1998JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦参戦記

9/27(日)、浅間台スポーツランド、ドライ

1998JMRC神奈川ジムカーナシリーズ第8戦A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位宮本潤一 CN9AMC1'14"6441'14"644
2位漆原正 CE9A1'17"2791'16"9691'16"969
3位三浦満 CN9A1'19"3371'17"1461'17"146
4位長谷川覚 CE9A1'20"2881'17"9811'17"981
5位宇山公隆 CE9A1'24"8501'19"6441'19"644
6位内田和正 CN9A1'20"8621'19"6541'19"654
7位長坂吉徳 CE9A1'22"4961'20"0421'20"042
8位相沢清 CP9A1'20"3701'20"2191'20"219
9位井上公明 CE9A1'21"3951'20"2231'20"223
10位坂本圭一郎 CE9A1'21"9841'20"4671'20"467
11位遠藤康浩 CE9A1'23"0481'20"6861'20"686

1.まえがき

 今年2回目となる神奈川シリーズへの参戦です。FISCOでの第6戦では2位と、好成績をゲットできたので、調子にのってもう一回というわけです。浅間台での戦いを約束していた三間さんは、事情により不参加を表明しているため、少々残念ではありますが、比較的高速コースでどれだけ戦えるもんか、試してみようと思います。
 ところが、天気予報は思わしくなく、いやーな予感です。ウェットタイヤを持たない我がチームにとって、浅間台のウェットは...。とにかく晴れてくれることを祈ります。

2.当日

 そして当日。目が覚めたのはぬわんと6:00AMちょっと前。この瞬間に終ったと思いました。しかし、参加台数が少ないせいか、やや遅めのスケジュールとなっているこの大会、なんとか間に合うかもしれないと気をとりなおし、急いで準備し、出発します。渋滞しないでぇと願いながら、制限速度を程よく守り、受付ぎりぎりに到着し、無事参戦できることになりました。
 でも、一番の問題は天気です。高速道路では、ウェット状態が続いていましたが、ここ浅間台は曇で、路面はドライです。なんとか持ってくれることを祈りますが、結局慣熟歩行中にポツリポツリと降り始め、なんだか昨年を思い出すかの様に、ウェットタイヤを持たない連中で、雨降らないでぇと叫び続けますが、次第に雨は強くなり、どうやら最悪の事態になってしまいました。
 コースはウェット用の短めのコース設定となっていますが、ドライだったら結構楽しそうなコースでした。もうそんなことを言ってもはじまらないので、ウェット対策をします。走り方としては、全体的に最短ぎみのラインを狙って、テールスライドを抑え、スピンに気を付けるといったところでしょうか。ウェットの浅間台なんて1年以上走っていないので、感覚を忘れかけていますが、このイベントでは1本慣熟走行なるものが設定されているため、そこで、感覚をつかむしかありません。さらに、今履いているRSで、浅間台のウェットを走ったことがないので、これも少し心配です。
 とりあえず、最近ウェットで走っているセッティングのまま慣熟走行です。
3.慣熟走行後
 大暴れした慣熟走行を終えた印象としては、フロントタイヤが全く食わない感じです。正確には、縦のグリップ、ブレーキや加速時は、イメージの範囲内で、結構良いのですが、フロントに舵を当てると、ほとんどまっすぐ進んでしまう感じです。やはりエアに問題があるのか、第一ヒートではエアを0.2程下げてみることにします。

3.第一ヒート

 半クラッチを使って、3000rpm程度でスタート。やたらフロントタイヤがジャダる感じで、2速3速と加速しながら、島の角をかすめ、ほぼ直線的にパイロンへ。一つ目の右パイロン付近からゆっくりブレーキングを開始して2速へ。そのまま、ゆるーくブレーキを残し、奥の右パイロンにはきっちりついてターンに入ります。ややテールが振られますが、スピンするほどではないので、アクセルオン。するとフロントがスルっと逃げ、慌ててアクセルを緩め、ステアリングを一瞬中立に戻してグリップさせてから、再びゆっくりステアを入れます。うぅぅ、なんか全然食わないなぁと思いながら、グリップを確かめながら3速まで加速。直線的に加速し、島の進入に向かってフルブレーキング。思いっきり速度を落としてサイド。まずまずきまり、1速のまま島を出て、再び奥へ。2速で排水口廻りの右パイロンへ向かい、十分速度を落として2速のままターンに進入。向きが変わり始め、アクセルを入れると、またまたフロントがスルスルっと逃げ、何も出来ないままバス停へ。バス停は驚くほどグリップが良く、全開加速。そして、島を2つひっかける様に進入し、曲らないので、フロントタイヤを沿石に乗せて向きを変えてアクセルオンで島を脱出。加速しながら、右パイロンでブレーキングして向きを気持ち変え、一瞬アクセルを入れて奥の左パイロンへ。ここは1速に落とし、軽〜くサイドをあてますが、ややテールを流しすぎ、フルカウンターで立ち上がります。カウンターを徐々に戻し、アクセルコントロールしてテールがグリップすると、今度はドアンダーが。舵を入れても向きが変わらず、そのままコース一杯まではらんでしまいます。ぎりぎりで脱輪を免れ、3速まで加速。島の進入手前で2速に入れ、左のインを離してしまい島に進入。島の出口で1速に落として軽くサイド。これもテールが流れすぎ、トラクションが抜けてしまいます。左270度には丁寧に進入しますが、それでも進入速度が速かったのかフロントが思いきり逃げ、回転半径が大きくなりながらターン。ゴール前の左パイロンも、緩くサイドを当てて、ここはまずまずでクリアしてゴール。タイムは、1'23"0でした。

4第二ヒートの対策

 いやぁ、フロントタイヤがさっきより食わない印象です。直線加速でもジャダーが出る程でした。やっぱりエア下げちゃだめなのかもしれない。ってことで、第二ヒートは先ほどのエアに戻すことにします。
 それにしても、リアタイヤはそこそこ食うから、超が付くほどのドアンダーばかりで、全くアクセルを開けられませんでした。立ち上がりで相当なタイムロスをしています。まいりました。
 他の人の走行を見ると、やはり浅間スペシャルラリータイヤや、ウェットタイヤ、そしてドライ用だがウェットタイヤ(?)あたりは、見ていてグリップ感が違う感じです。他のコースだと、それほど大きな差では無い様に思えましたが、ここではそうもいかないのでしょうか。それともセッティングが悪いのか、ただ単に腕のせいなのか、弱りました。ま、少なくと、同じタイヤには負けたくないので、とにかく頑張ることにします。
5.第二ヒート
 同じく、3000rpm程度でスタートです。加速時のジャダーは若干良くなった気がします。3速まで加速しながら、ほぼ直線的に右パイロンへ。ゆっくりブレーキングを開始し、2速へ。そのままブレーキを残し、二つ目の右パイロンにきっちりついて、外周に入ります。じわっとアクセルをあけるとさっきよりは良いものの、やはりフロントがスっと逃げてしまいます。とにかくフロントを食わせ、直線で3速まで加速。島の進入に向かってフルブレーキングしますが、タイミングがちょっと遅れ、島をいきすぎちゃうぅぅ、ってとろでなんとか速度が落ち、すかさずサイド。やや島を離してしまいましたが、なんとかターンして島を抜けます。さらに2速にシフトアップし、排水口廻りの右ターンでは、フロントがやっぱり食わないってことで、1速に落とし、向きが変わり始めたところから全開します。すると予想通り4輪とも横に流れますが、構わずアクセルを入れ、2速へ。そしてフロントが先に逃げたままバス停に進入。フロントからバス停に入ったため、急にフロントがグリップし、その後リアがグリップすると、パイロン方向に車が向いてしまいますが、ぎりぎりでかわし、バス停内では全開加速。島への進入は丁寧にインを狙い、沿石にタイヤをひっかけて車の向きを変えて、アクセルオン。右パイロンで軽くブレーキングして、一瞬加速した後、奥の左パイロンへ。1速に落として、軽くサイド。やはりテールが流れすぎ、そのまま次のパイロンをクリアしたかったのですが、そこまで車の向きを維持できず、途中からグリップに。おかげでやっぱりフロントが逃げ、コースぎりぎりまではらんでしまいました。なんとかタイヤを食わせ、3速まで加速後、2速に落として島に斜めに進入。入口左側の島をかすめ、丁寧にブレーキングして、出口で1速右サイド。ここもちょっとテールが出すぎますが、なんとか加速して左270度へ。十分速度を落として進入しますが、徐々にフロントが逃げてのターン。ゴール前のパイロンも軽くサイドを当てて、全開でゴール。タイムは1'20"6でした。
6.最後に
 結局、第二ヒートもアンダーに悩まされ、今一つ踏み切れず、思った様にタイムが伸びませんでした。同じタイヤではトップですが(こういうことを言ってるから進歩が無いのかもしれん)、98勢にはやられてしまいました。RSで浅間台を走る練習が必要かもしれませんね。
 そいや、勝負していた岡田さんには、なぜか相性が良く、先日の東京戦に続き、連勝となりました。どうしても岡田さんが私と勝負したいってんで、もう一回くらい神奈川戦に出ようと思います。最後の勝負ですな。
 そうそう、今年の神奈川シリーズA4クラスはなんと、これまで全て1位か2位という抜群の成績を残してきた漆原さんがチャンプ決定の様です。おめでとうございます。来年は関東戦とのこと、ぜひそちらで戦いましょう。
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