1998JMRC関東ジムカーナシリーズ第2戦参戦記

4/19(日)、関越スポーツランド、ドライ

1998JMRC関東ジムカーナシリーズ第2戦A4クラス
順位ドライバー型式1st-try2nd-trybest time
1位藤辺晃GC81'19"6711'18"9431'18"943
2位小峰健志CP9A1'19"7981'19"4581'19"458
3位阿保大輔CN9A1'21"7341'20"1661'20"166
4位斉藤和徳CE9A1'28"563(P1)1'20"1751'20"175
5位岡留康文CP9A1'21"1781'20"8611'20"861
6位井橋祥共CN9A1'23"1001'21"0991'21"099
7位五十嵐篤史CN9A1'26"584(P1)1'21"2491'21"249
8位中富智夫CE9A1'25"924(P1)1'21"2821'21"282
9位斉藤安彦GC81'21"7771'21"2871'21"287
10位鈴木雅人GC81'21"7911'21"3021'21"302
13位遠藤康浩CE9A1'26"476(P1)1'21"4801'21"480

1.まえがき

 さて、第1戦の惨敗から3週間が経過し、めげずに4/19、関越スポーツランドで開催されたJMRC関東ジムカーナシリーズ第2戦に参戦してきました。
 前回、車両の問題として取り上げたサイドターン対策ですが、一週間前に対策を施し、前日土曜日にテストを行いました。その結果、笑ってしまう程簡単にサイドターンできる様になり、今までの苦労はなんだったのだろうかと思わせる程でした。振り返ると、昨年の後半あたりから、ゴール前のサイドターンでタイムを落としたイベントが結構あり、少し悔やまれます。ま、過ぎてしまったことはしかたないですし、これで車も完璧になったので、今回は楽しく走れそうな気がします。
 ちょっと問題なのは、今までやりずらかったサイドターンが楽々できてしまうということで、テールをスライドさせすぎてしまうやりすぎくん状態に陥り易いということです。冷静に操作している間は非常に良いのですが、熱くなった時が若干心配です。
 もう一つ気になるのは天気。雨が降るかもしれないとの予報でしたが、結局土曜日は降らず、前日の予報では、日曜日は崩れるどころか相当気温が上がるとのこと。長靴やカッパなど雨対策をしていたのに、予想外でしたが、雨よりはいいでしょう。

2.当日

 前日、高崎周辺に宿泊したのですが、なんとホテルの目覚まし時計が壊れていて、気がつくと6時を回っているではないですか。なんとか間に合いそうな気配ですが、目が覚めて外が明るかったのを見た時には心臓がバクバクしてしまいました。危ない危ない。
 前日の予報通り、天気は良く、気温も相当上がりそうな気配です。
 会場に到着し、やたらせまいパドックに周りのエントラントの助けを借りて駐車し、受け付けを済ませます。本日のA4は38台の参加。相変わらずすごい数です。目標は半分、すなわち10番台。そうそうたる参加者達にも2戦目とあって少しはなれてきた様な気がします。
 コースを見ると、なんだかぐるぐるとやたら長い感じ。こんなに長いコースきちんと覚えられるだろうか、と、第1戦のミスコースが思い出され、今回は真剣にコースを覚えることにします。おまけにゴール前には左450度と、サイドの効きを試す様なコース設定です。サイドは効く様になりましたが、まだ若干不安が残ります。
 一見いけいけのコースに見えますが、なんとなく出口が規制されていたり、ラインを考えると出口は抑えた方が良さそうな高速コーナーばかりに見えます。コーナー出口の脱出方向に気をつけていくことにします。また、1速、2速で迷う部分は、意識的に2速を多用してみます。ゴール前の左450度は、いつ以来やってないだろうと言うくらい久しぶりのチャレンジになりますが、とにかく強引にでも回しきってしまおうと思います。
 前回最悪だったにもかかわらず、今回はとても気分が良く、非常に楽しみになってきました。さっさと準備を終え、ドライバーズブリーフィングまでのあいた時間を使って、知り合いのエントラントにちょっかいを出しにでかけます。昨年の神奈川勢上位で前回唯一不参加だった高橋浩之さんも噂の(?)レーシングスーツで参加してきました。噂のスーツの威力は?今回私は車のメンテに4万円ほどかけてきましたが、高橋夫妻も3万円ほどかけてきたとのこと。ここまではいい勝負ですが、果たして結果は。そしてA2では個人的に注目の中山選手がCJで参加。今年の千葉戦は暴れまくっている様ですし、関東戦の第1戦ではもう一歩でポイントゲットとおしかっただけに、期待しています。頑張ってください。前回仲良くミスコースしてしまった三間選手は神奈川戦参戦のため浅間台へ、直接対決はおあずけとなりました。さるくらで勝負かな?Nコースじゃ絶対勝てないからなぁ。前回キレがなかった佐々木選手は、どうもショックが死んでいたとこのと、オーバーホールの効果はいかに?車高調にしてかららしい走りがやや影をひそめている感じの東さんは今回どうでしょうか。かなり車両の進化が進んでいる馬場さん、今回こそもう少し上の方で順位争いしましょうね。今回はタイヤを12本持ってきたとか。タイヤ屋さんじゃないんだから、そんなにあるなら私にください。車のカラーリングも若干変わり好調な岡部さんには最近負けっぱなしですので、なんとかくいつきたいところです。そして、お世話になっているSTP勢は小峰さん、上原さん、岡留さん、加藤さんのエボ5が参戦。清水さんはおやすみかな?前回は、全員に完敗でしたので、今回はもう少しまともな戦いを挑みたいところです。ところが、上原さんのエボ5、見てしまいました、その瞬間を。走行に支障は無かった様ですが、その後いかがですか?加藤さんは相変わらず右足をひきづっていましたが、早く治した方がいいですよぉ。でも、負傷して満足なペダルワークもできないはずの加藤さんにも負けっぱなしだなぁ。岡留さんにはまたまたブレーキのことで助けてもらいました。なんとお礼を言っていいやら、今年中に一度でも勝ってお礼とさせていただきたいところですが、まず無理でしょうなぁ。小峰さんにも、もう全く手が届きません。せめて1秒落ちに入りたいぃぃぃ。
 と、私事が長くなりましたが、今回は、とにかく、まともに走りたいところです。がんばります。セッティングはいつもの通りドライセッティングでいきますが、フロントのエアだけ0.1ほど高めにセット。

3.第一ヒート

 相変わらずA4クラスでは5台目あたりと早い出走順でスタートします。6000rpm程度でスタートし、アウトぎみのラインで2速全開へ。ブレーキングして右ターンに進入します。この四角形は頂点をややずらした感じのラインを狙います。ややテールがスライドしながら向きが変わりはじめたところで、アクセルオン。右奥の2本パイロン中間あたりを狙って加速し、ほぼ予定通りの位置で向きを変えるためブレーキング。アンダーが出ますが、構わずアクセルオンです。タイヤはギャーギャー言いながら、きつめの右90度に進入しますが、ここはアウトから2速まま進入。ストールぎみから全開で加速し、左180度へ。1速に落とし、サイドを当てますが、これが良く効くこと。あまり深く回しこまない様に、アウトへ車を動かし、2速へ入れ、今度は逆回り。同じ様に四角形の頂点をずらした感じを狙って、2本パイロンの中間付近をフレーキングポイントにとって2速のままクリアします。ややパイロンから離れながらもアクセルだけは踏み続けます。右奥の鋭角な左ターンも、スピードを殺さない様なやや大きめのラインでアウトから2速まま進入し、外に膨れながら左奥の右180度へ向かいます。この右180度は進入がきつくなりますが、どうせサイド引くつもりなので、気にしません。やや無理な姿勢から1速に落として、右サイドをなんとかこなし、アウトへ膨らみながら加速。2速で外周を抜け、ギャラリー前へクロスするラインができるだけ直線的に取れる様、外周出口の脱出方向を気にしながら抑え気味で外周を脱出、ギャラリー前へ。パイロンが近づき、3速から2速に落としますがまだターンまで距離があって、一瞬アクセルを入れて再びブレーキング。すると今度はフロントが全くグリップせず、ステアを入れますが当然ながら全く効かず、完全ドアンダー。気持ちステアリングを戻しグリップを待って、再びステアを入れ、アクセルオン。どうもこのあたりの下っているコーナーがうまくいきません。アウトへ車を動かしながら、床が抜けるくらいアクセル踏んで3速へ。ブレーキングポイントを気持ち奥目にとって2速へシフトダウン後、一度アクセルを入れ、再びギャラリー前へクロスするラインがはらまない様、アクセルコントロールしながら脱出方向を整え、外周をクリア。それでも外へはらんでしまい、やや想定と違うラインでギャラリー前へ。3速からブレーキングしながら2速に落とし、ギャラリー前の右コーナーをクリア。下っているせいか、アンダーぎみになり、ステアを逃がしながらアウト側パイロン一杯を通過。再び3速へ。奥の外周は難しいことは考えずとにかくブレーキングから2速に落とし、向きが変わり始めたら、構わず全開。4輪とも流れてしまいますが、パイロンだけ気をつけて、そのままクリア。やや外側の溝が気になり、一瞬アクセルをゆるめ、すぐに全開、3速へ。ノリノリ状態で最後のセクションへ。右鋭角ターンは、下ってるのでアンダーオーバーに気をつけて、アウトからゆるく進入し、速度を殺さない様に、気持ちサイドをあて1速で通過。思ったよりうまく抜け、1速のまま加速し、軽い左ターンを一瞬のアクセルオフで抜け、最後の左450度へ。2速にシフトアップするか迷いましたが、不安の残る左ターンへ姿勢を整えながら1速ハーフアクセルで進入。そしてサイド。おっ、効きます、うれしいぃぃぃ。しかしひっさしぶりの左ターンに感覚がつかめず、ターン後半でフロントが逃げはじめ、あわててサイドをもう一度当てると、今度は向きを変え過ぎてしまい、パイロンを引っかけてしまいました。やってしまった、と思いながら、とにかくアクセルオンでゴールへ。タイムは、そこそこだった様ですが、パイロンタッチでプラス5秒でした。

4第二ヒートの対策

 またまたやってしまいました。今度はパイロンタッチです。なんと今シーズン、ここまで3本走って、ミスコース、パイロンタッチ2本、パイロンタッチ1本、とまともに走れた試しがありません(T_T)。でも、徐々には良くなっている???そんなことより、きちんと走らねば、またびりになってしまうぅ。とは言うものの、どうやら1本目のタイムは、パイロンタッチが無ければ(こんなことを言っている様じゃいつまでたっても成長しませんが)4〜5位あたりのタイムだった様です。トップとのタイム差は2秒程あるので、多くの人がミスしているためタイムが伸びていないのだろうと容易に予想できますが、きちんと走りさえすれば、10番台には入れるかもしれません。
 サイドが効く様になったせいか、全体的にのびのび走れた様に思います。2本目の対策はもう少しラインをきちんととることと、ギャラリー前のドアンダーに気をつけること、そしてゴール前の左450度をなんとか回しきることです。油断してはいけない、ミスコースとパイロンには一応気をつけましょう。
 この日も天気は無茶苦茶良く、路面温度もかなり上がって来ました。しかしながらA4クラスが始まるころにはやや気温もさがりつつある様で、絶好のコンディションになってきました。セッティングは変更なしです。とにかく1本くらいはきちんとタイムを残しましょう。
5.第二ヒート
 そして第二ヒート。路面温度もそう高くなく、タイムは出そうです。1本目と同じく6000rpm程度でスタートし、アウトぎみのラインで2速全開から右ターンに進入。アプローチは基本的に先程と同じく、きっちり踏むことを心がけます。そのせいか、きつめの右90度の進入でオーバースピードになってしまい、アンダーの嵐です。ちくしょぉとか思いながら、アクセルをべったり踏んで、左180度へ。1速に落としてサイド。予定通りアウトへ車を動かし、2速へ。今度はあまりはらまない様、コンパクトなラインを狙って全開しますが、やっぱりはらみぎみ。右奥の鋭角な左ターンも若干オーバースピードでの進入となってしまいました。おかげで左奥の右180度はかなり無理があり、強引に回したという感じになってしまったのでした。サイドが効いたからよかったけど、効きが悪かったら終わってたなぁなんて思いながら、気を取り直して外周へ。1速全開から2速へシフトアップし、全開にするとフロントが外へ逃げていくので、『ちくじょぉ、なんでアンダーばっかでるんじゃぁ』と思いながら、ステアリングを外へ逃がしながら、なおかつ脱出方向を気にしながら、外周をでます。そこからは全開でギャラリー前へクロスしながら3速で進入。さっきはブレーキ開始が早かったので、気持ち遅らせると、今度は遅過ぎてブレーキが間に合わず、少し強く踏むとフロントが逃げ、またまたドアンダー。やっぱりここはびびるくらいで走った方がいいみたいです(T_T)。『またまたやってしまった』とぶつぶつ言いながらとにかく3速全開へ。今度は少し横長の四角形のイメージで早めにブレーキングから2速に落とし、加速後、再び出口のラインを気にしてしっかりブレーキングして向きを変えますが、今度は速度を落とし過ぎてしまった様です。でも、ラインはほぼ予定通りで、まぁ、私の腕じゃぁこんなもんでしょと思いながら、ギャラリー前へ3速で。今度はアンダーに気をつけ、ていねいに進入し、2速でフロントタイヤのグリップを見ながら加速。比較的最短ラインを狙います。3速から2速に落として奥の外周へ飛び込み、全開で脱出。ですが、出口のパイロンに近づき過ぎ、アクセルとステアリングで若干修正しながら外周をクリア。あとは全開で3速へ。さっきうまくいった下りの右鋭角ターンは、なんとなくいいリズムで進入でき、1速サイドでクリア。一度加速し、軽い左ターンはパイロンについて、ブレーキを入れてクリア。一瞬加速し、問題の左450度へ。さっきは近づき過ぎてしまったため、今度は安全を考え、少し遠回りでいいから回しきることを考えて進入。案の定というか、予想通りというか、オーバースピードでパイロンから大きく離れて、へたくそ450度ターンでタイヤをいっぱいすり減らしながらスローモーションでクリアし、とにかくパイロンタッチはせずにゴール。タイムは、1'21"48と、やりました、今年初めての、きちんとした完走でした。やったぁ。
6.最後に
 走行直後は6位だった順位も順当に抜かれ、最終的に13位で競技を終了することになりました。でも、目標の10番台には入れたし、全体の1/3というのは、結構うれしかったりします。ポイントゲットまではあと0.2秒、入賞までは0.5秒ほどだった結果を見ると、自分なりにきちんと走れれば面白い結果がでるのではないかと思わせてくれるイベントでした。監督の目にも、久しぶりに元気に走れている様に見えたそうです。
 最近では、ランサーもエボ5、インプレッサもバージョン4と進化し、CE9Aでの参加者も徐々に減りつつあります。車のせいにはしたくありませんが、やっぱり最新型の車に負けると、『車が違うからなぁ』と、つい言い訳をしたくなってしまうものです。ですが、CE9Aで1秒以上も速い斉藤さんの様な方もいるわけですし、まだまだCE9Aの力を出し切ってはいないわけですから、まずは同じ車の中では負けない様にがんばっていこうと思います。言い訳するのはそれからですね。
 さて、今回うれしいのは、ここ関越で好成績を納めている、同じくCE9Aの岡部さんに勝てたことでしょうか。ま、ずっと負けっぱなしでしたから、たまには勝てる時もあるって程度かもしれませんが、うれしいです。ついでに、今年は練習会、イベントともに負けっぱなしだったエボ5の加藤さんにも勝てました。やったね。これでイベントは1勝1敗ですね。つぎのさるくらで勝負しましょう。
 98仕様の車が増える中、96仕様の私の車ですが、サイドターンもいけることがわかったし、もう少し上を狙っていきますよぉ。と、調子に乗ると、あっと言う間に崩れてしまうので、ま、細かいことは気にせず、実力試しといきましょう。
 あ〜、1ポイントでもいいからポイントゲットしたいぃぃぃ。
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