1998JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第6戦参戦記

7/12(日)、浅間台スポーツランド、ドライ

1998JMRC千葉フレッシュマンジムカーナシリーズ第6戦A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位掛札雄一 GC81'24"5071'16"8931'16"893
2位久島和実 CE9A1'17"2781'17"3521'17"278
3位氏家充章 CE9A1'18"8091'17"4481'17"448
4位馬場靖典 CE9A1'17"8471'18"0951'17"847
5位田中勝 CE9A1'18"8321'18"3651'18"365
6位長谷川覚 CE9A1'19"0541'18"5231'18"523
7位市川尚彦 CE9A1'21"0781'18"5591'18"559
8位東仁 CE9A1'20"6001'18"5861'18"586
9位谷口治子 CN9A1'20"6981'18"7571'18"757
10位川崎明 GC81'24"011(P1)1'19"0201'19"020
11位遠藤康浩 CE9A1'19"3231'19"1781'19"178

1.まえがき

 さて、次週にJMRC関東戦を控えた7/12、久しぶりの県シリーズとなる、千葉フレッシュマンジムカーナシリーズにスポット参戦してきました。実は前の週にクラッチ&フライホイールを交換し、そのテスト(と言うほどえらそうなものでもありませんが)という名目で(?)、実際のところは、ASLでのイベントは昨年の10月以来となるため、ちょっと感覚をつかみたいなというのが本音です。
 天気予報では、雨のASLという最悪の可能性がありましたが、どうやら当日はなんとかもちそうな気配。ウェットはどうせラリータイヤにかなうわけありませんから、ドライで走れないと意味がありません。

2.当日

 なんとなく寝不足ぎみで4時前に起き、頭文字Dが始まる前に自宅を出発します。う〜ん、浅間台のイベントへ向かうのはずいぶん久しぶりだなぁなんて思いながら、いつもと反対方向へ出発です。
 現地へ着くと寒い事寒い事。土曜日は異様に暑かったため思わずTシャツで来てしまいましたが、大失敗でした。受付時刻になってもゲートが開かず、久しぶりに会ったウドちゃん達と、ゲートの前で寒い寒いと言いながらゲートオープンを待ちました。
 ようやく入場でき参加者リストを見ると、A4は19台と、関東戦に慣れているせいかなんか寂しい感じです。当然初参戦のため出走順は前の方。ま、これは今年慣れましたがね。コースは結構長い感じで、ぐにゃぐにゃと曲がりくねっている感じ。パワーの無い車にはもってこいかなという印象でした。サイドを使う場面が少ないのが少し残念です。
 天気は、曇で、多少小雨がぱらつく場面もありましたが、ほぼドライで戦うことができそうです。今日の目標は特に決めていませんでしたが、折角ですので入賞はしておきたいところです。ですが、今回はとにかく車のフィーリングを塚みたいのと、来週へ向けての問題点摘出ができれば御の字です。楽しく走ることにします。ちょっとタイヤのやりくりも厳しいため、車検に通るか心配だったタイヤを使い、フロントのエアをやや上げ気味のプラス0.15でいきます。

3.第一ヒート

 さて、第一ヒートのスタートです。全体的にターン始動を早くしないと曲がれない感じなので、その辺だけ気をつけて7000rpm程度でスタート。フライホイールを変えたせいか、なんとなく車が軽い感じがします。2速から3速へ上げ、台形部分に入ったところで軽くブレーキングしてパイロンをクリアします。3速のまま一瞬踏んで、じんわりブレーキングして、2速、1速とシフトダウン。予想通り車が不安定になり、ややパイロンを行き過ぎてしまい、サイドをあてます。やや深めにターンして2速へ。再び台形部分を通過しますが、慣れないせいか結構怖く、ブレーキングしてパイロンを通過。やや減速しすぎた様です。島へ向かいますが、やや曲がり過ぎたため、目指していた方向よりかなりインを狙うラインとなってしまい、しかたなくそのまま島に進入。ちょっとスピードコントロールとラインが悪く、なんとか島を脱出。3速に入れ、全開で奥の1本パイロンへ。ブレーキングから2速に落とし、比較的半径を小さめにとって立ち上がります。そして排水口からパイロン、島へと続くスラロームは、ターンが遅れない様、進入時にやや車を振る様各ターンで狙いますが、ちょっとやりすぎた様で、大暴れになっていた様です。そしてシェルの角を抜けギャラリー前のターンは、パイロンに付けないだろうと思い2速で、と思ってましたが、予想外にパイロンに車が寄ってしまい、そのまま2速で抜けます。しかしこれがいい感じでターンでき、『よぉし、アクセル全開だぁ』と踏んでいくと、島に再び入らないといけないのをすっかり忘れ、ミスコースぎりぎりでそれに気づき、あわてて島の中に戻ります。大きなロスです。島の進入がきつくなってしまったため、島の通過も当然きつく、速度を落としての島通過になりました。パイロンを越えての排水口廻りでは逆にかかった荷重を右に移し、2速のままクリア。全開でアウト一杯まで広がり島に斜めに進入します。2速全開から、シェルの出口で1速に落として、サイドを当て、全開でシェルに沿ってターン後2速へ。さらに全開で斜めに外周へ向かいますが、ターンが遅れ、島から離れて通過し、次のパイロンもややきつく通過。やや向きを変え、外周の中心あたりに向かって外周へ。3速から2速へ落とし、ややアンダーを出しながら戻ります。3速から、島の横でブレーキングし2速に落としてシェルの角をかすめる様にパイロンへ。2本パイロン直前で1速に落としてサイド。全開で加速し、左パイロン手前でサイドを当て、全開でゴール。タイムは、1'19"3でした。

4第二ヒートの対策

 コースを間違いかけるという大きなミスをしでかしてしまい、タイムはあまり良くありませんでしたが、楽しいコースであることは確かです。ただ、課題も多く、いくつかテストをしてみようと思います。まず、台形部分は慣れないせいか結構スピードをおとしてしまいましたが、行きは若干ブレーキを弱く、帰りは緩く入って速度を乗せてみようかと思います。次の島も、進入でインに付かない様にし、奥の一本パイロンは、小さいラインを狙って1速サイドを使ってみます。スラローム後のギャラリー前パイロンも1速サイド、排水口廻りも1速に落としてみます。最後の外周も小さいRを狙って手前の左ターンでもっと向きをかえてみようかと思います。ゴール前の左サイドはパイロンぎりぎりだったとの指摘から、ちょっとタイミングを遅らせてサイドをあててみようかと思います。これだけ走り方を変えてしまうのは危険という気もしますが、とにかくやってみることにします。
 さて、1本目の結果ですが、なぜか関東戦胎内ラウンドで優勝した掛札さんも参戦しており、中間までぶっちぎりの速さだった様ですが、ギャラリー前で迷い、タイムを残せていません。暫定トップは目下千葉県シリーズポイントリーダーの久島さんです。そして、動きのいい、馬場さんがそれに続く格好となっています。関東戦でも一緒の東さんは、まさに東さん向きとも言われていたこのコースで、ちょっと走りきれていない様子で私と一緒に沈んでいる状態。今年初めてお会いした市川さんも、もう一歩のタイムです。私の出走順は市川さんの次と、『なんだか昨年の神奈川戦を思い出しますね』なんて久しぶりの再会に、妙にはしゃいでしまいました。
 前日までの疲れと、睡眠不足のせいか、少し眠ってしまい、あわてて起きるとA2クラスの最終ゼッケン直前でした。A2ポイントリーダーは昨年から注目している中山さん。今年はぶっちぎりの速さらしいのですが、今日は0.1秒差で負けているとのこと。2本目ラストゼッケンの走りに会場が注目です。前からの武器であるすばらしい踏みっぷりに丁寧さも加わった様で、堂々の逆転優勝を飾りました。ちょっと見ない間に強くなったなぁという印象を受けました。
 天気もなんとか持ちそうな気配でA4クラスの第二ヒートが近づきます。ややフロントタイヤのショルダーが無いせいか、フロントの剛性感が無く逃げる感じだったので、さらに0.05エアを上げてみます。
5.第二ヒート
 そして第二ヒート。私の前に市川さんが走っており、ほんとに懐かしいなぁなんて感傷にひたりながらスタートします。同じく7000rpm程度でスタートし、3速で台形に進入、軽いブレーキを狙いますが、ちょっとこらえきれずに、ただの遅れたブレーキになってしまい、ターンが遅れてしまいました。左パイロンに向かって、先程よりブレーキングを早め、それでも、少しパイロンから離れて左サイド。さっきよりもう少し深くターンして加速します。戻りの台形部分は浅く通過する様、ラインを考え、軽いブレーキングで通過。島のやや左側辺りを狙って加速し、島を横切りますが、ちょっとターンが中途半端で脱出。3速で外周へ。奥の1本パイロンへは、進入で寄り、1速サイドを狙いますが、ちょっとオーバースピードで強引なターンになってしまいました。島まで続くスラロームは、ラインを厳しくとり、今度は車を振り過ぎない様に通過。まぁうまく通過し、ギャラリー前のパイロンへ。しかし今度はスラローム通過速度が速かったのか、パイロンに寄れず、予想外の動きに、1速に落として、少し待ってサイドを当てるというぎくしゃくした走り。結局あまり意味のないサイドとなってしまいました。今度は間違えない様に島に進入し、島の角をなめて脱出、排水口へ。パイロン通過後左ターンに入り、小さいラインを狙って1速に落としますが、やや排水口から離れてしまいます。とにかく全開で2速に上げ、あまりはらまないラインで島に斜めに進入します。シェルの出口で1速に落としてサイドを当てますが、ちょっと焦ってしまい、サイドを当てるタイミングが一瞬遅れてしまいました。全開でシェルに沿ってターンし、2速へ。島の角をなめるラインに乗り、左パイロンでやや大きく左へ向きを変えます。全開で外周へ向かうと、今度は予想以上にパイロンに寄ってしまい、フルブレーキングしながら、『どうしよ、1速かっ』なんて考えていると、完全にブレーキングが遅れ、シフトダウンも間に合わず、ほとんど止まった状態に。無理矢理1速に入れるのもいやだったので、2速のままかったるく加速し、3速でギャラリー前へ。2速でシェルの角をなめて2本パイロンで1速サイドターン。全開から左パイロンは、ちょっとサイドのタイミングを遅らせると、テールを思い切り流してしまい、完全なロスをしてゴール。タイムは、1'19"1でした。
6.最後に
 結局、至る所でアンダーを出しまくり、なんとも、ふがいない走りでした。なんだか、昨年考えて走ってきたことを全て忘れ、悪いところが完全に出た様な気がします。しかしながら、今回の参戦で、ASLでタイムを出し切れない、根本的な原因が見えてきました。一番走り込んでいるはずなのに、走れば走るほどタイムが落ちる様な気がしていたんですが、そこに落とし穴があった様です。他の会場はあまり経験が無いのになぜかそこそこのタイムが出せる、その違いに気づいた様な気がします。
 また、疲れと寝不足だというのも、問題でした。久しぶりにイベント会場で眠いという状態でした。やはり体調だけは整えておかないといけないですね。
 ま、次週の関東戦で、きちっと結果が残せるかどうかは、今回気づいた欠点を克服できるかにかかっているでしょう。おそらく今度の浅間台ラウンドは、強豪がたくさん参戦してくるはずです。関東シリーズで1、2を争うレベルになることはまず間違いないでしょう。よって、入賞はおろかポイントゲットもかなり難しいと思いますが、初心に戻って、それなりの結果を残したいところです。一応、目標は高く、入賞ということにしておきましょう。
 昨年までこだわり続けた浅間台、いっちょ気合を入れて、と言いたいところですが、次回に関してはていねいにいってみようと思います。
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