出ます。3速に上げ、奥の左ヘアピンで1速までシフトダウン。ターン出口でアンダーを出してしまい、アクセルを十分開けられずに立ち上がります。2速に上げ、シケインを立ち上がりを重視してクリアし、メインスタンド前へ。3速から4速までシフトアップして第一コーナーに入ります。3速で車速を殺さない様に進入し、アクセルをできるだけ開けて1コーナー2コーナーをクリアします。やはり立ち上がりがはらみそうになってしまい、結局アクセルを抜いてクリアする羽目に。おかげでバックストレートもあまり伸びず、4速に入れてすぐに3、2とシフトダウンです。逆バンクのついたS字はまたまた速度を落とし過ぎ、余裕でクリア。奥のヘアピンまでに3速に入れ、2、1と落としてヘアピンを通過。やはりぎくしゃくした感じで通過し、とにかくアクセルを開けて立ち上がります。2速に入れ、シケインには丁寧に進入して、やや規制パイロンに近づきながらも全開で立ち上がり、リミッターのままゴール。タイムは、1728"3でした。
6.最後に
 結局、最低限の課題のタイムアップは果たせたものの、全体的に踏み切れず、順位は23位と、なんともふがいない結果に終わりました。特に2速以上の高速セクションでは、コントロールに自信が無いせいか、非常におとなしい走りになってしまいました。折角パワーを手に入れたのに、全然生かせていないとは皆の弁でした。また、前からそうなのですが、1速で走るセクションが課題の様です。そんな中でも、インフィールドの2速セクションはまずまず気持ちよく走れ、きちんと踏めば車が動いてくれるという感触が得られた様な気がします。
 それにしても、CP9A勢には軒並みやられてしまい、終わった直後は、ま、最初はこんなもんでしょ、とか思ってましたが、時間が立つにつれ、悔しさが倍増してきました。第2戦は2週間後と時間がありませんが、少しでも踏める様なんとかしたいと思います。
 シェイクダウンから10本ちょっと走行し、少しづつではありますが、車の動きも分かりかけてきた様な気がしています。きちんと乗れば、吸排気に手を入れてなくともそこそこ戦えるのではないかと考えています。まずは現在の仕様で上位陣に絡むことが目標といったところでしょうか。まずはきっちり踏める様になることを最重要課題としたいと思います。
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