1998JMRC東京ジムカーナシリーズ第9戦参戦記

9/23(祭)、東京ベイサイドスポーツクラブ、ドライ

1998JMRC東京ジムカーナシリーズ第9戦A4クラス
順位ドライバー型式best time
1位西野弘高 CP9A1'08"135
2位本木淳一 CP9A1'08"351
3位斉藤雅文 GC81'08"674
4位加藤正隆 CP9A1'08"987
5位掛札雄一 GC81'09"096
6位林太郎 CE9A1'09"632
7位伊田和夫 CE9A1'09"668
8位遠藤康浩 CE9A1'10"080
9位古屋政紀 CE9A1'10"523
10位小野田了 CE9A1'11"369

1.まえがき

 そろそろ、今シーズンも終わりに近づき、各シリーズの順位も決まりつつある様ですね。私はと言えば、メインで追っている関東戦ではもう一歩(もう二歩じゃねぇのかぁとも言われてますが)及ばず、目立った成績を残せていません。そんな中、昨年までお世話になった方が大勢参加している東京シリーズに、ごあいさつがてらエントリーしました。このシリーズA4クラスは、昨年エボ1ながら惜しくもシリーズ2位となった西野さんが、今年エボ5に乗り換え、目下シリーズリーダーとなっています。ぶっちぎりチャンプかと思われましたが、なんと関東戦でもチャンプ争いに加わっている掛札さんが途中から登場。西野さんのチャンプ決定に待ったをかけ、逆転チャンプを狙っているといった状況の様です。
 そういうわけで、我がチームとしては非常に気になる西野さんの走りに注目です。果して何秒差を付けられてしまうのでしょうか。

2.当日

 そして当日、微妙な天候で今にも雨がぱらつきそうです。なんと今回、初めてのファーストゼッケンでの出走となりました。ま、最近は前半ゼッケンで走ることにも慣れてきたので、そう問題はないでしょう。おまけに、後半ゼッケンの走りをゆっくり見れるので、好都合です。
 コースは、結構ターンが多く、面白そうです。気負わず、精いっぱい走って、上位陣との差を確認したいところです。今年初めてとなるベイサイドでのイベントですので、1本目はさぐりながらの走りになってしまいそうですが、頑張ることにします。
 セッティングはいつもの通りで、フロントのエアはプラス0.2と言ったところです。これだけの数のパイロンが置いてあるコースは久しぶりなので、ミスコース、パイロンタッチには十分気を付けることにします。そうそう、今回、最後の新品タイヤをリアに履いてきたんですが、皮むきすらやってないので、第一ヒートは気を付けないと。

3.第一ヒート

 下り路面を使ったスタートライン左一杯に並び、7000rpm程度でスタートします。下った直後の右ターンで軽くサイドをあて、全開加速。3速には入らない感じでしたが、リズムを考えて一度3速へシフトアップし、すぐさま2速シフトダウンとともに左ターンに進入。テールが予想通り流れながら、アクセルオン。段差付近でブレーキングで向きを変え、左パイロンにつくラインで抜けます。スラロームぎみのパイロン間を気持ちブレーキングを入れて抜けますが、テールの動きが激しく、テールを振りすぎながら左奥へ。その左1本パイロンでは1速に落とし、グリップでクリア。全開で3速まで上げ、ギャラリー前の左ターンに向かいます。この左パイロン進入でサイドをあて、次のパイロンまで一気にもっていくつもりが、進入でテールが流れすぎ、カウンターを当ててなんとかグリップさせて、結局次のパイロンはもう一度ブレーキを当ててグリップでのターンになってしまいました。最悪、と思いながら2速に上げ、左に車を振って軽いブレーキングで向きを変えて右ターンへ。そこから全開で右奥に向かい、右1本パイロンは2速のまま、ブレーキングだけで抜けます。若干上った後、下りに入ったところでブレーキングしてやや向きを変え、そこから加速。路面の違う四角形の間を抜け、出口で1速左サイドを軽く当てますが、これまたテールが流れすぎ、思いっきりカウンターをあてて加速。1速のままギャラリー前の右パイロンへやや近めのラインで向かい、右サイドを軽くあてて、と思ったら、これもテールが流れすぎ。仕方がないので、大きく当てたカウンターと、予想以上に流れたテールスライドをそのまま次の左パイロンまでもっていき、激しくスライドさせたまま左ターン。そしてギャラリー前を全開加速します。早めに3速に入れ、最初の進入より若干元気に左ターンへ2速で進入しますが、案の定激しくテールがブレイクし、右にある規制パイロンにテールが触らないかバックミラーで見ながら外周へ向かいます。段差あたりで一瞬コースを迷いましたが、すぐ思い出し、コンパクトなラインを狙って全開しますが、3速には入らず、奥の左パイロンを軽くブレーキングして抜け、最終セクションへ。でっかいパイロン入口で1速に落とし、軽くサイドを当てますが、下っているせいか、思いっきりテールが流れてしまい、慌てて加速。すると最後の右ターンに間に合わず、そのままサイドを当てますが、ほとんどテールが出ず、グリップぎみで右ターンして全開でゴール。タイムは、1'11"**でした。

4第二ヒートの対策

 シリーズ上位陣がパイロンタッチやミスコースで崩れたためか、いまいちのタイムながら3位につけています。しかし、こんなタイムでは、あっと言う間にポイント圏外に追い出されてしまうことは間違いありません。走りにずいぶん無駄があった様に感じますが、このコース、きちんと斜面を考えて走らないといけないことを思い出しました。さらに、リアの新品タイヤの皮むきをしてなかったせいか、前半はやたらテールが暴れ、後半になって急に食う様になり、なんとも言えない走りになってしまいました。ま、大体グリップの感じも分かったし、第二ヒートはタイムアップできるでしょう。
 それにしても、パイロンタッチで幻のタイムとは言え、西野さんの7秒台ってのは驚異的ですねぇ。愕然としてしまいました。とてもじゃありませんが、7秒台、8秒台ってのは出せそうにありません。9秒台が出れば御の字でしょう。そのためには、テールスライドのさせすぎに気を付け、ラインも比較的最短ぎみに、外周部分では、アクセルを十分手前から踏めるラインを狙います。目標はそうですね、9秒5あたりでしょうか。
5.第二ヒート
 7000rpm程度でスタートです。下った直後の右ターンを、今度はグリップで抜け、全開。まずまずでしょうか。早めに3速にシフトアップし、2速シフトダウンとともに左ターンへ。先ほどよりリアは食う感じです。加速し、段差付近で軽いブレーキングで向きを変え、左のパイロンにきっちり寄って全開。ここからのスラロームは根性でノーブレーキでアクセルオフのみでのクリアを狙います。ちょっと恐かったですが、なんとかクリアです。左奥1本パイロンは悩んだ末、やっぱり1速グリップで抜け、ギャラリー前へ全開加速。次は消極的ですが、2回サイドを引きます。左ターン1本目で軽くサイドを引き、アクセルオンの後、ちょっと合わせる程度に次の左パイロンでもう一度サイド。2速に上げ、左に車を寄せて軽いブレーキングで右90度を抜け、右奥へ。右1本パイロンは2速のまま通過。下りで一瞬アクセルオフし、気持ち向きを変え、パイロン間の直線を全開で通過。出口で1速に落とし、軽くサイドを当てます。次の右パイロンへは、やや離れて進入。サイドを引くか迷いましたが、角度も緩かったのでそのままグリップで進入。えっさほいさハンドルを切って、左270度でサイド。やはりステアリング操作が追いつかず、ややパイロンから離れながらのクリアとなってしまいました。やっぱりサイド引いとけば良かった。さらに全開で3速まで上げ、左ターンに2速で進入。ここからの外周でスピードを乗せるため、進入時に作った姿勢から、段差のずっと手前から、べったりアクセルを踏み続けます。おかげで3速まで入り、それでもコンパクトなラインを狙って、奥の左パイロンでを2速で抜け、大きな左パイロンへ。このパイロンで1速に落とし、下りに気を付け、丁寧にサイドをあて、最後の右180度へ。ちょっとストールぎみだったので、一瞬待ってサイドをあて、全開でゴール。タイムは、1'10"**でした。
6.最後に
 結局、タイムアップはできたものの、目標の9秒台に入れることはできず、8位で競技を終了することになりました。CE9Aでも、林さん、伊田さんにつづく3番手と、もう一歩でした。もちろん、第二ヒートもミスがあり、私の腕でももう少しタイムは詰められると思いますが、8秒台ってのはきつい様な気がします。パイロンを恐れてか、やや抑えた(?)走りでも優勝の西野さんには2秒の差と、東京戦のレベルの高さを実感しました。
 シリーズ順位の方ですが、掛札さんが西野さんに敗れたため、西野さんのA4チャンプが決定した様です。本当におめでとうございます。掛札さんも、惜しかったですが、残りの最終戦、意地の走りを期待してますよ。山口さんはというと、いつもと勝手が違うせいか、成績を残せなかった様です。それでも一応私の勝ち(?)ですが、ま、今回の戦いは無かったことにしてあげましょう。今年もう一回くらい直接対決できるかな?
 とにかく、今年残りは、関東戦の最終戦にかけます。
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